【J1クラブ通信簿】紆余曲折も“オズの魔法”で天皇杯優勝《浦和レッズ》2018.12.18 20:00 Tue

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▽優勝争いから残留争いまで手に汗を握る接戦、熱戦が続いた2018シーズンの明治安田生命J1リーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。第14弾は5位の浦和レッズを総括! ◆シーズン振り返り
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▽今季は紆余曲折の激しいシーズンとなった。最悪なスタートから12年ぶりの天皇杯優勝を果たし、ACL出場に漕ぎつけた。昨季ACL優勝に導いた堀孝史監督の下、国内集中で12年ぶりのリーグ優勝を目指してスタートした新シーズンだったが、開幕5試合を終えて2分け3敗と大きく躓いた。

▽スタートダッシュに失敗したチームは堀監督に見切りを付け、ユースの監督を務めていた大槻毅監督に暫定指揮官として立て直しを託し、その大槻監督が窮地を救う働きを見せた。3バックへの回帰を図った大槻監督によって自信を取り戻したチームは、かつて鹿島アントラーズをJリーグ3連覇に導いたオズワルド・オリヴェイラ監督を招へい。就任当初は選手の特徴を把握しきれていなかったことで勝ち星が思うように増えなかったが、ワールドカップ期間中に行ったミニキャンプで一から身体作りを図り、試合で戦えるインテンシティを取り戻した。

▽そして、Jリーグでは終盤までACL出場権を争い、5位でフィニッシュ。一方でシーズン中盤、現実的に残されていた唯一のタイトル、天皇杯に照準を絞り、着実に勝ち上がって見せた。そして、準決勝の鹿島アントラーズ戦を筆頭に接戦を制し続け、決勝ではベガルタ仙台にMF宇賀神友弥のスーパーボレーで勝利。オリヴェイラ監督の植えつけた強固な守備力を武器に、12年ぶりの天皇杯優勝を飾ってシーズンを締めくくることに成功した。

◆MVP
DF槙野智章(31)
明治安田生命J1リーグ32試合出場(先発32試合)/4得点
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▽昨季の20ゴールに続く15ゴールを挙げたFW興梠慎三、チームの心臓として欠かせない存在となったMF青木拓也もシーズン・オブ・ザ・イヤーに匹敵する存在感を見せたが、シーズンを通して最も安定したパフォーマンスを発揮した槙野を選出した。ロシア・ワールドカップでは直前にレギュラー落ちして1試合の出場に留まったが、W杯後もパフォーマンスを落とすことなく持ち前のソリッドな守備を見せ続けた。私生活でも結婚し、公私ともに充実の1年となったはずだ。

◆補強成功度《C》※最低E~最高S
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▽今季の補強の目玉だったFWマルティノスが大外れに終わったことが痛恨だった。開幕前に中国からの引き抜きにあったFWラファエル・シルバに代わる助っ人として期待されたが、緩慢なプレーが多く厳格なオリヴェイラ監督から信頼を得ることは最後までできなかった。また、MF武富孝介もチームに全くフィットできず誤算となった。一方でDF岩波拓也はMF遠藤航の抜けた穴を埋め、FWファブリシオも負傷するまで得点力不足に陥っていたチームを助けるなど及第点の働きを見せたことから、C評価とした。

◆総合評価《B》※最低E~最高S
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▽スタートに失敗したJリーグでは優勝争いに全く絡めず5位に終わった一方、天皇杯では優勝したことから評価をBとした。大槻コーチ、オリヴェイラ監督の存在がなければ残留争いに巻き込まれていたことが濃厚だった状況を考慮すれば、悪くないシーズンだったとも言えるかもしれない。そして浦和一筋17年、これまで8つ全てのタイトル獲得を経験してきたMF平川忠亮を勝利で送り出せたことも有終の美に相応しいシーズンの締めくくりとなった。
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【リーガエスパニョーラ前半戦ベストイレブン】バルサ&アンダルシア勢が席巻

2018-19シーズンのリーガエスパニョーラは第19節を消化しました。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆前半戦ベストイレブン GK:オブラク DF:バルトラ、ピケ、ジェネ MF:フィルポ、サラビア、バネガ、ロ・セルソ、ジョルディ・アルバ FW:ストゥアーニ、メッシ GKヤン・オブラク(26歳/アトレティコ・マドリー) リーガエスパニョーラ出場数:19(先発回数:19)/失点数:13<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>4年連続サモラ賞獲得へまい進中。今季は最終ラインに多くの負傷者が出て毎試合のようにメンバーが変わる中、抜群の安定感でリーグ最少失点に貢献。ポジショニング、反応速度、判断力のいずれも高次元でテア・シュテーゲンやクルトワらライバルたちを凌駕するゴールキーピングを見せている。 DFマルク・バルトラ(27歳/ベティス) リーガエスパニョーラ出場数:19(先発回数:19)/得点数:1<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>昨季の半年間の試運転を経て完全にセティエン監督の戦術にフィットすると、変則的な最終ラインをきっちり統率し、攻撃では持ち味のビルドアップ能力を遺憾なく発揮している。シーズン序盤こそ被カウンターの局面で拙い対応も見られたが、時間の経過と共にコンディション、判断力を向上させ頼れるディフェンスリーダーに君臨。 DFジェラール・ピケ(31歳/バルセロナ) リーガエスパニョーラ出場数:19(先発回数:19)/得点数:3<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ユムティティやセルジ・ロベルトの離脱で脆さを見せた最終ラインをフル稼働で支える。30歳を過ぎてアジリティの問題から快足アタッカーにちぎられる場面は少なくないが、[4-3-3]への回帰、ブスケッツのプチスランプで昨季に比べて中盤でフィルターが掛かり切らない中でも何とか守備を統率。攻撃ではやり過ぎな場面も多々あるが、セットプレーや果敢な攻撃参加で早くも3ゴールを奪取。 DFジェネ(27歳/ヘタフェ) リーガエスパニョーラ出場数:18(先発回数:18)/得点数:0<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>今季も抜群の守備力でリーグ屈指の堅守を牽引。昨夏、ステップアップの可能性が濃厚な中残留を選択した27歳は卓越した身体能力と読みを利かせた守備で新守護神ソリアと共にチームの守備に安定感を与える。また、機動力を生かして守備的MFでも起用されるなど、新境地も見せ始めている。 MFジュニオル・フィルポ(22歳/ベティス) リーガエスパニョーラ出場数:15(先発回数:15)/得点数:3<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>右サイドに有力な選手がいなかったため、左サイドでジョルディ・アルバと共に躍動した22歳の若武者を右サイドで選出。昨季、ブレイクの兆しを見せ始めたフィルポは今季に入って完全にブレイク。マンチェスター・シティDFメンディを髣髴とさせる高い身体能力と攻撃性能を兼ね備える逸材は果敢な仕掛けと裏への飛び出しでパンチ力不足のチームにおいて貴重な攻め手に。 MFジオバニ・ロ・セルソ(22歳/ベティス) リーガエスパニョーラ出場数:16(先発回数:11)/得点数:4(PK:1)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>カナレスと共にベティスの中盤と前線を繋ぐ逸材チャンスメーカー。パリ・サンジェルマンからのレンタル移籍で昨夏終盤に加入すると、シーズン序盤戦こそチームとリーガ適応に時間を要したものの、卓越した戦術眼と攻撃センスを武器にアタッキングサード攻略の切り札に成長。前線の決定力不足が顕著な中で、チーム最多の4ゴールを記録するなどフィニッシャーとしても著しい成長を見せている。 MFエベル・バネガ(30歳/セビージャ) リーガエスパニョーラ出場数:18(先発回数:17)/得点数:3(PK:2)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>パスサッカーから大きく転換を図ったチームでも絶対的司令塔の立場は揺るがず。マチン監督の就任に伴い、トランジションスタイルに大きく舵を切った中、アンカーや2センターの一角で抜群のキープ力と質の高いパスでチーム全体をオーガナイズする。また、守備的MFの不在によって苦手の守備でも身体を張り、攻守両面でチームの心臓として機能している。 MFパブロ・サラビア(26歳/セビージャ) リーガエスパニョーラ出場数:18(先発回数:17)/得点数:7<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>高精度の左足を武器にキャリア初の2桁ゴールも視界に捉える。セビージャ加入3年目を迎えた今季は2シャドーの一角、インテリオールの2ポジションで持ち味の攻撃センスを生かしてストライカー陣に決定機を供給。さらに、フィニッシュの局面においては積極的にゴールを狙う意識が高まっており、それがゴール量産に繋がっている。 MFジョルディ・アルバ(28歳/バルセロナ) リーガエスパニョーラ出場数:19(先発回数:18)/得点数:1<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>メッシと共にバルセロナのベストプレーヤーに君臨。ネイマール退団、[4-4-2]へのシステム変更の恩恵を受けて昨季からその攻撃性能を遺憾なく発揮すると、今季はシステムが[4-3-3]に戻った中でもメッシとの阿吽の呼吸で崩しの切り札に。好調を維持するデンベレとの連係も深まっており、後半戦は更なる爆発に期待だ。 FWリオネル・メッシ(31歳/バルセロナ) リーガエスパニョーラ出場数:17(先発回数:16)/得点数:17(PK:1)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>今季前半戦のMVP。ロシア・ワールドカップでの失望、長年のライバル、クリスティアーノ・ロナウド不在によるモチベーションの低下も懸念されたが、そんな心配も何処吹く風。シーズン序盤から圧巻のペースでゴールを量産し、3年連続のヨーロッパ・ゴールデンシュー(欧州得点王)獲得に向けてポールポジションに立つ。 FWクリスティアン・ストゥアーニ(32歳/ジローナ) リーガエスパニョーラ出場数:17(先発回数:15)/得点数:12(PK:2)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_33_tw12.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>首位バルセロナをメッシと共に牽引するウルグアイ代表の同僚ルイス・スアレスの活躍も見事だったが、ジローナ唯一の得点源として奮闘するストゥアーニを選出。21ゴールを記録した昨季に続いて今季も小兵ポルトゥとの2トップでゴールを量産。加えて、屈強なフィジカルと経験を生かした強さと巧さを兼ね備えたポストワークで周囲をうまく生かしている。 2019.01.15 18:01 Tue
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【リーガエスパニョーラ前半戦総括】超WS選出の最優秀選手はメッシ!

★バルサが連覇に向け視界良好! 新生マドリー巻き返しは? 今季もバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーの3強による三つ巴のタイトルレースが予想された中、ここまでは連覇を目指すバルセロナが勝ち点5差で首位をキープ。ここに続くのが昨夏の大型補強で覇権奪還を目指すアトレティコ。その一方で、チャンピオンズリーグ(CL)3連覇中の欧州王者レアル・マドリーは監督交代や絶対的エース退団の影響で出遅れている。 開幕4連勝と好スタートを切ったバルセロナ(勝ち点43)はその後、序盤戦の大きな課題だった守備の問題で1敗3分けの4戦連続勝ちなしの急失速。それでも、絶対的エースのFWメッシ不在の中で臨んだ今季最初のクラシコで宿敵を5-1で粉砕するなど地力を見せると、メッシ復帰以降は自慢の攻撃力が爆発。さらに、2年目のMFデンベレ、新加入のMFアルトゥール、MFビダルと新たな主力候補が順調にフィットしており、直近の数試合では4試合連続クリーンシートを飾るなど、結果内容ともに改善傾向だ。 昨夏、エースFWグリーズマン、守護神オブラクの慰留に成功したうえ、MFロドリゴ・エルナンデス、MFレマル、FWジェウソン・マルティンスなど前線を中心に積極的な補強を敢行した2位のアトレティコ(勝ち点38)だが、ここまでは堅守速攻のチームスタイルに大きな変化はなく引き分けこそ多いものの、リーグ最少の1敗と“負けない”試合運びでバルセロナに食らいついている印象だ。ここまで27得点と前線の積極補強の影響は出ておらず、期待されたレマルやG・マルティンスらもチームスタイルの適応に苦しんでいる。その一方で、誰かが戻れば誰かが居なくなるという悪循環に陥った最終ラインは時にMFサウールがサイドバックを務めるなど苦しい台所事情を強いられたが、オブラクを中心にリーグ最少失点(13)をキープしている点はさすがの一言だ。 首位バルセロナと勝ち点10差の4位に甘んじているレアル・マドリーは、ジダン監督の退任及びユベントスへ旅立ったFWクリスティアーノ・ロナウドの不在を強く感じさせられる前半戦となった。ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕直前に引き抜いたロペテギ前監督の下、開幕3連勝と上々の滑り出しを見せたが、第6節のセビージャ戦で0-3の大敗を喫すると、ここから公式戦4試合連続無得点という不名誉記録を樹立するなど、大エース不在による深刻な得点力不足に陥り低迷。クラシコの大敗を受けてロペテギ前監督が更迭されると、後任にはリザーブを率い、暫定政権で結果を残したソラーリ監督を正指揮官に任命。以降はクラブ・ワールドカップ3連覇を達成するなど徐々に復調傾向を見せているが、今冬の大型補強なしに2強をまくることは難しい情勢だ。 前述の3強以外ではマチン新監督を招へいした3位のセビージャ(勝ち点33)、セティエン体制2年目の7位ベティス(勝ち点26)のアンダルシア勢と、ここまで5位と前半戦最大のサプライズを起こしているアラベス(勝ち点32)の3チームがすこぶる元気だ。 マチン監督体制で[3-4-2-1]、[3-3-2-2]の布陣を併用するセビージャでは新守護神バシリク、DFセルジ・ゴメスを加えた守備陣の安定感と、マチン監督仕込みのハイインテンシティのスタイルが見事に機能。また、MFバネガ、MFサラビアの気の利くテクニシャンコンビを起点にFWアンドレ・シウバ、FWイェデルのストライカー2人も決定的な仕事を見せており、チーム全体の機能美が光る。後半戦に向けては手薄な守備的MFにテコ入れができれば、トップ4フィニッシュは堅い。 セティエン体制2年目でポジショナルプレーを極めるベティスは高いボール支配率による守備の安定が際立つ一方、昨季同様に絶対的なストライカー不在による決定力不足が顕著だ。それでも、DFバルトラを中心とする最終ライン、MFカナレス、MFロ・セルソ、MFウィリアム・カルバーリョの中盤に、新進気鋭の左ウイングバックのジュニオル・フィルポと個々のパフォーマンスは高く、今冬にメインストライカーを獲得できれば、逆転でのトップ4フィニッシュも十分に成し遂げられるはずだ。 ヨーロッパリーグ(EL)出場権、残留争いでは昨季同様に中位以下の団子状態が続いており、最後まで熾烈な争いが予想される。今季ここまではヘタフェ、エスパニョール、バレンシアを軸とする堅守型、セルタ、レバンテの攻撃型と明確な線引きがなされている中で最終的に目標を達成するのはどちらのスタイルとなるか。残留争いに関しては戦力的に大きく劣る最下位のウエスカの浮上は厳しいが、19位のビジャレアルは今後順位を上げてくるはずだ。 最後にベティスのMF乾貴士とヘタフェのMF柴崎岳と2人の日本人選手に関しては共に前半戦でゴール、アシストという目に言える結果を残せなかったばかりか、出場機会自体を得ることができず、想定以上に厳しい立場を強いられた。共にアジアカップ参戦に伴い、1月中の出場は難しい中、2月以降の巻き返しに期待したいところだ。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWリオネル・メッシ(バルセロナ) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_32_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>前半戦のMVPは首位バルセロナを今季もけん引する絶対的エース以外にいない。前半戦終了時点でリーグダントツトップの17ゴール11アシストと異次元の得点力、チャンスメーク能力は健在だ。[4-4-2]の2トップの一角やトップ下を主戦場とした昨季と異なり、今季は[4-3-3]の右ウイングをメインポジションとして免除されている守備的なタスクを除き、ゲームの組み立てから崩しの局面、仕上げの仕事と攻撃に関わるすべての役割をハイレベルでこなしている。セビージャ戦で負った腕の骨折で2試合を欠場したものの、代表招集辞退によりバルセロナでのプレーに専念できている影響が大きく前半戦を通してコンディションも良好だ。さらに昨季から精度が増す直接フリーキックに関しては今季ここまでですでに3ゴールを記録するなど、30歳を過ぎても進化を続けている。 ★最優秀監督 ◆パブロ・マチン(セビージャ) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_32_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>伏兵アラベスを躍進させているアベラルド監督も捨てがたいが、就任1年目でセビージャを見事に掌握しているマチン監督を最優秀監督に推したい。サンパオリ監督退任後、ベリッソ、モンテッラとパス志向の強い指揮官の下で低迷を強いられた中、昨季ジローナでの仕事が評価されてセビージャの新指揮官に就任した43歳の若手指揮官は前半戦を通して自身の志向するハイプレスのトランジションスタイルをチームに落とし込んだ。MFエンゾンジやDFラングレら絶対的主力の流出を強いられたものの、昨季暫定指揮官を務めFDに就任したホアキン・カパロスとの密なコミュニケーションで自身のスタイルに合う後釜候補をチームに迎え入れ、ミランで不遇をかこった新戦力のFWアンドレ・シウバや前体制で思うように活躍できなかったMFフランコ・バスケスらを再生させた手腕も見事だった。 【期待以上】 ★チーム ◆アラベス <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_32_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>プリメーラ復帰3年目のバスク3番手のクラブが前半戦最大のサプライズに。2017年12月に途中就任したアベラルド監督の下で昨季を14位でフィニッシュしたアラベスは昨夏目立った補強がなかったこともあり、今季もプリメーラ残留が最大の目標となった。しかし、今季は初勝利を挙げた第3節から第10節までに2度の3連勝を記録するなど、開幕から圧巻のスタートを切った。[4-4-2]と[4-3-3]のシステムを併用しながら攻守両面でピッチ上の11人がハードワーク、規律を遵守し5-1で大勝したラージョ戦を除く8勝すべてが1点差での接戦をモノにしたものだった。連敗が一度もなく、最多得点者が4ゴールのFWカジェリと個に依存しない組織的サッカーによって大崩れしない点も躍進のカギとなっている。前半戦のハイライトは0-0で迎えた後半ラストプレーのCKでMFマヌ・ガルシアが決勝点を決めて勝利したレアル・マドリー戦。この劇的過ぎるホームでの大金星は対マドリー相手の87年ぶりの勝利に。 ★選手 ◆FWアンドレ・シウバ(セビージャ) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_32_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>初挑戦のリーガで完全復調。昨季、大きな期待を背負ってミランに加入もリーグ戦わずかに2ゴールと大きく期待を裏切った23歳は昨夏にセビージャに買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。リーガデビュー戦となった開幕節のラージョ戦でいきなりハットトリックを記録する鮮烈なデビューを飾ると、以降もコンスタントにゴールを重ねてチームトップの8ゴールを記録している。さらに第6節のレアル・マドリー戦では2ゴールを記録し、ポルト時代に指導を受けたロペテギ前監督の解任劇のキッカケとなる活躍も見せた。さらにセビージャ移籍をキッカケにポルトガル代表でも好調を維持しており、後半戦の更なる爆発が期待される。 【期待外れ】 ★チーム ◆バレンシア <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_32_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>深刻な得点力不足で一時降格圏を彷徨う体たらくの前半戦に。昨季、マルセリーノ監督の下で素早い攻守の切り替えを生かしたトランジションスタイルで4位に躍進したバレンシア。古豪復活を印象付けるシーズンを経て今季は更なる躍進が期待されたものの、前半戦を期待外れの11位で終えることになった。FWゴンサロ・ゲデスの買い取りに成功するなど、昨季の主力をほぼ残留させたうえ、手薄な前線にFWガメイロ、MFチェリシェフといったリーガで実績のある選手、チェルシーからFWバチュアイを獲得も、前半戦ではその攻撃陣が低迷の最大の要因に。昨季16ゴールを記録したエースFWロドリゴはわずか2ゴールに留まり、ゲデスも指揮官と衝突するなど散々な出来に。昨季同様にソリッドなパフォーマンスを見せる守備陣は1試合平均1失点以下の好パフォーマンスを披露も、わずか16得点では上位進出は不可能だ。後半戦に向けてはリーグ最多の11引き分けをいかに勝ち点3に繋げられるかが重要となる。 ★選手 ◆MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_32_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ロシアW杯MVPとバロンドールの2冠獲得もマドリー加入以降最低の前半戦に。昨季、CL3連覇の大きな原動力となったモドリッチはロシアW杯でも鬼気迫る圧巻のパフォーマンスを披露し、クロアチア史上最高位となる準優勝に貢献。この活躍を受けて、ロペテギ新体制の牽引車としての活躍が期待されたが、昨夏のインテル移籍を巡るゴタゴタやW杯での消耗の影響もあり、まるで燃え尽き症候群のようにも映る覇気のないプレーに終始。もちろん、チームの不調の原因は前線の得点力不足や最終ラインの集中力の欠如もあるが、攻守両面で存在感に欠ける大黒柱不振の影響が大きかった。 【後半戦展望】 ★バルサ優位もアトレティコ逆転もあるか 後半戦に向けては首位を走るバルセロナの優位は間違いないが、最終的にはアトレティコ、セビージャ、レアル・マドリーの4強による争いになりそうだ。 今冬の移籍市場で負傷者続出の最終ラインにバレンシアからDFムリージョを獲得したバルセロナはメッシやスアレス、ブスケッツらに大きなケガがなければ大崩れの可能性は低い。覚醒の気配を見せるデンベレに触発される形でここまで今一つのコウチーニョがより存在感を示せば、前線の攻撃力は増すはずだ。さらに中盤ではブスケッツの勤続疲労が懸念されるが、インテリオールに関してはビダル、アルトゥールのフィットに加え、大器リキ・プイグ、アレーニャらカンテラーノの台頭が期待されており、質の高いターンオーバーが期待できそうだ。 アトレティコに関しては後半戦で最も伸びしろが期待できるチームだ。前半戦にフィットし切れなかった前線の新戦力、2月以降に復帰予定のジエゴ・コスタの復調、最終ラインのケガ人の問題を解決できれば、バルセロナをまくってワンダ・メトロポリターノでの初戴冠の可能性も十分にあるはずだ。 セビージャとレアル・マドリーに関しては今冬の移籍市場での補強や若手のブレイクなど、何らかの刺激が加わらなければ、逆転での優勝は難しい。セビージャに関してはバネガらの守備負担を減らせる守備的MFと前線の補強、レアル・マドリーに関してFWヴィニシウスやMFマルコス・ジョレンテの覚醒、FWアセンシオの復調、マンチェスター・シティから加入したFWブラヒム・ディアスら若手のプレーがカギを握りそうだ。 最後に2人の日本人選手に関してはひとまずアジアカップでいかに印象的なパフォーマンスを見せられるかが重要になりそうだ。とりわけ、ヘタフェからの移籍が噂される柴崎に関してはより好条件の移籍先を選ぶためにW杯のような活躍を期待したい。また、ドルトムントで構想外のMF香川真司に関して今冬のリーガ移籍の可能性が期待されており、仮に移籍が実現した場合、初のリーガでのプレーに注目が集まるところだ。 2019.01.15 18:00 Tue
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【欧州4大リーグ日本人選手前半戦総括&評価】長谷部が最高評価! 最低は香川…

欧州4大リーグの2018-19シーズンの前半戦が終了しました。そこで本稿では4大リーグに所属する日本人12選手のパフォーマンスを5段階で独自に評価してみました。総括とともにご覧ください。 ※<span style="color:#ff3300">★★★★★</span>が最高、☆が最低 ★長谷部誠[フランクフルト]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ブンデスリーガ出場試合数:11(先発:11)ゴール数:0 ヨーロッパリーグ出場試合数:6(先発:6)ゴール数:0 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★★★★</span>☆ ◆新監督の下でもリベロ定着 フランクフルトでの5シーズン目を迎えた今季も、ここ2シーズン定位置となった3バックのセンターで抜群の存在感を示した。開幕当初はヒュッター新監督の信頼を得られていなかったが、前任のニコ・コバチ監督同様にリベロで起用されると、チームは安定感を増し、2度の公式戦5連勝に貢献した。ヨーロッパリーグ(EL)を平行して戦っていたチームはラツィオやマルセイユが同居したグループを圧巻の全勝で首位通過を果たし、ブンデスリーガでも6位と好成績を収めて前半戦を終えた。縁の下の力持ち的な存在となっている長谷部に対しクラブは12月、今季で切れる契約を1年延長する当然の決断を下している。 ★大迫勇也[ブレーメン]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ブンデスリーガ出場試合数:14(先発:11)ゴール数:3 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:1 評価: <span style="color:#ff3300">★★★</span>☆☆ ◆移籍成功 降格したケルンからブレーメンに新天地を求めた大迫。ロシア・ワールドカップでゴールを決めるなど存在感を示した大迫はその勢いのまま、新チームでも一定の活躍を見せた。伝統的に攻撃色の強いチームカラーであるブレーメンに大迫はうまくフィットし、第9節終了時には4位とチーム共々、好スタートを切った。ただ、その後失速したチームは10位で前半戦を終えており、大迫としては3ゴールに終わった得点数を後半戦に伸ばしたいところだ。 ★原口元気[ハノーファー]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ブンデスリーガ出場試合数:14(先発:8)ゴール数:0 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★★</span>☆☆☆ ◆守備に奔走 昨季後半、昇格に貢献したデュッセルドルフではなく、ハノーファーが新天地となった原口。背番号10を背負い、意気揚々と臨んだはずのシーズンだったが、元々ハードワークが売りの無骨なチームであるハノーファーでは、ヘルタ・ベルリン時代同様に守備に奔走することになった。大半のチームがハノーファーより格上であることから3バックの右ウイングバックを務めた原口は守備をせざるを得ず、苦しいプレーが続いた。当然ゴールも奪えずチームも17位に沈み、後半戦に向けて不安が募る前半戦となった。 ★浅野拓磨[ハノーファー]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ブンデスリーガ出場試合数:7(先発:6)ゴール数:0 DFBポカール出場試合数:2(先発:2)ゴール数:1 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆ケガ続きでアピールできず 昨季のシュツットガルトに続き、同じブンデスリーガのハノーファーへのレンタル移籍となった浅野。カウンター主体のチームで彼の走力が生きそうな予感もしたが、如何せん負傷が多く、肝心なところでチャンスをフイにしてしまった。結局、リーグ戦でゴールは奪えず、チームの力になることはできずじまいだった。 ★宇佐美貴史[デュッセルドルフ]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ブンデスリーガ出場試合数:12(先発:8)ゴール数:1 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★★</span>☆☆☆ ◆徐々にチームの力に 昇格に貢献したデュッセルドルフに残留した宇佐美。W杯の影響で合流が遅れたために開幕当初はなかなか出場のチャンスが巡ってこなかったが、宇佐美の能力を勝手知ったるフンケル監督によって前半戦終盤に出場のチャンスが回り、期待に応えて見せた。課題の守備をこなしつつ、ゴールに絡むプレーを見せた宇佐美の活躍もあって、チームは最下位を脱出し、3連勝で前半戦を終えることに成功した。 ★久保裕也[ニュルンベルク]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ブンデスリーガ出場試合数:11(先発:9)ゴール数:0 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆ブンデス挑戦もノーゴール ヘントで結果を残し、ブンデスリーガの舞台に足を踏み入れた久保。ただ、これまでゴールを量産してきたスイスやベルギーとはリーグのレベルが違ったようだ。もちろん、ドイツでも久保のテクニックは十分通用するレベルにあるように思うが、相手に怖さを与えるプレーが少なく、脅威となっていなかった。最下位に沈むチームにあってそもそもゴール前でのプレー回数が限られているが、後半戦ではゴールにこだわったプレーを見せてほしい。 ★香川真司[ドルトムント]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ブンデスリーガ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0 チャンピオンズリーグ出場試合数:1(先発:0)ゴール数:0 DFBポカール出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価:☆☆☆☆☆ ◆戦力外 いよいよドルトムントでの時間は終わりに近づいているのかもしれない。開幕前からファブレ監督の構想外と見られていた中、その序列を覆すことができなかった。とりわけ、若手の台頭が凄まじく、香川にそもそもチャンスが巡ってこなかった。希望のスペイン移籍は実現するか。 ★吉田麻也[サウサンプトン]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>プレミアリーグ出場試合数:9(先発9)ゴール数:0 FAカップ出場試合数:0(先発: 0)ゴール数: 0 EFLカップ出場試合数: 3(先発:3)ゴール数: 0 評価: <span style="color:#ff3300">★★</span>☆☆☆ ◆新監督の信頼を掴み苦境脱出へ サウサンプトンでの7シーズン目はW杯での合流遅れが響き、厳しいスタートとなった。ただ、チームが結果を出せず12月にヒューズ監督が解任され、ハッセンヒュッテル監督が就任したことが吉田にとっては事態を好転させるキッカケとなった。新監督の就任によってスタメンの機会を得た吉田は、アーセナル戦で勝利に貢献すると、新年初戦のチェルシー戦ではマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍で無失点に抑え、レギュラー定着をアピールしている。 ★武藤嘉紀[ニューカッスル]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>プレミアリーグ出場試合数:12(先発5)ゴール数:1 FAカップ出場試合数:0(先発:0)ゴール数:0 EFLカップ出場試合数:1(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆プレミアの壁 マインツで3シーズンを過ごした後、プレミアに活躍の場を移した武藤だったが、その壁は厚かった。守備的な戦術を敷くベニテス監督の下、個の能力で屈強な相手DFを突破しなければならず、前線で孤立する場面が目立った。結局、ユナイテッド戦で1ゴールを決めたのが前半戦での唯一のハイライトとなってしまった。 ★岡崎慎司[レスター・シティ]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>プレミアリーグ出場試合数:13(先発1)ゴール数:0 FAカップ出場試合数:1(先発: 1)ゴール数:0 EFLカップ出場試合数:3(先発:2)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆屈辱のノーゴール レスターでの4シーズン目を迎えた岡崎だったが、前半戦は屈辱のノーゴールに終わってしまった。そもそもリーグ戦では先発の機会が1試合のみと、ピュエル監督の信頼を掴めず出場のチャンス自体もらえていなかった。試合終盤の数分に途中出場するだけではコンディションが上がってこないのも無理はない。 ★乾貴士[ベティス]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>リーガエスパニョーラ出場試合数:8(先発:5)ゴール数:0 ヨーロッパリーグ出場試合数:4 (先発:2)ゴール数:0 コパ・デル・レイ出場試合数:2 (先発: 2)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆新天地で居場所見つけられず 他の日本代表選手たち同様、W杯での輝きをクラブチームに持ち込むことはできなかった。エイバルで過ごした3シーズンで攻守に働けるサイドプレーヤーに成長した乾だが、より攻撃色の強いベティスでは攻撃面で違いを生み出すことを求められた中、その期待に応えられていない。結局、ゴールはもちろん、アシストも記録できず前半戦を終えている。 ★柴崎岳[ヘタフェ]<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190106_38_tw12.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>リーガエスパニョーラ出場試合数:3(先発:2)ゴール数:0 コパ・デル・レイ出場試合数:2(先発:1)ゴール数:0 評価: <span style="color:#ff3300">★</span>☆☆☆☆ ◆失敗だった残留の選択 W杯での活躍により市場価値が高騰した柴崎だったが、芳しいオファーがなくヘタフェに残留する決断を下してしまった。この判断が結果的に間違いだった。中盤を経由しないロングボールを多用するボルダラス監督と柴崎のプレースタイルは相入れず、リーガではわずか3試合の出場機会を得るに留まった。W杯で自信を掴んだ柴崎にとっては実にもったいない半年となってしまった。 2019.01.15 18:00 Tue
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【ブンデスベストイレブン】首位ドルトムントから7選手を選出!

2018-19シーズンのブンデスリーガ前半戦が終了しました。そこで本稿では今季のブンデスリーガの前半戦ベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆ベストイレブン GK:ビュルキ DF:キミッヒ、ジューレ、アカンジ、アクラフ MF:サンチョ、ヴィツェル、ロイス、T・アザール FW:アルカセル、レヴァンドフスキ GKロマン・ビュルキ(28歳/ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:16(先発回数:16)/失点数:16 /出場時間:1440分 スイス代表でチームメートのヒッツを第2GKに迎えた刺激がビュルキにとってプラスに働いているようだ。ほぼ実力の変わらないヒッツの加入により緊張感を高く保ったビュルキは例年のような凡ミスがなく、安定したゴールキーピングを続けた。 DFヨシュア・キミッヒ(23歳/バイエルン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:1/出場時間:1530分 前半戦、全試合でスタメン出場を果たした。チームが本調子でない時にあっても、キミッヒは常にハイレベルなプレーを見せていた。昨季に続いて右サイドバックでスタートした中、不調に陥ったチームを復調させるべくダブルボランチの一角としてもプレー。そこからチームは復調し、キミッヒも7アシストを記録している。 DFニクラス・ジューレ(23歳/バイエルン)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:16(先発回数:15)/得点数:1/出場時間:1374分 バイエルン移籍2年目のジューレがディフェンスリーダーに成長した。ドイツ代表コンビのフンメルスとJ・ボアテングが負傷がちでプレー面でも精彩を欠く中、頑強なフィジカル通りケガなくコンスタントにピッチに立ち続けたジューレはソリッドな守備を披露し続けた。 DFマヌエル・アカンジ(23歳/ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:13(先発回数:13)/得点数:1/出場時間:1125分 これまでのドルトムントのディフェンスリーダーだったパパスタソプーロスが抜けた中、昨季途中バーゼルから加入したスイス代表DFが存在感を強めた。新加入のディアロ、若手のザガドゥらとコンビを組んでリードし、ドルトムントの守備を支えた。 DFアクラフ・ハキミ(20歳/ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:12(先発回数:12)/得点数:1/出場時間: 1073分 レアル・マドリーからレンタルで加入した新進気鋭のサイドバックは、新天地でその才能を大きく開花させている。本職は右サイドバックながら左サイドバックでも推進力あるオーバーラップでドルトムントの攻撃の重要なオプションとなっている。 MFジェイドン・サンチョ (19歳/ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:17(先発回数:10 )/得点数:6/出場時間: 1021分 イングランドの次代を担う至宝がドイツで輝きを放っている。6ゴール8アシストとコンスタントにゴールに絡み、違いを生んでいる。左右のウイングで持ち前のドリブルスキルを生かした突破を見せ、ロイスと共にドルトムントの攻撃を牽引していた。 MFアクセル・ヴィツェル(29歳/ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:17(先発回数:16)/得点数:1/出場時間: 1433分 中国から2000万ユーロを支払って迎え入れただけの価値があった。4大リーグでのプレーは初めてだったが、ベルギー代表MFの実力に疑いの余地はなかった。中盤底の位置からダイナミックにボールに関わり、攻守にチームを支えた。 MFマルコ・ロイス(29歳/ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:11/出場時間:1483分 負傷さえなければこれだけの結果を残すことを改めて証明した。後半戦も彼の活躍がドルトムントの浮沈を左右する。 MFトルガン・アザール(25歳/ボルシアMG)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:9/出場時間: 1523分 着実に実力を付けているエデン・アザールの実弟が9ゴール6アシストとリーグ屈指のスタッツを残した。兄を髣髴とさせる身のこなしで左サイドからのカットインが脅威となっている。ボルシアMGが3位と躍進したのは彼の成長があったからに他ならない。 FWパコ・アルカセル(25歳/ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:12(先発回数:5)/得点数:12/出場時間:502分 バルセロナで燻っていた男がドイツの地で輝きを放った。出場時間はコンディションが万全でなかったことから限られたが、圧巻の決定力を見せつけ12ゴールを挙げて得点ランクトップに立っている。途中出場が多かったが、一瞬の隙を突いてゴールを仕留める集中力の高さを幾度も発揮し、首位に立つチームを牽引する働きを見せた。 FWロベルト・レヴァンドフスキ(30歳/バイエルン) <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_56_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>出場試合数:16(先発回数:16)/得点数:10/出場時間:1429分 ワールドカップでは不発に終わったものの、周りのサポートに恵まれるバイエルンでは流石の存在感を示した。10ゴール5アシストを記録し、今季もブンデス最高のストライカーであることを証明している。例年通りスランプに陥ることなくコンスタントにゴールに絡み続け、本調子でなかったバイエルンを牽引して見せた。 2019.01.13 18:01 Sun
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【2018-19ブンデス前半戦総括】最優秀選手はロイス!

★知将ファブレ監督が若きドルトムントを首位ターンに導く 7連覇を目指すバイエルンが今季も独走するかに思われたが、ドルトムントが大健闘を見せて2位バイエルンに6ポイント差を付けての首位で前半戦を終えた。一方で上位を争うと思われたシャルケとレバークーゼンが低迷している。そして、7選手がプレーする日本人選手ではフランクフルトのMF長谷部誠が存在感を示した。 ボルシアMGやニースを欧州カップ戦出場に導く手腕を発揮した知将ファブレ監督を迎えたドルトムントが、新戦力や若手らの活躍によって首位を快走した。負傷なく前半戦を戦い抜いたMFロイスを軸に、新戦力のMFヴィツェル、FWアルカセル、DFアフラフらが早々にチームにフィットし、若手のFWサンチョやDFアカンジらがチーム力を押し上げ、13勝3分け1敗という素晴らしい戦績で前半戦を駆け抜けた。 一方、クラブOBで昨季フランクフルトをDFBポカール優勝に導いたニコ・コバチ監督を招へいしたバイエルンは、例年のような圧巻の強さを示せないまま前半戦を終えた印象だ。エースのFWレヴァンドフスキこそ健在だったが、守護神のGKノイアーが本来のパフォーマンスを取り戻せず、安い失点が頻発した。それでも、未だ衰えを知らない“ロッベリー”の活躍もあって ドルトムントとは6ポイント差で折り返しており、逆転優勝に十分望みをつなげている。 上位陣で意外な健闘を見せたのが3位ボルシアMGと6位フランクフルトだ。ボルシアMGは昨季途中から指揮を執るヘッキング監督の下、FWトルガン・アザールやFWプレアといったアタッカーを生かすカウンターサッカーで着実に勝ち点を積み上げた。そして、フランクフルトはベテランの長谷部を昨季に続いてリベロで起用するヒュッター監督の決断により上昇気流に乗ると、FWヨビッチがブレイクし、攻守に安定したチームに仕上がった。 一方で上位を争うと思われたシャルケとレバークーゼンは低空飛行が続いた。チャンピオンズリーグを戦ったシャルケはCLではグループステージを突破したが13位に沈み、ヨーロッパリーグを平行して戦ったレバークーゼンはヘルリッヒ監督が解任の憂き目に遭って9位に終わっている。 7選手がプレーする日本人選手では長谷部とFW大迫勇也を除いて苦しんだ前半戦となった。軒並み下位に位置するクラブの中で明確な存在感を示せず、それぞれのクラブで戦力になりきれなかった。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆MFマルコ・ロイス(ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_55_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>“ガラスのエース”と揶揄されるロイスだが、今季前半戦は負傷なく戦い抜いた。良好なコンディションを保ったロイスは、11ゴール7アシストと圧巻のスタッツを記録。若いチームのキャプテンとしてトップ下の位置から経験の浅いウインガーのサンチョやラーセンらを巧みに操り、攻撃を牽引した。ボルシアMG時代に指導を受けたファブレ監督の下、躍動したシーズン前半戦となった。 ★最優秀監督 ◆ルシアン・ファブレ(ドルトムント)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_55_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ニースで結果を残し、ブンデスリーガに戻ってきた指揮官は見事なマネジメントを見せた。CLと並行して戦うハードな日程の中、若手を大胆に抜擢しながら選手層の厚みをもたらし、双方の大会で好結果を残した。バイエルンを凌ぐリーグ最多44ゴールを挙げたアタッキングフットボールで13勝を積み上げた。 【期待以上】 ★チーム ◆ドルトムント<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_55_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>バイエルンの一強を阻む存在として十分な存在感を見せた。補強したヴィツェルやアルカセル、アクラフといった面々がチームの主力となり、サンチョやアカンジ、ラーセンといった若手の台頭でチーム力が押し上がった。僅か1敗で前半戦を乗り切る快進撃で見事首位ターンを決めた。 ★選手 ◆FWルカ・ヨビッチ(フランクフルト)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_55_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>昨季8ゴールを挙げて徐々に存在感を示していたセルビア代表FWが、前半戦を終えた段階で12ゴールをマークし、得点ランクトップに立っている。両足を遜色なく使えるワンタッチゴーラーは、第8節デュッセルドルフ戦で驚異の5ゴールをマーク。アラー、レビッチと共にフランクフルトの得点源として存在感を示した。 【期待外れ】 ★チーム ◆シャルケ&レバークーゼン<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_55_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>欧州カップ戦に出場したシャルケとレバークーゼンがリーグ戦で大きく躓いた。シャルケはCLでこそ決勝トーナメントに進出したが、開幕5連敗スタートが響き、リーグ戦では12位と低迷。そしてレバークーゼンはELで決勝トーナメントに進出したものの、リーグ戦では中位を彷徨い、第17節にヘルリッヒ監督を解任。9位に低迷していた。両チームとも選手層の厚みが足りず、二足の草鞋を履くことに耐えきれなかった。 ★選手 ◆FWマルク・ウート<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190109_55_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>シャルケの誤算がドイツ代表ストライカーの不振だった。ホッフェンハイムでカウンターの旗手として昨季14ゴール8アシストを記録したウートだったが、今季はここまでわずか1ゴールに終わっている。カウンターを軸とするシャルケの戦術にマッチするかと思われたが、まさかの大不振でチームが低迷する要因となってしまった。 【後半戦展望】 ★ドルトムント、勢い持続なるか ドルトムントが前半戦の勢いを持続して優勝に突き進めるかが後半戦最大の注目となる。バイエルンが2018年末にかけて復調してきていただけにドルトムントが失速すれば、王者バイエルンが一気に飲み込む展開となるだろう。 CL出場権争いでは3位ボルシアMG、4位ライプツィヒを軸に6位フランクフルト、7位ホッフェンハイム辺りが絡んでくるか。フランクフルトはELに勝ち残っている分、やや不利かもしれない。 残留争いでは久保の最下位ニュルンベルク、原口&浅野の17位ハノーファー、宇佐美の14位デュッセルドルフが巻き込まれることが濃厚だ。宇佐美の活躍で浮上したデュッセルドルフのように日本人の活躍でニュルンベルクとハノーファーが浮上できるかに注目だ。 2019.01.13 18:00 Sun
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