首位通過を争う両者の一戦は壮絶な打ち合いの末にドロー決着…バイエルンがGS首位通過を決める!《CL》

2018.12.13 07:45 Thu
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)グループE最終節のアヤックスvsバイエルンが12日に行われ、3-3の引き分けに終わった。

▽前節のベンフィカ戦を圧勝し決勝トーナメント進出を決めたバイエルン。引き分け以上でグループ首位通過の決まる中、バイエルンはレヴァンドフスキやリベリ、ミュラーなど直近のニュルンベルク戦と同じ先発メンバーで試合に臨んだ。
▽一方、最終節を勝利すれば逆転首位突破が可能なアヤックスは、直近のエースディビジ第15節のズウォレ戦から先発を2人変更。ヤン・フンテラールとフレンキー・デ・ヨングに代えてジイェフとベバーを先発で起用した。

▽試合は一進一退の攻防となる中、バイエルンは12分に決定機。相手のパスミスを中盤で奪ったニャブリがドリブルでボックス中央まで侵攻しシュート。しかし、これはGKオナナの好セーブに阻まれた。

▽決定機を逃したバイエルンだが、直後にスコアを動かす。13分、左CKのセカンドボールを繋ぐと、右サイドのニャブリがゴール前にスルーパスを供給。ゴールエリア右手前に抜け出したレヴァンドフスキが、冷静にシュートをゴール右に突き刺した。
▽先制したバイエルンは、27分にもミュラーのスルーパスでボックス右に抜け出したニャブリの折り返しをゴール前でフリーのレヴァンドフスキが右足で合わせたが、シュートはGKオナナのブロックに防がれた。

▽迎えた後半、先にスコアを動かしたのはアヤックス。61分、敵陣で細かくパスを繋ぐと、バイタルエリア右でパスを受けた22がワンタッチでボックス右へパスを供給すると、これに反応したファン・デ・ベークがボックス右深くからダイレクトクロス。最後はタディッチがゴールに流し込み、試合を振り出しに戻した。

▽追いつかれたバイエルンは、62分にニャブリを下げてチアゴを投入。すると66分、左サイドを持ち上がったリベリがボックス左まで持ち上がりクロスを入れると、ゴール前のレヴァンドフスキがヘディングシュート。しかし、これはGKオナナのファインセーブに阻まれる。

▽ホームで勝ち越しを狙うアヤックスだが、72分に退場者を出してしまう。右サイドを持ち上がったゴレツカに対してベバーが、危険なスライディングタックルを見舞うとレッドカードを受けた。数的優位となったバイエルンだったが、75分に浮き球を奪い合った際にミュラーがタグリアフィコの頭をスパイクしてしてしまい、こちらもレッドカードで退場した。

▽残り15分で10対10となった一戦は、82分にアヤックスがカウンターからスコアを動かす。タディッチのスルーパスに抜け出したドルベリがボックス左でJ・ボアテングに倒され、PKを獲得。このPKをタディッチがゴール左に決め、アヤックスが勝ち越しに成功した。

▽勝ち越しを許したバイエルンだが、すぐに反撃に転じる。すると87分、ドリブルで中央突破を試みたチアゴがボックス内でタグリアフィコに倒されてPKを獲得。これをレヴァンドフスキがゴール左隅に決めた。さらにバイエルンは、90分にも敵陣でのパスカットからカウンターを仕掛けると、ボックス左でボールを受けたコマンがゴールネットを揺らし、再び勝ち越しに成功した。

▽アディショナルタイムに突入し、このまま終了かと思われた95分にスコアが動く。FKのセカンドボールをボックス手前で拾ったマズラウィがミドルシュートを狙うと、キミッヒにディフレクトしたボールをゴール前で拾ったフンテラールが、ゴールエリアまで持ち込みクロス。これをタグリアフィコが流し込み、アヤックスが土壇場で同点に追いついた。

▽その後、勝ち越しゴールを狙うアヤックスに対してバイエルンは時間を消費するプレーに徹する。結局、試合はそのまま3-3で終了。逃げ切ったバイエルンがグループ首位通過、アヤックスが2位通過となった。

▽また、同時刻開催となったCLグループE最終節もう一試合のベンフィカvsAEKアテネは、1-0でベンフィカが勝利した。

▽試合はゴールレスで迎えた後半終了間際に動く。すでにグループ3位が確定しているベンフィカは88分、ボックス右手前でFKを獲得するとグリマルドがこれを直接ゴール右に突き刺した。

▽結局、これが決勝点となりベンフィカが1-0で勝利。敗れたAEKアテネは、グループステージ全敗でCLを後にした。
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