【CLグループE総括】ヤング・アヤックス大健闘でバイエルン一強にくさび

2018.12.14 11:00 Fri
Getty Images
▽バイエルン一強の予想をアヤックスが覆して見せた。ベンフィカとの2位争いをするかに思われたアヤックスだが、1試合を残して13大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たし、バイエルンと堂々の首位争いを展開した。AEKアテネは予想通り、全敗で大会を後にしている。

■グループE順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.バイエルン[14/4/2/0/10]
2.アヤックス[12/3/3/0/6]
3.ベンフィカ[7/2/1/3/-5]
4.AEKアテネ[0/0/0/6/-11]
◆エースがコンスタントにゴール~バイエルン~
Getty Images
▽アヤックスの健闘もあって一強の展開にはならなかったが、ドイツ王者がしっかりと首位通過を果たした。エースFWのレヴァンドフスキがコンスタントにゴールを重ね、ベテランのロッベンも健在だった。ブンデスリーガでは苦戦しているものの、ベンフィカとAEKアテネには貫禄の全勝で、1試合を残してグループステージ突破を決めた。そして、アヤックスとの首位通過を懸けた最終節では壮絶な3-3の打ち合いを演じ、何とか首位の座を死守した。

◆若きチームが躍動~アヤックス~
Getty Images
▽4季ぶりのCLを戦ったヤング・アヤックスが13大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。ビッグクラブ注目のDFデ・リフトやMFデ・ヨング、MFファン・デ・ベークといった若きオランダ代表選手たちがCLの舞台でも実力を存分に発揮し、アヤックスを高みに導いた。FWタディッチやDFブリント、DFタグリアフィコといった中堅選手の獲得もチーム力を上げる要因に。そして、突破を争うライバルと見られたベンフィカ相手に1勝1分けと勝ち越し、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めて見せた。

◆アヤックスに及ばず~ベンフィカ~
Getty Images
▽14季連続のCL本戦出場で、アヤックスを経験値で大きく上回っていたベンフィカだったが、バイエルンは当然ながらヤング・アヤックスにも及ばなかった。ポルトガル代表勢のMFピッツィやMFジェドソソン・フェルナンデスらが思ったほど躍動せず、AEKアテネに辛勝で2勝するのが精いっぱいな状況だった。
◆ギリシャ王者は草刈り場に~AEKアテネ~
Getty Images
▽14年ぶりにギリシャ王者となって12年ぶりのCL本戦を戦ったAEKアテネだったが、予想通りほか3クラブの草刈り場となった。ベンフィカとは良い勝負を演じたものの、バイエルン、アヤックスとは力の差をまざまざと見せつけられ、厳しい戦いとなった。
関連ニュース

突然の最後通牒をデイビス代理人が非難! バイエルンの要求には応じない構え「フェアではない」

カナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)の代理人が、バイエルンの姿勢に異議を唱えている。ドイツ『ビルト』が伝えた。 バイエルンとの契約期間が2025年6月までで、レアル・マドリーからの関心が取り沙汰されているデイビス。現状、契約延長に向けたバイエルンのオファーとデイビス側の希望年俸には開きがあり、折り合いがついていない。 先日、バイエルンのスポーツ部門取締役を務めるマックス・エバール氏は、「人生のどこかの時点で、イエスかノーを言わなければならない」とこの件についてコメント。年俸総額1300万〜1400万ユーロ(21億2000万〜22億9000万円)の現在のオファーが最後となるようで、デイビス側に決断を迫っている。 しかし、デイビス側はこの最後通牒を受け入れない模様。代理人を務めるニック・ヒューセー氏が、『ビルト』を通じてバイエルンの振る舞いを非難している。 「アルフォンソが今攻撃されているのはフェアではない。我々は1年前合意に近づいていた。その後、クラブ経営陣が総入れ替えとなった。その後の7カ月間何の連絡もなかった。この間、私は自分からクラブに連絡を取ろうとした」 「今、我々は最後通牒を受けている。2週間以内に返答することになっている。クラブがプレッシャーにさらされており、経営陣の再建に時間がかかったからだ。それはフェアではない」 またヒューセー氏は、トーマス・トゥヘル監督の今シーズン限りでの退任が決まっているチーム状況も考慮すべきと主張。来シーズンの体制がはっきりしてからリアクションするつもりのようだ。 「これはアルフォンソのキャリアにおいて非常に重要な契約だ。しかし、我々は来シーズンの監督が誰になるか、チームがどうなるのかもわからないまま、決断を下さなければならない」 「だからこそ、最後通牒に応じるのは不公平だと考えている。シーズン終了後、次どうなるかがより明確になってから決めるつもりだ」 ヒューセー氏のコメントを踏まえれば、バイエルン側が考えを改めない限り、デイビスの退団は加速。今夏の移籍となるのか、来夏のフリーでの退団となるのかに焦点は移っていきそうだ。 2024.03.28 21:14 Thu

プレミア4クラブを筆頭に20歳FWイリング・ジュニア争奪戦? ユベントスがしぶしぶ売却受け入れか

ユベントスのU-21イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニア(20)は今夏の移籍の可能性が高まっているようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が報じた。 チェルシーのアカデミー出身で、2020年夏にユベントスへ移籍した逸材アタッカーのイリング・ジュニア。2022年10月にファーストチームデビューを果たすと、同年12月にはプロ契約を締結し、2025年6月までの契約を結んだ。 これまでも度々ビッグクラブからの関心が報じられてきた中、途中出場がメインながら今シーズンここまで公式戦19試合でプレー。さらなる飛躍が期待されると同時に、U-21イングランド代表でのパフォーマンスで評価を高めている。 ところが、イリング・ジュニアとの契約が残り1年に迫るユベントスは、フリーでの移籍を防ぐため、今夏の売却をしぶしぶ受け入れているとのこと。かねてから獲得への動きを見せていたトッテナムやエバートンの他、ウェストハムやブライトン&ホーブ・アルビオンなど、プレミアリーグのクラブが獲得を検討しているという。 また、ドイツ方面のクラブも興味を示しているようで、レバークーゼンとバイエルンが動向を注視。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、イタリアのクラブも移籍先の候補に挙がっている模様だ。 なお、ユベントスは1月の移籍市場においても、1700万ポンド(約32億5000万円)のオファーがあれば売却を受け入れていた見込み。今度こそいずれかのクラブが獲得へ漕ぎ着けるのだろうか。 2024.03.28 15:32 Thu

「今夏移籍を検討? ないよ! バイエルンですごく幸せ」 デ・リフトが退団否定

オランダ代表DFマタイス・デ・リフト(24)がバイエルン残留を宣言した。 アヤックスでのブレイクからユベントスでのプレーを挟み、2022年夏からバイエルンに移ったデ・リフト。ここにきてエリック・ダイアーを相棒に序列を高め、巻き返す今季だが、一時はキム・ミンジェとダヨ・ウパメカノのコンビに遅れを取り、去就が騒がれた。 そのなか、この代表ウィークも代表活動に呼ばれ、ドイツ代表との国際親善試合にフル出場したセンターバックはドイツ『スカイ』によると、「今夏移籍を検討しているか?」との問いに対して、「(考えてい)ないよ!」ときっぱり否定した。 「バイエルンですごく幸せだ。クラブとファンはずっとたくさんの愛を注いでくれている。今は良い気分だし、すごく幸せ。今季の残りも素晴らしい試合をして、チャンピオンズリーグ(CL)で上に行きたいね」 「(現在は序列を下げる)ウパメカノとキムもそう。彼らは何も言っていないけど、(メディアで)あるクラブがああいう選手を欲していると書かれる。そういうのが問題になりがちだけど、現実とは一致しない」 2024.03.28 10:35 Thu

次期監督巡って綱引きのバイエルンとリバプール、プランBもデ・ゼルビで被る?

次期監督を巡って綱引きのバイエルンとリバプールだが、プランBも被るようだ。 バイエルンではトーマス・トゥヘル監督が今季限りが決まり、リバプールの方もユルゲン・クロップ監督がラストイヤーに。両軍ともタイトルの行方を左右する終盤戦の真っ只中だが、来季の指揮官が誰になるのかも注目どころだ。 そんな両チームはそれぞれのクラブOBであり、今季のレバークーゼンで指揮官としての評判を上げるシャビ・アロンソ監督(42)を本命のターゲットにするが、ドイツ『ビルト』によると、失敗時のプランBでも重複しているという。 そのプランBに挙がるのがブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)。チャビ・エルナンデス監督が今季限りで退任するバルセロナも興味を抱くなど、こちらも人気銘柄であり、一本釣りとはいかなさそうだ。 なお、イギリス『テレグラフ』によると、デ・ゼルビ監督とブライトンの契約は2026年夏まであるが、1400万ユーロ(約22億8000万円)のリリース条項が存在するとみられる。 2024.03.28 08:55 Thu

デア・クラシカー控えるバイエルン、ケインがチーム練習に復帰

バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインが27日、チーム練習に復帰した。 ケインは16日に行われたブンデスリーガ第26節ダルムシュタット戦の78分、ルーズボールに詰めた際、ポストに左足首を強打して交代となっていた。 その後、招集されていたイングランド代表には合流したものの、23日のブラジル代表戦には出場せず、26日のベルギー代表戦を前に代表を離脱していた。 そのケインだが、順調に回復し、2日間の個別練習を経て、27日からチーム練習に一部復帰したとのことだ。 バイエルンは代表ウィーク明けの30日、ドルトムントとのデア・クラシカーを控えている。 2024.03.27 23:00 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly