【CLグループC総括】死の組を抜け出したのはPSGとリバプール! ナポリは一歩及ばず…

2018.12.14 10:00 Fri
Getty Images
▽今大会屈指の激戦のグループと目されたグループCは、その期待に違わぬ痺れる試合が多く繰り広げられた。そんな中、最終節まで突破チームの決まらない大激戦を勝ち抜いたのはパリ・サンジェルマン(PSG)とリバプールとなった。ナポリは一歩及ばず、草刈り場となることが予想されたツルヴェナ・ズヴェズダも意外な存在感を見せた。

■グループC順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.パリ・サンジェルマン[11/3/2/1/8]
2.リバプール[9/3/0/3/2]※総得点9
3.ナポリ[9/2/3/1/2]※総得点7
4.ツルヴェナ・ズヴェズダ[4/1/1/4/-12]
◆戦術家トゥヘルによって魅惑の攻撃陣が機能~PSG~
Getty Images
▽多様な戦術を駆使する新指揮官トゥヘル監督の下、PSGが死の組を首位で通過した。FWムバッペとFWネイマールの2大巨頭の他、FWカバーニ、FWディ・マリアという一流のアタッカーをうまく組み合わせ、同時起用を実現した。最適解を見つけたPSGは初戦のリバプール戦こそ落としたものの、その後は3勝2分けと無敗。とりわけ、リバプールとのリターンマッチでは攻撃陣が躍動し、2-1というスコア以上の差で勝利して見せた。

◆ギリギリの戦いを制して逆転2位通過~リバプール~
Getty Images
▽ウィークポイントのGKにアリソンを迎えた昨季ファイナリストは、初戦のPSG戦を制す最高のスタートを切った。しかし、続くナポリ戦を終盤の被弾で落とすと、第4節のツルヴェナ・ズヴェズダ戦、第5節のPSG戦と敗れ、無敗を維持するプレミアリーグとは打って変わって苦戦し、グループステージ敗退の窮地に立たされた。1-0の勝利か、2点差以上での勝利で逆転突破という厳しい状況で迎えたナポリとの最終節、圧倒して見せたリバプールは1-0で勝利し、見事逆転での決勝トーナメント進出を果たした。

◆首位から一転、昨季に続く悔しい敗退~ナポリ~
Getty Images
▽メガクラブのPSG、リバプールと十分に渡り合ったナポリだったが、最後の最後で泣いた。サッリ前監督の遺産をうまく活用しつつ、[4-4-2]へのシステム変更などモデルチェンジして見せたアンチェロッティ新監督の下、ナポリは最終節リバプールに敗れるまで無敗を維持して首位に立っていた。とりわけPSGとの2試合はハイレベルでナポリのクオリティの高さを示す試合だった。他のグループであれば…、と思いたくなるような昨季に続く悔しいグループステージ敗退となった。
◆リバプールから金星、ナポリにドロー~ツルヴェナ・ズヴェズダ~
Getty Images
▽3クラブの草刈り場となることが予想されたセルビア王者は、最下位に終わったものの、リバプールに勝利し、ナポリに引き分ける大善戦を見せた。その立役者となったのは横浜FマリノスでプレーしていたDFデゲネク。彼の統率する守備によって引き締まったツルヴェナ・ズヴェズダは、リバプールとナポリの強力攻撃陣をシャットアウトして見せた。
関連ニュース

SheBelieves Cupにもメンバー入り、アメリカ女子代表の新星がラピノーの批判を受けて謝罪…理由は反LGBTQIA+投稿

パリ・サンジェルマン(PSG)のアメリカ女子代表MFコービン・アルバートが、ソーシャルメディア上での行動を謝罪した。アメリカ『ESPN』などが伝えている。 アルバートはSNSにて、反LGBTQIA+を支持するようなコンテンツを投稿。加えて、元アメリカ女子代表FWミーガン・ラピノーさんが、現役ラストマッチでアキレス腱を断裂したことをからかうような他者の投稿に「いいね」をしたことが今週になって顕在化した。 これらを受けてラピノーさんは反応。「『自分の信念』の背後に隠れたい人たちへ、あなた方はあらゆる空間が、より安全で包括的で、より全体的でより良いものに見え、誰ものベストを引き出せるように努めていますか? もしそうでないなら、あなたが信じているのはただのヘイトです。そして子供たちはこのヘイトのせいで文字通り自殺しています。目を覚ましてください!」と、自身のインスタグラムストーリーで主張した。 それから数時間後、ラピノーさんの批判を受けたアルバートは、28日の女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の試合後に、自身のSNSで謝罪。 「ソーシャルメディア上での自分の行動について心から謝罪したいと思います。不快で、無神経で、傷つける投稿に『いいね!』をしたり共有したりすることは、未熟で失礼な行為であり、決して私の意図するところではありませんでした。自分自身にひどく失望していますし、チームメイトや他の選手、ファンや友人、それから気分を害した方々へ、深くお詫び申し上げます」 20歳のアルバートは、昨年末に代表デビューを飾ったばかりの新星MFで、2024CONCACAF W ゴールドカップでは、かつてラピノーさんが背負っていた「15」番を背負い、アメリカの優勝に貢献。なでしこジャパンも参加するShebelieves Cupへ向けたメンバーにも名を連ねている。 <span class="paragraph-title">【動画】UWCL準々決勝進出でアルバートが決めた鮮烈ミドル砲</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lrnitDzPh2s";var video_start = 314;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.29 20:30 Fri

性的暴行で有罪判決のダニ・アウベス、釈放後即別荘でパーティー開催

保釈された元ブラジル代表DFダニエウ・アウベスだが、即日パーティーを行ったようだ。 アウベスは2022年12月にスペインのナイトクラブにて、女性に性的暴行を働いたとして有罪判決を受け、4年半の禁固刑が言い渡された。 14カ月におよぶ拘留が続いていたが、100万ユーロ(約1億6000万円)の支払いと、スペインとブラジルのパスポート引き渡しにより、先日釈放されていた。 スペイン『Asi es la vida』によれば、その数日後には父親の誕生日会と称し、別荘でパーティーを実施。会は翌日の朝5時まで続き、家族の友人だけでなく、選手の個人的な友人も出席したという。 週に一度の裁判所出廷も義務付けられているアウベスだが、早くも外の空気を満喫しているようだ。なお、有罪判決に対しては不服として控訴をしている。 <span class="paragraph-title">【動画】ついに釈放されたダニエウ・アウベス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">El brasileño ha tenido que lidiar con los insultos que algunas personas le han proferido a la entrada de los juzgados <a href="https://t.co/db0Upk43U7">pic.twitter.com/db0Upk43U7</a></p>&mdash; MARCA (@marca) <a href="https://twitter.com/marca/status/1773285444572025091?ref_src=twsrc%5Etfw">March 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.29 20:10 Fri

マルセイユが宿敵PSG戦でホームゲーム歴代最多観客動員を記録へ! 灼熱のダービー“ル・クラスィク”

マルセイユがパリ・サンジェルマン(PSG)とのル・クラスィクで記録的観客動員へ。フランス『RMC Sport』が伝えている。 フランス随一の名門マルセイユ。近年後塵を拝すPSGとは20世紀から激しいライバル関係にあり、フランス・ダービーとも代用されるル・クラスィクの一戦は、常に尋常ではない緊張感が漂う。 今季2度目のル・クラスィク(リーグ・アン第27節)が31日に控えるなか、今回はマルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドロームでの激突。すでにチケットが完売しているという。 前回のマルセイユホームでのPSG戦は2023年2月。6万5984人が詰めかけた一戦は、敵地に乗り込んだPSGがFWキリアン・ムバッペの2得点1アシストで0-3と完勝を収めている。 今回はPSGサポーターの渡航が禁止されていながら、マルセイユは公式Xを通じ「全てのスポーツ競技を合わせ、スタッド・ヴェロドロームでの歴代最多観客動員となる見込み。絶え間ないサポートに感謝する」と声明。PSGは120%アウェイの状況でル・クラスィクを迎えることになる。 2024.03.29 16:30 Fri

前回王者バルセロナが6年連続の4強入り!快勝PSGは準決勝でリヨンとのフランス勢対決へ【UWCL】

28日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準々決勝2ndレグの2試合が行われ、バルセロナとパリ・サンジェルマン(PSG)の準決勝進出が決定。ベスト4が出揃った。 前回大会王者のバルセロナは、ホームにSKブランを迎え、3-1で勝利。合計スコア5-2で準決勝進出を決めた。 ノルウェーでの1stレグを2-1と勝ち切って終えたバルセロナ。序盤はキャロライン・グラハム・ハンセンのフィニッシュやイレーナ・パレデスのヘッドがGKのセーブを強いると、24分にアイタナ・ボンマティがテクニカルなトラップと正確なシュートでネットを揺らし、試合を動かす。 70分には速攻からトミネ・スヴェンハイムに1点を返されたものの、88分には再びグラハム・ハンセンの突破を起点に、ボンマティのラストパスからパトリシア・ギハーロがタップインゴールを決めて勝負あり。6年連続の4強入りを果たし、準決勝ではチェルシーと対戦する。 同じく、敵地での1stレグを2-1と先勝していたパリ・サンジェルマン(PSG)は、パルク・デ・プランスでヘッケンに3-0と快勝した。 立ち上がりから主導権を握るPSGは27分、マリー・アントワネット・カトトのラストパスからタバサ・チャウィンガがネットを揺らすと、折り返しての70分にはアメリカ女子代表の新星、SheBelieves Cupのメンバーにも名を連ねるコービン・アルバートが、目の覚めるような左足のロングレンジショットを沈めてリードを広げる。 74分にはカトトがヘディング弾で追加点を奪ったPSGに対し、ヘッケンも途中出場の19歳FWマチルダ・ニルデンを中心に反撃を試みるが、点差の優位を生かしたPSGがそのまま逃げ切り勝ち。合計スコア5-1とし、リヨンの待つ準決勝へ駒を進めた。 ◆UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ ▽3/28(木) バルセロナ 3-1(AGG:5-2) SKブラン パリ・サンジェルマン 3-0(AGG:5-1) ヘッケン ▽3/27(水) リヨン 4-1(AGG:6-2) ベンフィカ チェルシー 1-1(AGG:4-1) アヤックス ▽準決勝(4月20/21日、27/28日) バルセロナ vs チェルシー リヨン vs パリ・サンジェルマン <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】グラハム・ハンセンの突破力は圧巻!バルセロナがブランを下す</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8xMCy2Q7YfM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】なでしこ戦にも出場する?アルバートの鮮烈ミドル弾などPSGが快勝</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="lrnitDzPh2s";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.29 15:15 Fri

ムバッペがマドリー行き巡るチュアメニの発言に補足 「それだけだ」

パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)が同僚の発言に反応した。 今季限りでのPSG退団を決意したとされ、長らく紐ずくレアル・マドリー行きが有力視されるムバッペ。PSGを率いるルイス・エンリケ監督からも「キリアン抜きの戦いに慣れないと」などの発言が飛び出したりと移籍を連想させる事柄が多々あるなか、この3月も代表活動に参加している。 そのなか、先んじてレアル・マドリーでプレーし、代表で共闘するMFオーレリアン・チュアメニは先日、「スペイン人はもうキリアンという選手を知っているけど、毎日ように彼を見たら、より偉大さを感じるだろうね」とコメントした。 ムバッペも先のフランス『Telefoot』で「クラブ(PSG)ではもう話題にもなっていない」と“決着済み”をほのめかし、話題を呼ぶなか、フランス『Le Parisien』によると、26日に行われる国際親善試合のチリ代表戦に向けた会見でチュアメニの発言に対するリアクションを求められ、こう返した。 「僕のことを話していたね。僕は(チャンピオンズリーグのラウンド16で)レアル・ソシエダと対戦し、今度は(準々決勝で)バルサと対戦する。さらに突破すれば、アトレティコ・マドリーと対戦しうるんだ」 「だから、彼ら(スペイン人)はもう少し僕のことを見ることになる。僕という選手をかいま見ることになる。(チュアメニが言いたかったのは)それだけだよ」 2024.03.26 12:25 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly