インテル、貪欲に勝ちに行く姿勢を見せなかったツケを払い無念の3位敗退…《CL》
2018.12.12 07:29 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)のグループB第6節、インテルvsPSVが11日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、1-1のドローに終わった。
▽7日に行われたユベントスとのイタリア・ダービーを0-1で落としたスパレッティ監督率いるチームはその試合から先発4人を変更。ミランダ、ヴルサリコ、ジョアン・マリオ、ガリアルディーニに代わってデ・フライ、ダンブロージオ、カンドレーバ、ボルハ・バレロを起用した。
▽逆転突破に向けて勝利が必須のインテルが立ち上がりから相手を押し込んでいく。開始6分にはボックス手前右でイカルディが上げた浮き球クロスをゴール左に走り込んだペリシッチが頭で合わすが、これは相手GKにわずかに触られて左ポストを叩く。その直後にもダンブロージオ、ペリシッチとフィニッシュに絡むが、決め切れない。
▽すると13分、自陣左サイドでボールを持ったアサモアがベルグヴィンにプレッシャーをかけられて痛恨のボールロスト。そのまま深い位置に運ばれてクロスを許すと、ファーでドフリーのロサーノに頭で合わせられ、まさかの先制点を許した。
▽前半半ばから終盤にかけてはボールを持って攻勢を仕掛けるインテルと、鋭いカウンターで応戦するPSVという構図の下でオープンな攻防が続く。
▽インテルは30分にボックス左に抜け出したペリシッチからのマイナスパスをボックス手前のイカルディがシュートも枠に飛ばせない。さらにセットプレーの流れからデ・フライにもチャンスも相手DFのブロックに遭う。対するPSVはロサーノ、ベルグヴィンを起点とした高速カウンターを幾度も繰り出すと、39分にはベルグヴィンが強烈なブレ球ミドルを枠に飛ばすが、これはインテル守護神の鋭い反応に阻まれた。
▽先制点に加えてアウェイチームのゲームプランが見事にハマった中、試合はPSVの1点リードで後半へと折り返す。逆転突破に向けてゴールを奪うしかないインテルは立ち上がりの49分にボルハ・バレロのスルーパスに抜け出したイカルディが強烈な右足シュートを放つが、相手GKズートの驚異的な反応速度の前に枠外へはじき出される。直後の53分にはボックス手前で仕掛けたポリターノが低い弾道のシュートを放つが、これもセーブされた。
▽何とかゴールをこじ開けたいインテルは56分にカンドレーバを下げてケイタ、69分にはアサモアを下げてラウタロ・マルティネスをピッチに送り出す。後半に入って相手のカウンターケアも安定した中、波状攻撃を仕掛けていくが、再三のシュートが相手GKズートの好守に阻まれる。それでも、攻め続けるインテルは73分、ボックス手前右でポリターノが上げた浮き球のクロスをファーサイドでDFの背後を取ったイカルディがヘディングシュート。ニアを狙ったこのシュートがGKズートの手を弾いてゴールネットを揺らした。
▽この時点で他会場のトッテナムが0-1で負けていたことから83分にポリターノを下げてヴルサリコをピッチに送り込んで試合を落ち着かせるインテルだったが、積極的に2点目を狙いに行かなかったツケを払うことに。ヴルサリコ投入直後の85分にトッテナムが同点に追いついたことで、逆転突破にはもう1点必要となった。
▽ベンチから情報を聞いてここから決死の猛攻を見せるインテルだが、引き分け良しとするPSVの堅い守備をなかなかこじ開けられない。後半アディショナルタイムにはボックス内でケイタ、L・マルティネスに決定機もいずれも決め切ることはできず。そして、ほぼ同時刻にタイムアップを迎えたグループB最終節は共に1-1のスコアで終了。この結果、2位トッテナムとの直接対決におけるアウェイゴール差で下回ったインテルは3位敗退でEL決勝トーナメントに回ることになった。
PR
▽前節、トッテナム(勝ち点7)との直接対決に0-1で敗れたインテル(勝ち点7)は勝ち点で並ぶも当該成績の結果、3位に転落。すでに最下位が確定しているPSV(勝ち点1)をホームに迎えた最終戦では2位トッテナムが首位通過を確定しているバルセロナ(勝ち点13)相手の取りこぼしを期待しつつ、勝ち点3奪取での逆転突破を目指した。▽逆転突破に向けて勝利が必須のインテルが立ち上がりから相手を押し込んでいく。開始6分にはボックス手前右でイカルディが上げた浮き球クロスをゴール左に走り込んだペリシッチが頭で合わすが、これは相手GKにわずかに触られて左ポストを叩く。その直後にもダンブロージオ、ペリシッチとフィニッシュに絡むが、決め切れない。
▽すると13分、自陣左サイドでボールを持ったアサモアがベルグヴィンにプレッシャーをかけられて痛恨のボールロスト。そのまま深い位置に運ばれてクロスを許すと、ファーでドフリーのロサーノに頭で合わせられ、まさかの先制点を許した。
▽さらにミスからの失点でバタつくインテルは直後にも相手のカウンターからDFアサモアのクリアがオフサイドポジションのルーク・デ・ヨングへの絶妙なスルーパスとなり、あわや2失点目というピンチを招くが、ここはGKハンダノビッチの勇敢な飛び出しで何とか凌いだ。
▽前半半ばから終盤にかけてはボールを持って攻勢を仕掛けるインテルと、鋭いカウンターで応戦するPSVという構図の下でオープンな攻防が続く。
▽インテルは30分にボックス左に抜け出したペリシッチからのマイナスパスをボックス手前のイカルディがシュートも枠に飛ばせない。さらにセットプレーの流れからデ・フライにもチャンスも相手DFのブロックに遭う。対するPSVはロサーノ、ベルグヴィンを起点とした高速カウンターを幾度も繰り出すと、39分にはベルグヴィンが強烈なブレ球ミドルを枠に飛ばすが、これはインテル守護神の鋭い反応に阻まれた。
▽先制点に加えてアウェイチームのゲームプランが見事にハマった中、試合はPSVの1点リードで後半へと折り返す。逆転突破に向けてゴールを奪うしかないインテルは立ち上がりの49分にボルハ・バレロのスルーパスに抜け出したイカルディが強烈な右足シュートを放つが、相手GKズートの驚異的な反応速度の前に枠外へはじき出される。直後の53分にはボックス手前で仕掛けたポリターノが低い弾道のシュートを放つが、これもセーブされた。
▽何とかゴールをこじ開けたいインテルは56分にカンドレーバを下げてケイタ、69分にはアサモアを下げてラウタロ・マルティネスをピッチに送り出す。後半に入って相手のカウンターケアも安定した中、波状攻撃を仕掛けていくが、再三のシュートが相手GKズートの好守に阻まれる。それでも、攻め続けるインテルは73分、ボックス手前右でポリターノが上げた浮き球のクロスをファーサイドでDFの背後を取ったイカルディがヘディングシュート。ニアを狙ったこのシュートがGKズートの手を弾いてゴールネットを揺らした。
▽この時点で他会場のトッテナムが0-1で負けていたことから83分にポリターノを下げてヴルサリコをピッチに送り込んで試合を落ち着かせるインテルだったが、積極的に2点目を狙いに行かなかったツケを払うことに。ヴルサリコ投入直後の85分にトッテナムが同点に追いついたことで、逆転突破にはもう1点必要となった。
▽ベンチから情報を聞いてここから決死の猛攻を見せるインテルだが、引き分け良しとするPSVの堅い守備をなかなかこじ開けられない。後半アディショナルタイムにはボックス内でケイタ、L・マルティネスに決定機もいずれも決め切ることはできず。そして、ほぼ同時刻にタイムアップを迎えたグループB最終節は共に1-1のスコアで終了。この結果、2位トッテナムとの直接対決におけるアウェイゴール差で下回ったインテルは3位敗退でEL決勝トーナメントに回ることになった。
PR
|
関連ニュース