仙台、ジャーメイン良の1G2Aで山形との“みちのくダービー”制し初の決勝戦へ《天皇杯》
2018.12.05 21:31 Wed
▽第98回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝のベガルタ仙台vsモンテディオ山形が、5日にユアテックスタジアム仙台で行われ、3-2で仙台が勝利した。この結果、初の決勝進出を果たした仙台は9日に埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦する。
▽初の決勝戦を目指す仙台はJ1最終戦のヴィッセル神戸戦からスタメンを3人変更。奥埜、富田、関口に代えて矢島、中野、椎橋を起用した。
▽一方、4年ぶりの決勝戦を目指す山形はJ2最終戦の大分トリニータ戦からスタメンを4人変更。GK櫛引、松本、本田、内田に代えて、GK児玉、栗山、山田、安西を起用した。
▽3年ぶりの”みちのくダービー”となったこの一戦。試合序盤からボールを保持する仙台は10分過ぎに古林が敵陣右サイドからボックス内に侵攻し、マイナスに折り返す。これをファーサイドの石原が合わせてゴールネットを揺らす。だが、先制点かと思われたが、ゴール前にいた味方がオフサイドポジションにいたとの判定でゴールは認められず。
▽それでも、仙台は直後の13分、中野が敵陣左サイドで味方とのワンツーで抜け出すと、ボックス内にクロスを供給。ボックス中央のジャーメイン良が倒れ込みながら左足のボレーシュートで合わせて、先制に成功する。
▽2点のビハインドを負った山形も反撃に出る。32分、オーバーラップしてきた熊本がボックス中央右手前からクロスを送る。これにをゴール前の阪野がヘディングで合わせて1点を返す。
▽点差を縮められたものの攻撃のチャンスを多く作る仙台は35分、ハーフウェイライン付近で相手のミスを見逃さなかった石原がボールを奪うと、一気にボックス手前まで持ち運ぶ。GK児玉との一対一を迎えるも、ここは児玉のビックセーブに遭う。それでも、このプレーで得た左CKの場面でキッカーの矢島が滞空時間の長い浮き球のボールを蹴ると、ファーサイドのジャーメイン良がヘディングでゴール前に折り返す。これに反応した平岡が右足で押し込み、山形を突き放す。
▽反撃に出たい山形は44分、相手GKシュミット・ダニエルのロングフィードをハーフウェイライン付近の熊本が跳ね返すと、敵陣中央で反応した南が頭で前線のスペースに落とす。これに反応した阪野がボックス右からループシュート。GKシュミット・ダニエルの頭上を越えたボールがネットに吸い込まれ、再び1点差に迫り前半を終えた。
▽後半に入り先にチャンスを作ったのは山形。50分、三鬼がボックス右前からクロスを送るがクロスバーに当たってしまい、味方には合わず。さらに57分、敵陣中央右サイドから三鬼がクロスを送る。これを、ファーサイドの阪野が合わせるも上手くミートせずGKにキャッチされてしまう。
▽何とか追いつきたい山形は安西、山田と守備的な選手を下げて中山、汰木と続けてアタッカーを投入。さらに試合終盤の83分には南を下げてアルヴァロ・ロドリゲスを最後の交代カードとして投入。対する仙台は殊勲のジャーメイン良、矢島らを下げて関口、富田、阿部とベテランの投入で逃げ切りを図った。
▽後半半ばを過ぎて山形ペースで進む中、81分には汰木が自陣中央からドリブルで一気にボックス左に持ち運びシュートもDFにブロックされ、左CKとなる。この流れから味方のクロスをファーサイドの阪野が頭で合わせるも、GKシュミット・ダニエルの好セーブに遭い同点に追いつくことはできない。
▽結局、試合はこのまま3-2で終了。3年ぶりの“みちのくダービー”を制した仙台がクラブ史上初の決勝進出を決定した。一方、柏レイソル、FC東京、川崎フロンターレとJ1勢を連破する快進撃を見せた山形だったが、4年ぶりの決勝進出はならなかった。
ベガルタ仙台 3-2 モンテディオ山形
【ベガルタ仙台】
ジャーメイン良(前14)
矢島慎也(前18)
平岡康裕(前36)
【モンテディオ山形】
阪野豊史(前32)
阪野豊史(前44)
▽初の決勝戦を目指す仙台はJ1最終戦のヴィッセル神戸戦からスタメンを3人変更。奥埜、富田、関口に代えて矢島、中野、椎橋を起用した。
▽3年ぶりの”みちのくダービー”となったこの一戦。試合序盤からボールを保持する仙台は10分過ぎに古林が敵陣右サイドからボックス内に侵攻し、マイナスに折り返す。これをファーサイドの石原が合わせてゴールネットを揺らす。だが、先制点かと思われたが、ゴール前にいた味方がオフサイドポジションにいたとの判定でゴールは認められず。
▽それでも、仙台は直後の13分、中野が敵陣左サイドで味方とのワンツーで抜け出すと、ボックス内にクロスを供給。ボックス中央のジャーメイン良が倒れ込みながら左足のボレーシュートで合わせて、先制に成功する。
▽追加点を狙う仙台は18分、後方からのロングパスをボックス中央手前のジャーメイン良が、ワンタッチで後方にいた矢島に落とす。矢島がすかさずミドルシュートを放つと、相手DFに当たりコースが変わってそのままゴールに吸い込まれた。
▽2点のビハインドを負った山形も反撃に出る。32分、オーバーラップしてきた熊本がボックス中央右手前からクロスを送る。これにをゴール前の阪野がヘディングで合わせて1点を返す。
▽点差を縮められたものの攻撃のチャンスを多く作る仙台は35分、ハーフウェイライン付近で相手のミスを見逃さなかった石原がボールを奪うと、一気にボックス手前まで持ち運ぶ。GK児玉との一対一を迎えるも、ここは児玉のビックセーブに遭う。それでも、このプレーで得た左CKの場面でキッカーの矢島が滞空時間の長い浮き球のボールを蹴ると、ファーサイドのジャーメイン良がヘディングでゴール前に折り返す。これに反応した平岡が右足で押し込み、山形を突き放す。
▽反撃に出たい山形は44分、相手GKシュミット・ダニエルのロングフィードをハーフウェイライン付近の熊本が跳ね返すと、敵陣中央で反応した南が頭で前線のスペースに落とす。これに反応した阪野がボックス右からループシュート。GKシュミット・ダニエルの頭上を越えたボールがネットに吸い込まれ、再び1点差に迫り前半を終えた。
▽後半に入り先にチャンスを作ったのは山形。50分、三鬼がボックス右前からクロスを送るがクロスバーに当たってしまい、味方には合わず。さらに57分、敵陣中央右サイドから三鬼がクロスを送る。これを、ファーサイドの阪野が合わせるも上手くミートせずGKにキャッチされてしまう。
▽何とか追いつきたい山形は安西、山田と守備的な選手を下げて中山、汰木と続けてアタッカーを投入。さらに試合終盤の83分には南を下げてアルヴァロ・ロドリゲスを最後の交代カードとして投入。対する仙台は殊勲のジャーメイン良、矢島らを下げて関口、富田、阿部とベテランの投入で逃げ切りを図った。
▽後半半ばを過ぎて山形ペースで進む中、81分には汰木が自陣中央からドリブルで一気にボックス左に持ち運びシュートもDFにブロックされ、左CKとなる。この流れから味方のクロスをファーサイドの阪野が頭で合わせるも、GKシュミット・ダニエルの好セーブに遭い同点に追いつくことはできない。
▽結局、試合はこのまま3-2で終了。3年ぶりの“みちのくダービー”を制した仙台がクラブ史上初の決勝進出を決定した。一方、柏レイソル、FC東京、川崎フロンターレとJ1勢を連破する快進撃を見せた山形だったが、4年ぶりの決勝進出はならなかった。
ベガルタ仙台 3-2 モンテディオ山形
【ベガルタ仙台】
ジャーメイン良(前14)
矢島慎也(前18)
平岡康裕(前36)
【モンテディオ山形】
阪野豊史(前32)
阪野豊史(前44)
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