【J1ピックアッププレビュー】自力残留掴むのは…引き分けがないパロ瑞穂での最終決戦《名古屋vs湘南》

2018.11.30 21:30 Fri
©︎J.LEAGUE
▽明治安田生命J1リーグもいよいよ最終節。12月1日のパロマ瑞穂スタジアムでは、16位・名古屋グランパス(勝ち点40)と14位・湘南ベルマーレ(勝ち点40)が、残留をかけて火花を散らす。

◆自力残留の条件は勝利のみ~名古屋グランパス~
▽J1参入プレーオフ圏内の16位で最終節を迎えた名古屋は、今節引き分け以下でも他会場の結果次第ではJ1残留の可能性が残されている。しかし、勝ち点で並ぶ湘南との直接対決である以上、自力での残留を勝ち取りたいところだ。
▽前節のサンフレッチェ広島戦では、ショートパスをつないで攻撃を仕掛けるこれまでの一貫したスタイルから、ロングフィードも織り交ぜて多彩な攻撃を披露。さらに苦しい時間帯にはチーム全体で守備に徹するなど、今まで見られなかった姿でリードを守り抜き、1-0で勝利した。残留争いのライバルたちが揃って勝利したため、残留圏内浮上とはならなかったが、MF相馬勇紀が「耐えるメンタリティーを持っていた」と語るように手応えを掴む一戦となった。

▽そして今節大一番を迎える。風間八宏監督は「(周りの)結果も関係ない。今日以上に全員が集中力を高く、今日以上に質の高いサッカーを目指す」と自分たちのサッカーにのみ集中する構えだ。前半戦には15戦未勝利、後半戦には7連勝と激動のシーズンを過ごしてきたが、なんとしても最後満員のホームで勝って残留を決めたいところだ。

◆持ち味発揮で勝利での残留を~湘南ベルマーレ~
▽名古屋と勝ち点で並ぶも得失点差で14位に位置する湘南は、引き分け以上で残留が決定する相手よりもやや有利な状況だ。しかし、試合開始からそのような駆け引きをする姿勢では、湘南の持ち味は出せない。名古屋同様に勝利を目指すのみだ。
▽前節の浦和レッズ戦では、押し込まれはしたものの、激しいプレスと素早い攻守の切り替えで少ないチャンスをモノに。らしいサッカーで2-1の勝利を手にすると共に、古巣戦だったMF梅崎司にゴールが生まれるなど、良いムードで最終節を迎えることとなった。

▽今節名古屋は勝利だけが自力残留への条件。そのため、序盤から積極的に攻撃を仕掛けてくるだろう。それに対して、いかに持ち味であるハードワークで相手を押し込めるか。YBCルヴァンカップを制した年にJ2降格など許されない。ルヴァン杯優勝後、DF杉岡大暉が「残留を決めてから喜びたい」と語っていたように目標を達成し、笑顔でシーズンを終えたい。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆名古屋グランパス[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ランゲラック
DF:中谷進之介、丸山祐市、和泉竜司
MF:相馬直紀、小林裕紀、エドゥアルド・ネット、秋山陽介
MF:玉田圭司、ガブリエル・シャビエル
FW:ジョー
監督:風間八宏
▽前節からのメンバー変更はなしか。DF丸山祐市は古巣相手に完封し、攻撃陣を援護できるか。前節1ゴール1アシストのMF小林裕紀は、MFエドゥアルド・ネットとボランチでコンビを形成。1トップには現在22ゴール中のジョーが務める。

◆湘南ベルマーレ[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:秋元陽太
DF:山根視来、坂圭祐、大野和成
MF:岡本拓也、金子大毅、石川俊輝、杉岡大暉
MF:菊地俊介、梅崎司
FW:山﨑凌吾
監督:曺貴裁
▽前節からの変更点は2点か。MF岡本拓也とMF金子大毅の2試合ぶり先発を予想。2シャドーの一角には、今シーズンチーム最多の6得点を記録するMF菊地俊介が入る。FW山﨑凌吾がファーストディフェンスとしての役割をしっかりとこなし、いかに前線で時間を作れるかが重要となる。

【注目選手】
◆FWジョー(名古屋グランパス)
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▽逆転残留へカギを握るのは今シーズン名古屋に加入したFWジョーだ。前節では1ゴールを記録して残留への望みを繋ぐと共に、自身は22ゴールでJ1得点ランキングトップを維持。シーズン序盤こそフィットに苦しんだ元セレソンFWだが、時間を追うごとに昨シーズンブラジルリーグで得点王を獲得したその実力を証明してきた。2年連続得点王に向けて今節ゴールを決めることは、チームの残留にもつながる。果たしてジョーは名古屋を救えるか。

◆DF坂圭祐(湘南ベルマーレ)
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▽一方、湘南のキープレーヤーはDF坂圭祐だ。今年湘南に入団した大卒ルーキーは、J1初出場となった第8節のサンフレッチェ広島戦をきっかけに主力の座を奪取。幾多の実力者たちと対峙して経験を積むと、YBCルヴァンカップ決勝では、横浜F・マリノスのFWウーゴ・ヴィエイラを封殺するまでに成長した。今節求められることは無論、ジョー封じ。174㎝と小柄な身長ながらいかに元セレソンを抑えるか注目だ。

◆引き分けがないパロマ瑞穂での残留争い最終決戦
▽勝ち点40で並ぶ16位・名古屋と14位・湘南の残留争い直接対決。上述通り、名古屋は勝利のみ、湘南は引き分け以上が自力残留への条件となる。仮に自力残留が決められない場合、他会場の試合結果次第で降格を免れることは可能だが、両者共に勝って気持ちよく残留を決めたいところだ。

▽昨シーズンJ1昇格プレーオフを勝ち抜いた名古屋と、J2リーグ優勝を成し遂げた湘南。共にJ1復帰を果たした両者が、最終節で残留をかけて戦うこととなった。両者生き残りの可能性はあるが、これまでのデータを挙げるならパロマ瑞穂スタジアムで行われた同カードは2勝2敗。引き分けはない。次の一生を手にして、自力残留を掴むのは、名古屋か、湘南か。両者の残留をかけた一戦は、12月1日の14時にキックオフを迎える。
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