柏、3発勝利も虚しく…監督交代で光明見出すも9シーズンぶり3度目のJ2降格決定《J1》
2018.11.24 16:00 Sat
▽明治安田生命J1リーグ第33節のセレッソ大阪vs柏レイソルが、24日にヤンマースタジアム長居で行われ、柏が3-0で勝利した。しかし、他会場の結果により、柏の9シーズンぶり3度目のJ2降格が決定した。
▽ここまで12勝11分け9敗で8位につけるC大阪(勝ち点47)と、10勝3分け19敗で17位に沈む柏(勝ち点33)が激突。前節の川崎フロンターレ戦を2-1で勝利して、3試合ぶりの白星を飾ったC大阪は、19日に尹晶煥監督の契約満了を発表した。現体制での最後のホームゲームとなった一戦に向け、直近の川崎F戦から先発メンバーを1人のみ変更。田中亜土夢に代えて負傷から復帰した清武を起用した。
▽一方、前節の鹿島アントラーズ戦に敗れ、J1残留へ後がなくなった柏は、残り2試合目を残して今シーズン2度目の監督交代を敢行。10日に加藤望監督を解任し、トップチームコーチ兼アカデミーヘッドオブコーチを務める岩瀬健監督にクラブの命運を託した。今節は敗れた時点でJ2降格が決定する。引き分け以上でも他会場の結果次第で降格が確定する可能性がある中、岩瀬新監督は鹿島戦から先発メンバーを1人変更のみ。手塚に代えて大谷を起用した。
▽クラブに2冠をもたらした指揮官のホームラストマッチで勝利を届けたいC大阪と、J1残留へ望みを繋げたい柏の一戦。試合は逆転残留を目指す柏が立ち上がりにチャンスを迎える。4分、右サイド敵陣深い位置でボールを持った伊東がカットインから左足クロス。ゴール前に走り込んだ瀬川が懸命に足を伸ばして合わせたが、GKキム・ジンヒョンに左足で防がれてしまう。
▽その後も柏は、C大阪の攻撃にうまく対応しながら、代表帰りの伊東の右サイドからゴールを目指す。18分、右サイドの伊東がクロスを送るも、ボックス中央浅い位置で受けた瀬川はシュートまで持ち込めず、再び伊東へ。その伊東がボックス手前に蹴り込み、走り込んだ大谷が右足で合わせる。しかし、これは枠を捉えることができない。
▽前半終盤はC大阪のペースで進む。43分には敵陣中央のFKからソウザが強烈なシュートを浴びせたが、GK中村もしっかりと反応。パンチングで凌ぎ、前半を無失点で終わらせた。
▽迎えた後半、残留に向けて負けられない柏が待望の先制点を奪う。53分、右サイドで小池からパスを受けたクリスティアーノが力強いキープから中央の中山に預ける。すると、中山はボックス手前から左足を一閃。強烈なシュートはゴール右上に突き刺さり、スーパーゴールで貴重な先制ゴールを決めた。
▽さらに柏は61分、小池のパスに反応した伊東がボックス右からクロス。これをファーサイドに走り込んだ江坂がワントラップから思い切りよく右足を振り抜くと、シュートはGKキム・ジンヒョンの手を弾いてゴールに吸い込まれ、一気にリードを2点に広げた。
▽勢いに乗る柏は64分にもクリスティアーノがダイビングヘッドで惜しいシュートを放つなど、C大阪を畳みかける。一方のC大阪は69分に杉本、71分にソウザがミドルシュートを放つが、柏の牙城を崩すことができない。
▽守護神GK中村を中心にC大阪にゴールを許さない柏。73分にはボックス内のクリスティアーノからパスを受けた山崎が切り返しでゴール前に侵攻し、GKキム・ジンヒョンとの一対一を迎えたが、ここはGKキム・ジンヒョンに軍配が上がる。
▽それでも攻勢を続ける柏は84分、カウンターから中央の山崎が敵陣へと持ち込み、右サイドにスルーパス。走り込んだ伊東がワンタッチで中央に送り、最後はクリスティアーノが右足でゴールに蹴り込んだ。
▽ダメ押しゴールで勝利を大きく手繰り寄せた柏は、そのまま3-0で試合をシャットアウト。中山、江坂、クリスティアーノのゴールで4試合ぶりの白星を飾った。しかし、勝ち点4差で追う14位・湘南ベルマーレ、15位・サガン鳥栖、16位・名古屋グランパスが揃って勝利。この結果、柏の9シーズンぶり3度目の降格が決定した。
▽一方のC大阪は、尹晶煥監督のホームラストゲームを勝利で飾ることができなかった。
▽ここまで12勝11分け9敗で8位につけるC大阪(勝ち点47)と、10勝3分け19敗で17位に沈む柏(勝ち点33)が激突。前節の川崎フロンターレ戦を2-1で勝利して、3試合ぶりの白星を飾ったC大阪は、19日に尹晶煥監督の契約満了を発表した。現体制での最後のホームゲームとなった一戦に向け、直近の川崎F戦から先発メンバーを1人のみ変更。田中亜土夢に代えて負傷から復帰した清武を起用した。
▽クラブに2冠をもたらした指揮官のホームラストマッチで勝利を届けたいC大阪と、J1残留へ望みを繋げたい柏の一戦。試合は逆転残留を目指す柏が立ち上がりにチャンスを迎える。4分、右サイド敵陣深い位置でボールを持った伊東がカットインから左足クロス。ゴール前に走り込んだ瀬川が懸命に足を伸ばして合わせたが、GKキム・ジンヒョンに左足で防がれてしまう。
▽その後も柏は、C大阪の攻撃にうまく対応しながら、代表帰りの伊東の右サイドからゴールを目指す。18分、右サイドの伊東がクロスを送るも、ボックス中央浅い位置で受けた瀬川はシュートまで持ち込めず、再び伊東へ。その伊東がボックス手前に蹴り込み、走り込んだ大谷が右足で合わせる。しかし、これは枠を捉えることができない。
▽対するC大阪も反撃。29分、杉本のポストプレーから右サイドでボールを持った松田がアーリークロス。ゴール前の柿谷が絶妙なタイミングで最終ラインを抜け出したが、わずかに頭が届かず。35分には山下のロングフィードに反応した水沼がボックス右に走り込み、ダイレクトで右足を合わせるも、シュートを枠に飛ばすことができない。
▽前半終盤はC大阪のペースで進む。43分には敵陣中央のFKからソウザが強烈なシュートを浴びせたが、GK中村もしっかりと反応。パンチングで凌ぎ、前半を無失点で終わらせた。
▽迎えた後半、残留に向けて負けられない柏が待望の先制点を奪う。53分、右サイドで小池からパスを受けたクリスティアーノが力強いキープから中央の中山に預ける。すると、中山はボックス手前から左足を一閃。強烈なシュートはゴール右上に突き刺さり、スーパーゴールで貴重な先制ゴールを決めた。
▽さらに柏は61分、小池のパスに反応した伊東がボックス右からクロス。これをファーサイドに走り込んだ江坂がワントラップから思い切りよく右足を振り抜くと、シュートはGKキム・ジンヒョンの手を弾いてゴールに吸い込まれ、一気にリードを2点に広げた。
▽勢いに乗る柏は64分にもクリスティアーノがダイビングヘッドで惜しいシュートを放つなど、C大阪を畳みかける。一方のC大阪は69分に杉本、71分にソウザがミドルシュートを放つが、柏の牙城を崩すことができない。
▽守護神GK中村を中心にC大阪にゴールを許さない柏。73分にはボックス内のクリスティアーノからパスを受けた山崎が切り返しでゴール前に侵攻し、GKキム・ジンヒョンとの一対一を迎えたが、ここはGKキム・ジンヒョンに軍配が上がる。
▽それでも攻勢を続ける柏は84分、カウンターから中央の山崎が敵陣へと持ち込み、右サイドにスルーパス。走り込んだ伊東がワンタッチで中央に送り、最後はクリスティアーノが右足でゴールに蹴り込んだ。
▽ダメ押しゴールで勝利を大きく手繰り寄せた柏は、そのまま3-0で試合をシャットアウト。中山、江坂、クリスティアーノのゴールで4試合ぶりの白星を飾った。しかし、勝ち点4差で追う14位・湘南ベルマーレ、15位・サガン鳥栖、16位・名古屋グランパスが揃って勝利。この結果、柏の9シーズンぶり3度目の降格が決定した。
▽一方のC大阪は、尹晶煥監督のホームラストゲームを勝利で飾ることができなかった。
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