“多摩川クラシコ”は王者川崎Fに軍配! FC東京のACL出場圏浮上消滅《J1》

2018.11.24 16:10 Sat
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▽明治安田生命J1リーグ第33節のFC東京vs川崎フロンターレが、24日に味の素スタジアムで行われ、2-0で川崎Fが勝利した。

▽ACL圏内の3位鹿島アントラーズ(勝ち点52)を上回りたい2試合負けのない5位FC東京(勝ち点50)は、0-0で引き分けた前節のジュビロ磐田戦からスタメンを変更せず。ベストの布陣で“多摩川クラシコ”に臨んだ。
▽一方、前節セレッソ大阪に1-2で敗北したもののJ連覇を決めた王者川崎F(勝ち点63)は、その試合からスタメンを3名変更。大島、登里、阿部に代えて、長谷川、田中、知念を起用した。

▽試合の序盤、田中が頻繁にディフェンスラインからボールを引き出し、川崎Fが後方から繋ぎつつ攻めの糸口を探るが、FC東京は中央の守備に人数を割いて対応。しかし、高萩とディエゴ・オリヴェイラを最前線に残してのカウンターもシュートまでは持ち込めず、こう着状態が続く。

▽その後、徐々に中盤でのボール奪取が機能するようになったFC東京がセットプレーからゴールに迫っていくシーンが目立ち始め、川崎Fが耐える展開に。しかし、11分、13分に連続した左サイドからのFC東京のFKの場面でもセーフティーなクリアを徹底し、流れを相手に渡さない。
▽すると19分、川崎Fの連動したプレスを受け、橋本が自陣ボックス手前で痛恨のパスミス。これを拾った知念が素早く右足を振り抜き、強烈なミドルシュートで先制点を奪い切った。

▽1点をリードした川崎Fは、FC東京がリトリートを継続しているのを逆手に取り支配率を高めていく。その中でも、得点とはならなかったが25分にボックス手前右から放たれたエウシーニョのミドルシュートが枠を捉えるなど、けん制を繰り出しFC東京を攻撃に転じさせない。

▽それでも、FC東京はディエゴ・オリヴェイラに素早くボールを当てて幾度かカウンターを発動させるが、なかなかシュートまで持ち込めない。前半終了間際の46分にはそのディエゴ・オリヴェイラが独力で持ち込みボックス手前やや右からミドルシュートを狙ったが、GKチョン・ソンリョンに阻まれる。

▽試合は、川崎Fが1-0でリードしたまま折り返しを迎えることに。劣勢を覆したいFC東京は、米本に代えて永井を投入して後半をスタートさせた。

▽しかし50分、川崎FがまたしてもFC東京ゴールに迫る。ボックス手前中央でボールを持った中村が右サイドにスルーパスを送り、走り込んでいたエウシーニョが中央にグラウンダーのクロスを供給。これに反応した知念のシュートはGK林に阻まれたものの、詰めていた長谷川が頭で押し込んだ。なお、この得点は川崎FのJ1通算900得点目となっている。

▽2点を追う展開となったFC東京は、58分に大森に代えてリンスを投入しさらに攻撃の比重を増していく。すると、直後の59分にボックス手前右の絶好の位置でFKを獲得し、キッカーの太田が直接狙ったが、これはGKチョン・ソンリョンがセーブ。点差を縮めることができない。

▽逃げ切りを図りたい川崎Fは、67分に長谷川に代えて登里を、77分に中村に代えて阿部を、82分に知念に代えて鈴木を投入。対するFC東京も82分に高萩に代えて長身FWの矢島を送り出し、最後まで勝利を目指す。

▽しかし、ホームチームがネットを揺らすことは最後までなく試合が終了。この結果、FC東京は3試合ぶりに敗北し、ACL出場権獲得の望みを絶たれることに。対する川崎Fは、0-2で敗北した前回の直接対決の借りを返すことに成功した。
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【パリ行きの命運を託された23選手】アジアでの総力戦…真価が問われるセンターバック木村誠二

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