【J1ピックアッププレビュー】崖っぷち柏、残留へ望み繋げられるか!? ユン・セレッソはホームラストマッチ《C大阪vs柏》
2018.11.23 21:00 Fri
▽代表ウィークが終わり、明治安田生命J1リーグ第33節が24日に開催。17位・柏レイソル(勝ち点33)は、J1生き残りをかけて8位・セレッソ大阪(勝ち点47)の本拠地・ヤンマースタジアム長居に乗り込む。
◆ユン・セレッソ、ホームラストマッチ~セレッソ大阪~
▽C大阪は前節の川崎フロンターレ戦を2-1で勝利し、3試合ぶり白星を飾った。結果として川崎FのJ1連覇を目にすることとなったが、J屈指の攻撃陣を擁する相手に対して、堅守速攻という本来の持ち味を発揮。今シーズン不調に陥っていたFW杉本健勇にも3カ月ぶりにゴールが生まれ、ここ数試合で漂っていた嫌な雰囲気を払しょくした。
▽そんな中、C大阪は19日に尹晶煥監督との契約満了を発表。J1昇格初年度の昨シーズンにYBCルヴァンカップと天皇杯の2冠を達成し、J1リーグでも3位躍進という快進撃に導いた指揮官との決別を選んだ。今節はクラブに新たな歴史を刻んだユン・セレッソのホームラストマッチ。相手はJ1残留へ死に物狂いで向かってくる中、ホーム最終戦で指揮官に勝利を届けられるか。
◆命運託された新指揮官、望みを繋げられるか~柏レイソル~
▽今シーズン低迷し続けている柏が、前節の鹿島アントラーズ戦で3連敗を喫し、とうとう窮地に。今節敗れた時点でJ2降格が決定。引き分け以上でも他会場の結果次第で降格が確定する可能性がある崖っぷちの状況に追い込まれた。
▽自力でのJ1残留の可能性は消滅。さらに残り2試合ライバルたちとの得失点差を考えても、実質2連勝がノルマとなる。そこで下したクラブの決断は、シーズン2度目の監督交代。10日、柏は加藤望監督を解任し、トップチームコーチ兼アカデミーヘッドオブコーチを務める岩瀬健監督にクラブの命運を託した。中断期間でどこまで戦い方を整理することができたのか。不安はあるが、やるべきことはハッキリしている。何としても勝利して、望みを繋ぎたい。
◆セレッソ大阪[4-4-2]
DF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、山下達也、丸橋祐介
MF:水沼宏太、山口蛍、ソウザ、清武弘嗣
FW:杉本健勇、柿谷曜一朗
監督:尹晶煥
▽前節試合前のウォーミングアップで負傷したFW高木俊幸は今節も出場が微妙。左太ももを痛めていたMF清武弘嗣がリーグ戦4試合ぶりに復帰することになりそうだ。前線には代表帰りの杉本と、20日8時8分に第一子が誕生した桜の8番FW柿谷曜一朗がツートップを組む。
◆柏レイソル[4-4-2]
DF:小池龍太、鈴木大輔、鎌田次郎、高木利弥
MF:江坂任、大谷秀和、手塚康平、キム・ボギョン
FW:中川寛斗、瀬川祐輔
監督:岩瀬健
▽監督交代と代表ウィークの影響によりメンバーは流動的となりそうだ。日本代表に招集されていたFW伊東純也とU-21同国代表に招集されていたDF中山雄太はベンチスタートか。MFキム・ボギョンが10試合ぶりに先発に名を連ねることになりそうだ。
【注目選手】
◆FW杉本健勇(セレッソ大阪)
◆FW瀬川祐輔(柏レイソル)
◆ユン・セレッソの集大成か、新体制・柏の希望の勝ち点3か
▽今節は両者にとって是が非でも勝ち点3が欲しい一戦となった。C大阪は尹晶煥監督の契約満了が決定し、現体制での本拠地ラストマッチ。今シーズンこそ好成績を残すことはできなかったが、守備意識の改善で戦えるチームへと変貌させ、クラブに2冠をもたらした指揮官に勝利で感謝を伝えたい。
▽一方、降格の危機に瀕する柏は、大一番を迎える。上述通り、負ければその時点で降格が確定。勝利しても他会場の結果次第で降格の可能性がある絶体絶命の状況だ。それでもライバルとなる14位・湘南ベルマーレ、15位・サガン鳥栖、16位・名古屋グランパスとの勝ち点差は「4」。勝利すれば残留への可能性は見えてくる。何としても勝利して、最終節へ望みを繋ぎたいところだ。
▽理由は違えど、勝利を欲する両者の一戦が激戦になることは間違いなさそうだ。ユン・セレッソの集大成か、監督交代を決断した柏の希望の勝ち点3か。試合は24日、14時にキックオフを迎える。
◆ユン・セレッソ、ホームラストマッチ~セレッソ大阪~
▽C大阪は前節の川崎フロンターレ戦を2-1で勝利し、3試合ぶり白星を飾った。結果として川崎FのJ1連覇を目にすることとなったが、J屈指の攻撃陣を擁する相手に対して、堅守速攻という本来の持ち味を発揮。今シーズン不調に陥っていたFW杉本健勇にも3カ月ぶりにゴールが生まれ、ここ数試合で漂っていた嫌な雰囲気を払しょくした。
◆命運託された新指揮官、望みを繋げられるか~柏レイソル~
▽今シーズン低迷し続けている柏が、前節の鹿島アントラーズ戦で3連敗を喫し、とうとう窮地に。今節敗れた時点でJ2降格が決定。引き分け以上でも他会場の結果次第で降格が確定する可能性がある崖っぷちの状況に追い込まれた。
▽自力でのJ1残留の可能性は消滅。さらに残り2試合ライバルたちとの得失点差を考えても、実質2連勝がノルマとなる。そこで下したクラブの決断は、シーズン2度目の監督交代。10日、柏は加藤望監督を解任し、トップチームコーチ兼アカデミーヘッドオブコーチを務める岩瀬健監督にクラブの命運を託した。中断期間でどこまで戦い方を整理することができたのか。不安はあるが、やるべきことはハッキリしている。何としても勝利して、望みを繋ぎたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆セレッソ大阪[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:キム・ジンヒョンDF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、山下達也、丸橋祐介
MF:水沼宏太、山口蛍、ソウザ、清武弘嗣
FW:杉本健勇、柿谷曜一朗
監督:尹晶煥
▽前節試合前のウォーミングアップで負傷したFW高木俊幸は今節も出場が微妙。左太ももを痛めていたMF清武弘嗣がリーグ戦4試合ぶりに復帰することになりそうだ。前線には代表帰りの杉本と、20日8時8分に第一子が誕生した桜の8番FW柿谷曜一朗がツートップを組む。
◆柏レイソル[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:中村航輔DF:小池龍太、鈴木大輔、鎌田次郎、高木利弥
MF:江坂任、大谷秀和、手塚康平、キム・ボギョン
FW:中川寛斗、瀬川祐輔
監督:岩瀬健
▽監督交代と代表ウィークの影響によりメンバーは流動的となりそうだ。日本代表に招集されていたFW伊東純也とU-21同国代表に招集されていたDF中山雄太はベンチスタートか。MFキム・ボギョンが10試合ぶりに先発に名を連ねることになりそうだ。
【注目選手】
◆FW杉本健勇(セレッソ大阪)
Getty images
▽ホーム最終戦の勝利のカギを握るのは、杉本だ。前節では3カ月ぶりのゴール、20日のキルギス代表戦では1アシスト。まだまだ本調子ではないものの、ここ数試合ではシンプルなプレーや周囲を生かそうとするプレーから徐々に良さを取り戻しつつある。そして迎える尹晶煥監督のホームラストマッチ。昨シーズンに日本代表デビューを飾るなど、自身を飛躍に導いた指揮官に恩返しができるか。◆FW瀬川祐輔(柏レイソル)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽柏の注目選手は、FW瀬川祐輔だ。今シーズン前半戦は出場機会が少なかったが、8月5日に行われたJ1第20節の北海道コンサドーレ札幌戦からセンターフォワードに抜擢されると、その後13試合8ゴール。チームが不調に陥る中で、奮起している。自身はMF江坂任と共に昨シーズンにも大宮アルディージャで残留争いを経験。2年連続での降格は絶対に避けたいはずだ。崖っぷちに立たされたチームを救えるか。◆ユン・セレッソの集大成か、新体制・柏の希望の勝ち点3か
▽今節は両者にとって是が非でも勝ち点3が欲しい一戦となった。C大阪は尹晶煥監督の契約満了が決定し、現体制での本拠地ラストマッチ。今シーズンこそ好成績を残すことはできなかったが、守備意識の改善で戦えるチームへと変貌させ、クラブに2冠をもたらした指揮官に勝利で感謝を伝えたい。
▽一方、降格の危機に瀕する柏は、大一番を迎える。上述通り、負ければその時点で降格が確定。勝利しても他会場の結果次第で降格の可能性がある絶体絶命の状況だ。それでもライバルとなる14位・湘南ベルマーレ、15位・サガン鳥栖、16位・名古屋グランパスとの勝ち点差は「4」。勝利すれば残留への可能性は見えてくる。何としても勝利して、最終節へ望みを繋ぎたいところだ。
▽理由は違えど、勝利を欲する両者の一戦が激戦になることは間違いなさそうだ。ユン・セレッソの集大成か、監督交代を決断した柏の希望の勝ち点3か。試合は24日、14時にキックオフを迎える。
|
関連ニュース