神戸指揮官リージョが語るJリーグの問題とは?「ショウガナイ」という表現があるが…
2018.11.13 12:35 Tue
ヴィッセル神戸のフアン・マヌエル・リージョ監督が、スペインのテレビ局『クアトロ』の番組『プラネタ・カジェハ』でインタビューに応じた。
今年の9月半ばに神戸指揮官に就任したリージョ。ジョゼップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ監督)が師と仰ぐ53歳の知将は、日本の地で自身の哲学を浸透させるべく日々仕事を続けている。
そんなリージョ監督が、『クアトロ』の番組に登場。冒険家であり登山家である同番組の司会者ヘスス・カジェハ氏が神戸を訪れ、同指揮官にインタビューを行った。
現在指導をするMFアンドレス・イニエスタについて問われると、「アンドレスは私がここに来た大きな理由の一つだ」とし、元スペイン代表を絶賛している。
「アンドレスはここのプレーを象徴する選手だ。彼のプレーの解釈はすさまじい。さまざまなスペースでプレーできる選手などほかに誰も存在しない。彼はすべてのスペースでプレーできるんだ。彼はすべてを包括するスペシャリストなんだよ」
また、選手とのコミュニケーションにも言及。「言葉(通訳)には大きな問題がある。一人を介するだけならいいが、例えば、ルーカス(・ポドルスキ)と話すときは、スペイン語から日本語、日本語からドイツ語にしなくてはいけない。タイ人とも韓国人とも同じだ。組織づくりを何周もしないといけない」と明かし、言語の問題に苦労していると語った。
そして、Jリーグの特徴について以下のように語った。
「日本のフットボールは、ピッチ前方の半分は欧州レベルにも耐え得るが、後方のもう半分は違う。ペナルティーエリアで点取り屋に耐え切ることができない」
「エリア内の仕事が足りていないんだ。エリア内では意志の強さが必要だが、ここの選手たちにはそれが不足している。ここには『ショウガナイ』という表現がある。それはよくできた表現だと思うが、まるで『負けても大事ではない』と言っているようだ。しかし敗戦は適切な場所に置かなくてはならない。敗戦は実際的な問題と関連付いているからだ」
「フットボールをエンターテインメントに導くのは、それで素晴らしいと思う。しかし私たちは人の命を救うわけでもないし、実際に功績となることを行っているわけではないんだよ」
提供:goal.com
今年の9月半ばに神戸指揮官に就任したリージョ。ジョゼップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ監督)が師と仰ぐ53歳の知将は、日本の地で自身の哲学を浸透させるべく日々仕事を続けている。
そんなリージョ監督が、『クアトロ』の番組に登場。冒険家であり登山家である同番組の司会者ヘスス・カジェハ氏が神戸を訪れ、同指揮官にインタビューを行った。
現在指導をするMFアンドレス・イニエスタについて問われると、「アンドレスは私がここに来た大きな理由の一つだ」とし、元スペイン代表を絶賛している。
「アンドレスはここのプレーを象徴する選手だ。彼のプレーの解釈はすさまじい。さまざまなスペースでプレーできる選手などほかに誰も存在しない。彼はすべてのスペースでプレーできるんだ。彼はすべてを包括するスペシャリストなんだよ」
また、選手とのコミュニケーションにも言及。「言葉(通訳)には大きな問題がある。一人を介するだけならいいが、例えば、ルーカス(・ポドルスキ)と話すときは、スペイン語から日本語、日本語からドイツ語にしなくてはいけない。タイ人とも韓国人とも同じだ。組織づくりを何周もしないといけない」と明かし、言語の問題に苦労していると語った。
そして、Jリーグの特徴について以下のように語った。
「日本のフットボールは、ピッチ前方の半分は欧州レベルにも耐え得るが、後方のもう半分は違う。ペナルティーエリアで点取り屋に耐え切ることができない」
「エリア内の仕事が足りていないんだ。エリア内では意志の強さが必要だが、ここの選手たちにはそれが不足している。ここには『ショウガナイ』という表現がある。それはよくできた表現だと思うが、まるで『負けても大事ではない』と言っているようだ。しかし敗戦は適切な場所に置かなくてはならない。敗戦は実際的な問題と関連付いているからだ」
「フットボールをエンターテインメントに導くのは、それで素晴らしいと思う。しかし私たちは人の命を救うわけでもないし、実際に功績となることを行っているわけではないんだよ」
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