レオ・シルバ先制弾にセルジーニョがACL5戦連発! 無失点で先勝の鹿島がアジア初制覇に王手!《ACL2018》
2018.11.03 17:00 Sat
▽鹿島アントラーズは3日、県立カシマサッカースタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2018決勝第1戦でペルセポリス(イラン)と対戦し、2-0で先勝した。
▽クラブ史上初のアジア制覇を目指す鹿島は東地区のグループHを2位通過すると、決勝トーナメントでは上海上港、天津権健と資金力に優れる中国勢を連破。そして、準決勝ではグループステージで対戦した水原三星(韓国)との死闘を2戦合計6-5で制し、初の決勝進出を果たした。鹿島は主力を温存した直近のセレッソ大阪とのリーグ戦から守護神クォン・スンテ、昌子を除く先発9人を変更。負傷者を除き現状のベストメンバーが復帰し、U-19日本代表から途中離脱の安部もスタメン入りし、2トップは鈴木とセルジーニョが並んだ。
▽一方、鹿島同様にクラブ史上、イラン勢初のアジア制覇を目指すペルセポリスは、西地区グループCを首位通過。決勝トーナメントではアル・ジャジーラ(UAE)、アル・ドゥハイル(カタール)を連破。そして、準決勝では元バルセロナのチャビ・エルナンデスや元アトレティコ・マドリーのガビを擁するアル・サッド(カタール)を2戦合計2-1で破り、初の決勝進出を果たした。
▽ホームサポーターがペルセポリスに対して完全アウェイの雰囲気を作り出した中、最初の決定機はアウェイチームに訪れる。開始4分、右サイド深くでネマティが上げたクロスをニアのメンシャが頭で触ってファーに流すと、これをフリーのアリ・アリプルがシュート。だが、ここはDFチョン・スンヒョンが決死の顔面ブロックで防いだ。
▽時間の経過と共にボールを支配する鹿島だが、相手の屈強なフィジカルに苦戦しなかなかフィニッシュまで持ち込めない。逆に、ラフなボールを繋がれてロングカウンターを受ける場面が散見。それでも、24分には相手のクリアボールに反応した鈴木がボックス右から豪快なボレーシュートを放っていく。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ハーフタイムできっちり修正を施した鹿島が立ち上がりから攻勢を仕掛ける。まずは48分、左サイドからカットインした安部を起点にボックス右に走り込んだ西にパスが繋がる。ここで西の折り返しを中央のセルジーニョがマイナスに落とし、レオ・シルバがシュートするが、これは枠を大きく外してしまう。
▽それでも、良い形での攻めを続けるホームチームは58分、相手陣内中央右を持ち上がったレオ・シルバが西、土居との連続のワンツーでボックス手前に侵攻。左に持ち出しながらペナルティアーク付近で左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。
▽優勢に試合を運ぶ中で先制に成功した鹿島はここで極端に引くことなく勢いづいて相手を攻め立てる。さらに68分には安部を下げて安西を投入。すると、直後の70分には相手陣内右サイドで得たFKの二次攻撃からペナルティアーク付近でクリアボールに反応した三竿が胸トラップから浮き球パスをゴール右のスペースに送ると、これをセルジーニョが冷静に流し込む。そして、頼れるブラジル人助っ人のACL5試合連続ゴールで貴重な追加点を奪った。
▽この2失点目で気持ちが切れ始めたアウェイチーム相手に攻守両面で安定した試合運びを見せる鹿島は、鈴木や西に3点目のチャンスに絡んでいく。さらに80分には土居を下げて永木を投入し、安西と永木の両サイドハーフで守備のリスク管理も怠らず。
▽その後、試合終了間際に殊勲のセルジーニョを下げて金森を投入した鹿島は、後半アディショナルタイムに相手MFネマティが2枚目の警告で退場するアクシデントがあったこともあり、このまま2-0のスコアで試合をクローズ。チーム一丸となった戦いで完勝の鹿島は悲願のアジア初制覇に向けて大きなアドバンテージを手にした。なお、運命の第2戦は11月10日に完全アウェイの敵地で行われる。
鹿島アントラーズ 2-0 ペルセポリス
【鹿島】
レオ・シルバ(後13)
セルジーニョ(後25)
▽クラブ史上初のアジア制覇を目指す鹿島は東地区のグループHを2位通過すると、決勝トーナメントでは上海上港、天津権健と資金力に優れる中国勢を連破。そして、準決勝ではグループステージで対戦した水原三星(韓国)との死闘を2戦合計6-5で制し、初の決勝進出を果たした。鹿島は主力を温存した直近のセレッソ大阪とのリーグ戦から守護神クォン・スンテ、昌子を除く先発9人を変更。負傷者を除き現状のベストメンバーが復帰し、U-19日本代表から途中離脱の安部もスタメン入りし、2トップは鈴木とセルジーニョが並んだ。
▽ホームサポーターがペルセポリスに対して完全アウェイの雰囲気を作り出した中、最初の決定機はアウェイチームに訪れる。開始4分、右サイド深くでネマティが上げたクロスをニアのメンシャが頭で触ってファーに流すと、これをフリーのアリ・アリプルがシュート。だが、ここはDFチョン・スンヒョンが決死の顔面ブロックで防いだ。
▽時間の経過と共にボールを支配する鹿島だが、相手の屈強なフィジカルに苦戦しなかなかフィニッシュまで持ち込めない。逆に、ラフなボールを繋がれてロングカウンターを受ける場面が散見。それでも、24分には相手のクリアボールに反応した鈴木がボックス右から豪快なボレーシュートを放っていく。
▽前半半ばを過ぎて球際の勝負でイーブンに持ち込み始めた鹿島は31分に決定機。味方のスルーパスに反応したセルジーニョがボックス中央に抜け出して利き足とは逆の右足でシュートするが、ここは相手DFのブロックに遭う。その後は一進一退の攻防が続くが、互いに相手の集中した守備を攻撃陣が上回ることができず、試合はゴールレスで折り返した。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ハーフタイムできっちり修正を施した鹿島が立ち上がりから攻勢を仕掛ける。まずは48分、左サイドからカットインした安部を起点にボックス右に走り込んだ西にパスが繋がる。ここで西の折り返しを中央のセルジーニョがマイナスに落とし、レオ・シルバがシュートするが、これは枠を大きく外してしまう。
▽それでも、良い形での攻めを続けるホームチームは58分、相手陣内中央右を持ち上がったレオ・シルバが西、土居との連続のワンツーでボックス手前に侵攻。左に持ち出しながらペナルティアーク付近で左足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。
▽優勢に試合を運ぶ中で先制に成功した鹿島はここで極端に引くことなく勢いづいて相手を攻め立てる。さらに68分には安部を下げて安西を投入。すると、直後の70分には相手陣内右サイドで得たFKの二次攻撃からペナルティアーク付近でクリアボールに反応した三竿が胸トラップから浮き球パスをゴール右のスペースに送ると、これをセルジーニョが冷静に流し込む。そして、頼れるブラジル人助っ人のACL5試合連続ゴールで貴重な追加点を奪った。
▽この2失点目で気持ちが切れ始めたアウェイチーム相手に攻守両面で安定した試合運びを見せる鹿島は、鈴木や西に3点目のチャンスに絡んでいく。さらに80分には土居を下げて永木を投入し、安西と永木の両サイドハーフで守備のリスク管理も怠らず。
▽その後、試合終了間際に殊勲のセルジーニョを下げて金森を投入した鹿島は、後半アディショナルタイムに相手MFネマティが2枚目の警告で退場するアクシデントがあったこともあり、このまま2-0のスコアで試合をクローズ。チーム一丸となった戦いで完勝の鹿島は悲願のアジア初制覇に向けて大きなアドバンテージを手にした。なお、運命の第2戦は11月10日に完全アウェイの敵地で行われる。
鹿島アントラーズ 2-0 ペルセポリス
【鹿島】
レオ・シルバ(後13)
セルジーニョ(後25)
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