本田2アシストも実らず、後半ATの失点でパースに敗戦…メルボルン・Vの今季初勝利はお預け《Aリーグ》

2018.10.28 19:35 Sun
Getty Images
▽本田圭佑の所属するメルボルン・ビクトリーは28日、オーストラリア・Aリーグ第2節でパース・グローリーと対戦し、2-3で敗れた。

▽開幕節でメルボルン・シティとのダービーマッチに臨んだメルボルン・Vは、今夏加入の本田の初ゴールも虚しく1-2で敗戦。初勝利を目指す今節は、本田が中盤の右サイドで前節に引き続き先発出場を果たした。
▽試合を動かしたのはアウェイのパース・グローリー。8分、右サイドからゴール前へ大きめのクロスを供給。ファーサイドにいたダビッドソンが折り返すと、メルボルン・Vの選手のクリアミスがゴール前のチアニーズの下へ転がり、それを押し込む形でパースが先制した。

▽さらに、攻めあぐねるメルボルン・Vを尻目にパースは23分に追加点を奪う。メルボルン・Vのゴール前まで攻め込んだパース。一度ブラウンにクリアされるものの、これをムルセラが頭で撥ね返すとボールはゴール前のアンディ・キーオの下へ。キーオは慌てて飛び出してきたGKの頭上を抜くループシュートを流し込んでパースに追加点。メルボルン・Vは2点のビハインドを背負って後半へ向かった。

▽後半立ち上がりに、メルボルン・Vは1点を返す。47分、敵陣右サイド中央の本田のパスを受けたアントニスがボックス手前から左足をコンパクトに振り抜くと、これが右ポストを叩いてゴールイン。見事なシュートで点差を縮めた。
▽このゴールで勢いがついたメルボルン・Vはパススピードを速めて攻撃のリズムを作る。68分には横パスを受けた本田がボックス手前から強烈なミドルシュートを見舞うがGKにセーブされてしまう。

▽しばらく拮抗した時間帯が続き迎えた87分、メルボルン・VにCKのチャンスが訪れる。キッカーは本田。左CKを左足で上げたクロスをルーが頭で合わせて同点に追いついた。

▽しかし、終盤に攻め込まれると、後半アディショナルタイムにオイコノミディスのゴールを許し試合終了。本田の2アシストで一度は同点に追いついたメルボルン・Vだったが、最後の最後に失点。今季初勝利はお預けとなった。
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