45分間の中断ニモマケズ! 新体制鳥栖がトーレス2発目&オマリ初弾で食い下がる仙台を振り切り貴重な勝ち点3獲得《J1》

2018.10.20 16:45 Sat
©超ワールドサッカー
▽20日、明治安田生命J1リーグ第30節のベガルタ仙台vsサガン鳥栖がベストアメニティスタジアムで行われ、2-3で鳥栖が勝利した。

▽今節を含め、残り5試合となったJ1リーグ。仙台はここまで12勝6分け11敗の勝ち点42で7位に位置。対する鳥栖は、7勝9分け13敗の勝ち点30で降格圏の17位に低迷している。
▽仙台は、[3-3-2-2]のシステムで前節からスタメンの変更はなし。ここ3試合は勝利から遠ざかっており、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を掴むためにも負けられない一戦となる。

▽一方の鳥栖は、マッシモ・フィッカデンティ監督と契約を解除。金明輝監督を迎え、残り5試合での残留を目指す。システムは[4-3-1-2]と変更なし。しかし、スタメンを5名変更し左サイドバックに三丸拡を起用。2トップはFWフェルナンド・トーレスとFW金崎夢生が務める。

▽GKシュミット・ダニエル、GK権田修一と日本代表守護神同士の対決となった一戦。立ち上がりは、仙台が鳥栖ゴールに迫る展開で進む。
▽仙台は右の蜂須賀、左の関口を使い、両サイドから攻勢をかける。すると14分、右CKを得ると、クロスがゴール前に。しかし、詰めていた大岩にはわずかに合わず、先制とはならない。

▽鳥栖は18分、ボックス内でトーレスが高橋秀からパスを受けると、そのまま狙い済ましてシュート。しかし、これはGKシュミット・ダニエルが左手一本でセーブし、得点とはならない。

▽30分には、ボックス手前で小野がボールをコントロールすると、右サイドの高橋義へ展開。高橋義のクロスをボックス中央で金崎がヘッドで合わせるが、ミートせずに枠を外してしまう。

▽仙台は31分、ボックス左からの阿部のグラウンダーのクロスを、梁勇基が左足でダイレクトシュート。しかし、これは枠を大きく超えていく。

▽38分、右CKからのクロスを大岩がクリア。こぼれ球を高橋義がダイレクトシュートで突き刺し、鳥栖が先制する。さらにその直後、ボックス左でパスを受けた小野が落ち着いてクロス。これをトーレスがヘッドで合わせ、鳥栖が一気に2点を先行する。

▽しかし、仙台もすぐさま反撃。42分、阿部がボックス手前からドリブルを仕掛けると、バランスを崩して倒れたかに見えたが、これはPKの判定。鳥栖はその前のファウルを訴えたが認められず、PKを野津田が冷静に決めた仙台が1点を返す。

▽鳥栖の1点リードで迎えた後半、互いに慎重な入りを見せながらも、ゴールへの圧力をかけていく。仙台は53分、ボックス手前やや離れた位置でボールを持った椎橋がミドルシュート。しかし、これは枠を超えていく。

▽鳥栖は54分、最終ラインからのパスをカットした福田が、ボックス手前ゴール正面からシュート。しかし、これも力が入り、枠を大きく超えていく。

▽58分、仙台はボックス手前でFKを獲得。FKから梁勇基が狙いすましたクロスを上げると、相手DFの頭上を超えたボールに石原が滑り込みながら合わせ、仙台が同点に追いつく。

▽その後は互いに攻め込む展開となり、激しさを増したデュエルでは一触即発状態も。仙台は、関口に代えて永戸、梁勇基に代えて奥埜、阿部に代えてハモン・ロペスを投入する。

▽それでも74分、鳥栖は小野がボックス手前でDFをかわし、フリーでシュートを狙うもブロックに遭う。さらには、左サイドを仕掛けた小野のクロスを、ファーサイドで金崎が頭で合わせるも、シュートは枠に飛ばない。

▽得点が欲しい鳥栖は、75分にトーレスと福田を下げ、趙東建と安在を投入。すると78分、右サイドを仕掛けた安在がファウルをもらいFKを獲得。ボックス右のFKから安在が左足でクロスを上げると、ジョアン・オマリがどんぴしゃヘッド。これが決まり、鳥栖が再びリードする。

▽仙台は83分、ボックス右でボールを持ったハモン・ロペスが強引にシュート。これが小野に当たり、シュートが枠へ。しかし、日本代表GK権田が鋭い反応で何とか防ぎ、事なきを得る。

▽リードを守りたい鳥栖は、84分に小林に代えてキム・ミンヒョクを投入。5バックにして守り切る作戦に。すると87分、雷の発生により試合が突如中断。約45分間の中断後、再開した。

▽再開後は、大雨の影響もありピッチに水がたまっている状態に。そんな中88分、鳥栖はゴール正面でFKを獲得。金崎が直接狙ったシュートは、GKシュミット・ダニエルがわずかに触り、クロスバーを直撃した。

▽前からプレスをかける鳥栖の前に押し込まれていた仙台だったが90分、右サイドからのクロスをボックス中央で板倉がヘッド。シュートは枠に飛ぶが、GK権田がキャッチ。その後も仙台が攻め込むが、鳥栖が落ち着いて凌ぎ2-3で鳥栖が勝利した。

▽勝利した鳥栖は、勝ち点を33に伸ばし、前日名古屋グランパスに敗れた柏レイソルを得失点差で抜き暫定ながら残留圏の15位に浮上。敗れた仙台は、ACL出場権が遠のいてしまった。
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C5FSJ6ovXxx/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">adidas Tokyo(@adidastokyo)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">“”<br><br>その力強く熱い声援で選手を支え鼓舞し続けるファン・サポーターを、大きな船を支える錨のような存在と重ね合わせた。<br><br><br>4/6 予約受付開始。<a href="https://twitter.com/hashtag/fmarinos?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#fmarinos</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/2024SPECIALUNIFORM?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#2024SPECIALUNIFORM</a> <a href="https://t.co/H3ig3xrBXR">pic.twitter.com/H3ig3xrBXR</a></p>&mdash; 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) <a href="https://twitter.com/prompt_fmarinos/status/1773545948561469731?ref_src=twsrc%5Etfw">March 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.29 12:50 Fri

浦和がスタグルや商品に関する「紅麹原料」の使用について声明「いずれの取扱商品にも使用されていない」…ファンは対応を称賛「安心したので全部食べます!」「非常にありがたい」

浦和レッズは28日、「ホームゲーム飲食売店等の取扱商品について」として声明を発表した。 浦和は、浦和レッズ、三菱重工浦和レッズレディースのホームゲーム会場にて販売している各種飲食メニューについて調査をしたとのこと。使用者に死者が出るなどして報道されており、関係省庁も使用中止を喚起している小林製薬株式会社製造の「紅麹原料」の使用有無を調べたという。 クラブによれば、いずれも使用はされていないとのこと。過去の製品にも使用はされていなかったが、別物である「ベニコウジ色素」が使用されていたものはあったという。 「浦和レッズおよび浦和レッズレディースのホームゲーム会場にて販売しております、各種飲食メニューについて弊クラブ内で調査いたしました結果、今般関係省庁等より使用中止を含む注意喚起がなされております小林製薬株式会社製造の「紅麹原料」は、いずれの取扱商品にも使用されていないことが確認されました」 「また過去の取扱商品も含めまして、ホームゲーム飲食売店、スタジアムファンショップ、オンラインショップ、およびオフィシャルショップ「RED VOLTAGE」の一部取扱商品には「ベニコウジ色素」が使用されておりますが、こちらは食品衛生法に定められた食品添加物公定書規格に適合した食品添加物着色料であり、今般の健康被害を招いたとされる「紅麹原料」とは異なるものであることを製造メーカーに確認済みです」 「なお、「ベニコウジ色素」を含む飲食物にご不安をお感じになられる方にも安心してスタジアムでの時間をお過ごしいただけますよう、今週末3月30日(土)に埼玉スタジアムにて開催されるアビスパ福岡戦より、「ベニコウジ色素」を含む商品につきましては店頭表示等にて分かりやすくお伝えする等の対応を行ってまいります」 この声明にファンは「安心したので全部食べます!」、「素晴らしく素早い対応」、「危機管理」、「このようなステイトメントは非常にありがたい」、「こういうリリースは大事」、「素晴らしい取り組み」と、浦和の対応の早さが称賛されている。 2024.03.28 21:22 Thu

恩師率いる京都相手にJ1デビュー目指す東京Vの永井颯太、少なくない課題自覚も「チームを勝たせられる選手に」

東京ヴェルディのMF永井颯太が、J1デビューに向けて一歩ずつ着実に歩みを進めている。 永井は2022年に流通経済大学から当時J3リーグのいわきFCに加入し、プロキャリアをスタート。昨シーズンはJ2リーグに昇格したいわきでジョーカー役として存在感を示すと、今シーズンからJ1リーグに昇格した東京Vに完全移籍した。 その新天地ではいわき時代にも課題とされたプレー強度、守備の部分で成長途上ということもあり、開幕4試合はいずれもベンチ外。J1デビューはお預けとなっている。 それでも、「ちょっとずつ身体も動くようになっている」と、ここ最近のトレーニングや練習試合では最大の持ち味であるドリブルや、個での局面打開という攻撃面で良いアピールを見せている。 「日々の練習で成長を感じている」と手応えや充実を語る永井だが、自身の現状についてはウイークだけでなく、ストロングの部分でも改善の必要性を感じているという。 「(プレー強度は)まだ足りないというのが自分の中ではあるので、90分持つ、持たないではなく、そのノルマのレベルを短い時間でも達成できるようなプレーヤーになりたいです」 「スタメン組とか、試合に出ている選手と比べると、守備の面で足りないですし、自分は攻撃の選手として最後のシュートやアシスト、その最後のクオリティがまだ足りないかなと感じています」 攻撃面ではサイドでの仕掛けなど得意なプレーに関して十分に通用するという自信を得ている一方、チームで求められるユニットでの崩しや中央でのプレーを改善点に挙げる。 「ヴェルディに来てからはユニットで崩すという部分で、周りの選手を見てもとても上手い選手が多いので、自分の個人での仕掛けだけではなくて、そういう周りを使ったプレーをもっと磨いていきたいです」 「カットインとか縦の一瞬とかは得意ですけど、そこからのクロスだったり、どう崩していくか。結局はゴールを取らないといけないポジションなので、そこの部分を突き詰めていきたい。また、最近はサイドのプレーだけではなく、中でのプレーを磨いてプレーの幅を増やしてほしいとも言われています」 J1デビューに向けて現状を冷静に分析する24歳だが、満田誠(サンフレッチェ広島)、安居海渡(浦和レッズ)、佐々木旭(川崎フロンターレ)ら12名がJリーグに加入した流経大の同期、今季いわきからJ1にステップアップした元チームメイトの存在もあり、自身も早く同じ舞台で戦いたいと野心に燃える。 とりわけ、流経大といわきの同期だった家泉怜依(北海道コンサドーレ札幌)の存在や、直近のアルビレックス新潟戦後に交流した宮本英治、遠藤凌らいわきの元同僚から刺激を受けているという。 「同期はやっぱり今、試合に絡んでる選手が多い中で自分は絡めていないので、早くみんなに追いつけるようにしたいです。いわきのときから一緒のコンサドーレの家泉選手との対戦は非常に楽しみですね。お互い試合にまだ絡めていないので、やるときには絡めていたらなと思います」 「(宮本、遠藤と)少し話をしましたが、J1のレベルの高さを感じていて余裕はないというか、苦戦している部分もあると言っていました。そういう意味で自分なんかはもっとやらないといけないですし、他の選手を刺激にしながら成長していきたい。J1は対戦相手を見てもレベルが格段と上がっているので、その中で自分がどれだけできるかだったり、活躍したいという気持ちはより強くなっています」 そういった中、29日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第5節の京都サンガF.C.戦は、ここまで開幕全試合で先発出場していたMF山田楓喜、FW木村勇大が保有元との対戦で契約によって起用できず。前線の控え選手にとっては大きなチャンスとなる。 さらに、永井にとっては佐藤響、宮本優太の大学の同期2人に加え、大学時代に指導を受け、「恩師」と語る曺貴裁監督との対戦となり、この一戦に対するモチベーションは非常に高い。 「大学時3年生のときに指導してもらいましたが、自分の中ではサッカー人生を変えるような出会いだったので、チョウさんと出会ってからは、常日ごろから練習は100%、120%と全力でやれと言われていたので、それをいつも心がけています」 「今までと違う指導のアプローチの仕方というか、自分自身もすごくいろんなものを学ばせてもらった監督でもあるので、恩師みたいな感じです」 「(京都の印象は)前からプレスをかけるところだったり、両サイドバックが結構攻撃的に仕掛けてくるという部分は、やっぱりチョウさんらしいなと。あとは、カウンターのときの枚数のかけ方、駆け上がりというのは、本当にチョウさんの色が出ているなと感じています」 現状でメンバー入りに向けたハードルは決して低くないが、「今まで試合に絡めていなかった部分で、すごいチャンスだと思う」と虎視眈々とデビューの機会を窺うドリブラーは、「自分が出るときは攻撃で違いを見せるとき。負けている状況や引き分けの状況でチームを勝たせられるようにしたい」と、強い意気込みを示した。 2024.03.28 20:30 Thu
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