ユーベ生え抜きマルキジオ、1年前にミランの高額オファーを拒否…理由は「愛」

2018.10.12 16:52 Fri
ゼニトに所属する元イタリア代表MFクラウディオ・マルキジオの父であり代理人を務めるステファノ・マルキジオ氏が、11日付のイタリア紙『トゥット・スポルト』のインタビューに応じた。昨年、ミランからのオファーを断っていたことを明かしている。

■ボヌッチ&マルキジオW獲得狙ったミラン幼少期から25年もの間ユベントスに在籍し、セリエA7連覇を含む数々のタイトル獲得に貢献したマルキジオ。しかし、近年は故障に泣かされ、十分な出場機会を得られず、8月に双方の合意による契約解除により退団した。その後、新天地ロシアへと旅立っている。

1年前にはミランへ電撃移籍したDFレオナルド・ボヌッチ(今夏、ユーベへ復帰)に続き、生え抜きのマルキジオまでもがライバルクラブに加入する可能性があると報じられ、ファンがパニックに陥る騒動となったが、父であるステファノ氏は実際にミランからオファーが届いていたことを明かしている。

「後悔はないが、3年前ならクラウディオは他クラブへ移籍し、もっと稼ぐことができたはずだった。2017年には、ミランから2倍の年俸を提示されたが断った。なぜなら彼は愛するクラブであるユベントスでキャリアを終えることを望んでいたからだ。ただサッカーにおいて事情は変わるものだ。チームの若返りを図りたいというユベントス幹部の決断も理解できる」

「クラウディオは少しノスタルジックに感じているようだが、むしろ感じない方がおかしいだろう。もし彼が今もユベントスに残れていたとしたら、地球上で最も幸せな男になっていただろうね。だが我々は新たな1ページを開くことを決め、クラウディオも新たな生活に非常に満足している。ゼニトは野心のあるクラブだし、スタジアムも非常に近代的だ。順位表でも首位につけているので、ロシアで8年連続優勝を達成できるよう祈っている」

最後にステファノ氏は、これからもファンとしてユベントスを見守っていくことを約束。「息子も私もユーベの1人目のファンだ。1試合たりも見逃すつもりはない。1996年と同じようにファンとしてチャンピオンズリーグ優勝を祝えることを願っている」と述べた。


提供:goal.com
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