シャフタール2点先攻も、2分で2点を奪ったリヨンが引き分けに持ち込む《CL》

2018.10.03 06:05 Wed
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第2節、リヨンvsシャフタールが2日に行われ、2-2の引き分けに終わった。
PR
▽開幕節で優勝候補のマンチェスター・シティを下して白星スタートを切ったリヨンは、その後のリーグ戦3試合も2勝1分けと好調をキープ。2連勝を目指すこの一戦に向けてはフェキルやムサ・デンベレ、トラオレらが先発に顔を揃えた。
▽一方、前節はホッフェンハイムと引き分けたシャフタールは直近のリーグ戦では6得点圧勝を収めた。今大会初勝利を目指す今節は、前節ゴールのイスマイリやマイコン、ジュニオール・モラエスが先発に起用された。

▽先にチャンスを迎えたのはリヨン。味方のパスから最終ラインを突破したムサ・デンベレがGKピアトフと一対一になるも、ゴールエリアを飛び出して対応してきたピアトフにシュートを阻まれ先制ならず。直後にはフェキルがロングループシュートでGKが出ていたところを狙ったが、枠を捉えられなかった。

▽その後はシャフタールが立て続けにチャンスを演出。まずは18分、味方のパスでボックス左に入ったマイコンが至近距離から狙ったが、コースを切られシュートを外してしまう。22分には、ジュニオール・モラエスボックス手前から強烈なドライブがかかったシュートを見舞うが、GKアントニー・ロペスが片手一本で掻きだした。さらに30分にはカウンターから最後はマルロスがボックス右からシュートを狙うが、GKの正面に飛んでしまう。
▽このまま後半に向かうかに思われた44分、攻勢を続けたシャフタールがついに均衡を破る。左サイドでタイソンのパスから敵陣深くに侵攻したイスマイリのクロスにジュニオール・モラエスがニアで反応。相手DFの間に上手く入ってマークを外したモラエスがグラウンダーのクロスをダイレクトで流し込み、シャフタールがリードを奪って後半に向かった。

▽リヨンが積極的は入りを見せた後半、シャフタールが追いすがるリヨンを突き放す。55分、自陣右サイドでボールを奪ったシャフタールは、カウンターで徐々に左へと展開。最後にボックス左でボールを受けたジュニオール・モラエスは、相手のタイミングを外す巧みなシュートをファーサイドに流し込み、自身2点目となる追加点を挙げた。

▽リードを2点に広げたシャフタール。65分には、再びカウンターからジュニオール・モラエスに3点目のチャンスが訪れるも、シュートは大きく枠を超えてしまう。

▽するとシャフタールはここで決めきれなかったツケを支払わされることになる。70分、左サイドから攻めるリヨンは、フェキルのボックス左端からのシュートにM・デンベレが打点の高いヘディングシュートを突き刺し1点差に。さらにその2分後、再び左サイドを侵略したリヨンは、一度、クロスが相手に引っかかるも、そのこぼれ球をボックス左で拾ったアワールの折り返しをデュボワが押し込んで、瞬く間に同点に追いついた。

▽たった2分で2点差を追いついたリヨンは78分、ピッチ中央でボールを奪いすぐさまカウンターに転じると、最後はM・デンベレがボックス左から流し込みにかかったがGKのファインセーブに遭ってしまう。後半アディショナルタイムにはシャフタールにラストチャンス。途中出場のカヨデのシュートがクロスバーを直撃。

▽結局、試合は2-2のまま終了。2点を先攻したシャフタールにとっては痛いドローとなった。

PR
関連ニュース

ゴンサロ・ラモスの2発など前半ゴールラッシュのPSGがリヨンを撃破!【リーグ・アン】

パリ・サンジェルマン(PSG)は21日、リーグ・アン第30節でリヨンと対戦し4-1で勝利した。 ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのバルセロナ戦を4-1で勝利しベスト4進出を決めたPSGは、その試合からスタメンを5人変更。ムバッペやデンベレ、ファビアン・ルイスらに代えてゴンサロ・ラモス、コロ・ムアニ、アセンシオらをスタメンで起用した。 リーグ戦5試合負けなし中の8位リヨン(勝ち点41)に対し、PSGは最初のチャンスで先制する。3分、ボックス左横まで切り込んだバルコラのパスに反応したアセンシオがボックス左深くから折り返しを供給すると、これがMFマティッチのオウンゴールを誘発した。 幸先良く先制したPSGは、6分にもアセンシオの左CKをニアでバルコラがフリックすると、ゴール前のベラウドが左足ボレーで流し込む。さらに32分には、コロ・ムアニのパスで右サイド高い位置で受けたハキミのクロスをゴンサロ・ラモスがヘディングでゴールに叩き込んだ。 その後、37分にヌアマのミドルシュートで1点を返されたPSGだったが、42分にカウンターから追加点を奪う。ドリブルで中央を持ち上がりザイール=エメリのパスをボックス左で受けたアセンシオがDFとGKの間に絶妙なダイレクトクロスを通すと、すべり込んだゴンサロ・ラモスが右足でゴールネットを揺らした。 迎えた後半、PSGは55分にピンチ。スルーパスでボックス左から侵入したメイトランド=ナイルズの落としからシェルキがシュート。さらに63分にも、マティッチのパスでゴール前に抜け出したカクレに決定機を許したが、共にシュートはGKドンナルンマが好セーブ。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。結局、最後までスコアは動かず。前半のゴールラッシュでリヨンを下したPSGがリーグ戦無敗を「24」試合に伸ばした。 2024.04.22 06:00 Mon

策的中のチェルシーが歴史的先勝!バルセロナはホームで5年ぶり黒星…フランス勢対決はリヨンがPSGを大逆転【UWCL】

20日、UEFA女子チャンピオンズリーグ準決勝1stレグの2試合が各地で行われ、チェルシーとリヨンが先勝した。 チェルシーは前回王者バルセロナの敵地に乗り込み、エリン・カスバートのゴールで1-0と勝利を収めた。なお、なでしこジャパンのFW浜野まいかはメンバー外だった。 37分、チェルシーは左の深い位置で押し込み、シェーケ・ニュスケンがボックス左でタメを作って中央へ。受けたスコットランド女子代表MFは、ボディフェイントで対峙相手をかわしての右足フィニッシュを叩き込んだ。 バルセロナは51分、パトリシア・ギハーロのシュートをブロックしたカデイシャ・ブキャナンのハンドを誘発し、PKを獲得する。だが、VARからの進言とオンフィールドレビュー(OFR)の結果、ブキャナンにマークされていたサルマ・パラジュエロがオフサイドポジションで、ブロック対象者への影響があったと判断されてPKは取り消された。 バルセロナがホームでの公式戦で敗れたのは2019年2月以来5年ぶり。枠内シュートも1本に抑えられ、2022年4月以来の無得点試合にもなった。 また、データサイト『Opta』によれば、イングランドのチームがUWCL準決勝1stレグで勝利したのは、15回目にして初のとのこと。5バックで堅牢な守備を敷くエマ・ヘイズ監督の策がはまった。 また、準決勝のもう1試合、フランス勢対決となったリヨンvsパリ・サンジェルマン(PSG)は、マリー・アントワネット・カトトの2ゴールでPSGが先行したが、歴代最多8度の優勝を誇るリヨンの意地が勝り、80分以降に3点を奪っての逆転勝ちを収めている。 運命の2ndレグは、チェルシーvsバルセロナが27日にスタンフォード・ブリッジで、PSGvsリヨンが28日にパルク・デ・プランスにて行われる。 ◆UWCL準決勝1stレグ バルセロナ 0-1 チェルシー リヨン 3-2 PSG <span class="paragraph-title">【動画】キャプテンの一撃でチェルシーがバルセロナに歴史的勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tNozOYWYDcU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】リヨンが2点差をひっくり返しPSGに先勝</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="AcouKtu1YSA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.21 21:00 Sun

フランス女子のエースFWル・ソマーがヒザの手術…UWCLのPSGは欠場、パリ五輪も不安視

オリンピック・リヨンの(34)がヒザの手術を受けることとなった。 リヨンで史上初のクラブ通算300ゴールを到達し、代表でのゴール数も歴代最多の「93」を数えるフランスを代表するストライカーであるル・ソマー。コリーヌ・ディアクル前監督時代は不遇を受けたが、エルヴェ・ルナール監督の要望により代表復帰も果たし、代表キャップ数は200まで10を切るところまで来ている。 だが、9日に行われた女子欧州選手権(ユーロ)2025予選のグループステージ第2節スウェーデン女子代表戦では、58分に相手選手と激しいコンタクトの結果、右ヒザを痛めてプレー続行不可能に。62分にピッチを後にしていた。 フランス『RMCスポーツ』などによれば、この影響でル・ソマーはヒザの手術を受けることになったとのこと。リーグ戦再開を前に前日会見に臨んだ、所属リヨンのソニア・ボンパストル監督が明かした。 欠場は「数週間」とのことだが、14日のリーグ戦はもちろんのこと、20日に行われる女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準決勝第1戦、パリ・サンジェルマン(PSG)も離脱となる見込み。 ボンパストル監督いわく「十字じん帯損傷ではない」とのことだが、パリ・オリンピックも迫る時期だけに、リヨンだけでなくフランスにとっても気がかりとなっている。 <span class="paragraph-title">【動画】300ゴール到達のル・ソマーを祝福するリヨンのドキュメント</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KFjUvLyfQik";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.13 21:50 Sat

直近5戦4敗のパレルモがコリーニ監督の解任準備か…後任最有力はグロッソ氏か

セリエBのパレルモがエウジェニオ・コリーニ監督の解任を検討し始めているようだ。イタリア『フットボール・イタリア』が報じている。 コリーニ体制2年目を迎えたパレルモは、31試合を消化したセリエBでここまで14勝7分け10敗の6位に位置。自動昇格圏の2位コモとは9pt差となっているが、直近5試合は1勝4敗と負けが先行していた。 移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、パレルモの首脳陣は1日に行われたピサ戦の敗戦を受けてコリーニ監督の解任を考えており、後任監督の最有力候補に元イタリア代表DFのファビオ・グロッソ氏が浮上しているという。 現役時代は左サイドバックとして名を馳せ、パレルモやインテル、ユベントスでもプレーしたグロッソ氏は、引退後にユベントスのU-19で指導者キャリアをスタート。 その後、バーリでファーストチームの監督を務めると、エラス・ヴェローナやブレシア、シオン(スイス)、フロジノーネでで監督を歴任。直近では低迷していた古巣のリヨンで監督を務めたが、チームを立て直すことはできず、昨年11月末に解任されていた。 2024.04.03 00:30 Wed

伊東純也&中村敬斗が共に先発! 敵地で粘ったS・ランスはリヨン相手にドロー【リーグ・アン】

リーグ・アン第27節、リヨンvsスタッド・ランスが30日にパルク・オリンピック・リヨンで行われ、1-1のドローに終わった。なお、ランスのMF伊東純也はフル出場、FW中村敬斗は73分までプレーした。 前節、伊東の鮮烈なゴールによってメスを撃破し、3戦ぶりの白星を挙げた9位のランス。インターナショナルマッチウィーク明け初戦では10位のリヨン相手に連勝を狙った。この一戦では伊東に加え、中村が4試合ぶりにスタメン復帰を果たした。 敵地でボールを握られる入りとなったランスだが、コンパクトな守備でラカゼット、オルバン、シェルキという強力な攻撃陣に仕事を許さない。逆に、カウンターや背後を突いた攻撃から中村、ディアキテと良い形でフィニッシュに繋げていく。 ただ、20分を過ぎた辺りから自陣に押し込まれる場面が増え始めると、[4-2-3-1]から[3-5-2]気味の形に変更。伊東はディアキテと共にやや攻め残る立ち位置を取り、中村は守備時により深い位置まで下がる形に。 粘り強い守備で守勢を耐えるランスだが、37分には伊東の中央突破からカウンターに転じて中村、アキエメと繋いで際どいシーンも創出。全体を押し上げて攻めるリヨンにカウンターの脅威を示した。 リヨンペースもゴールレスで折り返した試合は後半も拮抗した展開が続いていくが、アウェイのランスがファーストチャンスをモノにする。 55分、右CKの場面でキッカーの伊東が右足アウトスウィングの正確なボールを入れると、アブデルハミドがドンピシャのヘディングシュート。これは左ポストを叩いたが、こぼれ球にいち早く反応したオクムが押し込んだ。 良い時間帯に先制したランスだが、ここから一気にギアを上げてきたホームチームの攻勢に晒される。そして、リヨンの2枚替えの直後の65分には途中出場のベンラーマの左クロスを同じく途中出場のヌアマにダイビングヘッドで押し込まれ、同点に追いつかれた。 1-1のイーブンに戻った後は中村がカウンターを起点に良い形を続けて作ったが、決め切れず。73分には守勢の状況を考慮し、中村とアタンガ・エドアを下げてコネ、リシャルドソンを投入した。 後半終盤にかけても守勢を強いられるランスだが、粘り強い守備で何とか耐えると、終盤には伊東の個人技からのチャンスメークやリシャルドソンの見事なミドルシュートでゴールに迫るなど勝ち点3への姿勢も示したが、最終的に1-1のままタイムアップを迎えた。 連勝を逃したランスだが、内容面を鑑みれば敵地でのドローはまずまずの結果となった。 2024.03.31 07:06 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly