【J1ピックアッププレビュー】2カ月越しの神奈川ダービー! 残留争い一歩脱出か、首位急接近か《湘南vs川崎F》
2018.09.26 10:00 Wed
▽7月28日に開催予定も台風の影響で延期になっていた明治安田生命J1リーグ第18節の14位・湘南ベルマーレ(勝ち点31/1試合未消化)vs2位・川崎フロンターレ(勝ち点52/1試合未消化)。2カ月の時を経て神奈川ダービーが、9月26日にShonan BMW スタジアム平塚で行われる。
◆前回対戦は白熱のドロー
▽両者のリーグ戦での前回対戦は、3月2日に行われた第2節。互いに開幕節を勝利して迎えた一戦だった。湘南の昇格によって2年ぶりに実現した試合は、両者チャンスを作る中、川崎Fが56分にFW小林悠のゴールで先制する。しかし湘南も66分にCKの流れからFW松田天馬が決めて同点に。その後は互いに譲らず、1-1で勝ち点1を分け合った。
◆残留争い一歩脱出へ~湘南ベルマーレ~
▽湘南は前節のセレッソ大阪戦を1-1の引き分けに終わり、2試合未勝利中だ。押し込まれた展開の中、87分に貴重な先制点を奪うも、前々節の鹿島アントラーズ戦(1-2●)に続いて後半アディショナルタイムに被弾。攻守にアグレッシブな戦いを披露したものの、試合の終わらせ方に課題を残している。
▽現在J1参入プレーオフ圏内の16位・柏レイソルとの勝ち点差はわずか「1」。残留に向けて何としても負けられない。今節の相手である王者・川崎Fは、現在攻撃陣が好調で多彩な攻撃パターンで押し込んでくるだろう。それに対して、いかに主導権を握った守備で対応できるかがカギとなる。苦戦も予想されるが、ここで勢いある川崎Fに勝利することができれば、順位の浮上だけでなく、終盤戦に向けて大きな自信を手にすることになる。ダービーを制して残留争いから抜け出すきっかけを掴みたい。
◆首位急接近へ~川崎フロンターレ~
▽一方の川崎Fは、前節名古屋グランパスに3-1と勝利して連勝。2016年まで5シーズンに渡って川崎Fを指揮した風間八宏前監督率いる相手を攻守に圧倒して、王者らしい姿を見せつけた。さらに、前節首位・サンフレッチェ広島がFC東京と引き分けたことで勝ち点差を「4」に縮めることに成功している。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆湘南ベルマーレ[3-4-2-1]
DF:山根視来、坂圭祐、大野和成
MF:岡本拓也、齊藤未月、秋野央樹、杉岡大暉
MF:松田天馬、梅崎司
FW:イ・ジョンヒョプ
監督:曺貴裁
▽前節からの変更点は1つか。C大阪戦で前半に退いたFW小川慶治朗に代えて前回対戦時にゴールを記録した松田が入ることを予想する。また、右ウイングバックは24日に第一子が誕生したDF岡本拓也が務める。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、下田北斗
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽一方の川崎Fは中3日も前節同様の先発メンバーを起用か。リーグ戦3試合先発出場が濃厚のMF下田北斗は古巣戦。湘南をよく知る万能MFが躍動できるか。セットプレーにも期待がかかる。
【注目選手】
◆MF梅崎司(湘南ベルマーレ)
◆MF阿部浩之(川崎フロンターレ)
◆今後占う神奈川ダービー…無傷の勝利は不可能!?
▽現在J1参入プレーオフ圏内の16位・柏レイソルとの勝ち点差が「1」の湘南と、勝てば首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差を「1」に縮めることができる川崎F。残留と優勝で目指すものは違うが、この一戦での結果が今後目標達成に向けても重要なものとなりそうだ。
▽そして迎える両者の神奈川ダービーは、これまで多くの熱戦を繰り広げてきた。特に2016シーズンのJ1・1stステージ第2節では4-4、2ndステージ第6節では3-2(川崎Fが勝利)が印象的で、J1での対戦では、1試合平均得点がなんと「4.3」。さらにその全9試合でどちらかが無失点で抑えることができた試合は一度もない。まさに無傷ではいられないダービーマッチだ。
▽そんな神奈川ダービーを制すのは、残留争い脱出を目指す湘南か、それとも逆転優勝へ大きく近づきたい川崎Fか。白熱必至の一戦は、26日の19時半にキックオフを迎える。
◆前回対戦は白熱のドロー
▽両者のリーグ戦での前回対戦は、3月2日に行われた第2節。互いに開幕節を勝利して迎えた一戦だった。湘南の昇格によって2年ぶりに実現した試合は、両者チャンスを作る中、川崎Fが56分にFW小林悠のゴールで先制する。しかし湘南も66分にCKの流れからFW松田天馬が決めて同点に。その後は互いに譲らず、1-1で勝ち点1を分け合った。
▽湘南は前節のセレッソ大阪戦を1-1の引き分けに終わり、2試合未勝利中だ。押し込まれた展開の中、87分に貴重な先制点を奪うも、前々節の鹿島アントラーズ戦(1-2●)に続いて後半アディショナルタイムに被弾。攻守にアグレッシブな戦いを披露したものの、試合の終わらせ方に課題を残している。
▽現在J1参入プレーオフ圏内の16位・柏レイソルとの勝ち点差はわずか「1」。残留に向けて何としても負けられない。今節の相手である王者・川崎Fは、現在攻撃陣が好調で多彩な攻撃パターンで押し込んでくるだろう。それに対して、いかに主導権を握った守備で対応できるかがカギとなる。苦戦も予想されるが、ここで勢いある川崎Fに勝利することができれば、順位の浮上だけでなく、終盤戦に向けて大きな自信を手にすることになる。ダービーを制して残留争いから抜け出すきっかけを掴みたい。
◆首位急接近へ~川崎フロンターレ~
▽一方の川崎Fは、前節名古屋グランパスに3-1と勝利して連勝。2016年まで5シーズンに渡って川崎Fを指揮した風間八宏前監督率いる相手を攻守に圧倒して、王者らしい姿を見せつけた。さらに、前節首位・サンフレッチェ広島がFC東京と引き分けたことで勝ち点差を「4」に縮めることに成功している。
▽そんな中、中3日で湘南戦を迎える。いつも通り攻撃の時間を長く保ち、押し込み続けたい。しかし、相手は粘り強い守備と高い走力を持っており、カウンターには要注意だ。ここで勝利することができれば、首位との勝ち点差を一気に「1」を縮めることができるだけに、しっかりと勝利して広島にプレッシャーをかけたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆湘南ベルマーレ[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:秋元陽太DF:山根視来、坂圭祐、大野和成
MF:岡本拓也、齊藤未月、秋野央樹、杉岡大暉
MF:松田天馬、梅崎司
FW:イ・ジョンヒョプ
監督:曺貴裁
▽前節からの変更点は1つか。C大阪戦で前半に退いたFW小川慶治朗に代えて前回対戦時にゴールを記録した松田が入ることを予想する。また、右ウイングバックは24日に第一子が誕生したDF岡本拓也が務める。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、下田北斗
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽一方の川崎Fは中3日も前節同様の先発メンバーを起用か。リーグ戦3試合先発出場が濃厚のMF下田北斗は古巣戦。湘南をよく知る万能MFが躍動できるか。セットプレーにも期待がかかる。
【注目選手】
◆MF梅崎司(湘南ベルマーレ)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽一方、湘南のキープレーヤーはMF梅崎司だ。今シーズン加入した梅崎は序盤こそ安定して出場機会を得ることができなかったが、ロシアW杯中断明け以降から徐々に増加。そして第25節V・ファーレン長崎戦でついに移籍後リーグ戦初ゴールを挙げると、鹿島戦でも連発した。シーズン終盤に入り、気持ちの入ったプレーでチームを引っ張るベテランが王者を翻弄できるか。経験豊富なアタッカーに期待だ。◆MF阿部浩之(川崎フロンターレ)
(C)CWS Brains,LTD.
▽首位への急接近に鍵を握るのは阿部だ。昨シーズンにはキャリアハイの10ゴールを記録したものの、今シーズンはチャンスにこそ顔出すものの、ポストに嫌われることも多くここまで量産できず。しかし、前々節の北海道コンサドーレ札幌戦で9試合ぶりにゴールネットを揺らすと、前節名古屋戦では豪快なミドルシュートを突き刺した。ここまで4ゴール。2試合連発と勢いに乗るアタッカーが逆転優勝に向けてここから爆発するか注目だ。◆今後占う神奈川ダービー…無傷の勝利は不可能!?
▽現在J1参入プレーオフ圏内の16位・柏レイソルとの勝ち点差が「1」の湘南と、勝てば首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差を「1」に縮めることができる川崎F。残留と優勝で目指すものは違うが、この一戦での結果が今後目標達成に向けても重要なものとなりそうだ。
▽そして迎える両者の神奈川ダービーは、これまで多くの熱戦を繰り広げてきた。特に2016シーズンのJ1・1stステージ第2節では4-4、2ndステージ第6節では3-2(川崎Fが勝利)が印象的で、J1での対戦では、1試合平均得点がなんと「4.3」。さらにその全9試合でどちらかが無失点で抑えることができた試合は一度もない。まさに無傷ではいられないダービーマッチだ。
▽そんな神奈川ダービーを制すのは、残留争い脱出を目指す湘南か、それとも逆転優勝へ大きく近づきたい川崎Fか。白熱必至の一戦は、26日の19時半にキックオフを迎える。
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