ラカゼット&オーバ疑惑弾でアーセナルがリーグ4連勝! 守護神チェフ躍動で今季初のクリーンシートも達成!《プレミアリーグ》

2018.09.24 02:01 Mon
Getty Images
▽プレミアリーグ第6節、アーセナルvsエバートンが23日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが2-0で勝利した。

▽開幕連敗からの3連勝でV字回復を見せたアーセナルと、4戦負けなしから前節ウェストハムに敗れて今季初黒星を喫したエバートンによる新指揮官同士の一戦。前節、ニューカッスルに競り勝ち直近のヨーロッパリーグ(EL)でもヴォルスクラに4-2の快勝を飾ったチームはその試合から先発7人を変更。GKをチェフに戻したほか、エジルやラカゼット、ラムジーが先発に復帰。また、トレイラがリーグ戦初先発を飾った。
▽立ち上がりに裏へ抜け出したキャルバート=ルーウィンがいきなり決定機に絡むなど、アウェイのエバートンが良い入りを見せる。GKチェフやDFムスタフィを筆頭に足下に難がある守備陣に対して前線の快足アタッカーが果敢にプレッシャーをかけてショートカウンターを狙う。

▽対するアーセナルは最前線にラカゼット、2列目に右からエジル、ラムジー、オーバメヤンと並べる[4-2-3-1]の構成の中でプレッシングをいなした際には縦に速い攻撃でチャンスを窺う。12分にはモンレアルが惜しいシュートを放つなど、攻撃の形を作っていく。

▽15分を過ぎてやや試合がこう着していく中、21分にはエバートンに決定機。前線でフィードを収めたリシャルリソンがDFベジェリンを振り切ってボックス手前から強烈な右足のシュートを放つが、これはややコースが甘くGKチェフの好セーブに阻まれる。
▽38分にはシグルドソンのスルーパスに抜け出したウォルコットに絶好機も、ここはGKチェフの見事な飛び出しに阻まれる。その後、足を痛めたパパスタソプーロスがプレー続行不可能となり、ホールディングが緊急投入された中、44分にはリシャルリソンが直接FKを枠に飛ばすが、これもGKチェフのファインセーブに遭い、エバートンがより多くの決定機を作ったものの前半はゴールレスで終了した。

▽後半も立ち上がりはエバートンが勢いを持ったプレーを見せるが、アーセナルが一瞬の隙を突いて一気にゴールを重ねていく。まずは56分、相手陣内中央でクリアボールをトレイラが引っかけると、これをペナルティアーク付近で拾ったラムジーが反転からボックス左のラカゼットに繋ぐ。そして、フランス代表FWが右足を振り抜くと、このシュートが右ポストの内側を叩いてゴールネットを揺らす。

▽さらに59分には鋭いカウンターでエジルが右サイドを突破すると、中央でフリーのラムジーに折り返す。ラムジーはバランスを崩してシュートに行けず、後方のオーバメヤンに繋ぐと、これをオーバメヤンが冷静に蹴り込んだ。この場面ではオーバメヤンが完全にオフサイドラインを越えていたものの、ジョナサン・モス主審はゴールを認め疑惑のゴールで追加点奪取に成功した。

▽不運も重なった連続失点で一気に厳しい立場に立たされたエバートンは71分にシグルドソンのFKからマイケル・キーンに決定機もこのヘディングシュートはGKチェフの好守に遭う。さらに72分にはキャルバート=ルーウィン、ウォルコットを下げてトスン、ベルナールと2人のアタッカーをピッチに送り出した。

▽後半半ばから終盤にかけてオーバメヤン、ラムジーを下げてイウォビ、ウェルベックを投入したアーセナルは今季初のクリーンシートに向けてやや後ろに重心を下げながらエバートンの反撃に対応していく。そして、シュートセーブ6本を記録した守護神チェフを中心に集中力を切らさなかったホームチームは2-0のスコアで試合をクローズ。待望の今季初のクリーンシートで勝ち切ったアーセナルがリーグ戦4連勝を飾った。
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