長谷部と酒井宏の対決は実現せず、長谷部フル出場のフランクフルトが10人になりながらもマルセイユに逆転勝利《EL》

2018.09.21 03:48 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)グループH第1節、マルセイユvsフランクフルトが20日に行われ、1-2でフランクフルトが勝利した。マルセイユのDF酒井宏樹はベンチ入りも出場せず、フランクフルトのMF長谷部誠はフル出場している。
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▽ラツィオ、アポロン・リマソルが同居するグループH。昨季EL準優勝でリーグ・アン4位のマルセイユと、昨季DFBポカール優勝のフランクフルトの一戦。マルセイユの酒井がベンチスタートとなった一方、フランクフルトの長谷部がDFLスーパーカップ以来となる先発となった。
▽長谷部が[4-3-3]の右インサイドMFでスタメンとなった試合は、開始3分に動く。B・サールのパスを受けたトヴァンが右サイドゴールライン際から折り返し、オカンポスがボレーで合わせ、マルセイユが先制した。

▽6分にラミが足を負傷してプレー続行不可能となったマルセイユはグスタボを投入。そのマルセイユが流れを引き寄せると、9分にジェルマンがヘディングシュートを浴びせるもGKトラップの好守に阻まれる。

▽さらに29分、相手のバックパスが短くなったところをジェルマンがカットしてGKと一対一となったが、シュートはトラップにセーブされてしまう。一方的な展開としていたマルセイユは40分、パイエの右足アウトにかけた絶妙パスに反応したボックス右のトヴァンがシュートに持ち込むも、GKトラップにセーブされ、前半を1点のリードで終えた。
▽後半からガシノビッチに代えてN・ミュラーを投入したフランクフルトは、52分に試合を振り出しに戻す。右CKからニアのルーカス・トロがヘディングシュートを決めた。

▽レアル・マドリーから移籍のルーカス・トロの加入後初ゴールで同点としたフランクフルトだったが、59分にヴィレウムスがパイエを削って2枚目のイエローカードを受け、退場となってしまった。

▽退場後、デ・グズマンに代えてファレットを投入したフランクフルトは、[4-4-1]で対応。そのフランクフルトは劣勢の中73分、N・ミュラーがプレを強襲するシュートを浴びせてけん制した。

▽終盤にかけても自陣に引いたフランクフルトがマルセイユの攻撃を凌ぐと、89分に逆転ゴールが生まれる。相手のミスパスをカットした流れから左サイドのファレットのクロスを受けたボックス内のヨビッチが右足でシュートを突き刺した。

▽これが決勝点となって2-1でタイムアップ。10人となったフランクフルトが劇的な逆転勝利を収めている。

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