ペップ不在でアルテタ采配のシティがホームでリヨンにまさかの敗戦…《CL》

2018.09.20 06:03 Thu
Getty Images
▽チャンピオンズリーグ(CL)のグループC第1節、マンチェスター・シティvsリヨンが19日にシティ・オブ・マンチェスターで行われ、アウェイのリヨンが2-1で勝利した。
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▽昨季準々決勝でリバプールとの同国対決に敗れたベスト8チームのプレミアリーグ王者シティと、昨季リーグ・アンで3位に入り2年ぶりのCL参戦を決めたリヨンによる一戦。開幕4勝1分けの無敗とリーグ戦で好スタートを切ったシティは直近のフルアム戦から先発3人を変更。オタメンディとザネ、アグエロに代えてストーンズ、ギュンドアン、ガブリエウ・ジェズスを起用した。一方、開幕から出遅れているリヨンはマンチェスター帰還のデパイとラファエウ、デナイヤーやエースFWフェキルが先発に名を連ねた。
▽昨季のリバプール戦での審判団への抗議でグアルディオラ監督がベンチ入り処分を科されたシティはピッチサイドでアルテタコーチが指揮を執る形で今季のCLをスタート。それでも、百戦錬磨の選手たちは普段通りにボールを支配して相手を押し込んでいく。

▽スターリング、ジェズスのドリブルを起点に相手の守備ブロック攻略を図るシティは17分に左CKの場面でラポルテが右ポストを叩くヘディングシュートを放つ。その後も人数をかけた攻めで幾度となく相手ゴールへ迫る。

▽しかし、なかなかゴールをこじ開けられずにいると、ミスから先制点を奪われる。26分、中盤でのボールロストから左サイドで味方とワンツーで深い位置を取ったフェキルに高速クロスを許す。これをデルフが空振りでクリアできないでいると、ファーでボールを拾ったM・コルネが冷静に左足で蹴り込んだ。
▽ホームでまさかの先制を許したシティはすぐさま反撃。シルバらが細かいパス交換で攻撃に絡んでいくと、ジェズス、デルフと際どい枠内シュートを放っていくが、相手GKアントニー・ロペスの好守に遭う。その後は押し込みながらもなかなか最後の場面でうまくいかないと、43分には自陣でのフェルナンジーニョのボールロストからデパイとのパス交換で抜け出したフェキルに強烈な左足のミドルシュートを右隅に決められ、まさかの2点ビハインドで前半を終えることになった。

▽迎えた後半、立ち上がりから攻勢に打って出ていくシティだが、より重心を後方に置いたリヨンの守備を崩し切れない。54分にはギュンドアンを下げてザネをピッチに送り出し、ベルナルド・シウバがインサイドハーフにポジションを移した。しかし、60分には相手陣内でのボールロストからロングカウンターを許しデパイに決定機を作られる。だが、このシュートはGKエデルソンが何とか触って右ポストを叩いた。

▽その後、63分にジェズスを下げて切り札のアグエロを投入したシティ。すると67分には左サイドでDF2枚を縦の突破で振り切ったザネのマイナスの折り返しを、ベルナルド・シウバが左足のダイレクトシュートでゴール右隅に流し込み、ようやく反撃の狼煙を上げる。

▽ここから一気に畳みかけたいホームチームは73分にボックス内でアグエロが右足を振り抜くが、これはGKの守備範囲。その後、76分にはスターリングを下げてマフレズをピッチに送り出した。そして、リスクを冒して相手ゴールに迫っていくシティはウォーカーの直接FKやザネの果敢な仕掛けで同点を目指すが、最後の精度を欠く。試合終了間際の90分にはラポルテのパスに抜け出したアグエロがゴール右で決定的なシュートを放つが相手GKのビッグセーブに阻まれ、万事休す。

▽指揮官不在の影響か難攻不落のシティ・オブ・マンチェスターで伏兵リヨンに金星を許したシティは今季公式戦初黒星となった。一方、リヨンは見事な戦いぶりで今グループ唯一の勝ち点3を手にして首位に立った。

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