【J1ピックアッププレビュー】両者抱く勝利への想い…熱き上位対決を北の地まで《川崎Fvs札幌》
2018.09.14 19:00 Fri
▽明治安田生命J1リーグ第26節が14日から16日にかけて行われる。注目カードの一つは、15日に等々力陸上競技場で行われる2位・川崎フロンターレ(勝ち点46/1試合未消化)vs4位・北海道コンサドーレ札幌(勝ち点41)の上位対決だ。
◆逆転優勝へのリスタートを~川崎フロンターレ~
▽前節のガンバ大阪戦を0-2で敗れて首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差を再び「9」に広げられた川崎F。5バックともとれるリアリストに徹した相手守備陣に苦戦し、守備面でも中断明け以降、解消されたかに思われた課題のセットプレーから2失点を喫して降格圏に沈む相手に白星を献上した。さらに代表ウィークに行われた鹿島アントラーズとのYBCルヴァンカップでも敵地での第1戦では1-1と貴重なアウェイゴールを奪うも、第2戦では押しきれない中で隙を与えてしまい、2戦合計スコア2-4で敗戦。準々決勝敗退で大会から姿を消した。
▽これで残されたタイトルはJリーグと天皇杯のみ。まずは至上命題であるリーグ連覇に向けて勝ち進むのみだ。1試合未消化ではあるものの、これ以上ポイントを落とせば逆転優勝への道は遠のいてしまう。中盤を支えるMF大島僚太は前節負傷、日本代表デビューを飾った守田英正もベストコンディションではないなど、チーム事情も苦しい中、まずはなんとしても上位対決に勝利して、公式戦3試合未勝利で漂う嫌な雰囲気を払しょくしたい。
◆対川崎F戦初勝利で道民に元気を~北海道コンサドーレ札幌~
▽一方の札幌は絶好調。前節のヴィッセル神戸戦では、積極的な入りを見せた相手に対して一歩も引かずFW菅大輝が先制点を奪う。その後、相手選手の退場をきっかけに押し込み、3-1とACL圏内を争うライバルから勝ち点3をもぎ取ることに成功。5試合負けなしで3連勝と勢いを継続している。
▽しかし、充実した戦いぶりを見せる中、札幌に6日北海道胆振東部地震が襲った。1週間たった今もなお、余震や断水が続き、不便な生活を強いられている地域もある。目標であるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏への浮上のためだけでなく、被災された方たちのためにもなんとしても勝利を届けたいところ。相手はこれまでリーグ戦で一度も勝利したことがない川崎F。王者相手に初勝利を飾り、道民に元気を与えたい。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:エウシーニョ、谷口彰悟、車屋紳太郎、登里享平
MF:大島僚太、下田北斗
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽前節負傷の大島はなんとか先発入りか。しかし、先日のコスタリカ代表戦で日本代表デビューを飾った守田が先発から外れる可能性。今シーズン湘南ベルマーレから加入したMF下田北斗にリーグ戦初出場の可能性が浮上した。ここまで出場機会に恵まれなったレフティーが不動のレギュラー陣を脅かすプレーを見せることができるか注目だ。また、守田以外の日本代表帰り組、DF車屋紳太郎と小林は問題なく先発に名を連ねることになりそうだ。
◆北海道コンサドーレ札幌[3-4-2-1]
DF:進藤亮佑、キム・ミンテ、福森晃斗
MF:早坂良太、宮澤裕樹、深井一希、石川直樹
MF:都倉賢、チャナティップ
FW:ジェイ
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
▽川崎Fから期限付き移籍中のMF三好康児は契約上の理由により出場することができない。前節左手首を痛めたMF駒井善成に代わり石川直樹が先発か。また、前節負傷により欠場していたFWジェイに先発に復帰することを予想する。DF福森晃斗とFW都倉賢は古巣戦を迎える。
【注目選手】
◆FW小林悠(川崎フロンターレ)
◆FW都倉賢(北海道コンサドーレ札幌)
◆どちらも負けられない一戦。熱き試合を北の地まで
▽逆転優勝でJ1連覇を目指す2位・川崎Fと、ACL出場を目指す4位・札幌の上位対決。川崎Fは首位・広島との勝ち点差を縮めるためにも勝つしかなく、負ければ連覇が遠のくだけでなく、下からの追い上げに苦しめられることになる。一方の札幌にとっても上位生き残りへ重要な一戦。これまでリーグ戦で1度も勝利したことがない相手だが、ここで初勝利を飾ることができれば、ACL出場だけでなく、2位浮上へのチャンスも大きく広がる。そして、札幌には上述通り、被災された方々のためにも負けられない。
▽両者が抱える理由は違えど、なんとしても勝利が欲しい一戦。北海道に元気を与えるような互いの気迫がぶつかる熱き試合を期待したい。上位対決を制すのは、川崎Fか、札幌か…。注目の一戦は15日の19時にキックオフを迎える。
◆逆転優勝へのリスタートを~川崎フロンターレ~
▽前節のガンバ大阪戦を0-2で敗れて首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差を再び「9」に広げられた川崎F。5バックともとれるリアリストに徹した相手守備陣に苦戦し、守備面でも中断明け以降、解消されたかに思われた課題のセットプレーから2失点を喫して降格圏に沈む相手に白星を献上した。さらに代表ウィークに行われた鹿島アントラーズとのYBCルヴァンカップでも敵地での第1戦では1-1と貴重なアウェイゴールを奪うも、第2戦では押しきれない中で隙を与えてしまい、2戦合計スコア2-4で敗戦。準々決勝敗退で大会から姿を消した。
◆対川崎F戦初勝利で道民に元気を~北海道コンサドーレ札幌~
▽一方の札幌は絶好調。前節のヴィッセル神戸戦では、積極的な入りを見せた相手に対して一歩も引かずFW菅大輝が先制点を奪う。その後、相手選手の退場をきっかけに押し込み、3-1とACL圏内を争うライバルから勝ち点3をもぎ取ることに成功。5試合負けなしで3連勝と勢いを継続している。
▽しかし、充実した戦いぶりを見せる中、札幌に6日北海道胆振東部地震が襲った。1週間たった今もなお、余震や断水が続き、不便な生活を強いられている地域もある。目標であるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏への浮上のためだけでなく、被災された方たちのためにもなんとしても勝利を届けたいところ。相手はこれまでリーグ戦で一度も勝利したことがない川崎F。王者相手に初勝利を飾り、道民に元気を与えたい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:エウシーニョ、谷口彰悟、車屋紳太郎、登里享平
MF:大島僚太、下田北斗
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽前節負傷の大島はなんとか先発入りか。しかし、先日のコスタリカ代表戦で日本代表デビューを飾った守田が先発から外れる可能性。今シーズン湘南ベルマーレから加入したMF下田北斗にリーグ戦初出場の可能性が浮上した。ここまで出場機会に恵まれなったレフティーが不動のレギュラー陣を脅かすプレーを見せることができるか注目だ。また、守田以外の日本代表帰り組、DF車屋紳太郎と小林は問題なく先発に名を連ねることになりそうだ。
◆北海道コンサドーレ札幌[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ク・ソンユンDF:進藤亮佑、キム・ミンテ、福森晃斗
MF:早坂良太、宮澤裕樹、深井一希、石川直樹
MF:都倉賢、チャナティップ
FW:ジェイ
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
▽川崎Fから期限付き移籍中のMF三好康児は契約上の理由により出場することができない。前節左手首を痛めたMF駒井善成に代わり石川直樹が先発か。また、前節負傷により欠場していたFWジェイに先発に復帰することを予想する。DF福森晃斗とFW都倉賢は古巣戦を迎える。
【注目選手】
◆FW小林悠(川崎フロンターレ)
(C)CWS Brains,LTD.
▽公式戦4試合ぶり勝利へカギを握るのは、小林だ。森保一監督初陣となったコスタリカ戦では、最前線に起用され、黒子に徹したプレーで周囲を生かし続ける巧さを披露した。しかし、クラブで今求められるのは間違いなくゴールだ。自身不在のルヴァンカップ2試合で生まれたチームの2ゴールはどちらもPK。代表合流直前の前節G大阪戦では自身も不発に終わっているだけに、札幌がJ1復帰を果たした2017シーズン以降、全3試合で得点を記録している相手にJ屈指の攻撃力を誇る川崎Fのエースたる所以を示したい。◆FW都倉賢(北海道コンサドーレ札幌)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽一方、札幌のキープレーヤーは絶好調男・都倉だ。現在4試合連続ゴール中とチームの好調を支えるエースは、11ゴールで川崎Fの小林と並んでついにJ1得点ランク日本人トップタイに。チームとしてはなんとしても勝利が欲しい中、今節も高さ・強さを武器にする都倉は、セットプレーやクロスへの対応に難を抱える王者撃破への重要なポイントとなりそうだ。前回対戦でもゴールを挙げている古巣相手に5試合連続ゴールを奪い、対川崎Fリーグ戦初勝利に導けるか。エース都倉の動きに注目だ。◆どちらも負けられない一戦。熱き試合を北の地まで
▽逆転優勝でJ1連覇を目指す2位・川崎Fと、ACL出場を目指す4位・札幌の上位対決。川崎Fは首位・広島との勝ち点差を縮めるためにも勝つしかなく、負ければ連覇が遠のくだけでなく、下からの追い上げに苦しめられることになる。一方の札幌にとっても上位生き残りへ重要な一戦。これまでリーグ戦で1度も勝利したことがない相手だが、ここで初勝利を飾ることができれば、ACL出場だけでなく、2位浮上へのチャンスも大きく広がる。そして、札幌には上述通り、被災された方々のためにも負けられない。
▽両者が抱える理由は違えど、なんとしても勝利が欲しい一戦。北海道に元気を与えるような互いの気迫がぶつかる熱き試合を期待したい。上位対決を制すのは、川崎Fか、札幌か…。注目の一戦は15日の19時にキックオフを迎える。
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