【ブンデスリーガ移籍総括】無風の王者バイエルンを含めビッグネーム到来はなし…日本人選手が活発な動き2018.09.05 18:00 Wed

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▽現地時間8月31日18時(日本時間9月1日25時)に今夏のブンデスリーガ移籍市場が閉幕した。例年、移籍市場序盤のうちにほとんどの取引を決める堅実な動きが特徴のドイツだが、今季はセリエAやプレミアリーグの移籍市場閉幕前倒しの影響などもあり、比較的デッドライン付近まで各チームが補強を行う場面が目立った。

◆絶対王者は無風の夏
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▽今夏、ハインケス監督の2度目の勇退を経て前フランクフルト指揮官のコバチ監督が新指揮官に就任したバイエルンは同監督が望む新戦力の獲得も噂されたが、結果的に無風の夏を過ごすことになった。純粋な意味での選手獲得はシャルケからフリートランスファーのMFゴレツカのみに終わり、ここにレンタルバックのFWニャブリ、今冬加入予定の逸材FWデイビスが新たにスカッドに加わる。

▽一方、放出に関してはゴレツカの加入で押し出される形となったMFビダルがバルセロナ、ポジション争いに敗れたMFルディ、DFベルナトがそれぞれシャルケ、パリ・サンジェルマンへと旅立った。それ以外は今夏の流出濃厚とみられたDFボアテングの残留を含め昨季の主力の残留に成功し国内での戦いに大きな問題が生じる可能性は低い。あとはシーズン前半戦を戦いながら今冬の移籍市場開幕までに人員の整理や補強候補の選定を行うことになりそうだ。

◆新生ドルトは主力流出回避も目玉補強なし
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▽前ニースのファブレ新監督の下でバイエルンから覇権奪還を目指すドルトムントはDFパパスタソプーロスがアーセナルに引き抜かれたものの、MFプリシッチやMFヴァイグル、MFロイスなど今夏引き抜きの噂があった主力の慰留に成功した。その一方で、新加入選手に関してはチェルシーにレンタルバックしたFWバチュアイの後釜にバルセロナからFWパコ・アルカセル、現役引退のGKヴァイデンフェラーの後釜にアウグスブルクの守護神ヒッツという穴埋め補強が目立ち、チーム力向上に繋がる補強はMFヴィツェル、MFヴォルフ、MFデラネイの3選手にとどまった印象だ。

▽放出に関しては前述のパパスタソプーロスを除きMFシャヒンやFWシュールレ、FWヤルモレンコなど余剰人員の整理に着手し、まずまずの成果を上げた。なお、トルコやスペイン行きの噂が伝えられていたMF香川真司に関しては今夏の残留が決定しており、今後はファブレ監督の覚えがめでたくない中で序列を上げていくようなアピールが求められる。

◆その他の上位陣も堅実な夏に
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▽ドルトムントと同様に盟主バイエルンの遠き背中を追う上位陣ではいずれもヨーロッパのコンペティションとの二足の草鞋に向けて量的な面での補強には成功したものの、ビッグネームは皆無。それでも、思わぬ掘り出し物やブレイクが期待される若手逸材の登場は期待できそうだ。

▽昨季2位のシャルケはMFゴレツカ、MFマイヤー、DFケーラーという若手逸材の後釜に経験豊富なMFルディ、DFサネ、フランクフルトで結果を残したMFマスカレルらを獲得。また、アーセナルも興味を示した左サイドバックの逸材メンディルの獲得にも成功している。

▽昨季3位のホッフェンハイムでは主力の流出がなかった一方、補強は国内で実績があるMFグリフォ、MFビッテンコート、FWベルフォディルというやや小粒な補強が目立ち初参戦のCLとの並行に不安を残す。

▽その他の上位陣の補強ではレバークーゼンが獲得したブラジルの次代を担う逸材アタッカーのパウリーニョやRBライプツィヒが獲得したU-21フランス代表DFムキエレ、シュツットガルトに加入したマンチェスター・シティ出身のDFマフェオら若手選手に注目したいところだ。

◆久保、浅野、原口、大迫が新天地に
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▽今夏の移籍市場では日本人選手にも大きな動きがあった。ロシアW杯での活躍で一気に知名度を増したFW大迫勇也はケルンの降格に伴い、W杯開催前にブレーメンへの移籍が決定。また、同じくW杯参加組ではFW宇佐美貴史が昨季に続きアウグスブルクからのレンタルという形で自身が昇格させたフォルトゥナ・デュッセルドルフに残留。FW原口元気は不遇をかこったヘルタ・ベルリンを離れてハノーファーに完全移籍した。なお、そのハノーファーには昨季シュツットガルトでプレーしたFW浅野拓磨がアーセナルからのレンタルという形で加入している。

▽さらにベルギーのヘントで実績を作ったFW久保裕也はレンタルで昇格組のニュルンベルクに加入し、今季からブンデスリーガ初挑戦となる。

▽一方、ブンデスリーガからの移籍組ではFW武藤嘉紀が予てよりの希望だったプレミアリーグのニューカッスルにステップアップの移籍を果たし、フランクフルトで構想外となったMF鎌田大地は日本資本で多くの同年代の日本人選手が在籍するベルギーのシント=トロイデンで再起を図ることになる。

▽今夏ブンデスリーガ主な移籍の一覧は以下の通り。

【今夏のブンデスリーガ主な移籍】

◆バイエルン
【IN】
MFレオン・ゴレツカ←シャルケ
FWアルフォンソ・デイビス←バンクーバー・ホワイトキャップス(カナダ)

【OUT】
GKトム・シュターケ→現役引退
DFフアン・ベルナト→パリ・サンジェルマン(フランス)
MFセバスティアン・ルディ→シャルケ
MFアルトゥーロ・ビダル→バルセロナ(スペイン)

◆シャルケ
【IN】
DFサリフ・サネ←ハノーファー
DFハムザ・メンディル←リール(フランス)
MFセバスティアン・ルディ←バイエルン
MFオマル・マスカレル←レアル・マドリー(スペイン)
MFスアト・セルダー←マインツ
FWマルク・ウート←ホッフェンハイム

【OUT】
DFティロ・ケーラー→パリ・サンジェルマン(フランス)
DFベネディクト・ヘヴェデス→ロコモティフ・モスクワ(ロシア)
MFマックス・マイヤー→クリスタル・パレス(イングランド)
MFレオン・ゴレツカ→バイエルン

◆ホッフェンハイム
【IN】
DFカシム・アダムス←ヤング・ボーイズ(スイス)
DFヨシュア・ブレネト←PSV(オランダ)
MFレオン・ビッテンコート←ケルン
MFヴィンチェンツォ・グリフォ←ボルシアMG
FWイシャーク・ベルフォディル←スタンダール・リエージュ(ベルギー)

【OUT】
MFフィリップ・オクス→オールボー(デンマーク)
MFユーゲン・ポランスキ→無所属
FWマルク・ウート→シャルケ

◆ドルトムント
【IN】
GKマーヴィン・ヒッツ←アウグスブルク
DFアブドゥ・ディアロ←マインツ
DFアクラフ・ハキミ←レアル・マドリー(スペイン)※
MFアクセル・ヴィツェル←天津権健(中国)
MFトーマス・デラネイ←ブレーメン
MFマリウス・ヴォルフ←フランクフルト
FWパコ・アルカセル←バルセロナ(スペイン)※

【OUT】
GKロマン・ヴァイデンフェラー→現役引退
DFエリック・ドゥルム→ハダースフィールド(イングランド)
DFソクラティス・パパスタソプーロス→アーセナル(イングランド)
DFフェリックス・パスラック→ノリッジ(イングランド)※
MFゴンサロ・カストロ→シュツットガルト
MFヌリ・シャヒン→ブレーメン
FWアンドレ・シュールレ→フルアム(イングランド)※
FWアンドリー・ヤルモレンコ→ウェストハム(イングランド)

◆レバークーゼン
【IN】
GKルーカス・フラデツキー←フランクフルト
DFミチェル・ヴァイザー←ヘルタ・ベルリン
FWパウリーニョ←ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)
FWイサーク・キース・テリン←アンデルレヒト(ベルギー)※

【OUT】
GKベルント・レノ→アーセナル(イングランド)
DFベンヤミン・ヘンリクス→モナコ(フランス)
FWシュテファン・キースリンク→現役引退

◆RBライプツィヒ
【IN】
DFノルディ・ムキエレ←モンペリエ(フランス)
DFマルセロ・サラッキ←リーベル・プレート(アルゼンチン)
FWマテウス・クーニャ←シオン(スイス)

【OUT】
DFベルナルド→ブライトン(イングランド)
MFドミニク・カイザー→ブレンビー(デンマーク)
MFナビ・ケイタ→リバプール(イングランド)

◆シュツットガルト
【IN】
DFマルク=オリヴァー・ケンプフ←フライブルク
DFパブロ・マフェオ←マンチェスター・シティ(イングランド)
DFボルナ・ソサ←ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
MFダニエル・ディダヴィ←ヴォルフスブルク
MFゴンサロ・カストロ←ドルトムント
FWニコラス・ゴンサレス←アルヘンティノス(アルゼンチン)

【OUT】
DFジェローム・オンゲネ→RBザルツブルク(オーストリア)
FWダニエル・ギンチェク→ヴォルフスブルク

◆フランクフルト
【IN】
GKケビン・トラップ←パリ・サンジェルマン(フランス)※
GKフレデリック・レノウ←ブレンビー(デンマーク)
MFルーカス・トロ←レアル・マドリー(スペイン)
MFフィリップ・コスティッチ←ハンブルガーSV
MFアラン←リバプール(イングランド)※
FWニコライ・ミュラー←ハンブルガーSV
FWゴンサロ・パシエンシア←スポルティング(ポルトガル)

【OUT】
GKルーカス・フラデツキー→レバークーゼン
MFケビン=プリンス・ボアテング→サッスオーロ(イタリア)
MFアレキサンダー・マイアー→無所属
MFマリウス・ヴォルフ→ドルトムント
MF鎌田大地→シント=トロイデン(ベルギー)※

◆ボルシアMG
【IN】
DFミヒャエル・ラング←バーゼル(スイス)
MFキーナン・ベネッツ←トッテナム(イングランド)
FWアラサンヌ・プレア←ニース(フランス)

【OUT】
GKクリストファー・ハイメロート→現役引退
DFヤニック・ヴェステルゴーア→サウサンプトン(イングランド)
MFヴィンチェンツォ・グリフォ→ホッフェンハイム

◆ヘルタ・ベルリン
【IN】
DFデリック・ルカセン←PSV(オランダ)※
MFマルコ・グルイッチ←リバプール(イングランド)※
MFジャバイロ・ディロルスン←マンチェスター・シティ(イングランド)
FWヴァレンティノ・ラザロ←RBザルツブルク(オーストリア)

【OUT】
DFミチェル・ヴァイザー→レバークーゼン
FW原口元気→ハノーファー
FWユリアン・シーバー→アウグスブルク

◆ブレーメン
【IN】
GKステファノス・カピノ←ノッティンガム・フォレスト(イングランド)
MFダヴィ・クラーセン←エバートン(イングランド)
MFヌリ・シャヒン←ドルトムント
FW大迫勇也←ケルン
FWクラウディオ・ピサーロ←ケルン
FWマルティン・ハルニク←ハノーファー

【OUT】
MFトーマス・デラネイ→ドルトムント
MFズラトコ・ユヌゾビッチ→RBザルツブルク(オーストリア)

◆アウグスブルク
【IN】
DFフェリックス・ゲッツェ←バイエルン
MFフレドリク・イェンセン←トゥベンテ(オランダ)
FWアンドレ・ハーン←ハンブルガーSV
FWユリアン・シーバー←ヘルタ・ベルリン

【OUT】
GKマーヴィン・ヒッツ→ドルトムント
MFゴイコ・カチャル→アノルトシス(キプロス)
FW宇佐美貴史→デュッセルドルフ※

◆ハノーファー
【IN】
DFケビン・ヴィマー←ストーク・シティ(イングランド)※
MFワラセ←ハンブルガーSV
FWボビー・ウッド←ハンブルガーSV※
FW浅野拓磨←アーセナル(イングランド)※
FW原口元気←ヘルタ・ベルリン

【OUT】
DFサリフ・サネ→シャルケ
FWマルティン・ハルニク→ブレーメン
FWジョナタス→コリンチャンス(ブラジル)※

◆マインツ
【IN】
DFアーロン・カリコル←エスパニョール(スペイン)※
DFムサ・ニアカテ←メス(フランス)
MFピア・カンディ←アトレティコ・マドリー(スペイン)
MFジャン=ポール・ボエティウス←フェイエノールト(オランダ)
FWジャン=フィリップ・マテタ←リヨン(フランス)

【OUT】
DFアブドゥ・ディアロ→ドルトムント
DFレオン・バログン→ブライトン(イングランド)
MFナイジェル・デ・ヨング→アル・アハリ(カタール)
MFスアト・セルダー→シャルケ
FWパブロ・デ・ブラシス→エイバル(スペイン)
FW武藤嘉紀→ニューカッスル(イングランド)

◆フライブルク
【IN】
DFドミニク・ハインツ←ケルン
DFフィリップ・ラインハート←レアル・マドリー(スペイン)
MFロランド・サライ←アポエル(キプロス)
FWルカ・ワルドシュミット←ハンブルガーSV

【OUT】
DFマルク・オリヴァー・ケンプフ→シュツットガルト
DFチャグラル・ソユンク→レスター・シティ(イングランド)

◆ヴォルフスブルク
【IN】
DFジェローム・ルシヨン←モンペリエ(フランス)
FWダニエル・ギンチェク←シュツットガルト
FWヴォウト・ヴェグホルスト←AZ(オランダ)

【OUT】
MFダニエル・ディダヴィ→シュツットガルト
FWランドリー・ディマタ→アンデルレヒト(ベルギー)※
FWヴィクター・オシムヘン→シャルルロワ(ベルギー)※

フォルトゥナ・デュッセルドルフ
【IN】
DFディエゴ・コンテント←ボルドー(フランス)
MFアイメン・バルコク←フランクフルト※
MFダボル・ロブレン←ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
FW宇佐美貴史←アウグスブルク※

【OUT】
なし

◆ニュルンベルク
【IN】
GKクリスティアン・マゼニア←ハンブルガーSV
FWヴィルヒル・ミシジャン←ルドゴレツ(ブルガリア)
FW久保裕也←ヘント(ベルギー)※

【OUT】
GKトールステン・キルシュバウム→レバークーゼン

※はレンタル移籍
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【2019 超WS編集部J1順位予想①】川崎追撃筆頭に浦和、台風の目にG大阪

2019シーズンの明治安田生命J1リーグが金曜開催の22日を皮切りに幕を開ける。 “蹴”春到来に先駆け、超WS編集部が「3+1」→「5」に外国人枠拡大で新時代到来を予感させる今シーズンのJ1順位を予想。キーポイントになりそうな短評を添えてお届け!<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190221_29_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>1位:浦和レッズ ゼロックスの川崎F戦で完成度の違いを露呈したが、今オフの積極かつ豪華な補強で、面子はJ1屈指に。実績申し分ない指揮官の手綱捌き次第で成功の1年が期待できる。 2位:川崎フロンターレ 対抗馬はJ1連覇王者。チーム力は申し分ない。今季目標は複数タイトル。前人未到のACLと国内の制覇に向け、指揮官のメリハリつけたチームマネジメントが鍵になりそう…。 3位:名古屋グランパス 躍進枠としてチョイス。戦術浸透に一定期間が必要な風間体制は今年3年目。今オフも補強が施されたチームとしての潜在能力は高く、課題の守備面をクリアできれば旋風の筆頭だ。 4位:ガンバ大阪 台風の目になりそう。補強に派手さはないが、ファン・ウィジョの残留が何より大きい。国内集中の今季を鑑みると、有望株の成長次第で大化けの予感さえ漂う。 5位:ヴィッセル神戸 今オフに新たにビジャが加わり、夢とロマン満載の1年。ただ、世界的ビッグスター三銃士は高齢であり、そこを上手く管理できれば上位進出に期待が持てる。 6位:北海道コンサドーレ札幌 三好流失の不安を感じさせない補強で昨季以上に戦力充実。精神的支柱としても際立った都倉の存在は何ものにも代え難いが、昨年に続き上位の顔になりそう。 7位:鹿島アントラーズ 昨季引退の小笠原が去って初のシーズン。昌子や西の穴埋め完了とは言い難い補強動向が気がかりで、ACLと並行の1年を考えると、タイトル争いの面で不安が募る。 8位:FC東京 長谷川体制2年目はアタッカー陣を積極補強。守備面は昨年に引き続き計算が立つ。あとは攻撃バリエーションをどう増やすか。そこ次第で上位進出が見えてくる。 9位:サガン鳥栖 クエンカの加入により、トーレスを擁する攻撃陣がより豪華に。課題は守備面だ。失点減少に貢献した権田流失の影響をどこまで抑えられるかが鍵になる。 10位:サンフレッチェ広島 後半戦の失速で2位に終わった城福政権初年度。今年は通年を通じた安定性が求められる。だが、今季はACLとリーグの二兎を追う1年。補強は一定の成果を上げたが…。 11位:清水エスパルス J1連覇の川崎Fからエウシーニョを獲得して機運高まる。ただ、昨季途中加入で11発のドウグラスが不整脈で復帰時期未定。昨季2位の得点力が危うくなれば、苦しい1年の恐れも。 12位:セレッソ大阪 クラブに初タイトルをもたらした尹晶煥体制に別れを告げての1年。相次ぐ主力流失にも苛まれ、厳冬を過ごした。ロティーナ・スタイルの浸透度合いが浮沈のキーに。 13位:横浜F・マリノス “鉄人”中澤引退の影響をどこまでカバーできるか。また、ウーゴ・ヴィエイラや伊藤、山中の流失も痛い。新戦力の順応もそうだが、真髄の攻撃的姿勢をどこまで貫けるか。 14位:湘南ベルマーレ 今オフの移籍市場で戦力拡充に成功したが、チョウ体制8年目の今季も手綱捌きが肝。その中で、ずば抜けた存在が出てくると、チームとして面白い存在になりそうだ。 15位:ジュビロ磐田 静かだった今オフの補強が不安材料。だが、昨年に相次いた故障離脱選手が戻り、躍進を遂げた一昨年の面子も揃った。1年を戦い抜ければ上位をかき乱してくれそう。 16位:大分トリニータ 6年ぶりのJ1参戦。注目は今オフにオナイウ阿道らJ2の実力者を加えた昨季76得点の攻撃的姿勢が通用するかどうか。守備重視ではないだけに、攻撃が機能不全に陥ると、苦しくなってくる。 17位:ベガルタ仙台 退団者と新加入を天秤にかけたとき、つり合わず、ギャンブル感が否めない。シーズンが進むに連れて、新たな力が出てくれば良いが、現時点で渡邉体制6年目は難しい戦いを強いられそう。 18位:松本山雅FC J2初制覇を成し遂げてのJ1復帰元年。オフに積極的な動きを見せたが、J1経験者が少なく、未知数な部分も拭えない。エレベータークラブ脱却に向け、反町監督の手腕が試される。 2019.02.22 12:00 Fri
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【J1開幕直前クラブガイド】J1への片道切符なるか、カギはクオリティの向上《大分トリニータ》

2019シーズンも“蹴”春がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。最後はJ1への復帰を果たした大分トリニータを紹介。 <span style="font-weight:700;">◆J3→J1、トリニータ片道切符なるか</span>《残留》 <span style="font-size:0.8em;">※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから1つ選択</span><div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190216_trinita_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>2015年、失意の中J3リーグへと降格した大分トリニータ。J1リーグカップ、J2優勝とタイトルを獲ってきたチームにとっては、悲劇でしかない降格だった。あれから4年…片野坂知宏監督の下で力をつけたチームは、ついにJ1の舞台に戻ってきた。 2016年はJ3リーグで優勝、2017年は9位と低迷した大分だったが、2018年は攻撃陣が爆発。優勝こそ逃したものの、明治安田生命J2リーグ2位で、J1への復帰を決めた。選手の入れ替えがあった中、J3で2シーズン連続得点王に輝いたFW藤本憲明(←鹿児島ユナイテッドFC)やFW馬場賢治(←カマタマーレ讃岐)が躍動。さらに、FW三平和司、FW後藤優介と4選手が二桁得点を記録する異例の事態となった。 2013年以来のJ1の舞台に立つ大分にとっては、まずはリーグに慣れることだろう。離れていた5シーズンでJ1の様相も大きく変わっている。当然、厳しい昇格争いを繰り広げ、勝ち上がってきたことを考えれば、大分に力がないわけではない。しかし、クオリティの面では、まだまだ向上する必要がある。2018シーズンはリーグ最多の76得点を記録した一方で、13位タイの51失点はきになるところ。J1では昨シーズンほど攻撃力を発揮できない可能性もあり、失点を減らせなければ降格もあり得るだろう。 クオリティという点では、昨シーズンのJ2リーグで結果を残した選手たちが残留し、また今シーズンもJ2で戦うクラブから、MF小塚和季(←ヴァンフォーレ甲府)、MF小林成豪(←モンテディオ山形)といった実力者を補強。さらに、J2で22得点を記録したFWオナイウ阿道(←浦和レッズ)、ツエーゲン金沢でDFの要としてプレーしたDF庄司朋乃也(←セレッソ大阪)、水戸ホーリーホックでアタッカーとしての頭角を現したMFMF伊藤涼太郎(←浦和レッズ)と若く勢いのある選手たちをを期限付き移籍で獲得。さらに湘南ベルマーレからFW高山薫を獲得するなど、戦力の底上げも行なっている。どのような戦いを久々のJ1で見せるのか、片野坂監督のマネジメント力にも期待だ。 <span style="font-weight:700;">◆補強動向</span>《B》<span style="font-size:0.8em;">※最低E~最高S</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190216_trinita_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>◆大分トリニータ 【IN】 GKポープ・ウィリアム(24)←川崎フロンターレ/期限付き GK小島亨介(21)←早稲田大学/新加入 DF庄司朋乃也(21)←セレッソ大阪/期限付き DF岡野洵(21)←ジェフユナイテッド千葉/期限付き延長 DF三竿雄斗(27)←鹿島アントラーズ/完全 MF小林成豪(24)←ヴィッセル神戸/完全 MF伊藤涼太郎(20)←浦和レッズ/期限付き MF高畑奎汰(18)←大分トリニータユース/昇格 MF長谷川雄志(22)←宮崎産業経営大学/新加入 MF前田凌佑(24)←ヴィッセル神戸/完全 MF島川俊郎(28)←ヴァンフォーレ甲府/完全 MF小塚和季(24)←ヴァンフォーレ甲府/完全 MF坂井大将(21)←アルビレックス新潟/期限付き満了 MFティティパン(25)←バンコク・グラスFC(タイ)/期限付き FW吉平翼(20)←ブラウブリッツ秋田/期限付き満了 FWオナイウ阿道(23)←浦和レッズ/期限付き FW高山薫(30)←湘南ベルマーレ/完全 【OUT】 GK修行智仁(34)→FC今治/完全 GK兼田亜季重(28)→現役引退 DF岸田翔平(28)→水戸ホーリーホック/完全 DF那須川将大(31)→松本山雅FC/完全 DF山口真司(22)→ヴィッセル神戸/期限付き終了 DF佐藤昂洋(22)→ラインメール青森/完全 DFウイリアン・エンリケ・アントゥネス(31)→鹿児島ユナイテッドFC/完全 DF竹内彬(35)→カマタマーレ讃岐/完全 MF野上拓哉(20)→VONDS市原FC(関東リーグ1部)/育成型期限付き MF姫野宥弥(22)→ザスパクサツ群馬/期限付き MF江頭一輝(21)→グルージャ盛岡/育成型期限付き延長 MF黄誠秀(31)→現役引退 MF清本拓己(25)→江原FC(韓国)/完全 MF國分伸太郎(24)→ギラヴァンツ北九州/期限付き MF宮阪政樹(29)→松本山雅FC/期限付き満了 FW川西翔太(30)→FC岐阜/期限付き FW林容平(29)→ブラウブリッツ秋田/完全 ※年齢は発表時 <span style="font-weight:700;">◆超WS編集部イチオシ選手</span> FW藤本憲明(29)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190216_trinita_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>大分の注目選手はFW藤本憲明だ。ガンバ大阪の下部組織で育ち、青森山田高校、近畿大学、JFLの佐川印刷SC(後のSP京都FC)を経て、2016年に鹿児島ユナイテッドFCへ加入。Jリーグの舞台に立った。 J3では、1シーズン目に15得点を記録し得点王に輝くと、2017年は24得点を記録し、2年連続でJ3得点王の称号を獲得。2018年にJ2で戦う大分へと加入すると、浮き沈みがあった中でチームトップタイの12得点を記録。チームのJ1昇格に大きく貢献し、JFLから着実にキャリアを積んでいる藤本が、ついに最上位のリーグに挑戦する。 得点力が持ち味の藤本だが、持ち前の運動量で前線からの激しいプレスも労を厭わない。また、馬場、三平、後藤といった前線の選手たちとのコンビネーションも確立し、ドリブルでの局面も打開できるストライカー。29歳で初のJ1挑戦となる藤本の活躍が、大分のカギを握るだろう。 <span style="font-weight:700;">◆注目の東京五輪世代!</span> MF伊藤涼太郎(21)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190216_trinita_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>2020年の東京オリンピックに推したい選手は、期限付き移籍で浦和レッズから加入したMF伊藤涼太郎だ。水戸への武者修行を経た伊藤は、2018シーズンの明治安田生命J2リーグで躍動。リーグ戦で34試合に出場し9ゴールを記録し、アタッカーとしての才能を開花させた。 攻撃に特徴を持つ大分において、期限付き移籍で加入するということは大きな期待を寄せられているということの表れでもある。J2を舞台に活躍した選手が集まる中で、J1という舞台でいかに特徴を出せるか。大分で結果を出すことが、浦和でのチャンスを得ること、そして東京オリンピックへと繋がるだろう。 2019.02.16 21:01 Sat
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