【J1ピックアッププレビュー】優勝戦線生き残りor残留争い抜け出し、違う立場の両クラブが相まみえる《FC東京vs鳥栖》
2018.09.01 16:00 Sat
▽明治安田生命J1リーグ第25節が9月2日に開催。3位・FC東京(勝ち点41)が16位・サガン鳥栖(勝ち点25)をホームの味の素スタジアムに迎える一戦に注目だ。
◆悪相性覆しリスタートへ~FC東京~
▽FC東京は、前節の湘南ベルマーレ戦をゴールレスドローで終え、直近のリーグ4試合1分け3敗。リーグ折り返しの第18節から数えると、7試合で既に勝ち点を「13」落としている。これは、10勝4分け3敗で駆け抜けた前半戦の17試合で落とした勝ち点と、全く同じ数字だ。また、勝ちの無いここ4試合で、リーグテーブル上でも2位から3位に下降。首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差は「11」に広がり、2位・川崎フロンターレ(※1試合未消化)にも勝ち点差を「5」付けられている。さらに、4位・北海道コンサドーレ札幌(※1試合未消化)との差も「3」に縮められるなど、AFCチャンピオンズリーグ出場権確保も危うい状況だ。
▽そんな急ブレーキ状態のFC東京の今節の相手は、残留プレーオフ圏内の16位に位置している鳥栖。GK権田修一やMF高橋秀人といった元FC東京の選手を擁している同クラブとの相性は悪く、直近6試合4分け2敗と近年勝てていない。守備ベースで試合を進める相手に勝ち切るためには、FWディエゴ・オリヴェイラ以外沈黙気味の攻撃陣に奮起が求められる。悪い流れを断ち切るべく臨む一戦、ホームの喝さいを浴びることはできるのだろうか。
◆世界的ストライカーの再覚醒に期待~サガン鳥栖~
▽鳥栖は、前節ガンバ大阪との残留争い直接対決を3-0の快勝で終え、勝ち点を「25」とした。勝ち点21で並び沈む17位・G大阪、18位・V・ファーレン長崎との差を広げ、残留プレーオフ圏外の15位・横浜F・マリノスまで勝ち点差「1」に迫っている。そして、事態を好転させたそのG大阪戦で1G2Aと大活躍したのが、FWフェルナンド・トーレスだ。
▽今節立ちはだかる強敵でもあり、マッシモ・フィッカデンティ監督の古巣でもあるFC東京は現在、同監督が指揮を執った2015年以来の高順位に。当時に輪をかけた攻守の切り替えの速さを誇る相手を破るため、鳥栖は再び世界屈指のストライカーの能力を引き出すことができるのだろうか。来シーズンに繋ぐ快進撃を繰り広げるため、この一戦での勝利が不可欠だ。
◆FC東京[4-4-2]
DF:室屋成、チャン・ヒョンス、森重真人、太田宏介
MF:大森晃太郎、橋本拳人、高萩洋次郎、東慶悟
FW:リンス、ディエゴ・オリヴェイラ
監督:長谷川健太
▽出場停止者は居ない。離脱者に関しては、8月9日に負傷が発表されていたMF橋本拳人が全体練習に合流しており、今節の復帰が濃厚だ。また、前節ベンチ外となっていたチャン・ヒョンスも戦列復帰とみられている。2トップの組み合わせに関しては、FW永井謙佑をジョーカーに置き、前節同様FWリンスをスタメン起用すると予想した。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆サガン鳥栖[4-4-2]
DF:藤田優人、高橋祐治、ジョアン・オマリ、三丸拡
MF:福田晃斗、高橋秀人、原川力、小野裕二
FW:フェルナンド・トーレス、金崎夢生
監督:マッシモ・フィッカデンティ
▽出場停止者はいない。復帰の伝えられていないDF吉田豊のポジションには、豊富な運動量を誇るDF三丸拡の起用が濃厚。また、前節熱中症により救急搬送されたDF小林祐三が大事を取る場合には、DF藤田優人が起用されるだろう。
【注目選手】
◆DF室屋成(FC東京)
◆GK権田修一(サガン鳥栖)
◆心理面で鳥栖有利か
▽今シーズン安定した強さを発揮してきたのはFC東京だ。しかし、優勝という目標を念頭に置けば残り全試合で勝利が求められ、とりわけ順位の低いチームから取りこぼすわけにはいかない。対する鳥栖は、次節が首位広島戦であることを踏まえて、この2試合で勝ち点2以上という戦い方を考えているだろう。堅守速攻が持ち味の両チーム、その武器をより発揮しやすい状況にあるのは鳥栖。FC東京が、これまでの試合でも作り続けているチャンスをしっかりと得点に結びつけられるかが、勝負の分かれ目となりそうだ。FC東京vs鳥栖は、9月2日19時にキックオフを迎える。
◆悪相性覆しリスタートへ~FC東京~
▽FC東京は、前節の湘南ベルマーレ戦をゴールレスドローで終え、直近のリーグ4試合1分け3敗。リーグ折り返しの第18節から数えると、7試合で既に勝ち点を「13」落としている。これは、10勝4分け3敗で駆け抜けた前半戦の17試合で落とした勝ち点と、全く同じ数字だ。また、勝ちの無いここ4試合で、リーグテーブル上でも2位から3位に下降。首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差は「11」に広がり、2位・川崎フロンターレ(※1試合未消化)にも勝ち点差を「5」付けられている。さらに、4位・北海道コンサドーレ札幌(※1試合未消化)との差も「3」に縮められるなど、AFCチャンピオンズリーグ出場権確保も危うい状況だ。
◆世界的ストライカーの再覚醒に期待~サガン鳥栖~
▽鳥栖は、前節ガンバ大阪との残留争い直接対決を3-0の快勝で終え、勝ち点を「25」とした。勝ち点21で並び沈む17位・G大阪、18位・V・ファーレン長崎との差を広げ、残留プレーオフ圏外の15位・横浜F・マリノスまで勝ち点差「1」に迫っている。そして、事態を好転させたそのG大阪戦で1G2Aと大活躍したのが、FWフェルナンド・トーレスだ。
▽今節立ちはだかる強敵でもあり、マッシモ・フィッカデンティ監督の古巣でもあるFC東京は現在、同監督が指揮を執った2015年以来の高順位に。当時に輪をかけた攻守の切り替えの速さを誇る相手を破るため、鳥栖は再び世界屈指のストライカーの能力を引き出すことができるのだろうか。来シーズンに繋ぐ快進撃を繰り広げるため、この一戦での勝利が不可欠だ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆FC東京[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林彰洋DF:室屋成、チャン・ヒョンス、森重真人、太田宏介
MF:大森晃太郎、橋本拳人、高萩洋次郎、東慶悟
FW:リンス、ディエゴ・オリヴェイラ
監督:長谷川健太
▽出場停止者は居ない。離脱者に関しては、8月9日に負傷が発表されていたMF橋本拳人が全体練習に合流しており、今節の復帰が濃厚だ。また、前節ベンチ外となっていたチャン・ヒョンスも戦列復帰とみられている。2トップの組み合わせに関しては、FW永井謙佑をジョーカーに置き、前節同様FWリンスをスタメン起用すると予想した。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆サガン鳥栖[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:権田修一DF:藤田優人、高橋祐治、ジョアン・オマリ、三丸拡
MF:福田晃斗、高橋秀人、原川力、小野裕二
FW:フェルナンド・トーレス、金崎夢生
監督:マッシモ・フィッカデンティ
▽出場停止者はいない。復帰の伝えられていないDF吉田豊のポジションには、豊富な運動量を誇るDF三丸拡の起用が濃厚。また、前節熱中症により救急搬送されたDF小林祐三が大事を取る場合には、DF藤田優人が起用されるだろう。
【注目選手】
◆DF室屋成(FC東京)
(C)CWS Brains,LTD.
▽FC東京の注目プレーヤーは、右サイドで優れた攻撃性能を披露するDF室屋成だ。中央を個で打開する能力のあるFWディエゴ・オリヴェイラが徹底マークに遭った際、室屋の攻め上がりがカギとなる。時にはボックス内まで入り込み自らゴールを狙うその積極性で、日本代表にも選出された24歳は鳥栖との悪相性を断ち切ることができるのだろうか。◆GK権田修一(サガン鳥栖)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽サガン鳥栖の注目プレーヤーはGK権田修一だ。室屋同様に日本代表へ招集された権田は、古巣FC東京との前回対戦で攻守を連発。0-0のゴールレスに持ち込む立役者となっていた。涙を流して移籍を謝罪した昨シーズンの味の素スタジアム凱旋から約1年半、権田はかつてのホームで更に成長した姿を披露できるのだろうか。◆心理面で鳥栖有利か
▽今シーズン安定した強さを発揮してきたのはFC東京だ。しかし、優勝という目標を念頭に置けば残り全試合で勝利が求められ、とりわけ順位の低いチームから取りこぼすわけにはいかない。対する鳥栖は、次節が首位広島戦であることを踏まえて、この2試合で勝ち点2以上という戦い方を考えているだろう。堅守速攻が持ち味の両チーム、その武器をより発揮しやすい状況にあるのは鳥栖。FC東京が、これまでの試合でも作り続けているチャンスをしっかりと得点に結びつけられるかが、勝負の分かれ目となりそうだ。FC東京vs鳥栖は、9月2日19時にキックオフを迎える。
|
関連ニュース