なでしこジャパン、防戦一方も菅澤の全ゴールに絡む活躍で日韓戦制す! 2大会ぶりの優勝に王手《アジア競技大会》
2018.08.28 19:55 Tue
▽なでしこジャパン(女子日本代表)は28日、アジア競技大会サッカー競技の準決勝で女子韓国代表と対戦し、2-1で勝利した。
▽グループCを連勝で首位通過のなでしこジャパン。準々決勝ではグループBを2位で突破した前回覇者の女子北朝鮮代表と対戦し、FW岩渕真奈とMF長谷川唯の2ゴールによって2-1で競り勝ち、韓国との準決勝にたどり着いた。
▽2大会ぶりの決勝進出が懸かる重要な日韓戦に向けてなでしこジャパンは北朝鮮戦から先発3人を変更。MF阪口萌乃、MF隅田凜、FW田中美南に代わってDF國武愛美、MF中里優、FW菅澤優衣香が新たに先発に名を連ねた。
▽開始直後にFW岩渕真奈が後方からハードチャージを受けるなど、球際を強調する韓国相手に苦戦が予想されたなでしこジャパン。しかし、開始5分にハーフウェイライン付近の左でDF有吉佐織が左サイドのスペースに浮き球のフィードを出すと、これに抜け出した菅澤がゴール左に持ち込んで角度のないところから右足アウトを使ったシュートをゴール右隅に流し込む。
▽菅澤の今大会初ゴールで早々に先手を奪ったなでしこジャパンは直後の8分にも中央のスペースをドリブルで運んだ岩渕がボックス右に走り込む菅澤に絶妙なスルーパスを通すが、菅澤はGKとの一対一の状況からシュートを枠外に外してしまい、追加点とはならず。
▽その後も防戦一方を強いられたなでしこジャパンは20分にもボックス内でイ・ミナとチ・ソヨンの新旧INAC神戸コンビに決定機を許すが、チ・ソヨンの決定的なシュートをDF清水梨紗がゴールライン上で頭でかき出すビッグプレーで阻止。前半半ばから終盤にかけても再三自陣ボックス内でのプレーを強いられたが、守備陣が最後のところで粘りをみせ、何とか前半を1点リードで終えた。
▽迎えた後半も守勢が続く中、53分にはカウンターからボックス右に侵入したMF中島依美の意表を突くマイナスパスに反応した長谷川が右足を振り抜くが、これは大きく枠を外れる。55分には中里、國武に代えて阪口、隅田を同時投入し、選手交代で流れを変えようと試みる。
▽しかし、韓国の決死の猛攻に晒され続けるなでしこジャパンは67分、左サイドを突破したムン・ミラからのクロスをファーに走り込んだイ・ミナに頭でゴール右隅へ決められ、ついに同点ゴールを奪われてしまった。
▽何とか反撃に転じたいなでしこジャパンは77分、中島を下げてMF籾木結花を最後の交代カードとして投入。システムを[4-2-3-1]に変更して劣勢の中盤の枚数を増やす。すると、86分には相手守備の一瞬の隙を突いて勝ち越しゴールを奪う。久々に高い位置まで攻撃参加した清水がボックス手前右から浮き球のクロスをファーに供給。これを菅澤が中央で待つ籾木に向けて頭で折り返すと、手前でクリアを試みたDFイム・ソンジュのヘディングが自軍ゴールネットを揺らした。
▽その後、イ・ミナを中心にリスクを冒して前に出る韓国の猛攻を守備陣の決死のシュートブロックなどで何とか凌ぎ切ったなでしこジャパンが大苦戦を強いられながらも日韓戦を制して決勝進出を果した。なお、2大会ぶりの優勝を目指すなでしこジャパンは31日にチャイニーズタイペイと中国の勝者と対戦する。
なでしこジャパン 2-1 女子韓国代表
【なでしこジャパン】
菅澤優衣香(前5)
OG(後41)
【女子韓国代表】
イ・ミナ(後22)
▽グループCを連勝で首位通過のなでしこジャパン。準々決勝ではグループBを2位で突破した前回覇者の女子北朝鮮代表と対戦し、FW岩渕真奈とMF長谷川唯の2ゴールによって2-1で競り勝ち、韓国との準決勝にたどり着いた。
▽開始直後にFW岩渕真奈が後方からハードチャージを受けるなど、球際を強調する韓国相手に苦戦が予想されたなでしこジャパン。しかし、開始5分にハーフウェイライン付近の左でDF有吉佐織が左サイドのスペースに浮き球のフィードを出すと、これに抜け出した菅澤がゴール左に持ち込んで角度のないところから右足アウトを使ったシュートをゴール右隅に流し込む。
▽菅澤の今大会初ゴールで早々に先手を奪ったなでしこジャパンは直後の8分にも中央のスペースをドリブルで運んだ岩渕がボックス右に走り込む菅澤に絶妙なスルーパスを通すが、菅澤はGKとの一対一の状況からシュートを枠外に外してしまい、追加点とはならず。
▽先制以降、韓国の反撃に晒される展開となると、13分にはゴールマウスを飛び出したGK山下杏也加のクリアをサイド深くで拾ったDFキム・ヒェリに無人のゴールを狙ったクロス性のシュートを許すが、これはクロスバーを叩く。
▽その後も防戦一方を強いられたなでしこジャパンは20分にもボックス内でイ・ミナとチ・ソヨンの新旧INAC神戸コンビに決定機を許すが、チ・ソヨンの決定的なシュートをDF清水梨紗がゴールライン上で頭でかき出すビッグプレーで阻止。前半半ばから終盤にかけても再三自陣ボックス内でのプレーを強いられたが、守備陣が最後のところで粘りをみせ、何とか前半を1点リードで終えた。
▽迎えた後半も守勢が続く中、53分にはカウンターからボックス右に侵入したMF中島依美の意表を突くマイナスパスに反応した長谷川が右足を振り抜くが、これは大きく枠を外れる。55分には中里、國武に代えて阪口、隅田を同時投入し、選手交代で流れを変えようと試みる。
▽しかし、韓国の決死の猛攻に晒され続けるなでしこジャパンは67分、左サイドを突破したムン・ミラからのクロスをファーに走り込んだイ・ミナに頭でゴール右隅へ決められ、ついに同点ゴールを奪われてしまった。
▽何とか反撃に転じたいなでしこジャパンは77分、中島を下げてMF籾木結花を最後の交代カードとして投入。システムを[4-2-3-1]に変更して劣勢の中盤の枚数を増やす。すると、86分には相手守備の一瞬の隙を突いて勝ち越しゴールを奪う。久々に高い位置まで攻撃参加した清水がボックス手前右から浮き球のクロスをファーに供給。これを菅澤が中央で待つ籾木に向けて頭で折り返すと、手前でクリアを試みたDFイム・ソンジュのヘディングが自軍ゴールネットを揺らした。
▽その後、イ・ミナを中心にリスクを冒して前に出る韓国の猛攻を守備陣の決死のシュートブロックなどで何とか凌ぎ切ったなでしこジャパンが大苦戦を強いられながらも日韓戦を制して決勝進出を果した。なお、2大会ぶりの優勝を目指すなでしこジャパンは31日にチャイニーズタイペイと中国の勝者と対戦する。
なでしこジャパン 2-1 女子韓国代表
【なでしこジャパン】
菅澤優衣香(前5)
OG(後41)
【女子韓国代表】
イ・ミナ(後22)
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