イニャキ、彼女との“痴話喧嘩”をネタに脅迫される2018.08.25 10:05 Sat

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▽ビルバオのスペイン人FWイニャキ・ウィリアムズが脅迫被害に遭ったようだ。スペイン『マルカ』が報じた。▽ビルバオの下部組織出身のイニャキは、2014年にトップチームに昇格して以来着実に成長。その快足を武器に頼れるベテランFWアリツ・アドゥリスの隣でプレーし、昨シーズンも公式戦52試合10ゴール8アシストを記録した。今年1月にはビルバオとの契約を2025年夏まで延長し、今となってはチームにとって欠かせない選手だ。

▽そんな地元でのスターであるイニャキは、この夏にガールフレンドと共にビルバオの祭りに参加。そして、公衆の面前でそのガールフレンドと激しい口論になってしまい、どうやらその様子を撮影した人物から脅迫を受けたようだ。

▽ウィリアムズは第一に、公共の場で口論を繰り広げてしまったことを謝罪。また、既にその様子の動画は拡散されてしまっているが、それについて脅迫を受けていたことを明かし、以下のように法的手段に出ると表明した。

「事態が法的代理人の手にあることを公にする。私たちの望みに反して録画が公開され、脅迫が試みられた」

▽拡散されている動画を視聴する限り、イニャキが暴力に訴えている様子はなく、いわゆる“痴話喧嘩”の範疇だろう。その場に居合わせていた第三者の悪意には、災難だったと言わざるを得ない。
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先のことを考えても仕方ない…/原ゆみこのマドリッド

▽「自業自得はまさにこのこと」そんな風に私が溜息をついていたのは月曜日、CL16強対決の組み合わせ抽選が終わった時のことでした。いやあ、そもそもグループリーグ最終節でクルブ・ブルージュ相手にゴールレスドローを演じ、1位突破の栄誉をドルトムントに譲って、2位通過となったアトレティコには強豪を避ける術は残されていなかったんですけどね。よって、相手が今季イタリア・セリアAで無敗の首位、ユベントスと決まった瞬間もクリスティアーノ・ロナウドやマンジュキッチを守備陣がしっかり抑えてくれればいいと思ったぐらいで、それがネイマールとムバッペ、アグエロとダビド・シルバ、もしくはレヴァンドフスキと名前が変わっても同じことだったんですが、お隣さんがアヤックス、バルサはオリンピック・リヨンという結果を見ると、運命の不公平さを感じてしまうのは私だけではなかった? ▽ただ1つだけ得したことがアトレティコにはあって、それはレアル・マドリーが2月13日にアウェイでの1stレグを迎えるのに比べ、ワンダ・メトロポリターノでの1stレグは20日になること。おかげで現在、左足小指の中足骨のボルト入れ替え手術をして、母国ブラジルでリハビリ生活を送っているジエゴ・コスタの復帰に更に1週間、余裕ができるからですが、加えて2月第2週にはコパ・デル・レイ準決勝1stレグもありますからね。もしそこまで残っていた場合、ミッドウィークに予定のない週を1つ挟んで挑めるのもラッキーかと。 ▽だからって、アヤックスとユベントスでは準々決勝進出への難易度がまったく違うことは否めず、心の支えになるのはシメオネ監督の時代になってから、グループリーグで敗退して、ヨーロッパリーグに優勝した昨季以外、2013-14シーズンは決勝、14-15シーズンは準々決勝、15-16シーズンは再び決勝、16-17シーズンは準決勝で負けたのは全てお隣さん相手。逆に言うと、CLではマドリーと当たらない限り、アトレティコは勝てるという見方もできることですが、果たしてジンクスは繰り返す? どちらにしろ、まだ2カ月も先の話なので、今から悲観することもないって感じでしょうか。 ▽そんなことはともかく、先週末のリーガのマドリッド勢の試合をお伝えしていくことにすると、一足早く金曜にセルタに挑んだレガネスはエル・ネシリが3度も絶好機に失敗してしまったことも祟り、バライードスで0-0の引き分けに。それでも16位は維持しましたし、彼らには年明け9日にサンティアゴ・ベルナベウでマドリーとのコパ16強対決1stレグが控えていますからね。昨季はそれこそ、その大先輩を破って準決勝まで進出したコパを楽しむためにも、今年最後の試合となるブタルケに2位のセビージャを迎える日曜の大一番で頑張って、ついでにリーガ上位を争っている兄貴分たちに恩を売っておくのもいいかもしれませんよ。 ▽そして残りの4チームがプレーしたのが土曜だったんですが、まずは午後1時、ヘタフェがレアル・ソシエダを迎える試合を見るため、私はコリセウム・アルフォンソ・ペレスへ。着いてみると、この日はサプライズがあって、柴崎岳選手が先発に入っていたんですが、開始3分、「El chico esta trabajando bien, ha mejorado, esta interpretando bien/エル・チコ・エスタ・トラバハンドー・ビエン、ア・メホラード、デスタ・インテルプレタンドー・ビエン(彼はよく練習しているし、向上した。役目を上手く理解している)」という理由で、先日ヒザの靭帯を断裂、今季絶望となってしまったアマトの代わりとして抜擢したボルダラス監督の期待に早速、応えてくれます。 ▽いえ、ホルヘ・モリーナのスルーパスはゴロサベルとGKモジャに邪魔され、自身でシュートすることはできなかったんですけどね。クリアされたボールをエリア外で拾ったモリーナが36才の落ち着きでvaselina(バセリーナ/ループシュート)を放ち、早々に先制点を取ってくれたから、有り難いじゃないですか。前線にサンドロ、ウィリアム・ホセ、フアンミ、そしてオヤルサバルとFWを4人も並べていたレアル・ソシエダは後半途中、バトンタッチしたヤヌザイ、バウティスタも火を噴かず、結局、そのまま1-0で負けてしまいましたが、この勝利で一時的にヘタフェは5位まで上昇(15節終了時には7位、でも6位と勝ち点1差)。 ▽うーん、先週はアンヘル・トーレス会長がファンクラブの集いで「Me consta que quieren que dos equipos de Madrid bajen/メ・コンスタ・ケ・キエレン・ケ・ドス・エキポス・デ・マドリッド・バヘン(マドリッドの2クラブを降格させたがっていると聞いた)」とサッカー協会だか、リーガの陰謀説を口にして、物議を醸していたりもしたんですけどね。今の調子を見る限り、ユーロヘタ(かつてELに出場したヘタフェがこう呼ばれた)復活の方が近そうなのは喜ばしい限りかと。唯一、残念なのは「長い期間、選手がいなくなるのは嬉しくないが、そういう日程だからね」とボルダラス監督も嘆いてように、年明けから、おそらく1月いっぱいはアジアカップのため、日本代表に招集された柴崎選手がチームを離れてしまうことなんですが、それだけに当人も金曜のジローナ戦では今年最後のアピールをしておきたいのでは? ▽その試合後はメトロで北上、サンティアゴ・ベルナベウまで移動して、スタジアム近くのアルゼンチン系レストランでシェラスコ(焼肉)ランチをしながら、アトレティコのバジャドリー戦を見た私でしたが、周りはマドリーファンばかりでも観光客が多いせいか、意外と大丈夫なものです。それより、特に大したこともしていなかったアトレティコが前半17分にはグリーズマンのスルーパスをカリニッチがエリア内からシュート。これが先制点となり、ここ4試合で先発落ちしたクラブ・ブルージュ戦だけ、彼にゴールがなかったことを考えると、かの日のシメオネ監督の選手起用に納得いかなかったりもしたんですが、ハーフタイム間際にはもっと訳がわからない状況が発生することに。 ▽ええ、それはグリーズマンのシュートがGKマシップにキャッチされた後、バジャドリーの攻撃陣がすでにアトレティコのエリアに近づいている時のことでした。ウンディアーノ・マジェンコ審判がプレーを止めたのは。遅まきながら、VAR(ビデオ審判)の指示がイヤホンに届いたようで、どうやらシュートの時にボールがCBオリバスの腕に当たったとされ、いきなりPKをもらえてしまったから、ビックリしたの何のって。これをグリーズマンが決め、先週はマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場でも稽古していたフラメンコ風の踊りを披露。おかげで「よくあるゴールのお祝いだけど、se podia haber ido a hacer el baile un poco mas escorado, no en el punto de penalti/セ・ポディア・アベール・イドー・ア・アセール・エル・バイレ・ウン・ポコ・マス・エスコラードー、ノー・エン・エル・プント・デ・ペナルティ(もうちょっと端に行ってやれたはず。ペナルティマークの上じゃなくてね)」(ミチェル)とバジャドリーの選手に批判されたりもしていたんですが、前半で0-2のリードとなれば、もう安全圏って言っていいかと。 ▽でも違ったんです! グリーズマンのダンスが敵の反骨精神に火をつけたか、後半開始直後のバジャドリーは目を瞠らんばかりの攻勢をかけて何度もCKを獲得。とうとう12分にはカレロのヘッドで1点を返すと、直後にフィリペ・ルイスが太もものケガでトーマスと交代となったのも悪影響しましたかね。せっかくこの日は中盤に戻れて張り切っていたサウールが再び左SBに回され、タスクリストの復習に気を取られていたせいかはわかりませんが、17分のCKでウナルのヘッドを足に当て、オウンゴールを献上しているんですから、どうしていいものやら。 ▽え、それでも37分にはこちらもコケのCKから、ロドリとサビッチのシュートは敵DFに弾かれてしまったものの、最後に撃ったグリーズマンが決めて、スコアは2-3に。「tras el 2-2 mostramos fuerza para levantar un partido que cualquier otro equipo hubiera perdido/トラス・エル・ドス・ドス・モストラモス・フエルサ・パラ・レバンタール・ウン・パルティードー・ケ・クアルキエラ・オトロ・エキポ・ウビエラ・ペルディードー(2-2にされた後、他のどんなチームでも負けていただろう試合に勝つための強さをウチは見せた)」(シメオネ監督)のは素直に褒めてあげてもいいんじゃないかって? そうですね、何せ、このところのアトレティコは毎試合のようにケガから復帰してきた選手がまたケガするという悪循環。 ▽この日もリュカ、ヒメネスに続いてフィリペ・ルイスが仕事納めとなってしまったため、せめて今季はリーガのアウェイ戦でまだ1勝だけという恥ずかしい記録を2勝に伸ばせたのは良かったんですけどね。「0-2として、nos metimos demasiado atras para aguantar/ノス・メティモス・デマシアドー・アトラス・パラ・アグアンタール(スコアを維持するため、必要以上に後ろに下がりすぎてしまった)」とこの日、ゴディンも反省していた、リードしたら即、後退という悪癖はいい加減、直した方がいいかと。ちなみにアトレティコの今年最後の試合は土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、ワンダでのエスパニョール戦。珍しくミッドウィークが空くため、練習も火曜まで2連休となったんですが、グリーズマンが趣味のNBA観戦のため、ニューヨークまで弾丸旅行というのにはちょっと、口がポッカリですよ。 ▽そしていい気分で通りを渡ったサンティアゴ・ベルナベウにマドリーとラージョのミニダービーを見るため、足を運んだ私でしたが、こちらはヘタフェ戦とどうにも似たような展開だったかと。いえ、虎の子のエース、ラウール・デ・トーマスがマドリーからのレンタル移籍選手で出られないため、ミチェル監督はサイドアタッカーのエンバルバをCFに置くという苦肉の策を取らざるを得なかったんですけどね。前半12分、ルーカス・バスケスからラストパスをもらったベンゼマがゴールを入れた後、スコアは微動だにせず。もちろん、こんな状態に欲求不満に陥ったスタンドのファンはアセンシオが2度目のシュートチャンスに失敗した時など、pito(ピト/ブーイング)寸前だったんですが、先日のイスコの二の舞になる前に幸い(? )、打撲を受けた当人はセバージョスと交代することに。 ▽その後、頼りの綱のベンゼマも接触プレーで足首を痛め、唯一、ベンチに残っていたヴィニシウスがトップを務めることになったマドリーでしたが、ラージョは「Al equipo no le falto ilusion, ganas y convencimiento sino futbol para superar al rival/アル・エキポ・ノーレ・ファルトー・イルシオン、ガナス・イ・コンベンシミエントー・シノ。フトボル・パラ・スペラル・アル・リバル(チームには夢も意欲も自信もあったが、敵を超えるサッカーに欠けていた)」(ミチェル監督)状態でしたからね。終盤、ようやくピッチに入ったFWアレグリアとベラスケスのダブルチャンスもGKクルトワの連続paradon(パラドン/スーパーセーブ)で事なきを得て、そのまま1-0で勝利することができましたっけ。 ▽え、確かに最下位のウエスカとの前節に続いて、19位のラージョ相手にも1点しか取れないマドリーはパッとしないけど、それに対する文句があまり聞こえなかったのは、やっぱり試合後のミックスゾーンで身長199センチのクルトワが仁王立ち。「Simeone critica al Madrid para hacerse popular ante su afición/シメオネ・クリティカ・アル・マドリッド・パラ・アセールセ・ポプラル・アンテ・ス・アフィシオン(シメオネ監督はファンの人気を取るためにマドリーを批判するんだ)」とかつてアトレティコ時代に世話になった恩師に一言、物を申したことに世間の注目が集まってしまったからなんじゃないかって? ▽そうですね、どうやら彼はシメオネ監督に「今だったら、ウチの正GKにはなれない。オブラクの方が上」と言われたことや、FIFAベストGK賞をもらったのもマドリーに入団が決まったせいと決めつけられたことが不服だったようで、いえ、先日、バロンドール受賞にも「自分にとって一番だったのはグリーズマンとヴァラン」とケチをつけられたモドリッチが、母国のスポーツ紙で「2度、アトレティコに勝ったCL決勝を含めて、ボクらが成功するたび、マドリーにはある種の役得があるという、ファンが喜ぶ理屈を持ち出すのはズルいと思う」と反論していたのに便乗した感もなきにしもあらずなんですけどね。 ▽でもだからって、何もこんな日にそんな話を始めなくても良かったんじゃないかというのが私の本音で、おかげでせっかくTVやラジオのインタビューの後、活字媒体マスコミのゾーンにクルトワが来てくれた時、折しも数時間前、クラブW杯で鹿島アントラーズがグアルダハラを破り、準決勝でマドリーと対戦することが決定。ベルギーのGKとして、夏のW杯16強対決で日本に3点も取られていた彼がどう挑むのか、訊くのをすっかり忘れてしまったじゃないですか。 ▽そんなマドリーは日曜には全選手を連れてアブダビに移動、月曜には現地でトレニーングを開始していましたが、ラージョ戦で途中交代をしたベンゼマは回復したようで全体練習に参加しています。すぐにロッカールームに引っ込んでしまったアセンシオの方が重傷のようですが、まだCSKAモスクワ戦で足首を痛めたベイルも個人メニューでしたからね。かといって、そのCL消化試合のようにメンバーを落として負ける訳にはいかないソラーリ監督とあって、おそらくベンゼマ、ベイルの両輪を並べてくることになるかと思いますが、さて。そんなマドリーvs鹿島アントラーズ戦は水曜午後5時30分(日本時間翌午前1時30分)からキックオフ、2年前のクラブW杯決勝のように拮抗する試合になってくれるといいですね。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2018.12.18 13:15 Tue
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もう来年のことを考えないと…/原ゆみこのマドリッド

▽「こっちは大丈夫だったか」そんな風に私がホッとしていたのは木曜日、お昼過ぎに決まったコパ・デル・レイ16強対決の組み合わせを見た時のことでした。来年1月8~10日、15~17日に予定されている2試合に挑むマドリッド勢はラージョを除いた4チーム。その脱落の原因を作ったレガネスが今度はレアル・マドリーとの兄弟分ダービーになってしまったのはちょっと皮肉ですが、実は昨季は準々決勝で大先輩を破ってしまった彼らですからね。もう1つの弟分、ヘタフェがバジャドリーとレベルの近い者同士でカップリングされたのも良しとして、何より助かったのはアトレティコの相手がお隣さんはもちろん、バルサやセビージャといった上位チームではなく、ジローナだったことでしょうか。 ▽だってえ、CLグループリーグ最終節が終わり、2位突破となった彼らは来週月曜の決勝トーナメント16強対決の抽選でPSG、バイエルン、ユベントス、マンチェスター・シティ、ポルトのどれかと当たることになってしまったんですよ。そりゃあ、2月の1stレグでワンダ・メトロポリターノにネイマールやエムバペ、もしくはレバンドフスキ、クリスチアーノ・ロナウド、アグエロ、カシージャスといった有名どころが来るとなったら、観戦旅行を計画してしまうファンもいるかと思いますが、何せ今季はホームのワンダで決勝が開催。2014年、2016年に続いて3度目の大舞台に立つという野望をこっそり抱いているアトレティコですからね。初っ端から、準決勝になってもおかしくないカードを組まれては刺激が強すぎるかと。 ▽ちなみに何故、そんな破目に陥ったのか、火曜のクラブ・ブルージュ戦の顛末をお話しすることにすると。うーん、前日練習でヒメネスがふくらはぎを負傷、リーガ前節のアラベス戦でケガしたリュカに代わり、今季4回目のケガから復帰したばかりというのにまたしても出場できなくなってしまった辺りから、もうケチがついていたんでしょうかね。それでも守備陣はこちらもケガが治ったばかりのゴディンとカンテラーノ(アトレティコBの選手)のモンテーロのCBコンビで問題なく、左SB絶賛修行中のサウールも序盤から、サイドを勢いよく上がり、10分にはゴール前に必殺クロスを入れるぐらい、上達ぶりが伺われたんですが、如何せん、後輩のトマスのシュートはGKホルバスの正面に。 ▽他にも前半にはエリア前からグリーズマンが放った弓なりのシュートがそらされてしまうというアンラッキーがあったアトレティコだったんですが、やっぱり敵に3CB制を敷かれると上手く攻められないんでしょうか。後半もコケが遠目から狙った一撃が外れた以外、ゴール前で大騒ぎをしてもゴールは挙げられず。むしろ28分など、アムラバットのクロスからルアン・ペレスが撃ったヘッドをGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれなかったら、惜敗もありえたかと。 ▽結局、今季全公式戦でモナコ、ヘタフェ、サン・アンドレウにしか勝利していないという、アウェイでの力不足をこの日も露呈し、「Las ocasiones la estamos teniendo pero nos esta faltando esa pizca de fortuna/ラス・オカシオネス・ラ・エスタモス・テニエンドー・エロ・ノス・エスタ・ファルタンドー・エサ・ピスカ・デ・フォルトゥーナ(チャンスは作っているんだけど、ボクらにはちょっとしたツキが足りていない) (コケ)という理由でスコアレスドローに終わったんですが、まったくもう。 ▽何せその間、前節、まさしくこのクラブ・ブルージュと0-0で引き分けて、首位の座を譲ってくれたドルトムントがモナコに0-2と勝利。再び勝ち点で並んでしまったため、ドイツでの直接対決で4-0と大敗したのが祟って、アトレティコは2位になってしまったんですが、それでも昨季、アゼルバイジャンのカラバフと2引き分けして、3位でヨーロッパリーグに回ることになり、見事に優勝したという悲惨(?)な体験をしているせいですかね。試合後のシメオネ監督は「Estoy feliz porque llegamos a octavos de final/エストイ・フェリス・ポルケ・ジェガモス・ア・オクタボス・デ・フィナル(16強対決に出られて幸せだ)。クラブにとっても大事なことだから、満足しないといけない」とコメント。 ▽まあ、その時はここまで対戦候補に強敵が並ぶとは思っていなかったのかもしれませんが、実は今週末のリーガも彼らはアウェイ戦。土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から、ホセ・ソリージャでバジャッドリー戦となりますが、いえ、レガネスに2-4とやられた後、前節はレアル・ソシエダを1-2で下したセルヒオ監督は「Los partidos malos del Atlético son buenos para muchos de nosotros./ロス・パルティードス・マロス・デル・アトレティコ・ソン・ブエノス・パラ・ムーチョス・デ・ノソトロス(アトレティコの悪い試合というのはウチのような多くのチームにとっては良いもの)」と、彼らを立ててくれていましたけどね。今度はブルージュで出場停止だったサビッチもプレーできますし、守備は問題なさそうとはいえ、とにかくグリーズマンやカリニッチらにゴールが生まれてくれるといいんですが。 ▽え、最後の詰めが甘いのはアトレティコだから仕方ないとしても、水曜にサンティアゴ・ベルナベウでグループ最終戦を迎えたお隣さんも相当なもんじゃなかったかって?そうですね、レアル・マドリーの首位突破はすでに前節で決まっており、16強対決で当たるチームも昨季の決勝で破ったリバプールやマンチェスター・ユナイテッドなど、強豪もいるものの、トッテナム、シャルケ、アヤックス、オリンピック・リヨンと比較的、楽そうに見える相手も複数、ありますからね。それだけは羨ましい限りですが、いくら消化試合だったからと言って、CSKAモスクワにあんなにボコボコにされてはファンが怒ったのも当然だったかと。 ▽そう、来週にはクラブW杯も始まるため、「Asumimos los riesgos de presentar una alineacion asi/アスミモス・ロス・リエスゴス・デ・プレセンタール・ウナ・アリネラシオン・アシー(ああいうラインアップにする危険は承知していた)」というソラリ監督は、「休まないといけない選手やプレー時間と増やすべき選手、ケガが治って調子を整えないといけない選手」を考えてスタメンを構成。それでも前半30分頃まではアセンシオやビニシウスが積極的に攻めていたんですが、オディオソラ、バジェホ、カンテラーノのハビ・サンチェスら若手と故障明けのマルセロによる守備陣が崩壊してしまったんですよ。 ▽ええ、37分にシャロフにエリア内から先制点を決められると、42分にもマリオ・フェルナンデスのシュートはGKクルトワが弾いたものの、フリーのシェニコフに決められてしまう始末。0-2とされて後半は反撃に出るのかと誰もが期待していれば、ベンゼマと交代でベイルがトップって、え、これってただの省エネ温存策じゃない?後半12分にはこちらもケガから戻ってきたクロースを入れ、まだカセミロがいないため、マルコス・ジョレンテを下げて休ませたり、足首を痛めたベイルに我慢してもらい、マルセロにムリをさせないようカルバハルと交代させたりしていましたが、ちょっとお。後半28分にはとうとう、シグルドソンにCSKAモスクワの3点目を決められていながら、得意のremontada(レモンターダ/逆転劇)の気配もないって、これ、本当にマドリー? ▽いやあ、後で相手のゴンチャレンコ監督も「マドリーは先に大事な試合があるから、全力で来なかった」と言っていましたが、とにかく勝敗より、選手たちのコンディション調整が優先されたのにはガッカリしたマドリーファンも多かったかと。そんな折、スタンドの八つ当たりを受けてしまったのはイスコで、後半10分に敵DFに邪魔されて、大きくシュートがそれてしまったのがキッカケとなり、pito(ピト/ブーイング)を浴びることに。いえ、ムカついて当人が「Qué queréis?/ケ・ケレイス(どうしてほしいって言うんだい)」とゴール裏のファンを挑発したのもいけなかったんですけどね。それからしばらく、ボールを持つたび、ピーピーやられていましたが、だからって、マルセロが交代する時、キャプテンマークを引き継ぐのを拒否したというのは悪意のある誤報だったようです。 ▽そう、レギュラー選手たちが出なかったコパ・デル・レイのメリージャ戦2ndレグでイスコはキャプテンを務めており、マルセロが「He intentado dar el brazalete a Isco y me ha dicho que se lo tenia que dar a Carvajal, el por que no lo se/エ・インテンタードー・ダル・エル・ブラサレテ・ア・イスコ・イ・メ・ア・デッチョー・ケ・セ・ロ・テニア・ケ・ダール・ア・カルバハル、エル・ポル・ケ・ノー・ロ・セ(イスコに腕章を渡そうとしたんだけど、カルバハルにあげないとダメだと言われたんだ。何でだかは知らない)」とミックスゾーンでペラペラ話してしまったのも悪かったんですけどね。実は2人は同じ2013年夏の入団で、プレゼンがあったのがイスコの方が2日だけ早かったという事情が。 ▽そこで両者の間で次の機会はカルバハルにキャプテンを譲るという約束をしていただけで、全然、大したことじゃないんですけどね。むしろ問題なのはマドリーがホームでのヨーロッパの試合でクラブ史上初の0-3という大敗を喫してしまったことで、しかもこのCSKAモスクワにはアウェイでも1-0で負けて2連敗。何せ、昨季の王者相手に殊勲の大金星を挙げながら、他会場ではビクトリア・プルゼニがローマに2-1で勝利したため、CSKAモスクワはELにも回れず、最下位で敗退となりましたからね。「サッカーにはよく非論理的なことが起きる」とゴンチャレンコ監督は達観してしましたが、やっぱり天下のマドリーにすれば、恥ずかしい結果ですよね。 ▽え、もしかしてCSKAモスクワには昨夏、ベガルタ仙台から移籍した西村拓真選手がいなかったかって?いやあ、私もメンバー表を見るまで気づかなかったんですが、何せ今季はまだ先発も2回だけ。この日も後半ロスタイムにピッチに立ったものの、ボールに触る前に終了の笛が。ちなみにその点に関しては当人も「あの時間帯に呼ばれるっていうのが、今の評価だと思います」とミックスゾーンでは納得していたよう。「JリーグからCLになってスピード感、フィジカル、全てがワンランク上。近くで見て学べたのは良かった。この半年は我慢の連続だったけど、価値ある3カ月だった」そうで、冬季休暇明けのキャンプからまた、飛躍を目指してチャレンジする意志を表明していたため、来年はもっと出番が増えるといいですね。 ▽そしてそんなマドリーは今週末、土曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)から、弟分のラージョを迎えるミニダービーなんですが、今年のサンティアゴ・ベルナベウでの試合はこれが最後。リハビリ最終段階に入っているカセミロやレギロンも伴い、日曜にはチームはアブダビに飛んで来週水曜のクラブW杯準決勝の準備に入ります。決勝、3位決定戦が土曜になるため、年内最終節のビジャレアル戦は1月3日に延期となっていますが、彼らもようやくCL出場圏の4位に戻ったばかりですからね。ここは勝って気分良く、3年連続となる世界一のクラブの称号を狙いに行きたいところかと。 ▽ただ、ラージョも残留ラインと勝ち点差4の18位と心配な位置にいるため、私も微妙な心持ちなんですが、ミチェル監督の辛いところはマドリーからレンタル移籍しているエースのラウール・デ・トマスが契約条項で出場できないこと。ベイルの足首の具合はまだわかりませんが、今度はソラリ監督もそうそう、大掛かりなローテーションはしないでしょうしね。白星は難しいかもしれませんが、先日のエイバル戦のようにマドリーの攻撃を上手くかわせれば、勝ち点1ぐらいは拾えるかもしれませんよ。 ▽最後に他の弟分チームたちの今週末の予定を見ていくと、まず金曜にはレガネスがアウェイでセルタ戦。前節のヘタフェとのミニダービーで累積警告になったニヨムは出場停止、退場したルーベン・ペレスは上訴委員会の判定を待っているため、ビーゴ(スペイン北西部、セルタのホームタウン)まで一緒に行くそうです。そしてEL出場圏まであと勝ち点1に迫っているヘタフェは土曜の午後1時(日本時間午後9時)から、コリセウム・アルフォンソ・ペレスでレアル・ソシエダ戦なんですが、柴崎岳選手がアジアカップのため、日本代表に呼ばれたのは痛し痒しかも。 ▽というのも1月中、当人がそれこそコパの試合に出られなくなってしまうからですが、巷ではこの1月の市場でいいオファーがあれば放出可のリストに入っているとも言われていますからね。アマトがヒザの靭帯断裂で今季絶望となったため、ベンチに入るチャンスは増えた彼ですが、来年はマドリッドでその雄姿が見れるのかどうか、ちょっと不安ですよね。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2018.12.14 19:01 Fri
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シルバ、シティとの2021年までの契約延長を検討?

▽マンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFダビド・シルバ(32)が、契約延長を考慮しているようだ。イギリス『メトロ』が報じた。 ▽2010年夏にバレンシアから加入して以来、クラブの核として活躍しているシルバ。ここまでシティでの通算成績は公式戦366試合69アシスト119アシストという数字を記録しており、3度のプレミアリーグ優勝を含む9度のタイトル獲得に大きく貢献し、同クラブを大きな存在に押し上げている。 ▽そんなシルバの契約も現行では2020年6月末まで。当人が「キャリアの終盤に故郷のラス・パルマスでプレーしたい」という願望を度々口にしていることや年齢を鑑みて、これ以上の延長はされないという見方も強まっている。 ▽しかし、『メトロ』によると、体力レベルの落ちないシルバに関して、シティは契約延長を熱望しているという。また、ジョゼップ・グアルディオラ監督が延長すべきだと強く主張しており、上層部はシルバが代表引退を決断するか否かがポイントだと捉えているようだ。 ▽さらに、シルバ当人もクラブでの道を閉ざさず。2021年までの1年間の延長を検討していることが伝えられている。 2018.12.12 20:25 Wed
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何事もなくて良かった…/原ゆみこのマドリッド

▽「だからシベレスやネプトゥーノは避けたのね」そんな風に私が納得していたのは月曜日、コパ・リベルタドーレス決勝終了後、プエルタ・デル・ソル(マドリッドの中心にある広場)で優勝を祝うリーベル・プレートのファン数人が熊とイチゴノキの銅像の上に乗っているのをお昼のニュースで見た時のことでした。いやあ、大晦日のカウントダウン並の人数が集まっていたものの、懸念されていた暴力沙汰などはまったくなかったんですけどね。レアル・マドリーがお祝いをするシベレスの噴水広場の女神像もアトレティコが祝うネプトゥーノの海神像もかなり凝った彫刻像とあって、とりわけ前者など、昔は選手たちが登っていたこともあったものの、ここ近年は簡易の階段を作り、そこからキャプテンたちだけがバンデラ(クラブ旗)やブファンダ(マフラー)を巻きつける方法に移行。 ▽となると、最初はリーベルが優勝の際はシベレス、ボカ・ジュニアーズならネプトゥーノにお祝い場所が選定されていたのを前者はプエルタ・デル・ソル、後者はコロン広場に変えたのは賢い処置だったかと思いますが、幸い熊の像も無事だったようですし、あとは宿敵を破って浮かれるアルゼンチン人のファンたちが歌ったり、跳ねたりぐらいだったのは助かったかと。ええ、地元のブエノスアイレスではまたしても警官隊が出動する大騒ぎになっていましたしね。バルセロナでのように優勝騒ぎに乗じて、暴れる輩もマドリッドには現れなかったのもいい兆候ではあるんですが…。 ▽まあ、コパ・リベルタドーレス決勝の話はまた後ですることにして、先に先週末のマドリッド勢のリーガ戦を報告していくことにすると。この15節、金曜に先陣を切ったのは弟分ダービーでレガネスがヘタフェをブタルケに迎えることに。ミッドウィークにはコパ・デル・レイ16強進出を果たし、波に乗っている両チームだったんですが、結果は前半39分にダミアンのFKをカブレラがヘッドで先制したヘタフェに後半19分、守備のクリアミスからニヨムのゴールでレガネスが追いついて、いえ、終盤は大型FWペア、カリージョとエン・ネスリ目がけてロングボールを繰り出していたホームチームが大いに押していたんですけどね。 ▽柴崎岳選手もサイドでアップしていたんですが、おかげでボルダラス監督も前半、負傷したアマトの代わりに入ったポルティージョを「No estaba en contacto con balon, queria reforzar la banda y el centro/ノー・エスタバ・エン・コンタクトー・コン・バロン、ケリア・レフォルサール・ラ・バンダ・イ・エル・セントロ(ボールに触れていなかったし、サイドと中央を強化したかった)」という理由で下げ、左SBのアントゥネスを投入する破目に。それでも結局、「チャンスの数からしたら、ウチが勝つのにふさわしかったが、el futbol es eficacia/エル・フトボル・エス・エフィカシア(サッカーは効率性だからね)」(ペレグリーノ監督)ということで、1-1の痛み分けで終了となりましたっけ。 ▽それでもレガネスは降格圏外の16位を維持できましたしね。この試合、終盤に退場となったルベン・ペレスと累積警告枚数に達したニヨムは欠くものの、再び金曜試合となるセルタ戦で勝ってくれればいいんですが、最悪のニュースがあったのはヘタフェの方。いえ、順位は8位で相変わらず、ヨーロッパリーグ出場圏とは勝ち点差1のままなんですが、何とアマトのケガがヒザのじん帯断裂だったことが判明。ずっとレギュラーだった彼が今季絶望となると、早速、この土曜のレアル・ソシエダ戦からボルダラス監督は代理の選手を試していかないといけないことになりますが、え、負傷禍にかけては兄貴分のアトレティコに勝るチームはないんじゃないかって? ▽そうですね、翌土曜午後1時という早い時間にアラベスをワンダ・メトロポリターノに迎えた彼らでしたが、うーん、前半24分にアリアスのクロスをカリニッチがお腹でゴールに。先日のコパ、サン・アンドレウ(3部)戦2ndレグではヘッドでアトレティコ移籍初得点を挙げていたため、次こそは足で決めて、2月まで戻って来ないジエゴ・コスタの穴を埋めるFWなってくれるんじゃないかと、スタンドには明るい希望が広がっていたんですけどね。36分にはアラベスのエース、カジェリともつれ合った際にリュカが負傷。右膝を痛めて、ようやくその日からベンチに復帰したヒメネスと交代って、やっぱりアトレティコのDF陣は厄払いにでも行くべきかと。 ▽おまけに後でアラベスのキャプテン、マヌ・ガルシアも「Ellos se han sentido comodos con el 1-0/エジョス・セ・アン・センティードー・コモドス・コン・エル・ウノ・セロ(彼らは1-0で快適に感じていて)、ウチにピッチを明け渡して自陣エリアで守ることにした」と言っていたように、なかなかアトレティコは追加点を取りに行かないんですよ。それにはシメオネ監督も後半途中にはカンテラーノ(アトレティコBの選手)の本職CBのモンテーロを入れ、「Si fuera el estaria orgulloso de poder cumplir en cualquiera de las posiciones/シーフエラ・エル・エスタリア・オルグジョーソ・デ・ポデール・クンプリール・エン・クアルキエラ・デ・ラス・ポシシオネス(もし自分が彼なら、どんなポジションでもプレーできて誇らしいだろう)」とおだてて、最近はフィリペ・ルイスのケガで人材不足となった左SBをやらせていたサウールを中盤のサイドに上げてみたりもしたんですけどね。 ▽ようやく終盤にはカリニッチから代わったビトロのスルーパスに抜け出したグリーズマンがピッチを縦断、最初のシュートはゴールポストに弾かれたものの、通りすがりにボールを押し込んで2点目が入るまで、いやあ、アベラルド監督は「ウチにもリードされてから、10~15分はいい時間があったんだが、nunca dimos sensacion de poder remontar/ヌンカ・ディモス・センサシオン・デ・ポデール・レモンタール(1度も逆転できる気がしなかった)」と後で告白していましたけどね。今季のアトレティコは1点のリードを守れず、引き分けてしまった試合が複数回あったため、私もドキドキして見ていたんですが、2点差なら安全圏。おまけに残り4分にはGKパチェコがブロックしたコレアのシュートがロドリの前に落ち、そのゴールでスコアが3-0となったとなれば、もう何も心配することはありませんって。 ▽え、この勝利で一瞬、首位に並んだ彼らだったのに次の時間帯ではバレンシアと分けたセビージャに抜かれ、夜にはエスパニョールとのカタルーニャダービーにバルサが0-4と大勝したため、結局、首位と勝ち点3の3位という立ち位置は変わらなかったんだろうって? まあ、そうなんですが、リーガは長いですし、シメオネ監督も「somos pocos y no es facil competir y ganar, ganar y volver a ganar como decia Luis/ソモス・ポコス・イ・ノー・エス・ファシル・コンペティール・イ・ガナール、ガナール・イ・ボルベル・ア・ガナール・コモ・デシア・ルイス(ウチは人数が少ないし、競って、ルイス・アラゴネス監督が言っていたように勝って勝ってまた勝つのは簡単ではない)」と言っていましたしね。 ▽今はこんな調子で上位陣にいてくれるだけでいいかと思いますが、日曜夜にはシメオネ監督を始め、グリーズマン、ゴディン、オブラク、サビッチ、フィリペ・ルイス、コレアと大挙してサンティアゴ・ベルナベウにコパ・リベルタドーレス決勝を観戦に行っていたアトレティコには今週、火曜午後9時(日本時間翌午前5時)から、CLグループリーグ最終節、クラブ・ブルージュ戦が。膝を捻って、一足早く今年は店仕舞いしたリュカに代わり、ゴディンとフィリペ・ルイスが復帰したため、サビッチが出場停止でもDF陣は大丈夫なんですが、果たして勝ってグループ1位の座を確定できるのかどうか。幸い相手もELに回れる3位は決まっていますし、モナコと対戦するドルトムントに勝ち点2差を引っくり返されない結果を出せるといいですよね。 ▽そして翌日はお隣さんがアウェイで最下位のウエスカと対戦したんですが、何ともこれがフラストレーションの溜まる展開で、マドリーの得点は前半8分、オドリオソラのクロスをベイルがvolea(ボレア/ボレーシュート)で決めたものだけ。その後、だんだん元気のなくなった彼らはとりわけ風下に回った後半など、「Era muy dificil jugar al futbol, no sabias hacia donde iba a ir el balon/エラ・ムイ・ヂフィシル・フガール・アル・フトボル、ノーサビアス・アシア・ドンデ・イバ・ア・イル・エル・バロン(サッカーをプレーするのが凄く難しかった。ボールがどこに行くのかわからなくてさ)」(オドリオソラ)という事情はあったようですが、もうほとんどウエスカの独り舞台状態に。 ▽それでもメレロがゴール前から、絶対外さないようなヘッドを失敗したり、GKクルトワのparadon(パラドン/スーパーセーブ)に阻まれたりと相手がゴール運から見放されていたおかげもあって、マドリーは何とか0-1で勝利。ベニト・ビジャマリンで遅い試合を戦ったラージョも優勢に進めながら、後半14分にアマトがゴール前でロレンにファールしたことがVAR(ビデオ審判)で発覚、ロ・セルソのPKでベティスに先制されてしまった上、31分にはシドネイにも決められ、2-0で負けてしまったのと同様に勝負にはやっぱり、ツキが必要ってことですよね。 ▽おかげで前節エイバル戦勝利の勢いを持続できなかった弟分が降格圏の18位のまま、土曜の午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)にはサンティアゴ・ベルナベウに乗り込み、兄弟分ダービーを戦わないといけないのは心もとないんですが、マドリーにはその前、水曜午後6時55分(同2時55分)から、CSKAモスクワを迎えるCL戦をこなさなければならないというハンデが。いえ、もうグループ首位突破が決まっている彼らですから、ウエスカ戦では控えだったイスコやアセンシオがアピールする機会になりそうですけどね。負傷のリハビリが進んでいるクロースやマリアーノ、マルセロなどは来週から始まるクラブW杯を睨んで調整といったところでしょうが、もしかしたらコパ・リベルタドーレス優勝チームが最強の敵となるその大会、別にベストメンバーでなくてもいいんじゃないかと思ってしまったのは私だけではなかった? ▽いやあ、というのも実はボカとリーベルの決勝をサンティアゴ・ベルナベウで見ることができたんですよ。マドリッド当局が厳戒態勢を敷いたため、メトロの駅を出て最初のチェックゲートを抜けるのに30分近くかかったり、ボディチェックで財布まで開けられた時にはアルゼンチン人はそんなところにもbengala(ベンガラ/発煙筒)を隠すのかと驚愕したものでしたけどね。一旦、中に入ってしまえば普通で、南北のfondo(フォンド/ゴール裏席)に分かれた両チームのファンの応援が大きかったのは当然ですが、初めて見る南米チーム同士のサッカーにはただただ、目を瞠るばかり。 ▽だって、アトレティコなど、よく「パスが3回と繋がらない」と解説者たちに怒られているんですが、この2チームはそれどころの話ではなく、1回でも繋がればスタンドから拍手が起きるんですよ。プレーの速度も遅いため、これだったら先日、コパ・デル・レイ32強対決で見たメリリャ(2部B)なんかの方が上手いんじゃないかと思ってしまった私でしたが、前半43分、カウンターからナンデスのパスで抜け出したベネデットが決めたプレーはちょっと、シメオネ監督のチームを彷彿させなくもない? ▽スタンドもボカ・サイドは決して歌うことを止めず、その辺もアトレティコに似た感じがしたんですが、後半にはリーベルが反撃。23分、珍しくエリア内で繋がったプレーからプラットが決め、同点になります。その後、1-1のまま、試合は延長戦に入ったんですが、2分にはバリオスが2枚目のイエローカードをもらって退場するなど、ボカはツキにも恵まれませんでしたね。延長戦後半3分にはキンテーロにエリア外から撃ち込まれてリードされると、途中出場の元マドリーの懐かしい顔、ガゴもアキレス腱を断裂してピッチ外へ。いよいよ9人になってしまった彼らは最後、GKアンドラダも加わったCK全員攻撃が仇となり、ピティ・マルティネスに誰もいないゴールに3点目を決められてしまっては仕方ありませんって。 ▽まあ、そんな感じで約1カ月前にボンボネーラでの1stレグを2-2を引き分けた後、11月24日のモニュメンタルでの2ndレグはボカのチームバスがリーベルのウルトラ(過激なファン)に投石されたりして延期。河岸を変え、大西洋を渡ったマドリッドで開催された決勝はリーベルに軍配が上がったんですが、果たしてこのチームが22日のクラブW杯決勝でマドリーに太刀打ちできるかというと…いえ、ソラーリ監督のチームだって、鹿島アントラーズvsグアダラバラ(メキシコ)戦の勝者と準決勝を戦わないといけませんし、あまり予想を急いではいけませんよね。ちなみに祝杯明けの月曜はホテルで休んだ後、リーベルは火曜に開催地のアラブ首長国連邦のドバイに飛ぶそうですが、来週火曜の準決勝エスペランス(チュニジア)戦までゆっくり休めるのはアドバンテージになるかもしれません。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2018.12.11 12:00 Tue
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チェルシーがアスピリクエタと4年間の新契約締結! 「喜びと責任を感じてきた」

▽チェルシーは4日、スペイン代表DFセサール・アスピリクエタ(29)との契約を2022年まで延長したことを発表した。 ▽先日のイギリス『テレグラフ』の報道によると、推定週給はこれまでの12万ポンド(約1740万円)から15万ポンド(約2170万円)にアップ。マウリツィオ・サッリ新監督を迎えた今季もリーグ戦全試合に出場し、今冬の退団が見込まれる元イングランド代表DFガリー・ケイヒルに代わって正式なキャプテンに就任することが濃厚な重要選手の確保に成功した。 ▽アスピリクエタは、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。 「チェルシーに滞在する時間を延長することができて、とても嬉しい」 「入団してから、このクラブとファンの方々の為にプレーすることの喜びと責任を感じてきた。ピッチに上がる度に全力を尽くしているよ」 「多くのものを得て、チェルシーの(タイトルに手が届く)場所を維持できるといいな」 ▽2012年にマルセイユからチェルシーに加入したアスピリクエタは本職の右サイドバックに加え、左サイドバックやアントニオ・コンテ前体制では3バックの右として活躍。ここまで公式戦298試合に出場しており、300試合出場達成が間近に迫っている。 2018.12.04 21:45 Tue
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