ヤングなでしこが史上初の決勝進出! エース植木の3連発に遠藤も2連発でイングランド撃破!《U-20女子W杯》
2018.08.21 00:50 Tue
▽U-20日本女子代表は20日、FIFA U-20女子ワールドカップ(W杯)2018の準決勝でU-20イングランド女子代表と対戦し、2-0で勝利。この結果、史上初となる決勝進出を果した。
▽日本は準々決勝で強豪ドイツを相手に遠藤純、植木理子、宝田沙織の3ゴールで3-1の快勝を収め、2大会連続のベスト4進出を果した。そして、史上初のファイナルを目指す準決勝ではオランダを破って4強入りを決めたイングランドと対戦。この重要な一戦に向けてはドイツ戦のスタメンから北村菜々美に代わって高平美憂に変更したのみでベストメンバーを揃えてきた。
▽開始直後にスタンウェイに個人技で決定的なシュートを放たれてGKスタンボー華がいきなりセーブを強いられるなど、押し込まれる入りとなった日本。それでも、時間の経過と共に相手を押し返していくと、14分には植木の中央突破からボックス内にこぼれたボールを遠藤が左足で蹴り込むが、これはわずかに枠の右に外れる。
▽すると、良い流れの中で日本は頼れるエースが先制点を奪い切る。22分、中盤の林穂之香からバイタルエリア中央の遠藤に斜めのパスが入ると、これを遠藤がボックス左の植木の足元に繋ぐ。ここでDFを背負った植木は巧みなターンで前を向いて右足のシュートをニアサイドの下隅に突き刺し、3試合連発となる得点ランキングトップタイの5点目を奪った。
▽さらに畳みかけるヤングなでしこは27分、右サイドをドリブルで持ち上がった宮澤がエリア外から意表を突いたミドルシュートを放つ。これは枠に阻まれるも、こぼれ球にいち早く反応した遠藤が無人のゴールへ頭で流し込み、こちらも2試合連続ゴールを記録した。その後も攻勢を強める日本は長野風花が右ポスト直撃の惜しいシュートで3点目に迫るなど良い形で前半を2-0のスコアで終えた。
▽その後は連戦の疲れと相手のロングボール戦術によって全体が間延びさせられたことで、消耗戦を強いられた日本は苦しい時間帯が続く。それでも、要所で訪れるピンチの芽を一丸となった守りで摘み取り、決定機は許さない。試合終盤の83分には殊勲の植木を下げて村岡真実を、後半アディショナルタイムには宮川に代えて牛島理子を入れて逃げ切り態勢に入ると、このままクリーンシートで凌ぎ切って2-0の快勝。通算3度目の挑戦で準決勝の壁を破って悲願のファイナル進出を果した。
▽なお、史上初のU-20女子W杯制覇を目指す日本は、この後行われる開催国フランスとグループリーグで敗れたスペインの準決勝の勝者と24日に対戦する。
U-20イングランド女子 0-2 U-20日本女子
【U-20日本女子】
植木理子(22)
遠藤純(27)
▽日本は準々決勝で強豪ドイツを相手に遠藤純、植木理子、宝田沙織の3ゴールで3-1の快勝を収め、2大会連続のベスト4進出を果した。そして、史上初のファイナルを目指す準決勝ではオランダを破って4強入りを決めたイングランドと対戦。この重要な一戦に向けてはドイツ戦のスタメンから北村菜々美に代わって高平美憂に変更したのみでベストメンバーを揃えてきた。
▽すると、良い流れの中で日本は頼れるエースが先制点を奪い切る。22分、中盤の林穂之香からバイタルエリア中央の遠藤に斜めのパスが入ると、これを遠藤がボックス左の植木の足元に繋ぐ。ここでDFを背負った植木は巧みなターンで前を向いて右足のシュートをニアサイドの下隅に突き刺し、3試合連発となる得点ランキングトップタイの5点目を奪った。
▽さらに畳みかけるヤングなでしこは27分、右サイドをドリブルで持ち上がった宮澤がエリア外から意表を突いたミドルシュートを放つ。これは枠に阻まれるも、こぼれ球にいち早く反応した遠藤が無人のゴールへ頭で流し込み、こちらも2試合連続ゴールを記録した。その後も攻勢を強める日本は長野風花が右ポスト直撃の惜しいシュートで3点目に迫るなど良い形で前半を2-0のスコアで終えた。
▽迎えた後半、前線へのロングボールを増やして攻勢を仕掛けるイングランド相手にやや押し込まれる時間が続くも、高橋はなと南萌華のセンターバックコンビを中心に冷静に撥ね返していく日本。攻撃の場面では右サイドの宮川麻都と宮澤の日テレ・ベレーザコンビを中心に幾度か決定機を作り出す。さらに57分には大会初先発で奮闘した高平に代えて北村を左サイドバックに投入した。
▽その後は連戦の疲れと相手のロングボール戦術によって全体が間延びさせられたことで、消耗戦を強いられた日本は苦しい時間帯が続く。それでも、要所で訪れるピンチの芽を一丸となった守りで摘み取り、決定機は許さない。試合終盤の83分には殊勲の植木を下げて村岡真実を、後半アディショナルタイムには宮川に代えて牛島理子を入れて逃げ切り態勢に入ると、このままクリーンシートで凌ぎ切って2-0の快勝。通算3度目の挑戦で準決勝の壁を破って悲願のファイナル進出を果した。
▽なお、史上初のU-20女子W杯制覇を目指す日本は、この後行われる開催国フランスとグループリーグで敗れたスペインの準決勝の勝者と24日に対戦する。
U-20イングランド女子 0-2 U-20日本女子
【U-20日本女子】
植木理子(22)
遠藤純(27)
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