ジエゴ・コスタ躍動のアトレティコがレアル・マドリーとの延長戦を制して3度目の戴冠《UEFAスーパーカップ》

2018.08.16 06:39 Thu
Getty Images
▽UEFAスーパーカップ、レアル・マドリーvsアトレティコ・マドリーが15日にエストニアで行われ、延長戦の末に2-4でアトレティコが勝利している。

▽チャンピオンズリーグ3連覇中のレアル・マドリーとヨーロッパリーグ王者のアトレティコによる一戦。
▽週末にリーガエスパニョーラ開幕を控える中、ロペテギ新監督率いるレアル・マドリーはモドリッチがベンチスタート、GKクルトワがベンチ外となった以外は、現状のベストメンバーを送り込んだ。

▽一方のアトレティコはグリーズマンやジエゴ・コスタら主力がスタメンに名を連ね、新戦力のレマルとロドリゴ・エルナンデスが先発となった。

▽試合は開始1分に動きを見せる。ゴディンのロングボールに反応したジエゴ・コスタがセルヒオ・ラモスとヴァランに競り勝ってボックス右に侵入。角度の厳しい位置から右足を振り抜き左サイドネットに突き刺した。
▽出鼻を挫かれたレアル・マドリーが失点後、ボールを動かして押し込む流れが続くと17分、マルセロの左クロスからアセンシオのヒールシュートが枠に向かったが、GKオブラクのファインセーブに阻まれる。

▽その後も [4-4-2]のフラットな3ラインを形成して構えるアトレティコに対し、レアル・マドリーが仕掛けていく展開で推移。すると27分、試合を振り出しに戻す。右サイドをベイルがスピードで抜け出して右足でクロスを送ると、ファーサイドに流れたベンゼマがヘッドで流し込んだ。

▽さらに29分、ドリブルでボックス左まで持ち上がったアセンシオが右足シュートで逆転ゴールに迫ると、34分にはカウンターから好機を演出。ハーフタイムにかけてもレアル・マドリーが敵陣でポゼッションする展開が続いたが、チャンスは生めずに前半を1-1で終えた。

▽迎えた後半、アトレティコが前がかる入りをした中、レアル・マドリーは57分にアセンシオに代えてモドリッチを投入。対するアトレティコはグリーズマンに代えてコレアを投入した。

▽イスコを左ウイングに配す[4-3-3]としたレアル・マドリーは62分にPKを獲得する。クロースの右CKからファーサイドのベンゼマがボレーで合わせにかかったところで、フアンフランのハンドを誘った。このPKをセルヒオ・ラモスが決めてレアル・マドリーが逆転に成功した。

▽失点を受けてアトレティコはロドリゴ・エルナンデスに代えてビトロを投入。攻撃色を強めると79分、アトレティコが同点に持ち込む。フアンフランがマルセロからボールを奪ってコレアへパス。ボックス右で仕掛けたコレアはゴールライン際から折り返し、最後はジエゴ・コスタが押し込んだ。

▽後半終盤にかけてはこう着状態が続き、2-2のまま90分が終了。延長戦にもつれ込んだ。その延長戦はレアル・マドリーが押し込む展開が続いたが、同前半8分にアトレティコが勝ち越す。トーマスがヴァランからボールを奪ってボックス左に侵入すると、折り返したクロスをサウールがボレーで蹴り込んだ。

▽勝ち越されたレアル・マドリーはクロースに代えてマジョラルを投入。しかし同14分、アトレティコが勝負を決定付ける。ジエゴ・コスタがカルバハルとの競り合いを制してボックス左に侵入。タメを作ってパスを送ると、ビトロがダイレクトで叩く。このパスをボックス中央に走り込んだコケがボレーで流し込んだ。

▽延長後半、ジエゴ・コスタに代えてホセ・ヒメネスを投入したアトレティコがレアル・マドリーの攻撃を凌いで4-2のまま勝利。6年ぶり3度目のUEFAスーパーカップ戴冠となっている。
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