若手3選手躍動のPSGがアトレティコに劇的勝利! 初勝利で今大会を終える《ICC》
2018.07.30 22:36 Mon
▽インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2018のパリ・サンジェルマン(PSG)vsアトレティコ・マドリーが30日にシンガポールで行われ、PSGが3-2で勝利した。
▽一方、アーセナルとの初戦をPK戦の末に勝利したアトレティコはアーセナル戦に続き若手と控え中心のメンバー構成に。GKにアーセナル戦勝利の立役者のアダン、最終ラインはフアンフラン、モジャ、モンテーロ、オラベ。中盤はトーマス、ロドリゴ・エルナンデス、カンテラーノのミケル・カッロによる3センターとなり、3トップはビエットとガメイロ、コレアが起用された。
▽立ち上がりから拮抗した展開が続く中、開始8分に最初の決定機。左サイドでセンターバックとウイングバックの間のスペースに飛び出したガメイロがボックス左に抜け出しマイナスの折り返し。これをビエットがダイレクトシュートするが、GKトラップの好反応に阻まれる。さらに11分には再び最終ライン裏に抜け出したガメイロがボックス内でGKと一対一を迎えるが、ここはシュートをややふかしてしまい、クロスバーの上に外す。
▽一方、時間の経過と共に守備に修正を施して試合を落ち着かせたPSGだが、攻撃ではメンバーは変わってもきっちり中央を締める相手の堅守に苦戦。サイドからディ・マリアらが打開を図るものの効果的な仕掛けは見せられない。31分には痺れを切らしたロ・セルソがミドルシュートを狙うも、これはGKアダンに余裕を持って対応される。だが、32分には右サイドのダグバからのクロスをボックス左で受けたクルザワのシュートがDFフアンフランの腕に当たって両チームの選手の動きが一瞬止まると、唯一ゴール前でこぼれ球に反応したエンクンクが難なく流し込み、意外な形から先制に成功した。
▽1点リードで試合を折り返したPSGはハーフタイムにフィールドプレーヤー全員を変更し、ピッチ上にはGKのトプラクを除き全員がアカデミー所属の若手選手に。一方、アトレティコはトーマスに代えてホアキン・ムニョスを投入した1点のみの変更にとどまった。
▽後半立ち上がりにヒザを負傷したジョルジェンに代わってポストラシの緊急投入を余儀なくされたPSGだが、53分に相手DFの不用意なバックパスに反応したウェアがボックス内でGKと交錯しながらもシュートを放つが、これはわずかに枠の右。直後にもウェアのダイレクトシュートで相手ゴールに迫っていく。
▽一方、64分にフアンフラン、ビエット、コレア、ロドリ、ガメイロをトップチームの選手を全員下げたアトレティコはカンテラーノ5人をピッチに送り出し、こちらもGKアダンを除き若手のメンバー構成となった。
▽ここからはUEFAユースリーグのような若手選手同士の攻防となった中、72分にPSG追加点を奪う。後半立ち上がりから鋭い仕掛けで存在感を示したムサ・ディアビがボックス左でウェアのラストパスに反応すると、ゴール右隅に左足のシュートを流し込んだ。
▽対するアトレティコも失点直後の75分には左CKの流れからオラベのシュートのこぼれ球に反応したゴール前のV・モジェホが最初のシュートはGKに弾かれるも、跳ね返りのボールを今度はきっちり流し込み、ようやく1点を返した。さらに86分にはボックス左でボルハ・ガルセスが折り返したボールがベルネードのオウンゴールを誘い、土壇場で試合を振り出しに戻した。
▽アトレティコの粘りによってこのままPK戦突入かに思われたが、後半アディショナルタイムに劇的ゴールが生まれる。92分、バエベックのラストパスをボックス手前中央で受けたポストラシが左足に持ち替えてシュートを放つと、絶妙なコントロールシュートがゴール左隅に決まり、いずれも味方の負傷で急遽出番が回ってきていた2選手の絡みから勝ち越しに成功した。この直後に試合はタイムアップを迎え、若手の躍動で競り勝ったPSGが大会初勝利で今大会の全日程を終えることになった。
パリ・サンジェルマン 3-2 アトレティコ・マドリー
【パリ・サンジェルマン】
エンクンク(前32)
ディアビ(後27)
ポストラシ(後47)
【アトレティコ・マドリー】
V・モジェホ(後30)
OG(後41)
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▽若手中心のメンバー構成の影響でバイエルン、アーセナルに連敗したPSGは今大会初白星を目指してアトレティコと対戦。GKにトラップ、3バックにはエンソキ、ラス・ディアラ、リマネを起用。また、中盤はダグバとクルザワのウイングバックにラビオとヴェッラッティ、ロ・セルソの主力による3センターハーフ、2トップにはディ・マリア、エンクンクが入りこれまでで最も豪華なメンバー構成となった。▽立ち上がりから拮抗した展開が続く中、開始8分に最初の決定機。左サイドでセンターバックとウイングバックの間のスペースに飛び出したガメイロがボックス左に抜け出しマイナスの折り返し。これをビエットがダイレクトシュートするが、GKトラップの好反応に阻まれる。さらに11分には再び最終ライン裏に抜け出したガメイロがボックス内でGKと一対一を迎えるが、ここはシュートをややふかしてしまい、クロスバーの上に外す。
▽一方、時間の経過と共に守備に修正を施して試合を落ち着かせたPSGだが、攻撃ではメンバーは変わってもきっちり中央を締める相手の堅守に苦戦。サイドからディ・マリアらが打開を図るものの効果的な仕掛けは見せられない。31分には痺れを切らしたロ・セルソがミドルシュートを狙うも、これはGKアダンに余裕を持って対応される。だが、32分には右サイドのダグバからのクロスをボックス左で受けたクルザワのシュートがDFフアンフランの腕に当たって両チームの選手の動きが一瞬止まると、唯一ゴール前でこぼれ球に反応したエンクンクが難なく流し込み、意外な形から先制に成功した。
▽先制を許したアトレティコは前半半ば以降、なかなか決定機を作れずにいたが、41分に久々の決定機。ボックス右でDFと入れ替わったガメイロの折り返しのこぼれ球をロドリがワンタッチでフリーのビエットに繋ぐ。ここでビエットがGKの脇を抜くシュートを放つが、これはゴールライン上でDFリマネのスーパークリアに阻まれた。
▽1点リードで試合を折り返したPSGはハーフタイムにフィールドプレーヤー全員を変更し、ピッチ上にはGKのトプラクを除き全員がアカデミー所属の若手選手に。一方、アトレティコはトーマスに代えてホアキン・ムニョスを投入した1点のみの変更にとどまった。
▽後半立ち上がりにヒザを負傷したジョルジェンに代わってポストラシの緊急投入を余儀なくされたPSGだが、53分に相手DFの不用意なバックパスに反応したウェアがボックス内でGKと交錯しながらもシュートを放つが、これはわずかに枠の右。直後にもウェアのダイレクトシュートで相手ゴールに迫っていく。
▽一方、64分にフアンフラン、ビエット、コレア、ロドリ、ガメイロをトップチームの選手を全員下げたアトレティコはカンテラーノ5人をピッチに送り出し、こちらもGKアダンを除き若手のメンバー構成となった。
▽ここからはUEFAユースリーグのような若手選手同士の攻防となった中、72分にPSG追加点を奪う。後半立ち上がりから鋭い仕掛けで存在感を示したムサ・ディアビがボックス左でウェアのラストパスに反応すると、ゴール右隅に左足のシュートを流し込んだ。
▽対するアトレティコも失点直後の75分には左CKの流れからオラベのシュートのこぼれ球に反応したゴール前のV・モジェホが最初のシュートはGKに弾かれるも、跳ね返りのボールを今度はきっちり流し込み、ようやく1点を返した。さらに86分にはボックス左でボルハ・ガルセスが折り返したボールがベルネードのオウンゴールを誘い、土壇場で試合を振り出しに戻した。
▽アトレティコの粘りによってこのままPK戦突入かに思われたが、後半アディショナルタイムに劇的ゴールが生まれる。92分、バエベックのラストパスをボックス手前中央で受けたポストラシが左足に持ち替えてシュートを放つと、絶妙なコントロールシュートがゴール左隅に決まり、いずれも味方の負傷で急遽出番が回ってきていた2選手の絡みから勝ち越しに成功した。この直後に試合はタイムアップを迎え、若手の躍動で競り勝ったPSGが大会初勝利で今大会の全日程を終えることになった。
パリ・サンジェルマン 3-2 アトレティコ・マドリー
【パリ・サンジェルマン】
エンクンク(前32)
ディアビ(後27)
ポストラシ(後47)
【アトレティコ・マドリー】
V・モジェホ(後30)
OG(後41)
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