【J1ピックアッププレビュー】練度高める両者…真夏に迎える熱戦必至の神奈川ダービー《湘南vs川崎F》

2018.07.27 19:30 Fri
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▽27日から28日に明治安田生命J1リーグ第18節が開催。注目は、28日にShonan BMW スタジアム平塚で行われる11位・湘南ベルマーレ(勝ち点22)vs3位・川崎フロンターレ(勝ち点33)の神奈川ダービーだ。

◆前回対戦は白熱のドロー
▽両者の前回対戦は、3月2日に行われた第2節。互いに開幕節を勝利して迎えた一戦だった。湘南の昇格によって2年ぶりに実現した試合は、お互いにチャンスを作る中、川崎Fが56分にFW小林悠のゴールで先制する。しかし湘南も66分にCKの流れからFW松田天馬が決めて同点に。その後も両者は激しくゴールを狙ったが、互いに譲らず勝ち点1を分け合った。
◆ダービー勝利で残留への勢いを~湘南ベルマーレ~
▽湘南は直近3試合2勝1分けと好調。前節のヴィッセル神戸戦では立ち上がりからペースを握って2点を先行すると、MFアンドレス・イニエスタの投入にも動じず、集中した守備で神戸を跳ね返し、3-0で完勝。曺貴裁監督も「本当に素晴らしかった」と手放しで称賛するほどの内容で、中断期間を経て熟度が増している姿を見せている。

▽今節に向けては主導権を握った守備でいかに相手のプレーを制限できるかがカギとなる。川崎Fは高精度なパスワークを生かした多種多様な攻撃を展開。チームとして共通意識が持てなければ、自分たちのペースに引き込むことはまずできないだろう。手強い相手ではあるが、4連勝と好調の王者を止めることができれば、今後に向けて大きな自信を得られるはず。ダービー勝利で目標である残留に向けても勢いをつけたい。

◆ダービー勝利で首位追走への加速を~川崎フロンターレ~
▽一方の川崎Fも鬼木達監督就任後初の4連勝を飾って好調を維持。前節の長崎戦では嫌な時間帯はあったものの、要所で押し込んで先制点を奪取。相手のカウンターにも粘り強く対応し、手堅く白星を手にした。鬼木監督もまず勝利を一番に喜ぶ中で、「状況によって攻守にメリハリがつけられるシーンが増えてきている」と中断期間の取り組みの成果が出てきていることに手応えを示した。
▽今節の相手は高い走力を持つ湘南。夏場の暑さにもものともしないハイプレスとカウンターには警戒が必要だ。そういう意味では攻守のメリハリがより求められる。また、湘南はセットプレーも多彩。前回対戦時でも同パターンから失点しており、今シーズンの課題にも挙げられているだけに気をつけたいところ。前節ようやく首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差を「8」に縮めたことを無駄にしないためにも5連勝で勝ち点を積み重ねたい。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆湘南ベルマーレ[3-4-2-1]
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GK:秋元陽太
DF:岡本拓也、坂圭祐、大野和成
MF:藤田征也、秋野央樹、齊藤未月、杉岡大暉
MF:菊地俊介、梅崎司
FW:山﨑凌吾
監督:
▽結果と内容が伴った前節のメンバーを送り出すことを予想。CBには前節プロ初ゴールを挙げたDF坂圭祐、ボランチにはJ1初ゴールを記録したMF齊藤未月が務めることになりそうだ。また、1トップには新加入で前節1ゴール1アシストと躍動したFW山﨑凌吾。川崎F撃破に期待がかかる。

◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
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GK:チョン・ソンリョン
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、守田英正
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FW:小林悠
監督:鬼木達
▽対する川崎Fも前節からの変更はなし。ベストメンバーで臨むことになりそうだ。いつも通りCBに入るとみられるDF谷口彰悟は今節でJ1通算150試合出場となる。メモリアルマッチを勝利で飾れるか注目だ。発熱で心配された小林は、問題なく1トップで先発することになりそうだ。

【注目選手】
◆DF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
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▽ダービー勝利のカギを握るのは、プロ2年目のDF杉岡大暉だ。豊富な運動量と対人の強さを生かし、今シーズンはJ1初挑戦ながらここまで全試合に出場。その武器は王者・川崎Fにも通用し、前回対戦ではエウシーニョを抑えこんだ。今節でも前回同様の活躍を見せ、川崎Fの嫌な存在となれるか。湘南の19歳の動きに注目だ。

◆FW小林悠(川崎フロンターレ)
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▽川崎Fの注目選手は、小林だ。前節では貴重な決勝弾を記録して2戦連発。全体を通しても味方から上手くボールを引き出し、チャンスに顔を出していたのを見れば、日に日に調子が上がってきていることが窺える。対湘南戦では3試合連発中。良いイメージを持っている相手に対して、今シーズン初の複数得点なるか。

◆無傷ではいられないダービーマッチ!?
▽両者による神奈川ダービーでは、これまで多くの熱戦を繰り広げてきた。特に2016シーズンのJ1・1stステージ第2節では4-4、2ndステージ第6節では3-2(川崎Fが勝利)が印象的でなんとJ1での対戦では、1試合平均得点が「4.3」。さらに全9試合でどちらかが無失点で抑えることができた試合は1度もない。まさに肉を切らせて骨を断つ覚悟で挑まなければならない。そんな白熱必至の神奈川ダービーを制すのは、湘南か、川崎Fか。28日19時にキックオフを迎える。
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