【J1ピックアッププレビュー】新戦力は光となるか…守備補強の最下位名古屋、首位広島をホームに迎え撃つ《名古屋vs広島》
2018.07.21 17:00 Sat
▽熱戦が続いたロシア・ワールドカップも閉幕し、18日に2カ月ぶりに再開した明治安田生命J1リーグ。22日に行われる第17節では、中断期間中に積極補強を敢行した名古屋グランパスが首位サンフレッチェ広島を迎え撃つ。
◆新戦力は光となるか~名古屋グランパス~
▽2カ月の中断期間を経て行われた第16節の浦和レッズ戦。課題だった守備がどこまで修復されたか注目が集まったが、終わってみれば3失点。そのすべてがセットプレーからと、守備の脆さがさらに露呈する形となってしまった。
▽リーグワーストの失点33、わずか2勝で臨む第17節は、今夏加入のDF中谷進之介(柏レイソル)、DF丸山祐市(FC東京)、DFエドゥアルド・ネット(川崎フロンターレ)、MF前田直輝(松本山雅FC)らが出場可能に。守備には各クラブで主力として活躍していた中谷と丸山のセンターバックコンビに加え、中盤の守備職人E・ネットが守りを堅くする。さらなる期待が寄せられる第17節、相手はリーグ最多得点の広島。どこまで守り切れるか。
◆3年ぶり優勝へブーストをかけられるか~サンフレッチェ広島~
▽そしてその広島は中断期間を明けても前半戦の勢いは衰えなかった。ガンバ大阪とのホーム戦に挑んだ前節は古巣対決となったFWパトリックの2得点などで4発快勝。FW工藤壮人にも今季リーグ戦初ゴールが生まれたほか、第1節で右腕にケガを負って離脱していたDF千葉和彦が復帰するなど嬉しいニュースが続いた。
▽第17節は最下位名古屋が相手だが、今シーズンのルヴァンカップでの2度の対戦は1勝1敗。通算では12勝10分17敗と決して得意な相手ではない。また名古屋の新戦力も不気味なところ。だがこちらも、リーグゴール数を12まで伸ばしたパトリックに加え、コソボ代表FWべサルト・ベリーシャがメルボルン・ビクトリーから加入。後者は過去Aリーグで2度の得点王に輝いた実績を持ち、同リーグで通算171試合に出場し106得点を挙げた非常に頼もしい助っ人外国人だ。名古屋の守備が完成しきる前に、出る杭は打っておかなければならない。
◆名古屋グランパス[3-4-3]
DF:中谷進之介、新井一輝、丸山祐市
MF:玉田圭司、エドゥアルド・ネット、小林裕紀、和泉竜司
FW:ガブリエル・シャビエル、ジョー、青木亮太
監督:風間八宏
▽新戦力を有効に使うため、そして右サイドバックの宮原和也が広島戦では起用できないため、[3-4-3]の布陣を予想。中谷や丸山、E・ネットはいきなりの先発起用だが、今の名古屋にはこれぐらいのカンフル剤が必要だ。
◆サンフレッチェ広島[4-4-2]
DF:和田拓也、千葉和彦、水本裕貴、佐々木翔
MF:柴崎晃誠、青山敏弘、稲垣祥、柏好文
FW;パトリック、工藤壮人
監督:城福浩
▽フォーメーションは一貫して[4-4-2]だが、第1節でケガした千葉に代わってここまで好パフォーマンスを披露してきた野上結貴が前節負傷し、再び千葉がカムバック。現在のところケガの具合が不明だが、大事をとって休ませることになりそう。また、攻撃面ではベリーシャは期待大だがコンビネーションを考えると、先発にはまだ使い辛いか。
【注目選手】
◆MFエドゥアルド・ネット(名古屋グランパス)
◆FWパトリック(サンフレッチェ広島)
◆シーズン折り返し、白星で後半戦に臨むのは
▽下馬評では広島が有利であることは明らかだが名古屋もここで踏ん張らなければ後半戦に光が見えてこない。新戦力がすぐにフィットするかどうかは未知数だが、実力は本物。この試合を転機に一気に浮上のきっかけを掴みたい。一方の広島もシーズン折り返しとなるこの試合で勝ってスッキリと後半戦に臨みたいところだ。
◆新戦力は光となるか~名古屋グランパス~
▽2カ月の中断期間を経て行われた第16節の浦和レッズ戦。課題だった守備がどこまで修復されたか注目が集まったが、終わってみれば3失点。そのすべてがセットプレーからと、守備の脆さがさらに露呈する形となってしまった。
◆3年ぶり優勝へブーストをかけられるか~サンフレッチェ広島~
▽そしてその広島は中断期間を明けても前半戦の勢いは衰えなかった。ガンバ大阪とのホーム戦に挑んだ前節は古巣対決となったFWパトリックの2得点などで4発快勝。FW工藤壮人にも今季リーグ戦初ゴールが生まれたほか、第1節で右腕にケガを負って離脱していたDF千葉和彦が復帰するなど嬉しいニュースが続いた。
▽第17節は最下位名古屋が相手だが、今シーズンのルヴァンカップでの2度の対戦は1勝1敗。通算では12勝10分17敗と決して得意な相手ではない。また名古屋の新戦力も不気味なところ。だがこちらも、リーグゴール数を12まで伸ばしたパトリックに加え、コソボ代表FWべサルト・ベリーシャがメルボルン・ビクトリーから加入。後者は過去Aリーグで2度の得点王に輝いた実績を持ち、同リーグで通算171試合に出場し106得点を挙げた非常に頼もしい助っ人外国人だ。名古屋の守備が完成しきる前に、出る杭は打っておかなければならない。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆名古屋グランパス[3-4-3]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:ランゲラックDF:中谷進之介、新井一輝、丸山祐市
MF:玉田圭司、エドゥアルド・ネット、小林裕紀、和泉竜司
FW:ガブリエル・シャビエル、ジョー、青木亮太
監督:風間八宏
▽新戦力を有効に使うため、そして右サイドバックの宮原和也が広島戦では起用できないため、[3-4-3]の布陣を予想。中谷や丸山、E・ネットはいきなりの先発起用だが、今の名古屋にはこれぐらいのカンフル剤が必要だ。
◆サンフレッチェ広島[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:林卓人DF:和田拓也、千葉和彦、水本裕貴、佐々木翔
MF:柴崎晃誠、青山敏弘、稲垣祥、柏好文
FW;パトリック、工藤壮人
監督:城福浩
▽フォーメーションは一貫して[4-4-2]だが、第1節でケガした千葉に代わってここまで好パフォーマンスを披露してきた野上結貴が前節負傷し、再び千葉がカムバック。現在のところケガの具合が不明だが、大事をとって休ませることになりそう。また、攻撃面ではベリーシャは期待大だがコンビネーションを考えると、先発にはまだ使い辛いか。
【注目選手】
◆MFエドゥアルド・ネット(名古屋グランパス)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽名古屋の注目選手は新加入のE・ネットだ。名古屋の守備力で今季最強の攻撃力を誇る広島を止めるにはまずは中盤からの圧力が大切になってくる。それは攻撃面でも同じで、相手のセントラルMFからこの男がボールを奪うことが出来れば、前線のタレントたちが鋭いカウンターを決めてくれるに違いない。◆FWパトリック(サンフレッチェ広島)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽広島はやはりこの選手に注目だ。前節の2ゴールでリーグ得点数を12に伸ばしたストライカーは、かつてない早さでゴールを量産している。30歳でキャリアの絶頂期を迎えており、名古屋戦でも得点力に期待がかかる。特に名古屋はブレイク期間に守備を補強。コンビネーションが出来上がる前に早いところ叩いておきたい。◆シーズン折り返し、白星で後半戦に臨むのは
▽下馬評では広島が有利であることは明らかだが名古屋もここで踏ん張らなければ後半戦に光が見えてこない。新戦力がすぐにフィットするかどうかは未知数だが、実力は本物。この試合を転機に一気に浮上のきっかけを掴みたい。一方の広島もシーズン折り返しとなるこの試合で勝ってスッキリと後半戦に臨みたいところだ。
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