【原ゆみこのマドリッド】もう皆、練習している…2018.07.18 11:00 Wed

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▽「これじゃ、どちらが優勝したのかわからないわね」そんな風に私が苦笑していたのは火曜日、ロシアから帰還した代表チームをザグレブの市民が街を挙げて大歓迎。選手たちがオープンデッキバスに乗って、パレードする様子をTVで見た時のことでした。いえ、日曜のW杯決勝の後には何とも言えない悲しげな表情で大会MVPのトロフィーをもらっていたモドリッチが豹変、ここ近年、4度もあったレアル・マドリーのCL優勝パレードでも見たことがない程、ノリノリでbengala(ベンガラ/発煙筒)を振り回していたのにはちょっと引いてしまわないでもなかったんですけどね(https://twitter.com/B24PT/status/1019265604480532481)。

▽ええ、人口400万人程でしかないクロアチアにとって、史上初のW杯準優勝はお祝いするにふさわしい快挙でしたが、フランスとの決勝が行われた日曜には一足に先にブリュッセルに戻ったベルギー代表も人で埋め尽くされたグラン・プリュス(市内中心にある大広場)で3位という、同国史上最高成績を祝うイベントを開催。もちろん王道は凱旋門からシャンゼリゼ通りに30万人が集結して、1998年以来、2度目のW杯優勝を達成したチームをパリに迎えたフランスの祝勝行事なんでしょうけどね。折しもスペインでは火曜にひっそり、代表新監督に就任するルイス・エンリケ氏がAVE(スペインの新幹線)でマドリッドに到着。

▽ラス・ロサス(マドリッド近郊)にあるサッカー協会本部に直行すると、9月のネーションズリーグ開幕戦に向けての準備をするオフィスや練習施設を案内されていましたが、何せ今回、スペインのW杯など、7月1日の16強対決で終わってしまいましたからね。バラハス空港に到着後、散り散りになった選手たちもまだバケーション中とあって、その消息も時折、SNSで伝わってくるぐらいなんですが、まあそれは仕方ないこと。イニエスタ(ヴィッセル神戸)も火曜には日本に向かいましたし、とりあえず、今は私もW杯チャンピオンにレアル・マドリー勢がバラン1人だけなのに比べ、アトレティコ勢が加入したばかりのレマル(モナコから移籍)も含めて3人もいることを祝うぐらいしかないんですが…。

▽ちなみに3位決定戦でベルギーがムリエル(PSG)とアザール(チェルシー)のゴールでイングランドを2-0で破った翌日、モスクワのルジニキ・スタジアムで行われた決勝がどんなだったか、ちょっと触れておくと。前半18分にはグリーズマン(アトレティコ)の蹴ったFKをマンジュキッチ(ユベントス)が頭でオウンゴールにして、フランスが先制。それでもボール支配で勝っていたクロアチアは28分、ペリシッチ(インテル)がgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めて同点に追いついたため、行方がわからなくなっていたんですが、この日のフランスには運も味方したんでしょうかね。

▽何と38分、クロアチアのCKクリアでVAR(ビデオ審判)確認が入り、ペリシッチのハンドでPKとなったから、さあ大変。ピタナ主審がモニターを見に行っている4分間、キッカーとして待機していたグリーズマンもきっと、頭の中では2年前のCL決勝でPKを失敗。それも響いて最後は延長、PK戦の末にお隣さんに負けてしまったことを思い出していたのでは?その上、クロアチアのGKスバシッチ(モナコ)は16強対決のデンマーク戦、準々決勝のロシア戦でもPK戦で活躍したparapenarti(パラペナルティ/PK止め屋)となれば、プレッシャーもひときわだったはずですが…。

▽見事にスバシッチの裏をかき、成功したんですよ!うーん、この日のゴールで大会4得点目だった彼ですが、ウルグアイ戦でGKムスレラ(ガラタサライ)のミスにより入ったシュート以外、他は全てPKによるものですからね。ここは大事な場面で失敗しなくなった当人の成長を喜ぶべきかと。結局、2-1とリードしてハーフタイムに入ったフランスでしたが、納得していなかったのはクロアチア勢。ええ、キャプテンのモドリッチなど、審判団がアルゼンチン人でスペイン語が通じるのをいいことに、「El penalti no era. Y la primera falta no era falta/エル・ペナルティ・ノー・エラ。イ・ラ・プリメーラ・ファルタ・ノー・エラ・ファルタ(あれはペナルティじゃなかった。最初のファールもファールじゃなかった)」と抗議してしましたが、確かにエリアの左前でブロゾビッチ(インテル)にグリーズマンが倒されたプレーについては是非が問われていましたけどね。

▽とはいえ、後半のフランスは自慢の多民族融合パワーが炸裂。14分にはグリーズマンの折り返しをポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)が2度撃ちして追加点を挙げると、20分にもエムバペ(PSG)が4点目を決めてしまったとなれば、いえ、後でラキテッィチ(バルサ)など、「Marcaron cuatro goles en sus tres tiros a gol/マルカロン・クアトロ・ゴーレス・エン・スス・トレス・ティロス・ア・ゴル(枠内シュート3回で4点取った)」と皮肉っていましたけどね。「Nos basamos en defender como hacemos en el Atletico/ノス・バサモス・エン・デフェンデール・コモ・アセモス・エン・エル・アトレティコ(ウチのプレーはアトレティコのように守備が基本)」とリュカ(アトレティコ)も言っていたように、クロアチアの反撃をGKロリス(トッテナム)のゴールスローミスをマンジュキッチが押し込んだ1点だけに留め、4-2で勝利することに。

▽え、この結果、フランスの優勝が決まり、2016年はCL、ユーロと続けざまに決勝で負けるという並々ならぬ悲劇を経験したグリーズマンが決勝のMVPをゲット。リベンジを果たしたのはめでたいとはいえ、だからと言って、彼が今年のバロンドール候補ナンバーワンになったというのは持ち上げすぎじゃないかって?そうですね、この大会開幕数日前にアトレティコ残留を決意するドキュメンタリー番組を公開、グループリーグ第1戦終了後の中日にはヒル・マリン筆頭株主がわざわざ、モスクワ郊外のフランスのベースキャンプに駆けつけて、リュカ共々、延長契約にサインをもらっていたのはこうなると、先見の明があったと言えますが、その時点ではまだ当人が活躍できるかどうか、定かではありませんでしたからね。

▽逆にフランスが早期敗退でもしていれば、ただのお騒がせ男で終わってしまうところでしたが、おかげで「Estoy muy orgulloso de la decision que he tomado/エストイ・ムイ・オルグジョーソ・デ・ラ・セシシオン・ケ・エ・トマードー(自分の取った決断をとても誇りに思う)。このW杯のタイトルは全てのアトレティコファンのものでもあるし、ボクらにはワクワクする1年が待っている」(グリーズマン)と戴冠後、胸を張れていたのは良かったかと。

▽だってえ、折しも月曜にはバロンドールのライバルの1人であるクリスチアーノ・ロナウドがトリノでユベントス入団プレゼン。当人は「Nadie en el Real Madrid estara llorando por mi/ナディエ・エン・エル・レアル・マドリッド・エスタラ・ジョランドー・ポル・ミー(レアル・マドリーでは誰もボクがいなくなったことを泣いていないだろう)」と言っていたものの、8月15日のUEFAスーパーカップに出ないことが確定しているんですよ。同じくこのW杯で候補に急浮上したモドリッチはグリーズマン同様、バケーションを短くする覚悟があれば、投票までにもう1つ、タイトルを増やせる可能性がありますが、果たしてどうなることやら。常連のメッシ(バルサ)もスペイン・スーパーカップがあるため、予断は許さないものの、彼もロナウドもW杯16強で敗退しているというのは決勝組の2人にとって、有利に働くかもしれませんね。

▽そしてW杯の終了と共に入れ替わりでとうとう、マドリーのプレシーズンもこの月曜から始まり、ロペテギ新監督が指揮を執るバルデベバス(バラハス空港の近く)でのセッションにはベイル、ベンゼマ以下、セバジョス、ジョレンテ、テオ、バジェホ、マジョラル、カシージャ、そして昨季はラージョで修行して戻って来たラウール・デ・トマス、新入団の18歳、FWビンチウス(フラメンゴから移籍)や19歳のGK、ルニン(同ゾリャ・ルハンシク)らが参加。でもねえ、今のところ、非公開で入れないんですよ。

▽どちらにしろ、W杯参加組が戻って来るのは8月1日のマンチェスター・ユナイテッド戦を皮切りに3試合あるアメリカ遠征辺りからですし、エムバペも決勝後、PSG残留するつもりとコメントするなど、ロナウド放出に見合った大型補強もまだ決まっていないとなれば、いえ、噂としては「普通なら、決勝を戦うチームから選ばれるものだけど、ボクもブラジルやフランス戦ではいい試合をしたし、日本戦ではカウンターの起点となったからね」と自身の言う通り、W杯ベストGKに選ばれたクウトワ(チェルシー)獲得は来季で契約が終わることもあり、値段も3000~4000万ユーロ(約40億~53億円)と手頃。ほぼ確定ながら、アリソン(ローマ)のチェルシー到着を待たないといけないとか、そのクルトワが「ボクが行くところには絶対、連れて行くよ」と主張していた、国でもクラブでも同僚のアザールについては難航しているとか、あるんですけどね。

▽とりあえず、W杯前に決まったオディオソラ(レアル・ソシエダから移籍)は水曜にプレゼンがあるんですが、こちらも練習合流は7月末となれば、またしても私が月曜にマハダオンダ(マドリッド近郊)にアトレティコを覗きに行ってしまったとしても仕方なかった?いやまあ、こちらもinternacionales(インテルナシオナレス/各国代表選手)はおらず、トップチームの選手はGKオブラク、アダン(ベティスから移籍)、フアンフラン、トマス、ロドリ(同ビジャレアル)、ビトロ、コレア、そして退団予定のガメイロ、ビエットしかいないんですけどね。

▽今週は朝一番、7時45分からのセッションはグラウンドでランニングなどのフィジカルがメイン、トリプルの場合は10時30分からジムが入るんですが、ボールも使う夕方の部ではフィジカルコーチのプロフェ・オルテガが「La perdemos y la robamos/ラ・ペルデモス・イ・ラ・ロバモス(ボールを失くしたら盗む)。相手に考えるヒマを与えるな」とロンド(輪の中に選手が入ってボールを奪うゲーム)でカンテラーノ(下部組織の選手)たちにアトレティコ・サッカーの基本を説いたり、10人のフィールドプレーヤーがポジションについてチームとしての動きをマスターする演習は必ず、最後は高速で自陣エリアに戻って守ることで終了。その辺、シメオネ監督の特徴が出ていて面白かったりもするんですが、グラウンドを囲む金網の外から見学しているファンは西日を真っ向から浴びて、ちょっと辛そうでしたっけ。

▽そんな中、ヘタフェは月曜からバレンシア(スペイン南東部)のオリバにキャンプに行ってしまい、土曜までは戻って来ず。チチソラ(ラス・パルマスから移籍)を獲った後、ダビド・ソリア(同セビージャ)も加入して、クリスタル・パレスに行ってしまったグアイタの穴を埋める正GK争いが激化したり、ボランチのマキシモビッチ(同バレンシア)に500万ユーロ(約6億6000万円)を払ったりと補強の動きも続いていますが、逆にホルヘ・モリーナやジェネが移籍するという噂もありますからね。新シーズンを落ち着いて迎えるにはまだ、時間がかかりそうですが、人の出入りが続いているのは同じ弟分、レガネスやラージョも同じかと。

▽そのラージョも木曜からはマルベジャ(スペイン南部のビーチリゾート)でキャンプと河岸を変えるようですが、どうやら今年も猛暑のマドリッドでずっと過ごすようなのはレガネス。今週土曜から始まるプレシーズンマッチも2部のマドリッド勢アルコルコンだったり、今季からその仲間入り、シュダッド・デポルティバ・ワンダにあるミニスタジアムの改修が済むまで、ワンダ・メトロポリターノでリーガを戦うことがきまったラージョ・マハダオンダといった近隣のチームが多いのも交通費が節約できるから?そろそろ、スペイン各地では1部チームの親善試合も始まっているため、観光などで来る機会のあるファンはマルカ(スポーツ紙)の予定表(http://www.marca.com/futbol/primera-division/2018/07/03/5b3a5613ca474190178b45bf.html)などを参考に立ち寄ってみてもいいかもしれませんね。
【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。
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尻すぼみになってしまった…/原ゆみこのマドリッド

「ミッドウィークに試合するマドリッド勢はもう2チームだけか」そんな風に私が今週の予定を確認していたのは月曜日、いやあ、コパ・デル・レイ16強対決ではレアル・マドリーとレガネスのミニダービー、アトレティコ、ヘタフェの試合が1時間ずつずらして同日開催になるなど、こちらも気が抜けなかったんですけどね。結果、大先輩と対戦したレガネスが脱落したのはともかく、アトレティコもジローナを下せず、予想外の早期敗退となったため、準々決勝に参加するのはマドリーとヘタフェだけという寂しい事態になってしまったから。 とはいえ、当事者である選手なんてまったく気楽なもので、土曜のウエスカ戦の後、「Nunca es bueno que te eliminen, pero es cierto que vamos a tener mas descanso/ヌンカ・エス・ブエノ・ケ・テ・エィミネン、ペロ・エス・シエルトー・ケ・バマオス・ア・テネール・マス・デスカンソ(敗退するのは決していいことじゃないけど、休養が増えるのは確かだね)」と言っていたコケなど、日曜夜には遅ればせながら、27歳のバースデーパーティを開催(http://videos.marca.com/v/0_f0wahtjo-asi-fue-la-loca-fiesta-de-disfraces-de-koke-show-de-rodri-con-el-micro-los-curiosos-hombres-de-plata?uetv_pl=futbol&count=1)。 会場にレーザー光線が飛び交い、グリーズマンやロドリがマイクを握っている、その盛況ぶりにはいつぞやのクリスティアーノ・ロナウド30歳メガバースデーやネイマールがよくやっているパーティを思い出してしまったんですが、実は昨季もアトレティコがCLグループリーグで屈辱の敗退をしたのをいいことに、ベアトリスさんとの結婚式をCL決勝当日に挙げたコケですからね。今回もコパ敗退の憂さを晴らすと同時に丁度、クラブで8人目となる400試合出場という偉業を祝う意味もあったとすれば、ありかなという気もしないではないんですが、でもねえ。おかげでお隣さんにジローナへのリベンジを託すことになってしまったとなれば、当面はおとなしくしていた方が良かったのでは? そんなことはともかく、まずは先週末のマドリッド勢のリーガ戦の様子をお話ししていくことにすると。シーズン後半戦の幕開けを担ったのは金曜にコリセウム・アルフォンソ・ペレスにアラベスを迎えた弟分のヘタフェだったんですが、こちらはどうやら、コパとリーガのローテーションが完璧に機能しているよう。ええ、16強対決バジャドリー戦2ndレグとは違い、この日の前線はホルヘ・モリーナとマタでスタートしたんですが、前半33分にはクリストフォロがマリパンに倒され獲得したPKをマタが確実に決めて先制。 後半開始早々にもモリーナがエリア外から撃ち込んでリードを広げると、9分にはマタのアシストで自身2本目を挙げているって、こうなるとスタンドから「Molina, Seleccion!/モリーナ、セレクシオン(モリーナをスペイン代表へ!)」というカンティコ(節のついたシュプレヒコール)が沸き上がったのも当然だった?いえ、更に43分にはFKからマタもdoblete(ドブレテ/1試合2ゴールのこと)を達成して、4-0の完勝を飾った後、記者会見に現れた当人は「Hay que ser realistas, tengo una edad/アイ・ケ・セル・レアリスタス、テンゴ・ウナ・エダッド(自分の年齢もあるし、リアリストにならないといけないよ)」と4月には37歳になるエースは謙遜していましたけどね。 確かに代表に呼ばれるにはちょっと難しいかもしれませんが、この日の勝利のおかげで5位のアラベスにあと勝ち点1と迫ったヘタフェはCL出場圏の4位までもたったの2ポイント。となると、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)のレポーターなどが舞い上がり、「ELではなく、今季のヘタフェはCLを目指すべき」と口走っても笑っていられない?うーん、火曜午後9時30分(日本時間翌午前5時30分)からは再び、極寒のコリセウムでこの日、残り15分以降からの出場だったアンヘル、サム・サイス、ウーゴ・ドゥロを軸にバレンシアとのコパ準々決勝1stレグに挑む彼らですが、ちょっとだけ気になるのは柴崎岳選手がアジアカップ参加中で不在でもチームにまったく不都合がないこと。 このままでは本当に移籍になってしまうかもしれませんが、おまけにミックスゾーンに居合わせたビトリア(スペイン北部)から来たアラベス番記者と話したところ、やはり現在、日本代表としてサウジアラビアにいる乾貴士選手の獲得交渉がベティスとの間でかなり進行しているという情報も。とりわけイバイ・ゴメスが先日、アスレティクに移籍、ジョニーも負傷中でサイドアタッカーを必要としているアラベスが積極的とのことでしたが、やっぱり日本人選手がリーガでヨーロッパの大会出場に届くレベルのチームの定位置を掴むのはハードルが高いんでしょうかね。 そして翌土曜は弱い雨の降る中、サンティアゴ・ベルナベウに行った私でしたが、いやあ、前の試合ではコパで準々決勝進出を決めたとはいえ、レガネスに1-0で負けていたマドリーでしたからね。相手も同じ勝ち点で3位、しかもシーズン前半戦には3-0で完敗していたセビージャでしたし、もっと苦労するかと思いきや、不調のマルセロをベンチに置いて、若いレギロンを左SBで使ったのが良かったんでしょうか。ヘスス・ナバスやサラビアを封じ込み、ベン・イェデルとアンドレ・シウバにもチャンスを与えなかったんですが、困ったのは右手小指の骨折にギプスをして出場したベンゼマやビニシウスにゴールが生まれかったこと。 おかげで近頃では珍しく、マドリーがゲームを支配して、ラジオなども「ソラリ監督になって一番いいプレーをしている」と絶賛していた後半、30分を過ぎても0-0のままだったのには閉口しましたが、大丈夫。モドリッチからボールをもらったカセミロが数度目のトライをした後の33分、「yo ya tenia en mente pegarle/ジョー・ジャー・ティエネ・ペガールレ(もう撃つことが頭にあった)」とエリア外からシュート。これが見事に決まり、とうとうリードしてくれたから、それまで氷雨に耐えて応援していたファンもどんなに喜んだことか。 更にロスタイムにはこの試合の前半、フランコ・バスケスと頭をぶつけ合い、ハーフタイムに目の脇を4針縫いながら、プレーを続行していたモドリッチが復調をアピール。敵陣でカリーソからボールを奪うと、そのまま自分で決めて2点目を入れてくれたため、最後は2-0で試合は終わったんですが、やれやれ。ミックスゾーンで彼も「Espero que esto no haya sido flor de un dia y si un punto de inflexion/エスペロ・ケ・エスト・ノー・アジャ・シードー・フォルール・デ・ウン・ディア・イ・シー・ウン・プント・デ・インフレクシオン(これが1日だけの輝きでなくて、転機となってくれるのを期待している)」と言っていたように、常勝マドリーの復活に繋がってくれるといいのですが、さて。 現実は首位のバルサともう勝ち点差が10もあるため、いくらソラリ監督が「ウチは最後まで3つの大会で優勝を争う。Para el Madrid no hay nada imposible/パラ・エル・マドリッド・ノー・アイ・ナーダ・インポシーブレ(マドリーに不可能なことはない)」と血気盛んでもリーガのremontada(レモンターダ/逆転優勝)には難しいところはあるものの、せめて木曜午後9時30分からのコパ準々決勝ジローナ戦1stレグではこの日の強さを持続してほしいかと。ちなみにブタルケでマドリーを1失点で留めたケイロル・ナバスは練習で太ももを痛め、このラウンドには出られませんが、タイミング良くセビージャ戦からクルトワが復帰。ジローナと1stレグ1-1の競った状態でオブラクを使わず、アダンを出して3失点、最後は後悔することになったお隣さんと違い、最高レベルのGKを2人揃えているというのはこういう時、安心なんですよねえ。 いや、本当に私がそれを実感したのは続く時間帯であったウエスカ戦のせいもあって、まだ私がベルナベウにいた前半序盤、クチュに1対1で迫られたオブラクは倒れながらも粘ってシュートをそらし、アトレティコが先制されるのを防いでくれたから。すると彼らは31分、レマルのスルーパスをコケが受けてゴール前反対サイドに入れると、リュカが押し込んで1点をゲット。ようやく私が近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)に辿り着いた後半には、すでにグリーズマンのクロスをアリアスがvolea(ボレア/ボレーシュート)で決めて2点差になっていましたが、ピッチが霧に覆われてボールがどこにあるのかすら、よく見えなかったのには弱ったの何のって。 そのせいで25分、グリーズマンのシュートが枠に弾かれ、こぼれ球をコケが蹴り入れて、3点目が入った時も最初は何が何だかわからなかったんですが、まさか彼らに2試合連続3得点ができるとは!それでもジローナ戦では3-3の引き分けでしたからね。いかにGKと守備が大切か思い知らされた試合ですが、この日はモラタ(チェルシー)獲得の資金作りのため、放出が噂されているカリニッチとジェルソンもケガで欠き、トップチームのフィールドプレーヤーはたったの11人。それでもコパ敗退のショックを乗り越えて、しっかり勝ってくれたのはありがたかったかと。今週は土曜のヘタフェとのミニダービーまで試合がないのもサウールやビトロ、フィリペ・ルイスら、リハビリ中の選手が多いアトレティコにとって、いい時間稼ぎになりますよね。 そして日曜はここ3連勝中、降格圏脱出に王手をかけていたラージョがエスタディオ・バジェカスでレアル・ソシエダと対戦。いやあ、前半22分にはコメサナニャがエリア外から決めて先制、28分にはエンバルバがGKルリの頭を超えるvaselina(バセリーナ/ループシュート)で2点目を奪ったため、この日も勝利は固いと誰もが信じたんですけどね。39分にFKから、ノーマークだったエクトル・モレノにヘッドで1点を返されたのがケチのつき始めでした。とりわけ後半は敵に押されまくりだったラージョは最後まで守り切れず、残り7分にはGKディミトリエフキがオジャルサバルに釣られて飛び出すと、ウィリアム・ホセにがら空きのゴールを陥れられて同点にされてしまうことに。 おかげで試合中、大部分の時間帯で遠ざかっていた降格圏の18位に逆戻りしてしまったんですが、何せリーガが空前絶後の混戦となっている現在、8位にいるソシエダとですら、たったの勝ち点6しか離れていませんからね。それこそ次節、来週月曜のアラベス戦に彼らが勝利すれば、一気に13位まで上昇するかもしれないとなれば、この2-2の引き分けもあまり悲観することはないかと。おまけに家に戻る前に寄ったバルではカンプ・ノウで前半、デンベレのゴールでリードされていたレガネスが後半12分に反撃。 右サイドを一気に駆け上がったエン・ネシリがゴール前にラストパスを送り、先日、コパのマドリー戦2ndレグでレガネス勝利の1点を挙げた新加入のFWブライトバイテが同点ゴールを決めてくれたとなれば、シーズン前半戦にはバルサに2-1で勝っていた彼らですしね。それこそ江戸の仇を長崎で討ってくれるんじゃないかという期待も膨らんだんですが、そうは問屋が卸しません。ええ、水曜のコパ準々決勝セビージャ戦1stレグに備え、温存していたメッシをベルベルデ監督が投入したところ、27分にはVAR(ビデオ審判)までが敵に味方。メッシのシュートはGKクェジェルが弾いたものの、突っ込んできたルイス・スアレスが彼の手と共にボールを蹴ってゴールになったというのに、それがスコアに上がるって変じゃないですかあ? それこそ「Creo que es clara la falta, hay un contacto, al portero y en el área pequeña/クレオ・ケ・エス・クラーラ・ラ・ファルタ、アイ・ウン・コンタクト、アル・ポルテーロ・イ・エン・エル・アレア・ペケーニャ(はっきりしたファールだと思う。ゴールエリア内でGKと接触があったのだから)」とペジェグリーニ監督が言っていた通りで、これをラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会施設のビデオ室でチェックしていたVAR係が見逃すのは如何なものかと。最後はロスタイムにもメッシのゴールが決まり、3-1で負けてしまったレガネスですが、あんなジャッジがなければもっと踏ん張れたのでは思ったのはきっと、私だけではありませんって。 まあそれでも現在、大量のチームがひしめく中間地帯にいる彼らですから、コパのなくなった今週は土曜にブタルケで迎えるエイバル戦の準備に専念、気持ちを切り替えて、再び残留確定を目指して勝ち点を貯めていけばいいだけですが、どうも最近はVARにまつわる文句の数が上昇傾向にあるような。レガネスも正式にサッカー協会と審判委員会に説明を求めているようですしね。だからと言って、どうなるものでもないんですが、せっかく採用したテクノロジーなのですから、先々、いい方向に進化していってほしいものです。 2019.01.22 13:00 Tue
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悔やんでも後の祭り…/原ゆみこのマドリッド

「やっぱり最初が肝心だったのよ」そんな風に私がやるせない思いを感じていたのは水曜日、マドリッド勢のコパ・デル・レイ16強対決2ndレグの結果が出揃った時のことでした。いやあ、ワンダ・メトロポリターノのプレスルームでレガネスが兄貴分のレアル・マドリーに一矢を報いるのを見た後、長々とメトロに乗って自宅に着いた頃にはすでに試合は終わっていたんですけどね。いくらブタルケのサポーターの後押しがあったとて、3点差を引っくり返すまでには至らず、前日にプレーしたヘタフェも1stレグで先勝していたおかげで2ndレグを1-1と引き分けても突破。対照的に先週、アウェイで1-1だったアトレティコは2試合目も引き分けたのが仇となり、準々決勝に行きそびれてしまったから。 いえ、話は順番にしていかないといけません。まず火曜に霧煙るホセ・ソリージャでバジャドリーに挑んだヘタフェはエースのホルヘ・モリーナをベンチ待機にし、アンヘルと19歳のカンテラーノ(ヘタフェBの選手)、ウーゴ・ドゥロで前線を組んだんですが、これが大当たり。前半30分、ボールを追ってエリア内深くに入ったドゥロがアントニートに足を引っかけて倒れたところ、うーん、このシーズン前半、ヘタフェは不可思議なVAR(ビデオ審判)裁定に何度も煮え湯を飲まされていたからですかね。丁度、その日の昼間、ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部で審判委員会が最初の運用実績報告があり、例に出した事例が関係者の怒りを増幅させたせいもあったか、しばしの間を置いて、VARのおかげでペナルティが宣告されることに。 このPKをアンヘルが決め、ヘタフェが先制したんですが、後でボルダラス監督は「最後の瞬間、相手が後ろから触れたから、ペナルティだとウーゴは言っている。Es un chico del filial que nunca finge ni se tira. Debo creerle/エス・ウン・チコ・デル・フィリアル・ケ・ヌンカ・フィンヘ・ニ・セ・ティラ。デボ・クレエルレ(Bチームの子だし、やられたふりをしたり、ダイブしたこともない。信じるべきだよ)」と擁護していましたが、アントニートの弁によると真逆。曰く、「彼は少し接触があったけど、自分がボクに当たったんだと言っていたから、ペナルティを取られたのにはビックリした」のだとか。 もちろんこの判定にはカンカンだったバジャドリー勢ですが、後半4分にはそのアントニートのクロスをベルデがvolea(ボレア/ボレーシュート)で決めて同点に持ち込み、昨季このチームで33ゴールを挙げ、1部昇格の原動力となり、ヘタフェへの移籍を勝ち取ったマタが30分過ぎに凱旋出場。スタンドから温かい拍手を浴びた後、残り7分にはブルーノがオスカル・プラーノにエリア内でcodazo(コダソ/肘打ち)を見舞ったとして、PKで勝ち越すチャンスもあったんですけどね。アルカラスがGKダビド・ソリアの正面に蹴ってしまい、逆転にはあと2点が必要だった相手はここで撃沈。総合スコア2-1で勝ち抜けたヘタフェは金曜にアラベスをコリセウム・アルフォンソ・ペレスに迎えるヨーロッパリーグ出場圏の直接対決の後また2週間、ミッドウィークにも働くハードスケジュールをこなすことになりましたっけ。 そして翌水曜、厚めのヒートテックを着用してワンダに出かけた私でしたが、グリーズマンがベンチだったにも関わらず、アトレティコの気合の入った序盤には感心させられたもの。ええ、実際、早くも12分にはゴディンが自陣から放ったロングボールをカリニッチが受け、ジローナから先制点を奪ったとなれば、これで総合スコアは2-1、後はいつも通り、一歩引いて逃げ切るに違いないと誰もが思ったのでは? でも何故か、この日の彼らはリードしても攻勢を緩めなかったんですよ。32分にはコレアのシュートがGKイライソスに弾かれたボールをカリニッチが押し込みながら、最後の敵よりヒザが前に出ていたことがVARにより発覚。オフサイドでスコアに上らなかったのはともかく、その4分後にはカウンターを喰らい、DFがクリアしたクロスをフリーだった若干19歳のバレリが胸でトラップ、そのまま撃ち込まれ、追いつかれてしまったから、さあ大変!さすが昨季昇格して以来、アトレティコとの4試合全てを引き分けているジローナというか、あらやだ、このままだったら、極寒の中で延長戦じゃないですか。 いやあ、そんな些細な懸念は後半早々、吹っ飛んでしまったんですけどね。実はアトレティコは試合前、ビトロがケガで招集リスト落ちをしていたんですが、11分にはサウールも敵の接触プレーのせいで左太ももに打撲を受け、ロドリと交代。その2分後にはFKから、折しも今週末のリーガ戦に出場停止となるため、レギュラーながら先発してきたストゥアーニがヘッドでジローノの2点目を入れてしまったとなれば、もう一体どうしたものか。マテウ・ラオス主審はウルグアイ人同士の骨肉の争いでゴディンがストゥアーニに倒されたという抗議を聞き、VARで確認もしてくれたものの、ファールはなしの判定。そう、これでアトレティコは勝ち抜けるためにあと2点が必要になったんですよ! でも大丈夫。当然、即座にグリーズマンを投入したシメオネ監督でしたが、その効果は覿面で、20分には彼がカリニッチ経由でエリア内にボールを送り込み、コレアが同点ゴールをゲットしてくれます。この日のアトレティコは珍しいぐらいにイケイケだったため、あと1点ぐらい何とかなりそうな気配はあったんですが、33分にアリアスが決めたゴールは再び、VAR判定で足1つ分オフサイドとされ、得点にならず。それでも39分にはレマルが敵DFの頭を超えるパスを送り、ゴール左脇の角度のない位置から、シュートを入れてくれたとなれば、グリーズマンがチームでずば抜けた高給取りであることを誰も批判なんてできない? うーん、当人もユニフォームを脱いで祝っていましたし、私も滅多に見られないアトレティコの見事なremontada(レモンターダ/逆転劇)に感動していたんですけどね。やはり慣れないことはあまりしない方がいいのか、まさか43分になって、トマスがセンターでボールをロスト。ここからジローナの速攻カウンターが始まり、最後はボルハ・ガルシアのシュートをドゥンビアが方向を変えてGKアダンを破り、3-3の同点って、開いた口が塞がらないとはまさにこのことだったかと。ええ、いくら再三のVAR待機でロスタイムが6分もあったとて、ここからまた2点を取るなんていう常軌を逸した奇跡なんか、無理に決まっていますって。 結局、アトレティコは総合スコア4-4、アウェイゴール差で敗退してしまったんですが、これには試合後の記者会見に出てきたコケなども、「ジローナに勝つために何をすればいいのか、ボクにはわからないよ。Se ha visto un gran Atlético/セ・ア・ビストー・ウン・グラン・アトレティコ(皆、偉大なアトレティコを見たはず)。ウチは5回ゴールを入れながら、3点しか認められなかった。相手は凄く効率が良くて、3度の枠内シュートで3点取った」と嘆いていましたけどね。何より怖いのはせっかく、彼らにも見応えのあるサッカーができることを示しながら、結果伴わなかったことによる今後の反動です。 ええ、シメオネ監督も「A veces se juega bien y no se pasa... yo prefiero jugar mal y pasar siempre/ア・ベセス・セ・フエガ・ビエン・イ・ノー・セ・パサ…ジョ・プリフィエロ・フガール・マル・イ・パサール・シエンプレ(時にはいいプレーをしても突破できない…私は悪いプレーをして常に勝ち抜けることの方を好む)」と言っていましたが、この経験に懲りて、もしやこの先、一旦リードしたら最後、アトレティコは完全に自陣に閉じこもってしまうかも。いえまあ、この土曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)からのリーガ戦の相手は最下位ウエスカですから、そこまで極端にはならないかもしれませんけどね。ここはもう開き直って、2月のCL16強対決ユベントス戦1stレグまでの4週間、週1ペースの余裕日程が続くのを利用して、攻撃力を生かしながら、守備力も落とさない訓練を積んでくれたらいいと思います。 一方、丁度、アトレティコの試合が終わった後にレガネス戦2ndレグのキックオフを迎えたお隣さんはというと。先週、サンティアゴ・ベルナベウで3-0と勝利し、余裕のあったマドリーはセルヒオ・ラモスとモドリッチが休養。週末のベティス戦でベンゼマが右手小指を骨折、マリアーノもリハビリ中に再びケガをしてしまったため、ビニシウスをCFにして、後ろにルーカス・バスケス、イスコ、マルセロが並ぶ4-2-3-1のシステムでスタートすることに。すると、ようやくソラリ監督に先発として使ってもらえたイスコに前半29分、アピールのチャンスが巡ってきたんですが、残念ながら、そのシュートはレガネスの右SB、ファンフランに防がれてしまいます。 間が悪かったのはその直後、この冬の市場でレガネスに加入したFWブライトワイトが得点。一度はシュートを枠に弾かれたものの、ゴール前の混戦からGKケイロル・ナバスが押し戻したボールを蹴り込んで反撃の狼煙を上げたんですよ。これでマドリーも動揺したか、マルセロなど、その日は後ろにレギロンがいて左SBとしてプレーしていたにも関わらず、キャプテン権限でポジションを代わってしまうし、おかげでハーフタイムにはソラリ監督がレギロンを下げ、セバージョスを入れないといけない始末。イスコも後半22分にはカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のFWクリストと交代させられてしまいましたしね。 実際、ナバスのparadon(パラドン/スーパーセーブ)なしでは1-0では済まなさそうでしたが、そこは「La eliminatoria se fue en la ida, sobre todo después del segundo gol/ラ・エリミナトリア・セ・フエ・エン・ラ・イダ、ソブレ・トードー・デスプエス・デル・セグンド・ゴル(勝負は1stレグでついていた。とりわけ2点目を取られた後はね)」(ペジェグリーニ監督)という2ndレグ。最後はブタルケで初めてマドリーに勝てたことだけでレガネスは満足だったよう。同様に最後のチャンスでマンチェスター・シティから来て3試合目の出場となるブラヒム・ディアスのシュートもポストに阻まれ、引き分けに持ち込めなくても「El partido fue flojo, pero me quedo con que pasamos la eliminatoria/エル・パルティードー・フエ・フロッホ、ペロ・メ・ケド・コン・ケ・パサモス・ラ・エリミナトリア(ピリッとしない試合だったが、勝ち抜けたことで良しとするよ)」(ソラリ監督)というマドリーですが、いやあ。今季は一体、いつになったら、名前にふさわしい強さを見せてくれるんですかね。 そんな彼らは今週末、サンチェス・ピスファンで同じ勝ち点ながら、順位は1つ上の3位、やはり水曜のコパ2ndレグでは0-1とアスレティックに負けながら、総合スコア3-2で準々決勝進出を決めたセビージャと土曜の午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)から対決するんですが、そろそろ負傷から戻ってきそうなのはGKクルトワ。いえ、ナバスは彼の不在中、立派にゴールを守っていたんですけどね。リーガとCLの正GKは前者で変わらず、木曜にカシージャのリーズへの移籍が決まったため、第3GKはルカ・ジダンになるようです。その他、クロース、マルコス・ジョレンテ、アセンシオ辺りも復帰が近そうですが、ベンゼマなどは指にカバーをしてこの試合に出場予定、翌日曜に手術を受けるとあって、その後いつ戻って来るのかが気になるところかと。 そしてレガネスは日曜午後8時45分(日本時間翌午前4時45分)から、カンプ・ノウに乗り込むんですが、木曜のコパでは相手のバルサに予想もしない逆境が発生。いえ、試合ではレバンテを3-0と下し、1stレグの2-1負けをあっさり逆転したんですが、何とその1週間前の試合に出たカンテラーノ(バルサBの選手)のチュミにalineraion indebida(アリネラシオン・インデビダ/不正な出場)の疑いがかけられたんですよ。というのも彼は先週末の2部Bのリーガ戦で累積警告になっていて、規則ではその処分を済まさないとトップチームの試合に出られないとなっているにも関わらず、バルベルデ監督が起用してしまったからですが、レバンテが告発するなら、当該の試合の後、48時間以内でないといけないという決まりもあって、どうなるかはまだ不明。 コパ準々決勝の組み合わせ抽選がある金曜午後5時までに結論は出ないかもしれませんが、何せ2015年にはマドリーが前シーズン、レンタル先のビジャレアルでコパ次戦出場停止となっていたことに気がつかず、チェリシェフ(現バレンシア)を使い、カディス(2部B)との32強対決1stレグで勝ちながら、2ndレグ前に失格敗退となったという悲惨な前例がありますからね。この騒ぎで相手が少しでもやきもきしてくれていれば、シーズン前半戦で勝っているレガネスだけに勝機もあるかもしれませんが、さて。ちなみに同じ日曜にはラージョもレアル・ソシエダとエスタディオ・バジェカスで対戦。こちらもいよいよ、残留ラインまであと勝ち点2と近づいてきただけに、いい結果を出してほしいところです。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2019.01.18 12:00 Fri
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先週末は☆☆☆☆☆…/原ゆみこのマドリッド

「めでたい結果になったもんだ」そんな風に私が喜びを噛みしめていたのは月曜日、マドリッドが前代未聞の1部リーグ5チーム体制になった今季、全員が揃って勝利したのはこの19節が初めてだと知った時のことでした。いやあ、20のうちの5チームですから、それこそダービーがないリーガ戦の方が珍しいくらいとあって、ようやくシーズン半分を終了した時点でのビンゴだったんですけどね。しかもうち4試合が1点差での決着とあって、とりわけ日曜最後に試合をしたレアル・マドリーなど、かなり危うい感じがしないでもなかったんですが、とりあえず、どんなだったか、順にお話ししていくことにすると。 金曜に先陣を切ったのは昨年中にコパ・デル・レイ32強対決で同じ弟分のレガネスに敗退したラージョで、長らく降格圏に沈んでいるため、懸念も一番大きかったんですけどね。年が変わったことで運気が変わったのか、前節にバジャドリー戦で勝利したことで勢いがついたのか、セルタをエスタディオ・バジェカスに迎えた試合では撃ち合って堂々勝利。ええ、開始4分にラウール・デ・トマスが直接FKで先制した後、12分にはアラウホ、17分にはアブドゥライ・バの与えたPKをマキシ・ゴメスに決められ、あっさり逆転されてしまったものの、38分には再びR.D.Tがスコアをイーブンに戻してくれたから、助かったの何のって。 おまけに彼は後半31分にもゴールを挙げ、ハットトリックでラージョを逆転に導いてくれたんですが、これみよがしのゴールゲッターぶりに、CF不在に悩むレンタル元の兄貴分が悔しい思いをするのは決して初めてのことではなし。近年でもモラタ(チェルシー)、マリアーノといった例がありますが、RMカスティージャ(マドリーのBチーム)出身組の出戻りは成功率があまり高くありませんからね。一応、この冬の市場での帰還のオプションはないそうですが、この日はロスタイムにベベもゴールを入れ、4-2で大勝、順位も1つ上がったラージョとはいえ、17位のセルタとはまだ勝ち点差が2。ホーム連戦となる日曜のレアル・ソシエダ戦でもきっと、ミチェル監督にはラウール・デ・トマスの決定力が必要になりそうです。 そして土曜には残りの弟分2チームがプレーしたんですが、正午からブタルケに最下位ウエスカを迎えたレガネスは後半38分にジョナタン・シウバのラストパスをエン・ネシリが流し込み、これが決勝点となって1-0で勝利。相手のGKサンタマリアがジョナタン・シウバやエル・ザールのシュートをparadon(パラドン/スーパーセーブ)しなければ、もっと余裕のあるスコアで勝てていたはずですが、この勝ち点3で順位も13位と上昇したため、この日曜のカンプ・ノウ訪問に余裕を持って挑めるかと。ええ、コパ16強対決では先週の1stレグでマドリーに3-0と完敗してしまった彼らですからね。 となれば、折しもエースのカリーソがウエスカ戦で足首を捻挫してしまったこともあり、水曜にブタルケでの2ndレグで奇跡のremontada(レモンターダ/逆転劇)を夢見るより、2-1でバルサに勝利して、世間を驚かせたシーズン前半戦の再現を目指す方がもう1つの兄貴分にもいい顔ができない?そんなレガネスはこの冬の市場で活発に動いていて、すでにGKセランテはJ2のアビスパ福岡に移籍。1月上旬にはFWブライトワイトをミドルスブラからレンタルしたかと思えば、マウロ・ドス・サントスに続き、この月曜にはラウール・ガルシアとも契約を解除し、オヘダもコルドバ(2部)に行くことに。手薄になった左SBにはマドリーからレンタルで修行に来ている19歳のGKレニンに話し相手ができるようにですかね。同じウクライナ人の21歳、クラベツをルゴ(2部)から、移籍金250万ユーロ(約3億円)を払って獲得していましたっけ。 一方、土曜の夜にビジャレアルとのアウェイ戦に臨んだヘタフェはベテランFWたちが活躍して1-2で勝利。後半7分に36才のエース、ホルヘ・モリーナのゴールで先制すると、31分にはカブレラがバッカのシュートをクリアしようとしてオウンゴールにしてしまったものの、41分にモリーナと交代でピッチに入った32歳のアンヘルが更に違いを見せます。30歳のマタからラストパスを受け、vaselina(バセリーナ/ループシュート)で勝ち越し点を入れてくれたとなれば、27歳のグアルディオラや23歳のアレホがコパ要員となってしまうのは仕方ない?同じことは26歳の柴崎岳選手にも言えるんですが、当人は今、アジアカップの日本代表に参加中ですからね。この火曜、やはり交代出場したアンヘルのゴールで1-0と勝った1stレグのリードを持って挑むホセ・ソリージャでのバジャドリー戦2ndレグでもアピールができないのはホント、間が悪いですよね。 え、この勝利のおかげでヨーロッパリーグ出場圏の6位に上がったヘタフェが金曜にはいよいよ、5位のアラベスをコリセウム・アルフォンソ・ペレスに迎えるのも楽しみだけど、やっぱり気になるのは日曜にプレーした兄貴分たちの出来の方じゃないかって?そうですね、まずは快晴ながら、気温の低かった午後1時、大勢のファンが詰めかけたワンダ・メトロポリターノでレバンテ戦をスタートさせたアトレティコというと。いやあ、いきなり開始8分でサビッチがダウン、左足のハムストリングの肉離れで全治1カ月という重傷を負い、ヒメネスと交代したのは今季のDF勢にありがちなことながら、ショックでしたけどね。もっと残念だったのは10分、カウンターからファンフラン、ビトロが繋ぎ、最後はコケがゴールを入れながら、VAR(ビデオ審判)により、得点が認められなかったことかと。 というのも最初、自陣でロドリゴがバーディからボールを奪った際、「Tenía claro que la jugada que la iba a revisar/テニア・クラーロ・ケ・ラ・フガダ・ケ・ラ・イバ・ア・レビサール(あのプレーは見直されるってわかっていたよ)。ボールは相手が持っていたし、ボクは前に出ようとして、腕をちょっと使ったから」と当人も後で認めていたんですが、いやでも、それってゴールが決まった後に問題にすること?おかげで相変わらず、「攻撃陣があまり良くなかった。Yo el primero, fallando pases, me pesaban las piernas/ジョ・エル・プリメーロ、ファジャンドー・パセス、メ・ペサバン・ラス・ピエルナス(まずボクがね。パスミスとか、とにかく足が重かった)」(グリーズマン)だったアトレティコは無得点のまま、ハーフタイムに入ることに。 それでも捨てる神あれば拾う神ありで、後半には彼らにツキが巡ってきて、ええ、12分、エリア内でトマスが折り返したパスが倒れていたブクチェビッチの腕に当たり、審判がペナルティを取ってくれたんですよ!うーん、これにはパコ・ロペス監督など、「今季協会から回ってきた通達では地面について体を支えている手に当たったプレーはハンドを取らないことになっていた」と後で抗議していましたけどね。VARでも判定は覆らず、グリーズマンがPKをしっかり決めてくれたため、ようやくアトレティコが1点をリードできたのは大きかったかと。 その後は滅多にない60%にもなるポゼッションとGKオブラクがモラレスの至近距離シュートを弾いてくれたおかげもあって、1-0のまま、勝った彼らでしたが、実はPKの1点のみで勝利するのは年内最後のエスパニョール戦に続いて、ホームでは2試合連続。それでもファンの熱い応援が衰えることはありませんでしたし、「Al final 1-0 es la misma victoria que 8-0, así que estamos contentos/アル・フィナル・ウノ・セロ・エス・ラ・ミスマ・ビクトリア・ケ・オチョ・セロ、アシー・ケ・エスタモス・コンテントス(最後は1-0でも8-0でも同じ勝利だから満足だよ)」(ロドリ)というのは、だったら1度くらい8点取ってみせてよというツッコミは置いておいて、本当ですからね。 何よりアウェイであまり勝てていない今季だけにホームでの白星はマストなんですが、実はここ4試合、アトレティコの得点は1点のみで、その全てがグリーズマンのものというのはかなり心配かと。おかげで先週ミッドウィークのコパ16強対決ジローナ戦でも彼にお休みを与えることができず、結果も1-1だったため、この水曜午後7時30分(日本時間翌午前3時30分)、ワンダでの2ndレグでも妥協して、せいぜいベンチ待機となれば、ジエゴ・コスタがリハビリを終えて戻って来る2月まで当人の体力がもつかどうか。 おかげで先日など、モラタ獲得の噂が急浮上、この日曜には当人と奥さんのイタリア人モデル、アリス・カンペッロさんがマハダオンダ(マドリッド近郊)のシュダッド・デポルティバ・ワンダ前にあるパステレリア(パンやスィーツのお店)、アトゥエルで目撃されたなんて情報まで入ってきたんですが、え、アトレティコはグリーズマンの超高額年棒のせいで、もう今季の人件費枠が残ってなかったんじゃないかって?はい、その通りで、いくらモラタが給料引き下げに前向きだからといって、誰か選手を売らない限り、何とかなるもんじゃないんですけどね。早くも候補はジェルソンとカリニッチと言われていますが、さて。ちなみに子供時代はアトレティコのカンテラ(ユース組織)でコケやデ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)と一緒にプレーした彼ですが、その後はお隣さんに河岸を変えたため、ファンからはあまり歓迎するコメントが聞かれないのも難しいところですかね。 そして夜にはマドリーがベティスと対戦したんですが、キックオフから5人DF体制が敷かれていたのに目を丸くしてしまったのは決して、私だけではなかったのでは?だってえ、今季はペジェグリーニ監督がシステム変更してから、レガネスの調子が上向いてきたり、シメオネ監督もその手の敵を攻略しあぐねた挙句、逆療法で自らもCB3人にして、やっぱりダメだったりと他のチームではそういう手もありなんですけどね。まさかバラン、セルヒオ・ラモス、ナチョを並べ、右にカルバハル、左にレギロンなんて、こんなの天下のマドリーの沽券に関わるんじゃ。 それでもベティスが「マドリーが5人DFで出てきたせいで少し混乱した」」(セティエン監督)前半12分、カルバハルのシュートが敵DFに当たり、戻って来たボールをモドリッチが撃ち込んで先制ゴールにした時は結構、やるじゃないかなと思ったもんですけどね。ケチがついたのはアトレティコ風に敵にポゼッションを70%以上譲ってカウンターに賭けていた38分、せっかくバルベルデが独走したにも関わらず、フィニッシュ直前でボールを奪われてしまったのと、ハーフタイム入り直前、バルトラに押されたベンゼマが地面に手をついた際、右手小指を骨折してしまったことからだったでしょうか。 何せ、今はベイルもアセンシオもマリアーノも負傷中、ルーカス・バスケスもこの試合、前節の退場で出場停止だったため、先週は風邪で練習を休んでいたビニシウスまで、何度もタックルを浴びせたバルトラに「立っているより地面に倒れている方が多かった。ダイブするなよと言ったら、me ha llamado hijo de... bueno, se ha acordado de mi madre tres veces/メ・ア・ジャマードー・イホ・テ…ブエノ、セ・ア・アコルダードー・デ・ミ・マドレ・トレス・ベセス(…の息子って呼んで、いや、ボクの母を3度、思い出させてくれた)」と、惨々に言われながらも出ざる得ない緊急事態だったマドリーですからね。 結局、後半のピッチにベンゼマは戻って来ず、RMカスティージャのFWクリストフが入ったんですが、ボールはほぼベティスが独占、こんなにも自陣エリア近くに大勢いて守っているマドリーを見るのはファンにとって、屈辱的だったかと。そんな中、とうとう21分にはロ・チェルソのスルーパスがカナレスに通り、クルトワの代わりを務めたGKケイロル・ナバスが破られてしまったとなれば、年明けのレアル・ソシエダ戦に負け、首位バルサとは勝ち点差10、その直前のエイバル戦での勝利で13にまで開いていた彼らは一体、どうしたらいい? いやあ、絶体絶命の窮地を救ったのはまず、ベティスの同点ゴールを挙げたカナレスからして、以前、マドリーでプレーしていたのもそうなんですが、「El fútbol tiene esta magia de que el ex siempre hace daño/エル・フトボル・ティエネ・エスタ・マヒア・デ・ケ・エル・エックス・シエンプレ・アセ・ダーニョ(サッカーには常に元選手が打撃を与えるというマジックがある)」(ソラリ監督)というオチだったんですよ。ええ、28分、レギロンに代わってピッチに入ったセバージョスでしたが、2年前まで古巣だったベニト・ビジャマリンのファンから容赦ないpito(ピト/ブーイング)を受けたことに発奮。 ホアキンがセンターでボールを失い、エリアに向かったカセミロがカルバーリョに倒されてFKを獲得した42分、「Quería reivindicarme/ケリア・レイビンディカールメ(アピールしたかった)」とラモスにキッカーを譲ってもらうと、「GKのパウはスペイン代表でよく知っていたし、カセミロに軌道が見えないように前に立つように言った」のだそう。おかげでボールが壁の隙間を抜けてネットに入り、土壇場でマドリーが勝ち越し点をゲット。そのまま1-2で終わりましたが、試合後、普通だったら炎上もののこの日のプレースタイルにあまりマスコミの批判が向かなかったのは、これ以上、負けが込んだら、ロペテギ監督に続いてソラリ監督も早々に解任となって、マドリーの今季がシーズン前半で終わってしまう恐れがあったから? いやまあ、とにかく今はベンゼマも含め、前線以外にもクロース、マルコス・ジョレンテら、計7人もの選手が負傷中。月曜にはバジェホもハムストリングのケガで新たにリストに加わり、古今未曾有の人手不足の彼らですからね。それだけにベティス戦でもプレー時間をもらえなかったイスコとソラリ監督の断絶ぶりはかなりなものがあると伺われるんですが、大丈夫。今週は水曜午後9時30分(日本時間翌午前5時30分)から、レガネスとのコパ16強対決2ndレグがありますから、同様に出番のなかったマルセロと一緒にアピールするチャンスはきっともらえるかと。むしろ怖いのは土曜のセビージャ戦で、誰も回復しなかったら、サンティアゴ・ベルナベウで5人DF制…いや、ホームサポーターの前でそれだけはないと信じたいです。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2019.01.15 14:30 Tue
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だからって油断はできない…/原ゆみこのマドリッド

「そこそこ妥当な結果だったかも」そんな風に私が納得していたのは木曜日、コパ・デル・レイ16強対決に生き残っているマドリー勢の1stレグの結果を見比べていた時のことでした。いやあ、何せ今季はスペインの首都を本拠とするチームがリーガの4分の1に当たる5チームもあるため、互いに潰し合いになる可能性は元々、高かったんですけどね。1部チームが最初に参戦する32強対決から弟分ダービーとなり、レガネスがラージョをコパ敗退で降格圏脱出に専念させてあげたかと思いきや、しばらく前まで彼らとご一緒していた彼らも16位まで上がったとはいえ、まだ18位と勝ち点2差しかありませんからね。 となると、やはりリーガに専念すべきと兄貴分が1stレグで引導を渡してあげたのも思いやりからだった? 実際、コパを勝ち抜き続けると1月中全てのミッドウィークが試合で埋まってしまい、ヨーロッパの大会で普段から慣れていないチームだと、週末のリーガに響くこともなきにしろあらず。逆にそれがビッグクラブだと、あまり早い段階で敗退したりすると外聞が悪かったりするんですが、まだまだ決勝までの道のりは長いですしね。今はまだ、バルサの5年連続コパ優勝を阻んでくれるマドリー勢が出てこないかと私も見守っているしかないんですが…。 え、それで水曜の3試合はどんな様子だったのかって? 最初にキックオフしたのはアトレティコだったんですが、いやあ、ああも自分の予想が当たるとは。元々、少数精鋭のチームであるため、GKオブラクをアダンに変えたぐらいと、このジローナ戦ではローテーションをほとんどしなかったシメオネ監督なんですが、期待に背かず、働いてくれたのはグリーズマン。ええ、前半10分にカリニッチが出したパスに駆け込んでシュートしたところ、GKイライソスに当たったボールが枠にも助けられ、先制ゴールになったから、どんなに有難かったことか。 でもねえ、昨季も今季も勝利を挙げていないモンティリビだったせいですかね。相手はリーガ重視でエースのストゥアニ、ペドロ・ポロ、フアンペとレギュラー選手を何人も温存していたにも関わらず、34分にはロサノが山なりに放ったシュートをアダンが手に触れながら、「Es un balón que se dificulta por el aire/エス・ウン・バロン・ケ・セ・ディフィクルタ・ポル・エル・アイレ(空中で難しくなるボールだった)」と、その日は風が強かったせいもあったのか、止められなかったんですよ。おかげでせっかくのリードも泡と消えてしまうことに。 そこで昨季のコパ準々決勝のセビージャ戦で退場し、この試合で最後となるベンチ入り禁止処分をマスコミ用のボックス席で過ごしていたシメオネ監督は後半頭から、カンテラーノ(アトレティコBの選手)のモンテーロをコレアに代え、久々に中盤に戻って気分良くプレーしていたサウールを左SBに移すという手を打ったんですが、やはり相性の悪いスタジアムというのはあるんですかね。「ウチは2ndレグに向けていい結果を出すために来た。Tampoco veo mal el empate/タンポコ・ベオ・マル・エル・エンパテ(引き分けも悪くないよ)。ホームのファンの前で決着がつけられるし」(ヒメネス)という思いもあったせいか、唯一ゴールが期待できるグリーズマンも15分にはトマスと交代。当然のように試合はそのまま1-1で終わってしまいましたっけ。 まあ実際、アウェイで1点を取っているため、来週水曜のワンダ・メトロポリターノではスコアレスドローでも勝ち抜けられるというのは慰めにはなりますしね。気になるのは年初からこんな皆勤を続けていると、CL決勝トーナメントが始まる2月前にグリーズマンが疲れてしまうんじゃないかということですが、その頃には左足の小指中足骨のボルトを入れ替える手術をした母国ブラジルから帰還。今はマハダオンダ(マドリー近郊)の練習場でリハビリに励んでいるジエゴ・コスタが復帰している予定ですからね。それまではこの日曜正午(日本時間午後8時)からのレバンテ戦を始め、何とかグリーズマン、コレア、カリニッチらで乗り切っていくしかありません。 そしてアトレティコに1時間遅れてキックオフしたコリセウム・アルフォンソ・ペレスではヘタフェがバジャドリーに1-0で勝利。グアルディオラ、ロベル・イバニェス、イバン・アレホをスタメンに並べ、前線にローテーションをかけながら、「En la segunda parte ha sacado a todo el arsenal que tiene/エン・ラ・セグンダ・パルテ・ア・サカードー・ア・トードー・エル・アルセナル・ケ・ティエネ(後半に持てる戦力の全てを投入した)」と相手のセルヒオ監督も言っていた通り、ボルダラス監督が最後の20分からホルヘ・モリーナ、ポルティージョ、アンヘルとレギュラー陣をピッチに入れたのが実りました! ええ、後半ロスタイムにモリーナのシュートをGKジョエルが弾いたところ、アンヘルが頭で押し込んで虎の子の1点を奪っているんですから、見事なものじゃないですか。 ただまあ、こちらは来週火曜の2ndレグがホセ・ソリージャということでまだ、準々決勝進出は安泰とは言えないんですが、ヘタフェはリーガでも7位とかなり、余裕のある位置につけていますからね。土曜のビジャレアル戦もアウェイなため、ちょっと移動が続いて大変ですが、相手も火曜にはコパでエスパニョールと戦っていますし、このままマドリー第3のチームの座を維持できるといいですよね。 そして水曜最後の時間帯にはレアル・マドリーがレガネスを迎える一戦がサンティアゴ・ベルナベウで始まったんですが、いやあ、先週末のレアル・ソシエダ戦に続き、観客の入りの悪かったことと言ったらもう。ええ、今季最低の4万4000人だったそうですが、前半のプレーぶりではそれも仕方なかったかと。この冬、ミドルスブラからレンタルで加入した弟分チームの新人FW、ブライトワイテに撃たれたシュートが入っていたら、それこそどうなっていたかわかりませんが、レガネスには「左SBはラウール・ガルシアを予定して練習していたが、彼の祖父が亡くなって、ガリシアに行かないといけなくなった」(ペレグリーノ監督)という不運が。 おかげでこのところ定番になった5DF制の左SBを本職ボランチのグンバウが務めていたところ、ハーフタイム間近、オドリオソラをエリア内で倒してしまったから、さあ大変! ペナルティとしては少々、微妙でしたが、与えられたPKをセルヒオ・ラモスが決めて、マドリーがリードします。更なる打撃となったのは後半24分の失点で、レガネスのキャプテン、ブスティンサが自陣エリア近くでパスをベンゼマに出すという大ポカを犯し、ビニシウスのラストパスをルーカス・バスケスが決めて点差が拡大。33分にはとうとう、これまで決定力不足で苦労していたビニシウスまでオドリオソラのクロスをvolea(ボレア/ボレーシュート)で叩き込み、3-0になったとなれば、もうこれで勝負ありですよね。 いえ、昨季などはこのレガネスに準々決勝、ホームでの2ndレグで逆転負けを喰らって敗退したマドリーですから、試合後もナチョなどは「Sabemos que no te puedes fiar de nadie/サベモス・ケ・ノー・テ・プエデス・フィアール・デ・ナディエ(どのチームも侮れないことはわかっている)」と用心深い姿勢は崩していませんでしたけどね。とはいえ、さすがに3点差ともなると、来週水曜のブタルケで相当な失態を犯さない限り、彼らの次ラウンド行きは確実かと。 そんなマドリーでは実は負傷禍が広がっていて、折しもレガネス戦直前にはGKクルトワが腰を痛め、全治10日となってしまったことが発覚。いえ、コパ専任GKとして、この日もレベルの高いプレーを披露してくれたケイロル・ナバスがいるため、守護神のポジションは大丈夫なんですけどね。ベイル、アセンシオ、マリアーノ、クロースらは日曜午後8個45分(日本時間翌午前4時45分)からのベティス戦にもまだ出られないため、マンチェスター・シティから移籍してわずか3日でデビューを果たしたブラヒム・ディアス、そしてビニシウスの10代ペアが実力をアピールする試合が増えたと思えば、逆に楽しみになる?それにしてもレガネス戦でも途中出場と、こんな人出不足になっても先発させてもらえないイスコって、やっぱりあまり、ソラリ監督に信頼してもらえていないんですかね。 2019.01.10 22:20 Thu
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まだ先は長い…/原ゆみこのマドリッド

「すぐさまゴールを当てにできる訳じゃないわよね」そんな風に私が首を傾げていたのは月曜日、サンティアゴ・ベルナベウでブラヒム・ディアスの入団プレゼンが行われているのを見た時のことでした。いやあ、今年の6月まで待てばマンチェスター・シティとの契約が満了となり、移籍金を一銭も払わなくていいにも関わらず、レアル・マドリーが1500万ユーロ(約19億円)、プラス達成オプション500万ユーロ(約6億円)という大金を出したり、契約解除金額がイスコやアセンシオの7億ユーロ(約900億円)を上回る7億5000万ユーロに設定されているのを見ると、それだけ期待されている選手だというのはわかりますけどね。 もちろん2025年までの契約を結んだ当人も「シティから出る決断をした時、考えたのは3つの選択肢だけ。La primera, jugar en el Madrid; la segunda, jugar en el Madrid y la tercera, jugar en el Madrid/ラ・プリメーラ、フガール・エン・エル・マドリッド;ラ・セグンダ、フガール・エン・エル・マドリッド・イ・ラ・テルセーラ、フガール・エン・エル・マドリッド(1番目がマドリーでプレーすること、2番目もマドリーでプレーすること、そして3番目もマドリーでプレーすること)」とベルナベウのアンテパルコ(貴賓席前ホール)での晴れの舞台で話し、移籍が叶った喜びを強調していたのは初々しくて良かったかと。 ただちょうど、前日は18歳のビニシウスがやはりまだ、クリスチアーノ・ロナウドどころか、ベイルの代わりをするまでにも至っていないのを確認したばかりだったせいもあるんでしょうか。いくらグアルディオラ監督が出したがらなかった将来有望な選手とはいえ、ブラヒムはまだ19歳。確かにその年齢のイスコはマラガでペレグリーニ監督(現ウェストハム)の信頼を受け、当時、ユースチーム所属でラ・ロサレダ(マラガのホーム)の試合ではrecogepelota(レコヘペロータ/ボールボーイ)を務めていた当人にとって、憧れの先輩だったとはいえ、ここは毎シーズン、全てのタイトルを争うことが義務付けられているマドリーなんですよ。 どの対戦相手も常に気合いを入れて挑んでくるため、イングランドでの3年間、公式戦5試合出場2得点という実績しかない彼はまだ、プレー時間の獲得を目指す段階じゃない?それ以上に夏のUEFAスーパーカップでお隣さんに負け、リーガでも首位に水を開けられ、10月末にはロペテギ監督が解任。クラブW杯で優勝したことで評価が上がったものの、後任のソラリ監督も年明けからの2試合に勝利できず、再びクライシス入りが噂されているチームにはもっと即戦力、ゴールをガンガン決めてくれるクラックが必要なんじゃないかと思ってしまうファンはきっと、私だけではなかったかと。 まあ、ブラヒムがマドリーの救世主になってくれるかどうかはともかく、弟分のレガネスとラージョが先だって試合した後、日曜にあったマドリー勢残り3チームの18節がどうだったか、お伝えしていくことにすると。それがマドリー以外についても嬉しいお知らせができなくて、先陣を切ったアトレティコはサンチェス・ピスファンで3位のセビージャとガチンコ対決。どうやら左SB絶賛修行中ながら、最近は「Tengo ganas de volver al medio, de acomodarme en el centro del campo/テンゴ・ガナス・デ・ボルベル・アル・メディオ、デ・アコモダールメ・エン・エル・セントロ・デル・カンポ(中盤に戻りたいという気持ちはある。ピッチの中央で落ち着きたいっていうね)」と本音も出てしまうサウールの前にレマルを置いたせいだったんでしょうか。 彼らでは33歳になっても血気盛んなヘスス・ナバスをコントロールすることができず、直前のアンドレ・シウバのシュートはGKオブラクが触ってゴール枠に逃げたものの、とうとう前半36分には失点してしまうことに。ええ、ナバスのパスをカリーソが繋ぎ、ゴール前のベン・イェデルに決められてしまったから、さあ大変!とはいえ、この時の失点は前半終了間際、トマスの獲得した敵エリア近くのFKをグリーズマンが見事にゴールに変え、「Esto es el Atlético, con muy poquito te crean ocasiones/エスト・エス・エル・アトレティコ、コン・ムイ・ポキート・テ・クレアン・オカシオネス(これがアトレティコ、ほんの少しのことからでもチャンスを作る)」(カリーソ)と、セビージャにショックを与えてハーフタイムに入ったんですが…。 後半はシメオネ監督がコケを左サイドに回し、カンテラーノ(アトレティコB出身の選手)の後輩に手を貸すように配慮、ベン・イェデルやナバスのシュートを凌いだ彼らでしたが、残念なのは37分、せっかく1対1のチャンスを掴んだグリーズマンがGKバシリクに止められてしまったこと。いやあ、これも他の選手だったら、そういう日もあるさと諦められるんですけどね。昨夏、2000万ユーロ(約25億円)という破格の年棒で契約延長、そのせいでクラブの人件費枠がいっぱいになり、彼の5分の1しか給料をもらっていないオブラク、今季いっぱいで契約が終わるゴディンら、ベテランとの延長交渉もままならないといった事情を鑑みると、ここは絶対決めて欲しかったところですが、まあ、こればっかりはねえ。 結局、最後はトマスのシュートもバシリクにそらされてしまい、1-1の引き分けで試合は終わったんですが、おかげでアトレティコのアウェイ勝利数は2つのまま(9試合2勝6分け1敗)。セビージャとの差は勝ち点2のままで、2位の座は死守しましたが、いつの日か、首位に立ちたいと願うなら、とにかくこの内弁慶な性格を直してくれないと。うーん、今週控えている水曜午後7時30分(日本時間翌午前3時30分)からのコパ・デル・レイ16強対決ジローナ戦1stレグもモンティリビですしね。相手が1部に上がってきてから、まだ1勝もできていないスタジアムというのは気になりますが、16日にはワンダ・メトロポリターノで2ndレグがあるため、こちらは引き分けでもいいかもしれません。 そして続きの時間帯でレアル・ソシエダをベルナベウに迎えたお隣さんだったんですが、いやあ、年明け最初のビジャレアル戦で学ばなかったんですかね。何と開始2分、カセミロがミケル・メリーノをエリア内で倒し、ウィリアム・ホセにPKを決められて、この日もマドリーは1点ビハインドで試合を始めることに。ただその後が違っていて、彼らはいつになっても同点ゴールを挙げられないんです。そうこうするうち、後半16分にはルーカス・バスケスが2枚目のイエローカードをもらって退場って、いえ、往年の彼らだったら、DNAに染み込んだ「奇跡のremontada(レモンターダ/逆転劇)」体質が発現しても決しておかしくない状況だったんですけどね。 この日はその2分後、ビニシウスがGKルリに倒されながら、主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による見直しをしてくれないという不運も重なり、後で前半のセットプレーでかつての同僚、イジャラメンディにバランスを崩されたセルヒオ・ラモスも「Los penaltis son clarisimos. El de Vinicius es escandaloso/ロス・ペナルティス・ソン・クラリシモス。エル・デ・ビニシウス・エス・エスカンダローソ(ペナルティなのははっきりしていた。ビニシウスのに至ってはもうスキャンダルそのもの)。せめて笛を吹いてから、訊くこともできたのに」と怒っていたんですけどね。 惜しいベンゼマやラモスのシュートがGKルリにparadon(パラドン/スーパーセーブ)されてしまったせいもありましたが、すでに負傷中のベイルがパルコ観戦を切り上げ、スタジアムを出ていた38分、ウィリアム・ホセのクロスをルーベン・パルドにヘッドで決められ、最後は0-2で負けてしまったから、一体どうしたものか。いやあ、この惨状にはモドリッチなど、「Hay que ver por que no metemos goles/アイ・ケ・ベル・ポル・ケ・ノー・メテモス・ゴーレス(どうしてゴールを挙げられないのか考えないといけない)。物事が上手くいく時、ツキも伴っているのに理由があるように、ダメな時にはその理由もあるのだから」と試合後のミックスゾーンでコメント。 キックオフ直後の失点が続いているのにも「Esto es solo falta de concentración/エスト・エス・ソロ・ファルタ・デ・コンセントラシオン(あれは集中力不足なだけ)で、今は避けないといけない。ウチはゴールがなかなか入らないからね。それだけじゃなくて、足りないことは他にもある」と反省していましたが、ごもっとも。ロナウドのいない今、そう簡単に取られたら取り返すという訳にはいかないんですから、当面は失点が少ないチームを目指す方が論理的?ええ、とりわけこの水曜午後9時30分(日本時間翌午前5時30分)からのコパ・ミニダービー、レガネスを迎えての1stレグではまあ、クロースがソシエダ戦で左太ももの肉離れを起こし、全治3週間となってしまったのもありますが、基本、ソラリ監督もローテーションで対応するはずですからね。 その日がブラヒムのデビューとなるかはわかりませんが、ベイル、アセンシオ、マルコス・ジョレンテ、マリアーノも負傷のリハビリ中なため、バジェホやレギロン、バルベルデ、セバージョスといったところから、まず気合いの入った守備を見せてもらうことにして、週末のベティス戦でリーガの立て直しを図っていくしかないかと思いますが…とにかく奮闘空しく、日曜最後の試合でバルサをコリセウム・アルフォンソ・ペレスに迎えた弟分が力及ばなかったことは決して責めてはいけませんって。 そう、これはマドリーだけでなく、セビージャで躓いたアトレティコもちょっとは期待していたんですが、その日のヘタフェもVAR介入なしの被害者に。序盤にはマキシモビッチがアルトゥロ・ビダルにエリア内で倒されたプレーも、せっかくマタの先制ゴールが決まったのにファールを取られて無効になったプレーも主審は1人で判定。これには後でボルダラス監督も「Ha sido un gol legal/ア・シードー・ウン・ゴル・レガル(あれは正当なゴールだった)。何度リプレーを見てもウチに偏見があるように感じる。0-0だったから、あれでゲームも変わったはずだ」とカンカンでしたけどね。 とはいえ、前半20分にメッシが決めたゴールには文句のつけようがなく、だって周りを5人の敵に囲まれていながら、ボールを持って抜けてしまったんですよ。ゴールラインぎりぎりからのシュートで1点を奪われると、40分にも今度はルイス・スアレスがその才能を遺憾なく発揮。ヘッドでクリアされたボールを完璧なvolea(ボレア/ボレーシュート)で撃ち込まれてしまってはどうしようもありませんって。それでもハーフタイム入り直前にはアンヘルのパスをマタがゴール前から押し込んで、何とか1点差に迫ったヘタフェだったんですが…。 後半は「El cesped estaba un poco lento, siempre que venimos aqui no riegan el campo/エル・セスペッド・エスタバ・ウン・ポコ・レント,シエンプレ・ケ・ベニモス・アキー・ノー・リエガン・エル・カンポ(芝が少し遅かった。ウチがここに来る時はピッチに水を撒かないからね)」(ピケ)という理由であまり活発なプレーがなかったバルサですが、ヘタフェもアンヘルやマタが絶好機で失敗。いえ、彼らの場合、そういうこともあると納得できる給料レベルとあって、本当に仕方ないんですけどね。GKダビド・ソリアが2度もメッシを止めてくれたおかげで、最後は1-2と競ったスコアで終わっただけでもヘタフェは立派だったかと。これなら水曜のコパ16強対決、ホームにバジャドリーを迎える1stレグでもきっといい試合を見せてくれるのでは? ただ結果、ヘタフェが7位に留まったのに比べ、首位バルサと上位陣の差が広がり、2位のアトレティコとは勝ち点5、5位まで後退してしまったマドリーとは10と恐ろしいことになってしまったんですが、それも自業自得ですからね。このまま独走状態でリーガを持っていかれないためにはそれぞれ、地道に勝利を積み上げていくしかないんですが、今週末はシーズン前半戦最後となる19節。まずは金曜にスタートするラージョがセルタ戦で勝利を重ねて、勝ち点3差の残留ライン、17位のアスレティックに追いついてくれるといいですね。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2019.01.08 21:30 Tue
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