【J1ピックアッププレビュー】更なる高みへ! 攻撃志向の両者による上位対決《札幌vs川崎F》
2018.07.17 19:30 Tue
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)が閉幕し、約2カ月ぶりに再開される明治安田生命J1リーグの第16節。注目は18日の19時に札幌厚別公園競技場でキックオフを迎える5位・北海道コンサドーレ札幌(勝ち点26)vs3位・川崎フロンターレ(勝ち点27)だ。
◆攻撃志向の両者、更なる高みへ
▽札幌は今季ミハイロ・ペトロヴィッチ新体制を迎え、攻撃的サッカーを志向。ミシャの特殊なスタイルをこれまでの堅守速攻に浸透させながら粘り強い戦いを披露し、以前まで昇格と降格を繰り返す「エレベータークラブ」と揶揄されてきたクラブが躍進を見せている。
▽一方、川崎Fは昨季J1初優勝を成し遂げた攻撃的サッカーの成熟を目指したが、前半戦途中からAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を並行した戦いによる疲労や決定力不足を露呈。それでも苦しみながら勝ち点を積み重ね好位置をキープしている。
▽札幌はACL出場、川崎Fは連覇へと更なる高みを目指す。攻撃的サッカーを展開する両者の勝ち点差はわずか「1」。2位浮上のチャンスがある上位対決なだけに白熱した一戦になりそうだ。
◆王者相手に問われる真価〜北海道コンサドーレ札幌〜
▽中断期間に取り組んだのは攻撃面の強化。後方からのビルドアップ、前線のコンビネーションにフォーカスし、ミシャスタイルの練度を高めた。そして1カ月ぶりに迎えた公式戦、天皇杯・3回戦のアビスパ福岡戦ではFWジェイ、FWチャナティップ、FW都倉賢ら前線がゴールを決める好展開で4発快勝。中断期間による取り組みの成果を発揮した。
◆3連勝で首位追走へ〜川崎フロンターレ〜
▽川崎Fは、札幌と対照的にJ1再開への準備が順調とは言えなかった。中断期間ではFW大久保嘉人、MFエドゥアルド・ネットが退団した中、函館キャンプで守備面、キャンプ終了後には攻撃面を確認。しかし、天皇杯・3回戦の水戸ホーリーホック戦では開始4分に先制後追加点を奪えず、試合終了間際には中断期間前から課題に挙がっていたセットプレーから失点を喫して苦戦。PK戦の末、辛くも最低限の結果は手にしたが、J1再開へ攻守に不安を残した。
▽今節までにどれだけ修正できるか。首位・サンフレッチェ広島に勝ち点10差をつけられているだけに、勝ちながら改善していくことが求められる。相手の主力不在の隙をうまく突き、中断期間前に飾った連勝を継続したい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆北海道コンサドーレ札幌[3-4-2-1]
DF:進藤亮佑、石川直樹、福森晃斗
MF:駒井善成、兵藤慎剛、荒野拓馬、菅大輝
MF:ジェイ、チャナティップ
FW:都倉賢
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
▽上述した通り、主力3人が不在。キム・ミンテの位置には石川直樹が務めることになりそうだ。宮澤不在のボランチは兵藤慎剛と荒野拓馬が組むと予想する。2シャドーでは福岡戦でゴールを挙げたジェイ、チャナティップが並び、1トップには古巣対決となる都倉賢が入る。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、守田英正
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FWF:小林悠
監督:鬼木達
▽水戸戦から3人変更。DF奈良竜樹がCBに復帰。MF齋藤学に代わりMF阿部浩之が左サイドに入ると予想。W杯から帰還したMF大島僚太が出場か。ロシアでピッチに立てなかった悔しさを晴らせるか注目だ。
【注目選手】
◆MFチャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)
◆MF守田英正(川崎フロンターレ)
◆札幌、4連勝中の厚別で対川崎Fリーグ初白星なるか
▽躍進を続けるホームの札幌だが、実は川崎F相手にJ2時代も含めてリーグ戦で勝利したことは一度もない。また、通算成績でみても1勝4分け16敗。唯一の勝利は2008年3月のナビスコカップ(現・YBCルヴァンカップ)だ。
▽今節勝利すれば2位浮上の可能性もあるだけになんとしても勝利したい札幌にとっては、データ上では圧倒的不利かに思われる。しかし、今回開催される札幌厚別公園競技場では現在4連勝中と嬉しいデータも。そういう意味では札幌の躍進が本物か試される一戦にもなりそうだ。札幌初勝利か、川崎F無敗継続か。注目の試合は19時にキックオフを迎える。
◆攻撃志向の両者、更なる高みへ
▽札幌は今季ミハイロ・ペトロヴィッチ新体制を迎え、攻撃的サッカーを志向。ミシャの特殊なスタイルをこれまでの堅守速攻に浸透させながら粘り強い戦いを披露し、以前まで昇格と降格を繰り返す「エレベータークラブ」と揶揄されてきたクラブが躍進を見せている。
▽札幌はACL出場、川崎Fは連覇へと更なる高みを目指す。攻撃的サッカーを展開する両者の勝ち点差はわずか「1」。2位浮上のチャンスがある上位対決なだけに白熱した一戦になりそうだ。
◆王者相手に問われる真価〜北海道コンサドーレ札幌〜
▽中断期間に取り組んだのは攻撃面の強化。後方からのビルドアップ、前線のコンビネーションにフォーカスし、ミシャスタイルの練度を高めた。そして1カ月ぶりに迎えた公式戦、天皇杯・3回戦のアビスパ福岡戦ではFWジェイ、FWチャナティップ、FW都倉賢ら前線がゴールを決める好展開で4発快勝。中断期間による取り組みの成果を発揮した。
▽この勢いのままリスタートを切りたいところだが、J1再開初戦の今節は前節退場のMF宮澤裕樹とDFキム・ミンテが出場停止。さらにMF三好康児が契約上の理由により出場できない。主力3人を欠く苦しい状況の中、王者相手にどれだけ成果を発揮できるか。真価が問われる一戦に、新戦力の台頭にも期待がかかる。
◆3連勝で首位追走へ〜川崎フロンターレ〜
▽川崎Fは、札幌と対照的にJ1再開への準備が順調とは言えなかった。中断期間ではFW大久保嘉人、MFエドゥアルド・ネットが退団した中、函館キャンプで守備面、キャンプ終了後には攻撃面を確認。しかし、天皇杯・3回戦の水戸ホーリーホック戦では開始4分に先制後追加点を奪えず、試合終了間際には中断期間前から課題に挙がっていたセットプレーから失点を喫して苦戦。PK戦の末、辛くも最低限の結果は手にしたが、J1再開へ攻守に不安を残した。
▽今節までにどれだけ修正できるか。首位・サンフレッチェ広島に勝ち点10差をつけられているだけに、勝ちながら改善していくことが求められる。相手の主力不在の隙をうまく突き、中断期間前に飾った連勝を継続したい。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆北海道コンサドーレ札幌[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ク・ソンユンDF:進藤亮佑、石川直樹、福森晃斗
MF:駒井善成、兵藤慎剛、荒野拓馬、菅大輝
MF:ジェイ、チャナティップ
FW:都倉賢
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
▽上述した通り、主力3人が不在。キム・ミンテの位置には石川直樹が務めることになりそうだ。宮澤不在のボランチは兵藤慎剛と荒野拓馬が組むと予想する。2シャドーでは福岡戦でゴールを挙げたジェイ、チャナティップが並び、1トップには古巣対決となる都倉賢が入る。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:エウシーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:大島僚太、守田英正
MF:家長昭博、中村憲剛、阿部浩之
FWF:小林悠
監督:鬼木達
▽水戸戦から3人変更。DF奈良竜樹がCBに復帰。MF齋藤学に代わりMF阿部浩之が左サイドに入ると予想。W杯から帰還したMF大島僚太が出場か。ロシアでピッチに立てなかった悔しさを晴らせるか注目だ。
【注目選手】
◆MFチャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽王者撃破に期待がかかるのは13日に完全移籍を勝ち取ったばかりのチャナティップだ。札幌加入2年目を迎えた今シーズンは存在感を高め、13試合3ゴール中。“タイのメッシ”の異名通りテクニックとスピードを武器に王者の守備陣を翻弄できるか。Jリーグデビューから約1年経ったアタッカーに注目だ。◆MF守田英正(川崎フロンターレ)
(C)CWS Brains,LTD.
▽一方の川崎Fは今シーズンから加入したルーキーの守田だ。守備職人として期待された守田は、シーズンを追うごとに出場時間を増加させ、売りの守備面だけにとどまらず、気の利いた位置取りや巧みなボール捌きで攻撃面でも貢献。J1初優勝の立役者でもあるエドゥアルド・ネットを放出できたのには、守田に寄せる信頼・期待があったからだろう。後半戦、川崎Fの連覇へのカギを握っていると言っても過言ではない。◆札幌、4連勝中の厚別で対川崎Fリーグ初白星なるか
▽躍進を続けるホームの札幌だが、実は川崎F相手にJ2時代も含めてリーグ戦で勝利したことは一度もない。また、通算成績でみても1勝4分け16敗。唯一の勝利は2008年3月のナビスコカップ(現・YBCルヴァンカップ)だ。
▽今節勝利すれば2位浮上の可能性もあるだけになんとしても勝利したい札幌にとっては、データ上では圧倒的不利かに思われる。しかし、今回開催される札幌厚別公園競技場では現在4連勝中と嬉しいデータも。そういう意味では札幌の躍進が本物か試される一戦にもなりそうだ。札幌初勝利か、川崎F無敗継続か。注目の試合は19時にキックオフを迎える。
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