日本のラウンド16対戦相手はベルギーに決定! 通算対戦成績は2勝1敗2分け《ロシアW杯》
2018.06.29 06:00 Fri
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ全日程が28日に終了した。この結果、ラウンド16(決勝トーナメント1回戦)で日本代表が対戦する相手がベルギー代表に決定した。
▽第2節終了時点で1勝1分けの日本は、28日に行われたグループH最終節のポーランド代表戦を0-1で敗戦。しかし、同時刻開催となったセネガル代表vsコロンビア代表がコロンビアの1-0の勝利に終わったため、日本はセネガルと勝ち点、得失点差、総得点で完全に並んだものの、フェアプレーポイントで上回り、首位コロンビアに次ぐグループH2位通過が決定した。
▽そして、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を果たした日本は、グループGを首位通過したベルギー代表と史上初のベスト8進出を懸けて対戦することが決定した。
▽イングランド代表、パナマ代表とチュニジア代表と2強2弱となったグループGに入ったベルギーは、パナマとの初戦を3-0で勝利すると、第2戦のチュニジア戦も5-2の大勝で飾り、最終節を待たずして決勝トーナメント進出を決定。また、28日に行われたイングランドとの直接対決では互いに主力を温存した中、MFアドナン・ヤヌザイの決勝点によって1-0の勝利を収め、ウルグアイ代表とクロアチア代表と並ぶ3連勝でグループG首位通過を決めた。
▽なお、日本とベルギーはこれまで2002年日韓W杯グループリーグの対戦を含め通算5試合で対戦。通算成績は日本の2勝1敗2分けとなっている。唯一の公式戦での対戦となった日韓W杯のグループ初戦ではFW鈴木隆行、MF稲本潤一のゴールで一時勝ち越すも、最終的に2-2のドローという結果に終わった。
▽なお、ラウンド16のベルギーvs日本は7月2日(月)の日本時間27:00にキックオフされる。
◆ベルギー代表情報
監督:ロベルト・マルティネス
主将:ヴァンサン・コンパニ
予選成績:9勝/1分け/0敗
W杯出場数:2大会連続13回目
W杯最高位:4位
FIFAランク:3位
◆武器は個! ゴールデンエイジ集大成へ
▽しかしながら、それぞれが世界の強豪リーグに身を置くゴールデンエイジの存在は、現時点で代表に栄冠の瞬間をもたらすには至ってない。2014年のブラジルW杯、2016年のユーロは、いずれも期待されながらベスト8止まり。他国を圧倒する豪華絢爛な面々を揃えながら、チームとしていまひとつ殻を破れないでいるのが実情だ。
▽そのベルギー代表を率いるのは、ロベルト・マルティネス監督。3バックと4バックを巧みに使い分けたパスサッカーを掲げ、かつて指揮したウィガンを躍進させた辣腕で知られるスペイン人指導者だ。ただ、出場国の中でも群を抜くポテンシャルを操りきれているとは言い難く、個に特化した戦いに徹するがあまりに組織力に課題が残る。
▽基本のシステムは、[3-4-2-1]。本来アタッカーのMFヤニク・フェレイラ=カラスコと、攻撃に秀でたDFトマス・ムニエの両ウィングバックが印象的であり、上述のスペシャルなタレントが並ぶ前線の個の力を生かしたアタッキングフットボールがストロングポイントになる。そして、駒も多士済々であり、選手層も魅力的だ。
▽その反面、守備面はコレクティブさとバランスにやや難点を抱えており、一抹の不安を残す。また、攻撃陣に比べて、やや層の薄さを露呈しているのがこの守備陣。さらに、カリスマ性と知性を兼備する主将DFヴァンサン・コンパニも本番前のテストマッチで負傷しており、状態が気がかりなところだ。
▽あとは、マルティネス監督が今大会屈指のタレント軍団にどう一体感と結束力を植え付けられるか。申し分のない戦力を生かすも殺すも監督の手腕にかかっている部分が大きい。2000年代から始まった協会主導による育成カリキュラムで育った黄金世代も20代後半に差し掛かっており、今大会にかける思いは強いはずだ。
▽第2節終了時点で1勝1分けの日本は、28日に行われたグループH最終節のポーランド代表戦を0-1で敗戦。しかし、同時刻開催となったセネガル代表vsコロンビア代表がコロンビアの1-0の勝利に終わったため、日本はセネガルと勝ち点、得失点差、総得点で完全に並んだものの、フェアプレーポイントで上回り、首位コロンビアに次ぐグループH2位通過が決定した。
▽イングランド代表、パナマ代表とチュニジア代表と2強2弱となったグループGに入ったベルギーは、パナマとの初戦を3-0で勝利すると、第2戦のチュニジア戦も5-2の大勝で飾り、最終節を待たずして決勝トーナメント進出を決定。また、28日に行われたイングランドとの直接対決では互いに主力を温存した中、MFアドナン・ヤヌザイの決勝点によって1-0の勝利を収め、ウルグアイ代表とクロアチア代表と並ぶ3連勝でグループG首位通過を決めた。
▽なお、日本とベルギーはこれまで2002年日韓W杯グループリーグの対戦を含め通算5試合で対戦。通算成績は日本の2勝1敗2分けとなっている。唯一の公式戦での対戦となった日韓W杯のグループ初戦ではFW鈴木隆行、MF稲本潤一のゴールで一時勝ち越すも、最終的に2-2のドローという結果に終わった。
▽また、直近の対戦は昨年11月14日に行われた欧州遠征でFWロメル・ルカクのゴールによって、ベルギーが1-0で勝利していた。
▽なお、ラウンド16のベルギーvs日本は7月2日(月)の日本時間27:00にキックオフされる。
◆ベルギー代表情報
監督:ロベルト・マルティネス
主将:ヴァンサン・コンパニ
予選成績:9勝/1分け/0敗
W杯出場数:2大会連続13回目
W杯最高位:4位
FIFAランク:3位
◆武器は個! ゴールデンエイジ集大成へ
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▽組み合わせにも恵まれたが、欧州予選を9勝1分け無敗、ドイツ代表と並ぶ最多43得点、6失点という圧巻の成績で突破。MFエデン・アザールとMFケビン・デ・ブライネといったクリエイティブプレーヤーや、主砲のFWロメル・ルカク、守護神のGKティボー・クルトワなど、各エリアに“今が旬”の豪華絢爛な顔ぶれが集う。▽しかしながら、それぞれが世界の強豪リーグに身を置くゴールデンエイジの存在は、現時点で代表に栄冠の瞬間をもたらすには至ってない。2014年のブラジルW杯、2016年のユーロは、いずれも期待されながらベスト8止まり。他国を圧倒する豪華絢爛な面々を揃えながら、チームとしていまひとつ殻を破れないでいるのが実情だ。
▽そのベルギー代表を率いるのは、ロベルト・マルティネス監督。3バックと4バックを巧みに使い分けたパスサッカーを掲げ、かつて指揮したウィガンを躍進させた辣腕で知られるスペイン人指導者だ。ただ、出場国の中でも群を抜くポテンシャルを操りきれているとは言い難く、個に特化した戦いに徹するがあまりに組織力に課題が残る。
▽基本のシステムは、[3-4-2-1]。本来アタッカーのMFヤニク・フェレイラ=カラスコと、攻撃に秀でたDFトマス・ムニエの両ウィングバックが印象的であり、上述のスペシャルなタレントが並ぶ前線の個の力を生かしたアタッキングフットボールがストロングポイントになる。そして、駒も多士済々であり、選手層も魅力的だ。
▽その反面、守備面はコレクティブさとバランスにやや難点を抱えており、一抹の不安を残す。また、攻撃陣に比べて、やや層の薄さを露呈しているのがこの守備陣。さらに、カリスマ性と知性を兼備する主将DFヴァンサン・コンパニも本番前のテストマッチで負傷しており、状態が気がかりなところだ。
▽あとは、マルティネス監督が今大会屈指のタレント軍団にどう一体感と結束力を植え付けられるか。申し分のない戦力を生かすも殺すも監督の手腕にかかっている部分が大きい。2000年代から始まった協会主導による育成カリキュラムで育った黄金世代も20代後半に差し掛かっており、今大会にかける思いは強いはずだ。
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