【W杯グループG第2節プレビュー】2強ベルギー&イングランドが最終節の決戦前に突破きめるか?
2018.06.23 17:00 Sat
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)グループG第2節が23日、24日に開催する。23日の21:00からはパナマ相手に快勝スタートのベルギーがチュニジアと、24日の21:00からは白星スタートのイングランドがパナマと対戦する。なお、ベルギーとイングランドが今節勝利した場合、決勝トーナメント進出が決定する。
◆チーム情報:共に初戦から大きな変更なし
▽まずはベルギーvsチュニジアから。パナマとの初戦では前半こそ相手の組織的かつハードな守備に苦戦を強いられたものの、後半立ち上がりのFWメルテンスのゴラッソで均衡を破ると、その後は得意のカウンターなどの形からエースFWルカクに2点が生まれ3-0の快勝を収めた。パナマ戦に続き格下との対戦となる今節に向けてはDFコンパニやDFヴェルメーレン、FWバチュアイとコンディションに不安を抱える選手の試運転に使いたいところだが、イングランドの苦戦を考えれば現状のベストメンバーを送り出すはずだ。
▽一方、チュニジアはイングランドとの初戦では守護神ハッセンの負傷交代などのアクシデントに見舞われながらも90分間を1-1のイーブンで耐えたものの、後半アディショナルタイムに失点を喫してショックが残る敗戦となった。それでも、流れの中では相手の強力な攻撃陣を抑え込んでおり、ベルギー戦でも継続路線でいきたい。ただ、攻撃面に関してはハズリの起用法を含めてマイナーチェンジも必要か。
◆注目選手:両チームの10番に注目
▽ベルギーの注目選手はMFアザールだ。パナマ戦ではFWルカクのゴールをアシストした一方、それ以外の場面では決定的な仕事ができなかった。もちろん、同サイドのMFカラスコとの連係の問題やビルドアップの機能不全によって良い形でボールを受けられなかったことが問題だが、相手の徹底マークを振り切る個の力を示してほしいところだ。
▽一方、チュニジアの注目選手はこちらもエースのハズリだ。イングランドの初戦ではチーム事情で最前線を任されるも数的優位で守る相手センターバック陣にことごとく潰され攻撃の起点とはなれなかった。イングランドと同じ3バックを採用するベルギーに対して同じやり方で臨めば難しい展開となるだけに個人としても何らかの変化が必要だ。逆に、本職のウイングに配置された場合は積極的な仕掛けで攻め手となりたい。
▽続いてイングランドvsパナマ。チュニジアとの初戦では2点を決めたエースFWケイン、DFトリッピアーやMFヘンダーソンらが活躍した一方、MFリンガードやFWスターリングらの決定力不足が響いて辛勝となったイングランド。それだけにパナマ戦では決定力の改善が急務だ。なお、直前の報道ではスタメン情報が漏れてしまい、軽傷のMFデレ・アリ、スターリングに代わってロフタス=チーク、FWラッシュフォードを起用する予定だ。
▽一方、ベルギーとの初戦では前半は粘り強い守備を軸に思い通りの戦いを見せたものの最終的に相手の圧倒的な個の力に屈し、歴史的なW杯初戦は大敗という結果に終わった。また、ベルギー戦では球際でかなり厳しいプレーを見せており、ベテラン揃いのチームがイングランド戦までにコンディションを整えられるかがポイントになりそうだ。
◆注目選手:チャンスメーカーと守備の要に注目
▽イングランドの注目選手は右ウイングバックのトリッピアーだ。チュニジアとの初戦では右サイドを制圧し、第1節全体でも屈指となる6つの決定機を創出するなど出色のパフォーマンスだった。しかし、パナマはベルギー戦でサイドへのパスコースをきっちり切ってカラスコやムニエを締め出しており、イングランド戦でも同様のアプローチで臨む可能性が高い。したがって、トリッピアーには相手の対策をかいくぐるプレーを期待したい。
▽パナマの注目選手はアンカーのポジションで守備を締めるゴメスだ。ベルギー戦の前半ではバイタルエリアのスペースを埋めつつ、要所でギャップ受けを狙うアザールやメルテンスを味方との連携で抑え込んでいた。そして、パナマの歴代最多出場記録を更新し続ける重鎮がいかに相手の攻撃を撥ね返せるかが金星実現のカギだ。
◆イングランド予想スタメン
▽6/23
《21:00》
ベルギー vs チュニジア
▽6/24
《21:00》
イングランド vs パナマ
◆チーム情報:共に初戦から大きな変更なし
▽まずはベルギーvsチュニジアから。パナマとの初戦では前半こそ相手の組織的かつハードな守備に苦戦を強いられたものの、後半立ち上がりのFWメルテンスのゴラッソで均衡を破ると、その後は得意のカウンターなどの形からエースFWルカクに2点が生まれ3-0の快勝を収めた。パナマ戦に続き格下との対戦となる今節に向けてはDFコンパニやDFヴェルメーレン、FWバチュアイとコンディションに不安を抱える選手の試運転に使いたいところだが、イングランドの苦戦を考えれば現状のベストメンバーを送り出すはずだ。
◆注目選手:両チームの10番に注目
▽ベルギーの注目選手はMFアザールだ。パナマ戦ではFWルカクのゴールをアシストした一方、それ以外の場面では決定的な仕事ができなかった。もちろん、同サイドのMFカラスコとの連係の問題やビルドアップの機能不全によって良い形でボールを受けられなかったことが問題だが、相手の徹底マークを振り切る個の力を示してほしいところだ。
▽一方、チュニジアの注目選手はこちらもエースのハズリだ。イングランドの初戦ではチーム事情で最前線を任されるも数的優位で守る相手センターバック陣にことごとく潰され攻撃の起点とはなれなかった。イングランドと同じ3バックを採用するベルギーに対して同じやり方で臨めば難しい展開となるだけに個人としても何らかの変化が必要だ。逆に、本職のウイングに配置された場合は積極的な仕掛けで攻め手となりたい。
◆ベルギー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
◆チュニジア予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
Getty Images
◆チーム情報:球際のぶつかり合い必至の中で気になるコンディション▽続いてイングランドvsパナマ。チュニジアとの初戦では2点を決めたエースFWケイン、DFトリッピアーやMFヘンダーソンらが活躍した一方、MFリンガードやFWスターリングらの決定力不足が響いて辛勝となったイングランド。それだけにパナマ戦では決定力の改善が急務だ。なお、直前の報道ではスタメン情報が漏れてしまい、軽傷のMFデレ・アリ、スターリングに代わってロフタス=チーク、FWラッシュフォードを起用する予定だ。
▽一方、ベルギーとの初戦では前半は粘り強い守備を軸に思い通りの戦いを見せたものの最終的に相手の圧倒的な個の力に屈し、歴史的なW杯初戦は大敗という結果に終わった。また、ベルギー戦では球際でかなり厳しいプレーを見せており、ベテラン揃いのチームがイングランド戦までにコンディションを整えられるかがポイントになりそうだ。
◆注目選手:チャンスメーカーと守備の要に注目
▽イングランドの注目選手は右ウイングバックのトリッピアーだ。チュニジアとの初戦では右サイドを制圧し、第1節全体でも屈指となる6つの決定機を創出するなど出色のパフォーマンスだった。しかし、パナマはベルギー戦でサイドへのパスコースをきっちり切ってカラスコやムニエを締め出しており、イングランド戦でも同様のアプローチで臨む可能性が高い。したがって、トリッピアーには相手の対策をかいくぐるプレーを期待したい。
▽パナマの注目選手はアンカーのポジションで守備を締めるゴメスだ。ベルギー戦の前半ではバイタルエリアのスペースを埋めつつ、要所でギャップ受けを狙うアザールやメルテンスを味方との連携で抑え込んでいた。そして、パナマの歴代最多出場記録を更新し続ける重鎮がいかに相手の攻撃を撥ね返せるかが金星実現のカギだ。
◆イングランド予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
◆パナマ予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
◆第2節▽6/23
《21:00》
ベルギー vs チュニジア
▽6/24
《21:00》
イングランド vs パナマ
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