【W杯グループG第1節プレビュー】2強イングランド&ベルギーが2弱チュニジア&パナマとの初戦
2018.06.18 18:00 Mon
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)グループG第1節が18日にスタートする。28:00からはチュニジアとイングランドによるグループ突破に向けて重要な直接対決が行われ、24:00からは優勝候補にも挙がるタレント軍団ベルギーと初出場パナマの一戦が組まれている。
◆テストマッチ情報:未勝利も格上相手のイメージ刻む
▽まずはチュニジアvsイングランド。3大会ぶりの出場となるチュニジアはポルトガルとトルコ、スペインとのテストマッチを2分け1敗の未勝利で終えた。しかし、決勝トーナメント進出に向けてベルギーとイングランドの2強のいずれかに勝利しなければならない中、ポルトガルとスペインという格上相手のテストマッチでイメージを掴めており、最高の準備ができたと考えていいはずだ。とりわけ、ポルトガル戦では2点ビハインドから最終的に追いつくなどチームにとって大きな自信となっている。
▽一方、予選で強さを見せるものの大舞台で勝負弱さが目立つイングランドはナイジェリアとコスタリカとの2試合を連勝で飾り、本大会に向けてまずまずの状態を整えてきた。とりわけ、FWケインとFWラッシュフォード、FWウェルベックとストライカー陣が揃ってゴールを決めている点はプラス材料だ。あとは課題である本大会での勝負弱さを払拭するだけだ。
◆注目選手:重責担う若きスリーライオンズのエースに注目
▽イングランドの注目選手はキャプテンとエースストライカーの重責を担うケインだ。長年、その2役を担ったFWルーニーの代表引退によってエースストライカーに加え、本大会前にキャプテンマークも引き継ぐことになった24歳は国民の大きな期待を背負って自身初のW杯に挑む。直近のユーロ2016やアンダー年代を含めて国際大会では思うような活躍を見せられていない。そのため、重圧を払拭するうえでは初戦でのゴールが必須だ。
▽一方、初戦でジャイアントキリング達成を目指すチュニジアの注目選手はリーグ・アンで活躍するスリティだ。左ウイングでの起用が濃厚なスリティは優れたアジリティとテクニックを武器とするドリブラー。恐らく、イングランドはサンダーランド時代にプレミアリーグでプレー経験がある逆サイドのMFハズリへの警戒を強めているはずだ。その中で緩急自在のスリティの仕掛けがカウンターの局面などでチームのカギを握ってくる。
▽続いてベルギーvsパナマ。今大会の優勝候補にも推す声があるベルギーはポルトガル、エジプト、コスタリカとW杯出場チームとのテストマッチを2勝1分けの無敗で終えた。ポルトガル相手にはゴールレスドローに終わったものの、エジプトとコスタリカ相手には3点以上奪っての快勝とグループリーグで求められる格下相手の確実な勝利という、タスクをきっちりこなした。その一方で、DFコンパニとDFヴェルメーレンと守備陣の主力のコンディション調整に問題を抱えており、グループリーグを通しても慎重な対応が求められる。
▽一方、予選を突破したこと自体が奇跡といえるパナマは今大会では初ゴールや勝ち点奪取が当面の目標だ。直前のテストマッチでは北アイルランド、ノルウェーとヨーロッパの中堅国相手に0-0、0-1と接戦を演じた。3月のスイス戦で0-6の大敗を喫したことを考えれば、守備面の修正はできてきているようだ。ただ、2試合を通じて得点を挙げることはできておらず、カウンターやセットプレーの改善は急務だ。
◆注目選手: 攻守の要に注目
▽ベルギーの注目選手はエースストライカーのルカクだ。今回の一戦でパナマが自陣に引いてブロックを形成する、“弱者の戦い”を採用する可能性が高く初戦特有の緊張感を考えれば、決して簡単な試合にはならないはずだ。また、ボールを持たされるとMFアザールらの個人技以外に攻め手がなくなる傾向が強い現チームの中でルカクのボックス内でのシンプルな強さがゴールをこじ開けるうえで重要となるはずだ。幸い、直近のテストマッチでは2試合連続の合計3ゴールを記録しており、得点を奪う感覚は研ぎ澄まされている。
▽一方、パナマの注目選手は守護神を担うペネドだ。直近のテストマッチではカルデロンと併用されていたものの、代表通算130キャップ以上を誇る大ベテランが歴史的な初戦でゴールマウスを任される可能性が高い。自陣に引いて人海戦術での守備が予想される中、ハイボールの処理や味方が限定したシュートをきっちり防ぎ切って勝ち点奪取を目指したい。
◆ベルギー予想スタメン
《24:00》
ベルギー vs パナマ
《28:00》
チュニジア vs イングランド
◆テストマッチ情報:未勝利も格上相手のイメージ刻む
▽まずはチュニジアvsイングランド。3大会ぶりの出場となるチュニジアはポルトガルとトルコ、スペインとのテストマッチを2分け1敗の未勝利で終えた。しかし、決勝トーナメント進出に向けてベルギーとイングランドの2強のいずれかに勝利しなければならない中、ポルトガルとスペインという格上相手のテストマッチでイメージを掴めており、最高の準備ができたと考えていいはずだ。とりわけ、ポルトガル戦では2点ビハインドから最終的に追いつくなどチームにとって大きな自信となっている。
◆注目選手:重責担う若きスリーライオンズのエースに注目
▽イングランドの注目選手はキャプテンとエースストライカーの重責を担うケインだ。長年、その2役を担ったFWルーニーの代表引退によってエースストライカーに加え、本大会前にキャプテンマークも引き継ぐことになった24歳は国民の大きな期待を背負って自身初のW杯に挑む。直近のユーロ2016やアンダー年代を含めて国際大会では思うような活躍を見せられていない。そのため、重圧を払拭するうえでは初戦でのゴールが必須だ。
▽一方、初戦でジャイアントキリング達成を目指すチュニジアの注目選手はリーグ・アンで活躍するスリティだ。左ウイングでの起用が濃厚なスリティは優れたアジリティとテクニックを武器とするドリブラー。恐らく、イングランドはサンダーランド時代にプレミアリーグでプレー経験がある逆サイドのMFハズリへの警戒を強めているはずだ。その中で緩急自在のスリティの仕掛けがカウンターの局面などでチームのカギを握ってくる。
◆チュニジア予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
◆イングランド予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
Getty Images
◆テストマッチ情報:攻撃陣が好調維持▽続いてベルギーvsパナマ。今大会の優勝候補にも推す声があるベルギーはポルトガル、エジプト、コスタリカとW杯出場チームとのテストマッチを2勝1分けの無敗で終えた。ポルトガル相手にはゴールレスドローに終わったものの、エジプトとコスタリカ相手には3点以上奪っての快勝とグループリーグで求められる格下相手の確実な勝利という、タスクをきっちりこなした。その一方で、DFコンパニとDFヴェルメーレンと守備陣の主力のコンディション調整に問題を抱えており、グループリーグを通しても慎重な対応が求められる。
▽一方、予選を突破したこと自体が奇跡といえるパナマは今大会では初ゴールや勝ち点奪取が当面の目標だ。直前のテストマッチでは北アイルランド、ノルウェーとヨーロッパの中堅国相手に0-0、0-1と接戦を演じた。3月のスイス戦で0-6の大敗を喫したことを考えれば、守備面の修正はできてきているようだ。ただ、2試合を通じて得点を挙げることはできておらず、カウンターやセットプレーの改善は急務だ。
◆注目選手: 攻守の要に注目
▽ベルギーの注目選手はエースストライカーのルカクだ。今回の一戦でパナマが自陣に引いてブロックを形成する、“弱者の戦い”を採用する可能性が高く初戦特有の緊張感を考えれば、決して簡単な試合にはならないはずだ。また、ボールを持たされるとMFアザールらの個人技以外に攻め手がなくなる傾向が強い現チームの中でルカクのボックス内でのシンプルな強さがゴールをこじ開けるうえで重要となるはずだ。幸い、直近のテストマッチでは2試合連続の合計3ゴールを記録しており、得点を奪う感覚は研ぎ澄まされている。
▽一方、パナマの注目選手は守護神を担うペネドだ。直近のテストマッチではカルデロンと併用されていたものの、代表通算130キャップ以上を誇る大ベテランが歴史的な初戦でゴールマウスを任される可能性が高い。自陣に引いて人海戦術での守備が予想される中、ハイボールの処理や味方が限定したシュートをきっちり防ぎ切って勝ち点奪取を目指したい。
◆ベルギー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
◆パナマ予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
▽6/18《24:00》
ベルギー vs パナマ
《28:00》
チュニジア vs イングランド
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