【W杯で気になったあの人たち】vol1.プーチン大統領とサウジ皇太子に挟まれたFIFA会長
2018.06.15 15:25 Fri
▽6月14日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがロシアの地で開幕した。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が今大会中に気になった人物を簡単に掘り下げていきます。第1回目に掘り下げたのは第9代国際サッカー連盟(FIFA)会長のジャンニ・インファンティーノ。
◆プロフィール
ジャンニ・インファンティーノ(48)
国籍:スイス
職業:弁護士
▽ロシアの政情不安や建設工事の遅れなどもあり開幕前には不安視された今大会だが、ルジニキ・スタジアムで行われた開幕戦では華やかなセレモニーでの幕開けと共に、開催国のロシア代表がサウジアラビア代表相手に圧巻の5-0の大勝を飾り、華々しいスタートとなった。
▽この開幕戦ではロシアのゴールラッシュと共に注目を集めたのが、テレビの中継映像に盛んに映されていた貴賓席でのインファンティーノ会長の振る舞いだった。
▽なお、2000年にUEFA事務局入りを果たしたインファンティーノ会長は2008年から事務局長を務め、チャンピオンズリーグなどの各大会の抽選会で開会の挨拶や事前説明を行う姿がよく知られており、ゼップ・ブラッター前会長の失脚に伴い、2016年に行われた会長選挙で第9代会長に選出されている。
▽最終的に5-0のスコアで試合が終了した後、貴賓席にもやや気まずい空気が流れたものの、サルマーン皇太子とプーチン大統領の間をうまくとりなし、最終的には笑顔での握手で観戦を締めくくった。
▽ただ、サウジアラビアのゴールラッシュとなっていれば、いかに外交に長けたインファンティーノ会長といえども、左に座るプーチン大統領の顔を正面から拝む勇気はなかったはずだ。それだけに、今回の大勝を心から喜んでいるのは間違いなくインファンティーノ会長だろう…。
◆プロフィール
ジャンニ・インファンティーノ(48)
国籍:スイス
職業:弁護士
▽この開幕戦ではロシアのゴールラッシュと共に注目を集めたのが、テレビの中継映像に盛んに映されていた貴賓席でのインファンティーノ会長の振る舞いだった。
▽なお、2000年にUEFA事務局入りを果たしたインファンティーノ会長は2008年から事務局長を務め、チャンピオンズリーグなどの各大会の抽選会で開会の挨拶や事前説明を行う姿がよく知られており、ゼップ・ブラッター前会長の失脚に伴い、2016年に行われた会長選挙で第9代会長に選出されている。
▽サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に挟まれる形で試合を観戦していたインファンティーノ会長は、ロシアのゴールが決まるたびにカメラに抜かれる中、ややプーチン大統領の圧力に屈する形でロシア寄りの反応をみせながらも、大量失点で落ち込むサルマーン皇太子にも「まだまだ大丈夫ですよ」、「今日はちょっと良くないですね」など語りかけるように肩をすくめる姿や心配する様子でFIFAにとって重要な“お客様”の気分を害さないように務めていた。
▽最終的に5-0のスコアで試合が終了した後、貴賓席にもやや気まずい空気が流れたものの、サルマーン皇太子とプーチン大統領の間をうまくとりなし、最終的には笑顔での握手で観戦を締めくくった。
▽ただ、サウジアラビアのゴールラッシュとなっていれば、いかに外交に長けたインファンティーノ会長といえども、左に座るプーチン大統領の顔を正面から拝む勇気はなかったはずだ。それだけに、今回の大勝を心から喜んでいるのは間違いなくインファンティーノ会長だろう…。
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