パラグアイ戦で期待感高まった…トルシエ氏、日本代表のGS突破確率は「60%」2018.06.14 16:10 Thu

twitterfacebookhatenalinegplus
photo
(c) CWS Brains, LTD.
▽14日に開幕を迎えるロシア・ワールドカップ(W杯)を盛り上げるコミュニティパーク「ODAIBA FOOTBALLFANZONE 2018」が同日に東京・お台場ウェストプロムナードにオープン。それを記念して『ODAIBA FOOTBALLFANZONE 2018 オープニングセレモニー』が開催された。

▽同セレモニーではアディダス ジャパン株式会社副社長 トーマス・サイラー氏、駐日コロンビア共和国特命全権大使 ガブリエル・ドゥケ 閣下、駐日セネガル共和国特命全権大使 シェール・ニャング 閣下が挨拶した後、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏によるトークショーが開催。進行役の方からの質問に応対しながら、日本代表の印象、ロシアW杯での展望について語った。トークショーの最後にはユニフォームに「UNITE as One(ひとつになって)」のメッセージを書き記し、「みんなが一つになって頑張ろう」とエールを送っている。
(C)CWS Brains,LTD.
──これからW杯が開幕する今の率直なお気持ちは
「まずこうして日本に来れたことを嬉しく思う。アディダスさんのW杯イベントに参加できることにはうれしい思いがあり、W杯に向けては共に感動を経験できるものだとワクワクしている」

──4年に1度のワールドカップではサッカーのトレンドが変わってくるが、今大会で注目していることは
「サッカーというものは常に変化している。グローバーライゼーションの結果でこれまでも変化してきた。つまり、今までの優勝国やサッカー大国とこれまでそれほど強くなかった国とのギャップが小さくなっている。そういう意味で今回のW杯でも様々な変化があると思っている。例えば、今回で言えばイタリアがW杯に出場しない。サッカーが変化するということはとても素晴らしいこと。それにつれてW杯も進化していく。そうなれば、より良い試合を目にすることができる。これほど楽しみなことはありません」

──ご自身が日本代表を率いた1998年から2002年。そこから16年が経ったが日本代表はどのように変わっていった印象があるか
「代表チームの中身が変わった。今やメンバーの80パーセントがヨーロッパのリーグで戦える選手になっている。そんなことが2002年にはなかった。そういった意味で日本は成熟をしており、経験を積んでいる。そして才能豊かな選手たちが溢れている。そして、そのような選手たちが自分たちのパフォーマンスを存分に発揮して良いところを出していることが日本代表の支えになっている。ロシアW杯でも良い結果が期待できると思う」

──日本代表は2カ月前に監督交代があった。監督の立場において、W杯直前で監督に就任するということはどういうことか
「私を例に出すと、私はW杯に向けては物凄く冷静だった。4年間じっくりと準備をしてW杯を迎えるという状況にあり、集中することができた。やはりW杯に出るチームというのはすでにやるべきことはやってきたんだということで集中して、これからのことは自分の足が決めてくれるんだということを信じながらやっていけば良いと思う」

──ご自身もW杯直前で監督に就任したことがあったが(1998年フランスW杯の南アフリカ代表監督)
「スペインの(フレン・)ロペテギ監督が13日に解任されたが、だからと言ってスペインのクオリティに影響があるかといえばそんなことないと思う。監督というのは指揮者のような存在かもしれない。しかし、監督ができることは10%、15%くらいしかない。選手たちが持っている力というのをしっかりと発揮する。一体感を持って連係・コミュニケーションをとってやっていくこと、そして各自が100パーセントの力を出し切ること、共にプレーすることへの喜びを持つことが大事になる。そのため監督ももちろん大事だが、なんといっても選手の方が大事だ。それが試合の結果に出る」

──それを踏まえて今の日本代表はどう見えるか
「信頼をしっかりと置く必要がある。今回日本代表監督が交代したという特殊な状況ではあるが、西野(朗)監督にしてみれば、W杯に向けての調整に3週間、4週間しかなかった。しかし、先日のパラグアイ代表戦でも分かったように自分たちの自信につながる小さな火花というものがどんどん出てきている。そうしたものを糧に選手たちがしっかりと自分たちの責任を果たしていく、ミッションを果たしていくという大事になってくると思う。みんなが一体感を持って連係・コミュニケーションをとりながらやっていく、そうして選手たちに私たち監督が信頼を置きたい。1998年に優勝したフランスが大会前に冷静だったかと言えばそんなことはなかった。2010年の南アフリカ大会でも日本代表は良い状況ではなかった。しかし、本戦になれば選手たちはしっかりと才能を発揮した」
(C)CWS Brains,LTD.
──一致団結は日本のストロングポイントであると感じているが、これまで「縦に速いサッカー」を日本は体現できていなかった。日本はどのように自分たちの力を出していけば良いか
「日本は世界中のどのチームと戦ってもそれを打ち負かすだけの力・能力は確かにある。選手たちの資質を考えてもそのような快挙を起こせるようなチームである。となれば、あと必要なのは自信を持つこと。そうした状況が後押ししてくれるような良い状況であってほしいと思っているが、現在は少し混乱しているかもしれない。それでも私は全然心配していない。グループHの相手はどれも手強いチームばかり。しかし、みんなが一体となってやっていけば勝てると考えている」

──コロンビア・セネガル・ポーランドが属するグループHについての印象は
「まずポーランドには勝てると思う。今日はポーランドだけ大使が来ていないからね(笑) コロンビアは南米のチームであり、セネガルはアフリカのチーム。この2チームはチームプレーが必要ないチームだ。1人1人の個性でしっかりと試合運びができるチームで、パワーと経験豊富な力を発揮できるというのがコロンビアとセネガルだからだ。日本のサッカースタイルとは違う。コロンビアとセネガルはあくまでも個人技にかかっている。そのような違ったサッカーにどうやって対処していくのかということをしっかりと考えていく必要があり、1人1人の個人の力をうまく対抗していかなくてはいけない。それに対して日本のサッカーは、チームプレーが光るサッカー。2種類の違うサッカーで、それぞれが違った可能性を持っている。そして、メリットとデメリットがある」

──ご自身にはアフリカでの指導経験があるが、セネガルの攻略法は
「まず初戦のコロンビア戦でどうなるかによって物事は変わる。コロンビア戦が日本にとって良い結果に終われば、セネガル戦での戦略もより変わったものになる。もし、コロンビア戦を落とせば、日本からすればなんとしてもセネガルに勝って、決勝トーナメントに上がるためのレースに戻らなくてはいけなくなり、自分たちが仕掛けなくてはいけなくなる。そこが変わってくる。なんといってもコロンビア戦がいろんな状況を決めていくうえで大事になってくる。日本とコロンビアの初戦だけでなく、ポーランドとセネガルの初戦も大事。それによってその後の戦略が変わってくる。戦いに行くのか、それとも待つのか、そういった細かい部分で西野監督の手腕にかかっている」

──ズバリ日本代表がグループリーグを突破できる可能性は
「4チーム全てが決勝トーナメントに上がるんだというモチベーションが高い。しかし、それでも上がれるのは2チームだけ。上がれなかったからと言ってその2チームが他チームより悪いという訳ではないが、サッカーはサッカー。ディティールがものを言う。私は日本のサポーター。日本が決勝トーナメントに上がれる可能性は『60パーセント』と言いましょう」

──60パーセント。その確率を高めるためには何が必要か
「ゴールを決めること。そして勝ち点をとること。そして少しの運に恵まれること。まず100パーセントの力を出し切らなくてはいけない。後悔しないように最大限自分の力を出すこと。それができても相手の方が勝っていればそれは認めるしかない」
(C)CWS Brains,LTD.
──最後にメッセージを
「今日本代表は難しい状況にいるかもしれない。そういう大変な雰囲気の中かもしれないが、だからこそこれが大きなチャンスであり、大きな運を呼ぶものになると考えている。こういう状況だからこそ自分たちの力を発揮できる。日本の持っている価値観は一体感。一緒にやるということにある。それを発揮してほしい」

「チームも選手も監督も周りを取り囲む雰囲気が気になる。2002年にこの地で私は監督して戦ったが、毎日毎日感じ取っていたものがある。それは大きな青い波が打ち寄せてくるというような気持ちだった。そういった温かいメッセージがいかに力をくれるか。今ロシアの地で日本代表は1つのチームとして周りに何もない状況のなかにいる。是非皆さんの方から『こんなに応援しているんだ』という心、気持ちを届けていってほしい。そしてそのメッセージを伝えてほしい。良い時も悪い時も日本代表チームと共にあるということをしっかりと伝えましょう」

▽「ODAIBA FOOTBALLFANZONE 2018」では4年に1度の世界の祭典に関連したFIFAパートナーによるロシアW杯に関連するブースを展開する「FIFA AREA」、日本代表を応援するサポーティングカンパニーによるブース展開やオフィシャルライセンスグッズの販売が行われる「FOOTBALL FAN AREA」、出場国に関連したフードやドリンクを用意する「WORLD FOOD & BEER GARDEN」の3つのエリアに分かれて様々なコンテンツが展開される。

▽同イベントは今月28日(木)まで開催され、19日(火)には日本代表の初戦となるコロンビア代表戦のパブリックビューイングイベント「2018 FIFA WORLD CUP RUSSIA PUBLIC VEIWING in ODAIBA FOOTBALLFANZONE」がアクアシティお台場(屋上特設会場)にて開催される。

コメント

関連ニュース

thumb

【六川亨の日本サッカー見聞録】鼎談で一致したロシアW杯での西野ジャパンの評価

▽今週初めのこと、ある新聞社の企画でロシアW杯を振り返り、ドイツS級ライセンスを持つS氏と、元ワールドサッカー誌編集長のN君と鼎談した。優勝したフランスはもちろんのこと、日本代表の戦いぶりや森保ジャパンの今後など、話は多岐に渡った。 ▽そこで日本代表に関しては、次の点で意見が一致した。日本が勝ったのは10人が相手のコロンビアだけで、11人で戦った残り3試合は2分け1敗とけして好成績ではないこと。ポーランド戦は残り10分をボール回しに終始したことがクローズアップされたが、そもそもグループリーグの突破が決まっていないのに、なぜポーランド戦はスタメンを6人も入れ替えたのか西野監督の采配に疑問が残ること。そしてポーランド戦で起用された宇佐美、酒井高、槙野は力量不足だったし、ケガを抱えている岡崎をスタメンで使うリスクを考慮しなかったこと。 ▽ポーランド戦で時間稼ぎをしたのに、なぜベルギー戦のCKを本田は簡単に蹴ってしまったのか。その際に吉田と昌子のCB2人がゴール前に上がったが、足の遅い吉田はともかく、なぜ昌子を最終ラインに残しておかなかったのか。ベンチはリスクマネジメントを怠ったのではないかということ。 ▽そして最終的に、これらの疑問をJFA(日本サッカー協会)技術委員会は総括することなく、「世代交代」や「オールジャパン」、「ジャパンズウェイ」と耳に心地よい言葉でロシアW杯の結果を自分たちの都合の良いように解釈し、森保ジャパンを規定路線として五輪監督のみならず日本代表の監督にも選んだことなど、かなり批判的な意見で一致した。 ▽これらの意見は他のメディアでも散見されたが、「南米勢からアジア勢初勝利」やベルギー戦での善戦により、南アW杯(パラグアイ戦はPK戦のためドローとカウントし2勝1分け1敗)の成績を下回っているにもかかわらず、西野ジャパンはその健闘を讃えられたことで深く検証されることはなかった。 ▽さらに大会全体の傾向としてポゼッションサッカーよりカウンター主体のチームが勝ち上がったこと、セットプレーからの得点が多いという結果を日本は4年後のカタールW杯にどうつなげていくのかという検証もなされていない。 ▽そして指導者の育成に関しては、S氏から「サッカー協会が費用を負担して、協会と提携しているドイツやスペインの代表チームに、将来の代表監督候補を2年間くらい帯同させるなど育てる努力をするべき。JリーグはJリーグで同じようにバイエルンやバルセロナなどクラブへのパイプを通じて指導者を送り出して育成した方がいい」という建設的な意見も出た。 ▽日本の指導者が海外で研修したのは1979年まで遡る。五輪のメダリストを対象にナショナルコーチを育成しようとした日本体育協会の助成を受け、将来の代表監督と目されていたメキシコ五輪銅メダリストの森孝慈(2011年7月17日没)が西ドイツへ留学。ボルシアMGや1FCケルンの監督を務め、奥寺をケルンに加入させたヘネス・バイスバイラーや、「トータル・フットボールの生みの親」であるリヌス・ミケルスらの指導を受けた。 ▽当初は2年の研修予定だったが、当時の代表監督だった渡辺氏が病で倒れたため1年前倒しで帰国し代表監督に就任。85年のメキシコW杯アジア予選では最終予選まで勝ち進んだものの韓国に敗れてW杯初出場はならなかった。 ▽それ以来、JFAが日本人指導者をヨーロッパへ派遣した例はない。個人的に私費でヨーロッパに渡り、指導者として研修を積んだ人々は多いものの、彼らが日本代表の各カテゴリーで指導者として起用された例も聞いたことはない。彼らが街のクラブで結果を残したら、J3やJ2クラブに引き上げる。そんな環境が日本でも整うようになればいいというのも3人の一致した意見だった。<hr>【六川亨】1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。 2018.08.09 18:30 Thu
twitterfacebook
thumb

ロシアW杯のベストゴールはパヴァールのボレーシュートに決定

▽FIFA(国際サッカー連盟)は25日、ロシア・ワールドカップ(W杯)のベストゴールを発表した。選出されたのは決勝トーナメント1回戦のフランス代表vsアルゼンチン代表で生まれたフランス代表DFバンジャマン・パヴァール(シュツットガルト)のゴールとなった。 ▽今大会全64試合のうち、総得点169ゴールの中からFIFAが18ゴールを選出。のべ300万人以上のファンが投票で選出した。その結果、1-2と逆転されて迎えた57分に抑えの利いたボレーシュートで同点弾を叩き込んだパヴァールのゴールがベストゴールに決まった。このゴールについてパヴァールは「ボールが来た時に、あまり深く考えたりはしなかった。とにかくフラットにいこうと心がけていたよ。決まった時は、ただただ嬉しかったね」とコメントしている。 ▽2006年ドイツW杯から創設されている同賞は、これまでマキシ・ロドリゲス(アルゼンチン)、ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)、ハメス・ロドリゲス(コロンビア)と南米勢が受賞していた。 2018.07.26 03:55 Thu
twitterfacebook
thumb

怪物ムバッペにはそれぐらいが丁度いい? W杯決勝は背中に痛みを抱えながらプレー

▽フランス代表FWキリアン・ムバッペは、ロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝と決勝は背中に痛みを抱えながらプレーしていたことを明かした。フランス『レキップ』が伝えている。 ▽今月15日、フランス代表の優勝で幕を閉じたロシアW杯。この大会で主役級の活躍を見せたムバッペは、底知れぬ才能を発揮し、世界へ向けて一気にその名前を轟かせた。大会では全7試合に出場し4ゴール1アシストを記録。若手最優秀選手賞に選ばれた。 ▽しかしそのムバッペ、実は準決勝ベルギー戦と決勝クロアチア戦は背中に痛みを抱えながらプレーしていたようだ。伝えられるところによると、ベッドから起き上がろうとしたムバッペの背中に痛みと鈍い音が響いたという。3つの椎骨に異常が見つかったものの、医療班は対戦相手に有利な情報を与えないようひた隠しにしていたようだ。 ▽そんな状態で決勝に臨んだムバッペだったが痛みを全く感じさせないプレーで1得点を奪って見せた。怪物にはこれぐらいのハンデが丁度いいのかもしれない。 2018.07.24 14:07 Tue
twitterfacebook
thumb

フランスのW杯優勝を受け、ジルーが公約を守り坊主姿を披露!

▽フランス代表FWオリヴィエ・ジルーが、自身の公約を果たしたことを報告した。 ▽ジルーは、フランス代表の一員としてロシア・ワールドカップに出場。枠内シュートがないなど、ストライカーとしての結果は果たせなかったものの、最前線でチームのために働き、フランス代表の優勝に大きく貢献していた。 ▽22日、ジルーは自身のツイッター(@_OlivierGiroud_)を更新。ワールドカップ前に「フランス代表が優勝したら坊主にする」と宣言していた公約を果たした事を報告。坊主姿のセルフィーを投稿していた。 ▽ファッション誌『GQ』のイタリア版では、日本代表DF槙野智章も選ばれたW杯髪型特集5人に選出され、「男らしさ溢れる髪型と評価されていたが、しっかりと公約を守った。 2018.07.24 12:35 Tue
twitterfacebook
thumb

沈黙を破ったエジルがDFB会長を痛烈批判! ドイツ代表からの引退も発表

▽アーセナルに所属するドイツ代表MFメスト・エジル(29)が自身のツイッター(@MesutOzil1088)で3つに分けて声明を投稿。最後には、ドイツ代表からの引退を明かした。 ▽エジルは、シャルケでプロキャリアをスタートさせると、ブレーメン、レアル・マドリーと渡り歩き、2013年9月からアーセナルでプレー。ゲームメーカーとして多くのアシストを記録するなど、チームの攻撃の中心を担ってきた。 ▽世代別のドイツ代表に選出されたエジルは、2009年2月にA代表デビュー。これまで92試合に出場し23ゴールを記録。3度のワールドカップに出場し、2014年のブラジル・ワールドカップでは優勝を成し遂げていた。 ▽しかし、2018年のロシア・ワールドカップではパフォーマンスが上がらず、背番号「10」を背負うエジルは批判の的に。さらに、自身のルーツでもあるトルコの大統領を訪問するなど、政治的な問題も抱え、グループステージ敗退となった今大会の責任を各方面から問われることとなった。 ▽そんなエジルだったが、多くの批判に対して沈黙を守ってきたものの、22日にツイッターを更新。長文を投稿して自身の考えを明らかにし、様々な批判への考えを示す中、ドイツサッカー連盟(DFB)会長を痛烈に批判するとともに、自身への差別を感じることを明かし、ドイツ代表からの引退を表明した。 「この数カ月間で僕が最もフラストレーションを感じた問題は、間違いなくDFB、特にDFBのラインハルト・グリンデル会長からの嫌疑だった」 「エルドガン大統領を写真を撮った後、僕はヨアヒム・レーブ監督が休暇を切り上げ、ベルリンに行き、全ての話を終わらせるために、写真について共同声明を出すように言われた。僕は意見を述べたけど、会長は自身の政治的な見解に興味を持っていた。彼の態度は見下すようなものだったけどね。それでも、僕たちはサッカーとワールドカップに集中することが最優先だということで同意した」 「ワールドカップ終了後、グリンデル会長は大会前の判断について責任を問われ、多くのプレッシャーにさらされることとなった。それは正しいと思う。そして最近、彼は僕の行動をもう一度説明しなければならないと公に言ったんだ。既にベルリンで終わっているにも関わらず、ロシアでの不甲斐ないチームの結果を僕のせいにしてね」 「これはグリンデル会長のためでなく、自分がそうしたいから話しているだけだ。僕は彼の無能さによって、スケープゴートになることはもう懲り懲りだ。僕はエルドガン大統領と写真を撮った後で、会長が僕をチームから追放したかったことを知っている。何の考えも相談もなく、彼はツイッターでそれを公表した。でも、ヨアヒム・レーブ監督と、オリバー・ビアホフ氏が僕をサポートしてくれたんだ」 「グリンデル会長と彼の支持者たちの目には、ドイツ代表が勝利すれば僕はドイツ人に見え、負ければ僕は移民にみえる。ドイツに税金を払い、ドイツの学校建設に貢献し、2014年にドイツ代表としてワールドカップで優勝したにも関わらず、社会的には受け入れられていない」 「2010年にドイツ・インテグレーションの成功例としてのバンビ賞を受賞した。2014年には、シルバー・ローレル・レリーフ賞(ドイツ国内最高のスポーツ賞)を、2015年にはドイツサッカーの大使にも任命されている。それでも僕はドイツ人じゃないのだろうか? それ以上に何があるというのだろうか? 僕の友人であるルーカス・ポドルスキやミロスラフ・クローゼは、ポーランド系ドイツ人とは言われていない。では、なぜ僕はトルコ系ドイツ人と言われるのだろうか。それはトルコだからだろうか?イスラム教徒だからだろうか?それが重要なポイントなんだと思う。トルコ系ドイツ人と呼ばれることによって、複数の国にルーツを持つ人々を差別しているように感じる。僕はドイツで生まれ育ったのに、なぜドイツ人であると受け入れてもらえないのだろうか」 「僕がDFBやその他の多くの人から受けた扱いによって、もはやドイツ代表チームのユニフォームを着たいとは思わない。僕は望まれていないと感じるし、2009年に国際舞台で自分がデビューしてからの道のりは、忘れられているように思える」 「人種差別的を内面に持つ人々は、2つの国に関係する人々がたくさんいる世界最大のサッカー連盟で働くべきではない。そのような態度では、決して選手たちを代表するなんてできない」 「最近の出来事により、僕の心はとても重い。僕は国際舞台において、ドイツ代表のためにはもうプレーしないと決断した。人種差別や軽蔑を受けながらはできない。これまでは、ドイツ代表ユニフォームに誇りと興奮を感じながら着ていたが、今はもうない」 「僕はいつもチームメイト、コーチングスタッフ、そして善良なドイツのすべての人々のために全力を尽くしてきたから、この決断はとても難しいものだった。でも、DFBの上層部の人々は僕をこのようにアツカし、トルコのルーツを軽蔑し、自分勝手な理由で政治的に僕を利用した。もう十分だ。僕はそのためにサッカーをしているわけではないし、簡単に受け入れることもしない。人種差別主義は、決して受け入れられるべきではない」 2018.07.23 11:20 Mon
twitterfacebook


ロシアW杯

超WS×MON

ACL

欧州移籍情報
hikari

アクセスランキング

@ultrasoccerjp

新着ニュース