“子供から伝説へ”、トーレスが惜別の2ゴールも10人アトレティコはエイバルとドロー!《リーガエスパニョーラ》
2018.05.21 03:30 Mon
▽リーガエスパニョーラ最終節、アトレティコ・マドリーvsエイバルが20日にワンダ・メトロポリターノで行われ、2-2のドローに終わった。なお、エイバルのMF乾貴士はケガの影響で欠場した。
▽一方、ひと桁順位でのシーズンフィニッシュを目指す9位エイバルでは、正真正銘のラストゲームとなるはずだった乾が右太もものケガで欠場。それでも、同じく今季限りでの退団が決定しているダニ・ガルシアが先発に入った。
▽試合前のバックスタンドに『DE NIÑO A LEYENDA(子供から伝説へ)』の言葉と共に背番号9のコレオグラフィーが掲げられ、エイバルのイレブンによるパシージョを通ってEL制覇を成し遂げたアトレティコのイレブンが入場する、お祝いとお別れムードの中でスタートした一戦。
▽開始10分にはこの試合の主役にいきなり見せ場が訪れる。味方のパスがDFに当たってこぼれたボールに反応したトーレスがボックス右から右足のシュートを狙うが、これは相手GKにコースを消されて枠の左に外す。
▽まさかの失点でやや不穏な空気が漂い始めるワンダ・メトロポリターノだったが、“エル・ニーニョ”が魅せる。42分、中盤でボールを奪ったガビが前線に絶妙なフィードを送る。オフサイドラインをギリギリで掻い潜ったコレアがそのままボックス付近まで運んで右を併走するトーレスへプレゼントパス。これを背番号9が冷静にワンタッチで流し込み、自身のラストマッチで今季リーガ4点目を決めた。
▽千両役者トーレスの同点ゴールによって1-1のイーブンで試合を折り返したアトレティコは59分にコケとコレアを下げてグリーズマンとジエゴ・コスタを同時投入。すると、この選手交代がトーレスの2点目をもたらす。自陣右サイドからサビッチが前線に長いボールを入れると、これを前線で収めたジエゴ・コスタがボックス内に走り込むトーレスへ絶妙なスルーパスを通す。ここでDFとGKを冷静にかわしたトーレスが無人のゴールへ流し込み、ワンダ・メトロポリターノにこの試合最大の歓喜が生まれた。
▽リーグ最少失点を誇るアトレティコだけにトーレスの2点目が決勝点になるかに思われたが、直後の63分にリュカが2枚目の警告を受けて退場になると、ここから雲行きが怪しくなる。すると70分、ボックス手前でクリアボールに反応したペーニャに胸トラップから圧巻のミドルシュートをゴール右隅に叩き込まれて同点に追いつかれる。
▽その後、試合終盤にかけては一進一退の攻防が繰り広げられる。トーレスのラストマッチを何とか勝利で飾りたいアトレティコは数的不利ながらもグリーズマンのミドルシュートなどでゴールに迫るも、最後までエイバルのゴールをこじ開けることはできず。結局、試合はこのまま2-2でタイムアップ。今季ホーム最終戦で勝利を逃したアトレティコだったが、ラストマッチのトーレスに惜別の2ゴールが生まれる、美しいフィナーレとなった。
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▽ミッドウィークに行われたマルセイユとの決勝を制して6年ぶり3度目のヨーロパリーグ制覇を成し遂げ、新本拠地に初めてのタイトルを持ち帰ることに成功したアトレティコ。すでに今季の2位を確定しているチームは、先日に2度目の退団を発表した“エル・ニーニョ”のお別れ試合としてこの最終節に臨んだ。そのトーレスはキャプテンマークを巻いて先発に入った一方、今夏にバルセロナ行きも噂されるエースFWグリーズマンはジエゴ・コスタと共にベンチスタートとなった。▽試合前のバックスタンドに『DE NIÑO A LEYENDA(子供から伝説へ)』の言葉と共に背番号9のコレオグラフィーが掲げられ、エイバルのイレブンによるパシージョを通ってEL制覇を成し遂げたアトレティコのイレブンが入場する、お祝いとお別れムードの中でスタートした一戦。
▽開始10分にはこの試合の主役にいきなり見せ場が訪れる。味方のパスがDFに当たってこぼれたボールに反応したトーレスがボックス右から右足のシュートを狙うが、これは相手GKにコースを消されて枠の左に外す。
▽その後はエイバルの奮闘によってこう着状態が続く。アトレティコは左サイドのフィリペ・ルイスの攻め上がりを生かしてチャンスを窺うと、32分にはビトロとの連係でボックス左に抜け出したフィリペ・ルイスの折り返しをニアのトーレスがスライディングで合わすが、これはわずかに枠の左。すると、直後の35分にはエイバルの後方からのフィードをホルダンに胸トラップからワンタッチで流されると、これをゴール前に飛び出したキケ・ガルシアにスライディングで合わせられ、痛恨の先制点を許す。
▽まさかの失点でやや不穏な空気が漂い始めるワンダ・メトロポリターノだったが、“エル・ニーニョ”が魅せる。42分、中盤でボールを奪ったガビが前線に絶妙なフィードを送る。オフサイドラインをギリギリで掻い潜ったコレアがそのままボックス付近まで運んで右を併走するトーレスへプレゼントパス。これを背番号9が冷静にワンタッチで流し込み、自身のラストマッチで今季リーガ4点目を決めた。
▽千両役者トーレスの同点ゴールによって1-1のイーブンで試合を折り返したアトレティコは59分にコケとコレアを下げてグリーズマンとジエゴ・コスタを同時投入。すると、この選手交代がトーレスの2点目をもたらす。自陣右サイドからサビッチが前線に長いボールを入れると、これを前線で収めたジエゴ・コスタがボックス内に走り込むトーレスへ絶妙なスルーパスを通す。ここでDFとGKを冷静にかわしたトーレスが無人のゴールへ流し込み、ワンダ・メトロポリターノにこの試合最大の歓喜が生まれた。
▽リーグ最少失点を誇るアトレティコだけにトーレスの2点目が決勝点になるかに思われたが、直後の63分にリュカが2枚目の警告を受けて退場になると、ここから雲行きが怪しくなる。すると70分、ボックス手前でクリアボールに反応したペーニャに胸トラップから圧巻のミドルシュートをゴール右隅に叩き込まれて同点に追いつかれる。
▽その後、試合終盤にかけては一進一退の攻防が繰り広げられる。トーレスのラストマッチを何とか勝利で飾りたいアトレティコは数的不利ながらもグリーズマンのミドルシュートなどでゴールに迫るも、最後までエイバルのゴールをこじ開けることはできず。結局、試合はこのまま2-2でタイムアップ。今季ホーム最終戦で勝利を逃したアトレティコだったが、ラストマッチのトーレスに惜別の2ゴールが生まれる、美しいフィナーレとなった。
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