グループDは神戸が首位通過! 長崎を破った湘南が2位通過に《YBCルヴァンカップ》2018.05.16 21:42 Wed

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▽2018 Jリーグ YBCルヴァンカップ・グループD最終節の2試合が16日に行われた。

▽同勝ち点で並ぶ湘南ベルマーレとV・ファーレン長崎の一戦は、2-0で湘南が勝利した。

▽互いにチームを全員変更して臨んだ一戦。まずは13分、ドリブルで相手のマークを外した齊藤がボックス手前左から枠内シュートを放ち、湘南がゴールに迫る。対する長崎も16分、名倉が胸トラップからゴール左を掠めるシュートを放つ。

▽徐々に湘南がペースを握るようになると35分、左サイドの表原のクロスのこぼれ球を端戸が押し込みネットを揺らした。さらにその2分後には、右サイドの展開から山口がワンタッチで浮き球パスを前線に送ると、鈴木がこれに反応しゴール前へ。GKとの一対一を制して、湘南に追加点をもたらした。

▽一気に2点のビハインドを負った長崎。前半終盤の43分に新里がゴール前にクロスを送るが平松は合わせられない。また、44分の米田のヘディングシュートは惜しくも枠の外。試合は湘南の2点リードで折り返した。

▽後半頭にベン・ハロランを下げて木村を投入した長崎は57分、前田のスルーパスその木村が反応。右サイドに侵攻し折り返したクロスを香川がダイレクトで打ちにいくが大きく枠を越えてしまう。

▽その後は互いにチャンスなく時間は経過。結局、勝ち点「7」で並んでいた両者の対決は、勝利した湘南が勝ち点を「10」に伸ばし、2位でグループステージ突破。長崎は惜しくも3位敗退という結果になった。

湘南ベルマーレ 2-0 V・ファーレン長崎
【湘南】
端戸仁(前35)
鈴木国友(前37)

▽グループDのもう一試合では、引き分け以上で突破が決まるヴィッセル神戸と、すでに敗退が決まっているサガン鳥栖が対戦し、1-1で引き分けた。

▽まずは7分、神戸の中坂がミドルシュートでゴールを狙うと、そのこぼれ球に小川が反応し畳みかけるが相手のブロックに遭う。20分にはトスも石井のシュートで迫るがボールを枠の上へ。

▽0-0で折り返した試合は、後半に動きを見せる。62分、神戸の郷家が高橋祐に倒された際に、報復行為で相手を蹴ってしまい一発退場に。

▽数的優位を得た鳥栖は67分、左サイドのクロスから粘り強く繋げたボールを、最後は安在がボックス手前右から振り抜き、地を這うシュートをゴール右に突き刺した。

▽1人少なくなってからは交代枠を使いながら試合を組み立てていく神戸。77分に三原に代えてハーフナーを投入。88分にはそのハーフナーの落としを増山が狙いに行くが、シュートは相手に当たってしまう。

▽このまま終わるかに思われた後半アディショナルタイムの94分、自陣からのFKをGK吉丸がゴール前に蹴り込むと、これを胸で収めたハーフナーが左足で押し込んで土壇場で同点に。

▽その後まもなく試合終了のホイッスルが吹かれ、結果は1-1のドロー。勝ち点を「11」に伸ばした神戸が首位通過を決めている。

ヴィッセル神戸 1-1 サガン鳥栖
【神戸】
ハーフナー・マイク(後49)
【鳥栖】
安在和樹(後22)

◆グループD最終順位※勝ち点/得失点
1.ヴィッセル神戸 11pt/+5
2.湘南ベルマーレ 10pt/+0
3.V・ファーレン長崎 7pt/-2
4.サガン鳥栖 5pt/-3

※プレーオフ進出
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《19:00》 北海道コンサドーレ札幌 vs 鹿島アントラーズ/サンフレッチェ広島/V・ファーレン長崎 [札幌ドーム] 湘南ベルマーレ vs 横浜F・マリノス [Shonan BMW スタジアム平塚] 【グループB】 《19:00》 ベガルタ仙台 vs FC東京 [ユアテックスタジアム仙台] 柏レイソル/サンフレッチェ広島 vs サガン鳥栖 [三協フロンテア柏スタジアム/エディオンスタジアム広島] 【グループC】 《19:00》 名古屋グランパス vs 大分トリニータ [パロマ瑞穂スタジアム] ヴィッセル神戸 vs セレッソ大阪 [神戸総合運動公園ユニバー記念競技場] 【グループD】 《19:00》 清水エスパルス vs ジュビロ磐田 [IAIスタジアム日本平] ガンバ大阪 vs 松本山雅FC [パナソニックスタジアム吹田] <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆第3節</span> ▽4月10日(水) 【グループA】 《19:00》 北海道コンサドーレ札幌 vs 湘南ベルマーレ [札幌ドーム] 横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ/サンフレッチェ広島/V・ファーレン長崎 [ニッパツ三ツ沢球技場] 【グループB】 《19:00》 ベガルタ仙台 vs 柏レイソル/サンフレッチェ広島 [ユアテックスタジアム仙台] FC東京 vs サガン鳥栖 [秩父宮ラグビー場] 【グループC】 《19:00》 ヴィッセル神戸 vs 大分トリニータ [神戸総合運動公園ユニバー記念競技場] 《19:30》 セレッソ大阪 vs 名古屋グランパス [ヤンマースタジアム長居] 【グループD】 《19:00》 松本山雅FC vs ジュビロ磐田 [サンプロアルウィン] 清水エスパルス vs ガンバ大阪 [IAIスタジアム日本平] <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆第4節</span> ▽4月24日(水) 【グループA】 《19:00》 鹿島アントラーズ/サンフレッチェ広島/V・ファーレン長崎 vs 北海道コンサドーレ札幌 [県立カシマサッカースタジアム/エディオンスタジアム広島/トランスコスモススタジアム長崎] 《19:30》 横浜F・マリノス vs 湘南ベルマーレ [ニッパツ三ツ沢球技場] 【グループB】 《19:00》 ベガルタ仙台 vs サガン鳥栖 [ユアテックスタジアム仙台] FC東京 vs 柏レイソル/サンフレッチェ広島 [NACK5スタジアム大宮] 【グループC】 《19:00》 大分トリニータ vs 名古屋グランパス [大分銀行ドーム] 《19:30》 セレッソ大阪 vs ヴィッセル神戸 [ヤンマースタジアム長居] 【グループD】 《19:00》 清水エスパルス vs 松本山雅FC [IAIスタジアム日本平] ガンバ大阪 vs ジュビロ磐田 [パナソニックスタジアム吹田] <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆第5節</span> ▽5月8日(水) 【グループA】 《19:00》 北海道コンサドーレ札幌 vs 横浜F・マリノス [札幌ドーム] 湘南ベルマーレ vs 鹿島アントラーズ/サンフレッチェ広島/V・ファーレン長崎 [Shonan BMW スタジアム平塚] 【グループB】 《19:00》 FC東京 vs ベガルタ仙台 [秩父宮ラグビー場] サガン鳥栖 vs 柏レイソル/サンフレッチェ広島 [鳥栖スタジアム] 【グループC】 《19:00》 大分トリニータ vs ヴィッセル神戸 [大分銀行ドーム] 《19:30》 名古屋グランパス vs セレッソ大阪 [パロマ瑞穂スタジアム] 【グループD】 《19:00》 ジュビロ磐田 vs 松本山雅FC [ヤマハスタジアム] ガンバ大阪 vs 清水エスパルス [パナソニックスタジアム吹田] <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆第6節</span> ▽5月22日(水) 【グループA】 《19:00》 湘南ベルマーレ vs 北海道コンサドーレ札幌 [Shonan BMW スタジアム平塚] 鹿島アントラーズ/サンフレッチェ広島/V・ファーレン長崎 vs 横浜F・マリノス [県立カシマサッカースタジアム/エディオンスタジアム広島/トランスコスモススタジアム長崎] 【グループB】 《19:00》 サガン鳥栖 vs FC東京 [鳥栖スタジアム] 柏レイソル/サンフレッチェ広島 vs ベガルタ仙台 [三協フロンテア柏スタジアム/エディオンスタジアム広島] 【グループC】 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(1クラブがACLプレーオフで敗退した場合) ・ACLに出場する3チーム(浦和、川崎F、鹿島アントラーズorサンフレッチェ広島)を除くJ1の15チームとJ2の1チーム(前年度J1の17位)の16チームを4グループに分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェイ方式)のリーグ戦 ・各グループ上位2チームと3位チームの内上位2チームの10チームがプレーオフステージに進出 ・鹿島アントラーズorサンフレッチェ広島がグループステージから出場となる場合、Aグループに入る ●Aグループ(4チーム) 北海道コンサドーレ札幌/横浜F・マリノス/湘南ベルマーレ/鹿島アントラーズorサンフレッチェ広島 ●Bグループ(4チーム) FC東京/ベガルタ仙台/サガン鳥栖/柏レイソル ●Cグループ(4チーム) セレッソ大阪/ヴィッセル神戸/名古屋グランパス/大分トリニータ ●Dグループ(4チーム) 清水エスパルス/ガンバ大阪/ジュビロ磐田/松本山雅FC ※グループステージ各グループの組み合わせは、2018明治安田生命J1リーグ順位をもとに決定 <プレーオフステージ> ・グループステージを勝ち上がった10チームにより、ホーム&アウェイ方式の2試合を行う ・プレーオフ勝者5チームがプライムステージに進出する <プライムステージ> ・プレーオフステージを勝ち上がった5チーム、およびACLに出場する3チーム(浦和、川崎F、鹿島アントラーズorサンフレッチェ広島)を加えた計8チームにより、ホーム&アウェイ方式のトーナメント戦を行う。(決勝は1試合のみ) <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">■ACLに2チームが出場</span> (2クラブともACLプレーオフで敗退した場合) ・ACLに出場する2チーム(浦和、川崎F)を除くJ1の16チームを4グループに分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェイ方式)のリーグ戦 ・各グループ上位3チームの12チームがプレーオフステージに進出 ●Aグループ(4チーム) 北海道コンサドーレ札幌/横浜F・マリノス/湘南ベルマーレ/鹿島アントラーズ ●Bグループ(4チーム) FC東京/ベガルタ仙台/サガン鳥栖/サンフレッチェ広島 ●Cグループ(4チーム) セレッソ大阪/ヴィッセル神戸/名古屋グランパス/大分トリニータ ●Dグループ(4チーム) 清水エスパルス/ガンバ大阪/ジュビロ磐田/松本山雅FC ※グループステージ各グループの組み合わせは、2018明治安田生命J1リーグ順位をもとに決定 <プレーオフステージ> ・グループステージを勝ち上がった12チームにより、ホーム&アウェイ方式の2試合を行う ・プレーオフ勝者6チームがプライムステージに進出する <プライムステージ> ・プレーオフステージを勝ち上がった6チーム、およびACLに出場する2チーム(浦和、川崎F)を加えた計8チームにより、ホーム&アウェイ方式のトーナメント戦を行う。(決勝は1試合のみ) ※プライムステージの組み合わせは、グループステージまたはプレーオフステージ終了後にオープンドローの抽選で決定する。 2019.01.23 18:50 Wed
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「人を育てる」曺貴裁監督がもたらした“湘南スタイル”の浸透力/編集部コラム

▽就任7年目。「人を育てる力」を持つ曺貴裁監督が、多くの挫折を乗り越え、“折れかかった”ではなく“折れた”心でも立ち上がり続け、一輪の華を咲かせた。 ▽現役時代は柏レイソル、浦和レッズ、ヴィッセル神戸でプレーし、1997年に現役を引退。その後は、川崎フロンターレやセレッソ大阪でコーチを務め、2005年に湘南へとやってきた。湘南の地に足を踏み入れてからは、14年の歳月が経っていた。 <span style="font-weight:700;">◆浮沈を繰り返し“心が折れる”</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20181030_bellmare_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽反町康治前監督(現松本山雅FC監督)の後任として、2012年に湘南の監督に就任した曺監督。当時J2リーグを戦っていた湘南を率いると、シーズンを通して安定した戦いを見せ2位でJ1に昇格を果たした。 ▽2シーズン目をJ1で迎えた曺監督だったが、チームは苦しい戦いを強いられ、1年でのJ2降格となってしまった。しかし、3シーズン目はJ2で開幕14連勝を飾るなど“湘南スタイル”を徐々に作り上げ、勝ち点101でJ2優勝。再びJ1への挑戦権を得る。 ▽2015年は下部組織出身のDF遠藤航(現シント=トロイデンVV)が日本代表に招集されるなど、湘南ベルマーレとしての変革期となり、チームも改名後初のJ1残留を決める。しかし、2016年には遠藤を始め、MF永木亮太(→鹿島アントラーズ)、GK秋元陽太(→FC東京)、DF古林将太(→名古屋グランパス)と主力が軒並み退団。すると、曺監督として2度目のJ2降格を味うことになった。 ▽「何度か折れそうになったのではなく、何度も折れていました。ポキポキ、ポキポキ」とルヴァンカップ決勝後の会見で曺監督はコメントした。昇格と降格を繰り返すエレベータークラブとなり、選手を育てても他クラブに引き抜かれる。毎年のように前年の主力選手が退団する流れでは、チーム作りにも苦慮したはずだ。 ▽それでも諦めなかった曺監督は、「折れていたことをちょっと思い出して、ホッとしたでも良かったでもなく、ギリギリのところでやって来たことが、選手が報われて良かったな」と語り、自身を含め、選手やクラブ全体の長年の苦労が報われたタイトル獲得を喜んでいた。 <span style="font-weight:700;">◆苦悩も継続した“湘南スタイル”</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20181030_bellmare_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽湘南と言えば、「若い」、「ハードワーク」、「縦に早い攻撃」というのが大方のイメージだろう。それは間違っていない。曺監督も「何よりも選手を見ている人に分かりやすい」と語り、“湘南スタイル”を作り上げる上で、ファンやサポーターへの分かりやすさを求めていた。 ▽その一方で、“湘南スタイル”を貫きながらも、選手が引き抜かれ、昇降格を繰り返すことに「僕が折れていたのは、そのスタイルを出して入ればいいのか」と曺監督には葛藤があったようだ。そして、「このスタイルはカルチャー作りにとって大事なんだといっても、説得力がない」とスタイルを貫くだけでは意味がないという答えに辿り着いた。 ▽通常のクラブであれば、監督交代、方針転換、選手補強や育成へのテコ入れを考えるだろう。しかし、湘南は曺監督に託した。「人を育てる力」をもつ曺監督だからこそ、今の“湘南スタイル”ができあがった。 ▽今シーズンの湘南も例年通り多くの新加入選手で構成されている。3バックの中央を担うDF坂圭祐(23/順天堂大学)、ルヴァンカップで結果を残したMF金子大毅(20/神奈川大学)、MF松田天馬(鹿屋体育大学)はルーキー。さらに、MF梅崎司(浦和レッズ)、FW山﨑凌吾(徳島ヴォルティス)は新加入だ。その他にも、DF杉岡大暉(20)は市立船橋高校から加入して2年目、DF山根視来(24)は桐蔭横浜大学から加入して3年目と、主力選手の多くが“湘南スタイル”への馴染みが深いわけではなかった。それでも、チームとして作り上げて結果に繋げた。 <span style="font-weight:700;">◆“スタイル”の前に“勝利”</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20181030_bellmare_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽「勝つためにどうしたらいいかと考えた時に、それ以外のレベルを上げていないと、選手が成長したと実感が持てない感じました」と曺監督は語る。“湘南スタイル”を守りながらもしっかりと結果を出すこと。そのために、曺監督はチームの作り方、選手への接し方を考えた。 ▽曺監督が最も重要だと考えることは「自分を輝かせるためにどう塩梅をつけるかということに責任を持つ」ということ。「監督が言うからとか、チームに求められるからこれをやるしかないんだという選手はいると思いますけど、それは責任放棄だと思う」と、誰しもが陥りそうな考えを排除した。真の意味での“チーム”になることで、スタイルを維持するとともに結果に繋げた。 ▽プロである以上、「勝利」という結果が求められる。しかし、自分たちのスタイルに捉われ、勝つために必要なことが抜け落ちてしまうチームは多い。頭では理解していても、ピッチ上で発揮できない。そういった再現性の低いプレーを続けるチームは少なくなく、継続して結果を出せないことが往往にして多い。 ▽しかし、曺監督は「毎日切磋琢磨してピッチの中の温度を常に下げないで、出ている試合、出ていない試合と、選手の中で選別しないでやってきたことが、こういった結果に繋がって嬉しく思います」と語った。選手が横一線になり、分け隔てなく同じ温度で、同じベクトルでトレーニングを積む。試合に関しても、出場の有無に関わらず、チームが1つになる。そのチーム作りが、身を結んだ。 <span style="font-weight:700;">◆湘南ベルマーレとしての誇り</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20181030_bellmare_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽様々な苦難を乗り越えた曺監督とクラブにとって、ルヴァンカップのタイトル獲得は大きな喜びだろう。しかし、曺監督が語った最も嬉しかったことは、湘南ベルマーレというクラブを表すものだった。 「スタジアムに来た子供たち、その親御さんに、頑張ればここまで来れるんだということを見せられたことが、優勝したことよりも非常に嬉しいです」 ▽横浜F・マリノスとのルヴァンカップ決勝には、湘南の下部組織の選手が多く駆けつけた。下馬評では横浜FMが優勢とも見られたが、結果は1-0で湘南が勝利。結果を残せたことを見せられたことを曺監督は喜んだ。そして、スタジアムに駆けつけた選手たちからの寄せ書きのエピソードを明かしてくれた。 「ただ『勝ってください』とか、『◯◯選手頑張ってください』とか『優勝してください』ではなく、8割ぐらいの選手が“湘南スタイルで”とか、“湘南魂で”とか、小学生が書くということに涙出そうになっていました」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20181030_bellmare_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽トップチームに限らず、各年代の選手たちに浸透する“湘南スタイル”。言い換えれば、“曺貴裁スタイル”とも言えるそのメソッドは、湘南ベルマーレを支える将来の宝たちの支えにもなっている。クラブ創設50周年というメモリアルイヤーにタイトルを獲得したことも大きい。 ▽「これがゴールではなく通過点なので、この後チームがどう変わっていくかに責任があります」とも曺監督は語った。スタイルを確立しつつ、結果にコミットした湘南ベルマーレ。今シーズンはJ1残留という目標が残されている。曺監督とクラブの挑戦は始まったばかりだ。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2018.10.30 19:50 Tue
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湘南の前身とセルジオ越後/六川亨の日本サッカーの歩み

▽先週末の10月27日、埼玉スタジアムで行われたルヴァン杯決勝は、初の決勝戦進出を果たした湘南が、元U-20日本代表でもある杉岡大暉のミドルシュートによる決勝点で横浜FMを1-0で下し、初優勝を遂げた。湘南にとっては1994年の天皇杯優勝(当時は平塚)に次ぎ2個目のタイトル獲得で、実に24年ぶりの快挙達成でもあった。 ▽湘南の1-0リードで迎えたハーフタイム、トイレに並んでいると目の前の湘南サポーターのレプリカユニホームの襟には「50anniversary」とプリントされているのに気がついた。50年ということは、チームが誕生したのはメキシコ五輪の開催された1968年ということになる。 ▽湘南(平塚)の前身は、JSL(日本サッカーリーグ)優勝3回と2度の天皇杯優勝を果たしたフジタ工業であったことはご存じの方も多いだろう。1994年にJリーグへの昇格を果たしたものの、1999年に親会社であるフジタ(株)が撤退を表明したためJ2に降格するなど苦労を重ねてきた。ようやく2001年、総合型スポーツクラブとして再スタートを切り、今日に至っている。 ▽そのフジタ工業サッカー部の前身が藤和不動産サッカー部だった。JSL入りを目指して今から50年前の1968年、栃木県で産声をあげた。チームの育成に、東洋工業でJSL4連覇を達成し、後に日本代表の監督を務めた石井義信氏を招聘。1971年に翌年からのJSL1部(この年にJSL2部もスタート)昇格を果たすと、新たに下村幸男氏を監督に迎えたが、前期は2分け5敗(当時のリーグは8チーム)と最下位に沈んだ。 ▽そんなチームを救ったのが、ブラジルからやって来た日系二世でJSL初となる「元プロ選手」のセルジオ越後だった。来日当時27歳のセルジオは、後期に2勝をあげるなどチームに貢献したが、驚かされたのはブラジル仕込みのテクニックだった。 ▽当時のJSLは、東京では国立競技場や西が丘サッカー場、駒沢陸上競技場などで開催された。今とは比べものにならないものの、とりあえず芝生でプレーすることができた。日本人選手のトラップは、グラウンダーならともかく、高く上がったボールは1メートルほど身体から離れるのが当たり前。しかしセルジオは足に吸い付くようにピタリと止まった。 ▽背後への浮き球でも、振り向きざまに足下に収まるのを目の当たりにし、「頭の後ろにも目があるのではないか」と中学生ながら驚いたものだ。当時のフェイントは、タイミングを図ってタテへ抜け出るか、「マシューズ・フェイント」が全盛だったが、セルジオは足の裏を使った引き技など、これまで見たことのないフェイントの数々でマーカーを翻弄した。特にエラシコはセルジオの得意技で、彼自身はボールが伸び縮みするように動くので「ゴムのフェイント」と名付けていた(親友のリベリーノにこのフェイントを教える代わりに、リベリーノからは「またぎフェイント」のコツを教えてもらった)。 ▽試合の勝ち負けより、彼のプレーを見るだけでスタジアムに足を運ぶ価値があった。残念ながら日本での現役生活は2年でピリオドを打つことになるが、1973年はチームの4位躍進に貢献。引退後はブラジルからカルバリオに藤和不動産サッカー部入りを進めるなど、フジタ工業サッカー部の全盛時代の礎を築いた。 ▽そして1975年のシーズン途中には本拠地を栃木から東京に移すと、チーム名もフジタ工業サッカー部に改称。翌76年に札幌大からマリーニョを迎えると、カルバリオとのコンビで77年は18試合で64点という最多ゴール記録(当時)を作ってJSL1部で初優勝を果たした。 ▽その後、1993年にJFL1部優勝を果たし、Jリーグ正会員加盟が決定すると、チーム名を「ベルマーレ平塚」に改称。94年にJリーグへ昇格すると天皇杯優勝と平塚としての初タイトルを獲得するなど、新たな1歩を踏み出して今日に至っているのは周知の事実である。<hr>【六川亨】1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。 2018.10.29 17:30 Mon
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正しかった湘南移籍…梅崎司、オンリーワンのチームでオンリーワンの男に/編集部コラム

▽湘南ベルマーレがクラブ創設50周年のメモリアルイヤーに新時代の幕開けを告げるべく号砲を鳴らした。27日に埼玉スタジアム2002で行われたJリーグYBCルヴァンカップ決勝で横浜F・マリノスを1-0で撃破。1994年の天皇杯以来となる国内タイトルであり、クラブ史上初のJリーグカップを試合後の表彰台から天高々に掲げた。 ▽その輪の中に今シーズンから湘南の仲間入りを果たしたMF梅崎司もいた。梅崎にとって、Jリーグカップ制覇は浦和レッズ在籍時代の2016年以来2度目。だが、試合後のミックスゾーンには、自身の周りに集まってきた取材陣に対して、まるで“初体験”のような様子で目をやや充血させながら今回の優勝を感慨深そうに語る梅崎の姿があった。 ▽「チームの中心というか、核としてプレーを続けさせてもらってきた中で手にしたタイトルなので、今までのものより格別な思いがある」 ◆Jリーグカップで良い印象なき浦和時代 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20181028umesaki_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽そのコメントを聞いたとき、単なる取材陣の1人ながら共感の思いが心の中にあった。それは、2008年から在籍した浦和時代、チームとして勝ち上がった2011年と2013年の決勝でいずれも準優勝に終わり、2016年の優勝時もケガでスタンド観戦。梅崎個人にフォーカスしたとき、あまりJリーグカップで良い印象がなかったからだ。 ▽しかし、今回の決勝での梅崎のプレーぶりは見事だった。試合後に「正直、自分のパフォーマンスに納得がいっていない」と数字として爪痕を残せなかった攻撃面に不満をのぞかせたが、湘南スタイルの根幹である前線からのプレッシングに尽力。総走行距離でも77分にピッチを退くまでに10km超の数値を叩き出すなど、運動量も申し分なかった。 ▽今大会の出場歴を調べてみたところ、梅崎はグループステージから参戦した湘南の中で、全13試合のうちチーム最多タイの11試合に出場。後半アディショナルタイムからの出場にとどまった2017年のAFCチャンピオンズリーグ優勝も含む浦和時代と比較しても、キャプテンマークを託され、主力としてフル回転した今回のJリーグカップ優勝は達成感のあるものだったに違いない。 ◆湘南スタイルの体現者に <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20181028umesaki_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽この歓喜の瞬間を迎えるまでの道のりは、決して平坦なものではなかった。今年加入の湘南は、個々の能力とコンビネーションによる華麗なポゼッションスタイルの浦和と比べて、運動量や献身性など泥臭さのある戦いがベース。若い頃からドリブルや足元の技術で名を知らしめてきた梅崎にとって、31歳にしての新境地であり、定位置の確証もなき移籍先だった。 ▽ただ、そうした不安は、シーズンが進むにつれてかき消されていく。シーズン前半戦の明治安田生命J1リーグこそ出場した12試合中4度の先発にとどまったが、後半戦は現時点で全12試合中9試合でスタメン入り。さらに、1つも欠場試合はない。チョウ・キジェ監督から“湘南スタイル”の体現者の1人として認められた何よりの証だろう。 ▽梅崎自身も「シーズンの中で、1つひとつ学び、理解して、先陣を切ってやっていくところまできた」と語り、「湘南はJリーグでもオンリーワンのチーム。今日の特に前半のように、アグレッシブにプレスをかけて、縦に仕掛けていくプレーはなかなかできることじゃない。その中に緻密さがあって、個々の距離感や意思統一がないと実行できないスタイル」とも確信めいた話もしている。 ◆湘南移籍は「正解」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20181028umesaki_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>▽そして、湘南の一員として、主力としてJリーグカップ優勝に貢献した今、梅崎の中で「サッカーを楽しくやれている時点で『(移籍して)良かった』とは思っていたけど、タイトルを取ることで、その気持ちがより強まると思っていたので、それが実現できて、移籍してきた意味を示せて良かった」と、浦和を離れ、湘南に活躍の場を移すという決断が正解だったという結論に至る。 ▽だが、そこに浦和愛がないわけではない。古巣の本拠地で優勝した後、「今日もレッズ時代のユニフォームを掲げている人がいて、そういう人たちに移籍した意味を示さなければならないと思っていた。ベルマーレの選手として、レッズサポーターに躍動する姿をお見せできて良かった」と、愛着のある浦和への感謝の言葉も口にしている。 ▽悩み抜いた決断の先で掴み取った新天地での主力としての居場所――。梅崎にとって、“湘南スタイル”というオンリーワンの戦いを確立するチームの中で唯一無二の男としてより価値を高めた、そんなルヴァンカップ決勝だった。だが、歩みを止めることはない。「チームメイトと共にもっと湘南をより良くしていきたい」から。そして、湘南の背番号「7」がもっと似合う選手になるために。 《超ワールドサッカー編集部・玉田裕太》 2018.10.29 12:55 Mon
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