コケ決勝弾にオブラクPKストップのアトレティコがEL決勝に弾み! 柴崎不出場で敗戦ヘタフェはEL出場権獲得ならず…《リーガエスパニョーラ》

2018.05.13 03:38 Sun
Getty Images
▽リーガエスパニョーラ第37節、ヘタフェvsアトレティコ・マドリーが12日にコリセウム・アルフォンソ・ペレスで行われ、アウェイのアトレティコが1-0で勝利した。なお、ヘタフェのMF柴崎岳はベンチ入りも出場機会はなかった。

▽逆転でのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得を目指す8位ヘタフェ(勝ち点52)はホーム最終戦で2位アトレティコとの自治州ダービーに挑む。直近5試合で4勝1分けと絶好調のヘタフェは直近のラス・パルマス戦で5試合ぶりの出場と共にフル出場を果たした柴崎だが、今節ではベンチスタートとなった。
▽一方、来週ミッドウィークにマルセイユとのEL決勝を控えるアトレティコだが、守護神オブラクやゴディン、コケ、グリーズマン、ジエゴ・コスタなど現状のベストメンバーで臨んだ。

▽堅守同士のダービーだけに堅い入りが予想された中、開始8分という早い時間帯にスコアが動く。右サイドのスペースに抜け出したフアンフランがボックス右のグリーズマンに斜めのパス。これをグリーズマンがマイナスに落とすと、コケが右足のグラウンダーのシュートをゴール左隅に流し込んだ。

▽得点力に難のあるヘタフェに対して、危なげない守りでリードを保っていくアトレティコは要所でカウンターから2点目に迫る。26分にはグリーズマンの斜めのスルーパスに抜け出したジエゴ・コスタがボックス内でGKと一対一になるが、ここは相手GKグアイタのビッグセーブに遭う。その後はヘタフェの激しいプレーが目立ち、EL決勝を控えるアトレティコは幾度かフアンフランやフィリペ・ルイスが削られて冷や汗をかくが、前半を1点リードで終えた。
▽迎えた後半もクローズな展開が続く中、流れを変えたいヘタフェはアマトとフラミニを続けて下げてアンヘル、セルヒオ・モラを早い時間帯に投入。対するアトレティコはEL決勝を睨んで60分過ぎにグリーズマンとジエゴ・コスタの2トップを下げてトーレス、ガメイロの2枚替えを敢行した。

▽この交代をキッカケに試合が動くことが期待されたものの、両チームの攻撃陣は互いの堅守を上回ることができず、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。そのため、70分過ぎにはアトレティコがコレア、ヘタフェがパチェコを最後の交代カードとして切る。

▽すると、ようやく試合が動く。77分、ボックス内でアンヘルがDFゴディンに足を踏まれたとしてヘタフェにPKが与えられる。しかし、キッカーのファイルが左隅を狙ったシュートはGKオブラクの圧巻の反応に阻まれ、絶好の同点機を逃した。その後、試合終盤にかけては互いに決定機を作り合ったものの、ガメイロがGKとの一対一を外すなど、これ以上のゴールは生まれず。ヘタフェとのダービーに競り勝ったアトレティコがEL決勝に向けて弾みをつけた。一方、敗れたヘタフェは今節上位陣が揃って勝ち点を伸ばしたことで、逆転でのEL出場権獲得の可能性が潰えた。
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