アトレティコ、開始10分で退場者出すも堅守光りアーセナルと敵地で1-1のドロー《EL》
2018.04.27 06:12 Fri
▽ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ、アーセナルvsアトレティコ・マドリーが26日にアーセナル・スタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。
▽チャンピオンズリーグ(CL)敗退組CSKAモスクワとの準々決勝を2戦合計6-3で制したアーセナル。しかし、国内リーグではニューカッスル戦で公式戦8試合ぶりの敗戦を喫すると、その後22年間クラブを率いてきたヴェンゲル監督の今季限りでの退任が発表され、クラブに激震が走った。それでも、直近のウェストハムとのダービーでは4-1で快勝し、この一戦に弾みをつけた。
▽フランス人指揮官に有終の美を飾らせようとクラブ初のEL制覇を目指すアーセナルは、この大一番に向けてGKオスピナを起用。ディフェンスラインには右からベジェリン、ムスタフィ、コシエルニー、モンレアルが入り、中盤はジャカ。ラムジー、ウィルシャーをセンターに、2列目にエジルとウェルベック、最前線にラカゼットが入った。
▽一方、スポルティング・リスボンとの準々決勝を2戦合計2-1で切り抜けたアトレティコ。その一戦から今回までの間の2週間では国内リーグ3試合で1勝1分1敗と煮え切らない結果となり、リーガ優勝は絶望的に。
▽それでも、クラブ史上3度目のEL制覇を目指して、優勝候補アーセナルとの事実上の決勝戦に臨む今回は、GKオブラク、守備は右からヴルサリコ、ゴディン、ホセ・ヒメネス、リュカ。中盤はコレア、サウール、トーマス、コケ、前線にはガメイロとグリーズマンが立った。
▽優勝候補同士の白熱した展開となる中、試合は思わぬ方向へと進んでいく。10分、開始2分で警告を受けていたヴルサリコがラカゼットへのファウルで2枚目のイエローカードを受け退場に。早すぎる退場劇に興奮が収まらない中、13分のベジェリンのファウルにイエローカードが出されないことに抗議したシメオネ監督が退席処分を受けてしまう。これでアトレティコは残り80分を10人で戦うことになったうえ、精神的支柱である指揮官を失うことになってしまった。
▽その後は人数の利を生かしアーセナルが主導権を握る。18分にはアタッキングサードでの細かいパス回しからボックス左のウェルベックに繋がると、そのクロスにウィルシャーが合わせる。さらに21分には、ゴール前左のウェルベックに絶好機が訪れるが、シュートはGKオブラクが再びファインセーブを見せアトレティコを救う。
▽ヴルサリコの抜けた穴をトーマスが埋めるアトレティコだが、やはり守備時にはゴール前を固めるため右サイドが空いてしまう。アーセナルはそこを突く。右サイドのクロスをファーサイドでフリーとなっていたモンレアルがダイレクトボレー。だがこれは枠を外れる。
▽防戦一方だったアトレティコも33分にシュートチャンス。左サイドのロングスローからグリーズマンがシュートに持ち込むがGKオスピナがしっかりとキャッチ。37分にはここまで最大のビッグチャンスが。右サイドバックに移したトーマスの強引なドリブル突破から、パスを受けたグリーズマンがゴール前からシュートを放ったが、GKオスピナがビッグセーブ。前半はゴールレスで終えた。
▽後半に入っても変わらずアーセナルがボールを保持するが、国内リーグ最少失点を誇るアトレティコの守備を崩すことができない。それでも61分、アーセナルがついに均衡を破る。
▽ラムジーとの細かいワンツーでボックス左に侵攻したウィルシャー。その折り返しにラカゼットが打点の高いヘディングシュートを突き刺しホームチームが先制した。
▽その後もワンサイドゲームを続けるアーセナル。69分にラカゼットが獲得した右CKの場面では、エジルのクロスに自らヘディングシュートを合わせるが枠を捉えられず。
▽厳しい戦いを強いられているアトレティコだが、ここで千載一遇のチャンスが訪れる。82分、自陣右サイドでウェルベックからボールを奪ったアトレティコはすぐさま前線にロングボールを供給。これを受けたグリーズマンがコシエルニーと競りながらゴール前まで上がると、そのままシュートを流し込み、10人のアトレティコが試合を振り出しに戻した。
▽恐れていた展開となったアーセナル。87分には、右サイド深くからラカゼットが上げたクロスをラムジーが頭で合わせるがGKオブラクがビッグセーブで死守。試合はこのまま終了し、早々に10人となってしまったアトレティコがワンチャンスをものにし、アウェイゴールを奪ってホームでの2ndレグに臨むことになった。
▽チャンピオンズリーグ(CL)敗退組CSKAモスクワとの準々決勝を2戦合計6-3で制したアーセナル。しかし、国内リーグではニューカッスル戦で公式戦8試合ぶりの敗戦を喫すると、その後22年間クラブを率いてきたヴェンゲル監督の今季限りでの退任が発表され、クラブに激震が走った。それでも、直近のウェストハムとのダービーでは4-1で快勝し、この一戦に弾みをつけた。
▽一方、スポルティング・リスボンとの準々決勝を2戦合計2-1で切り抜けたアトレティコ。その一戦から今回までの間の2週間では国内リーグ3試合で1勝1分1敗と煮え切らない結果となり、リーガ優勝は絶望的に。
▽それでも、クラブ史上3度目のEL制覇を目指して、優勝候補アーセナルとの事実上の決勝戦に臨む今回は、GKオブラク、守備は右からヴルサリコ、ゴディン、ホセ・ヒメネス、リュカ。中盤はコレア、サウール、トーマス、コケ、前線にはガメイロとグリーズマンが立った。
▽まずはアグレッシブな入りを見せるアーセナルがチャンスを得る。6分、ジャカからのパスを受けたウェルベックが左サイドを上がると、クロスをラカゼットがダイレクトで振り抜く。これは枠を捉えられなかったが、続く7分には再び左サイドからのクロスをラカゼットが今度は頭で枠内シュート。しかし今度はGKオブラクが立ちはだかる。
▽優勝候補同士の白熱した展開となる中、試合は思わぬ方向へと進んでいく。10分、開始2分で警告を受けていたヴルサリコがラカゼットへのファウルで2枚目のイエローカードを受け退場に。早すぎる退場劇に興奮が収まらない中、13分のベジェリンのファウルにイエローカードが出されないことに抗議したシメオネ監督が退席処分を受けてしまう。これでアトレティコは残り80分を10人で戦うことになったうえ、精神的支柱である指揮官を失うことになってしまった。
▽その後は人数の利を生かしアーセナルが主導権を握る。18分にはアタッキングサードでの細かいパス回しからボックス左のウェルベックに繋がると、そのクロスにウィルシャーが合わせる。さらに21分には、ゴール前左のウェルベックに絶好機が訪れるが、シュートはGKオブラクが再びファインセーブを見せアトレティコを救う。
▽ヴルサリコの抜けた穴をトーマスが埋めるアトレティコだが、やはり守備時にはゴール前を固めるため右サイドが空いてしまう。アーセナルはそこを突く。右サイドのクロスをファーサイドでフリーとなっていたモンレアルがダイレクトボレー。だがこれは枠を外れる。
▽防戦一方だったアトレティコも33分にシュートチャンス。左サイドのロングスローからグリーズマンがシュートに持ち込むがGKオスピナがしっかりとキャッチ。37分にはここまで最大のビッグチャンスが。右サイドバックに移したトーマスの強引なドリブル突破から、パスを受けたグリーズマンがゴール前からシュートを放ったが、GKオスピナがビッグセーブ。前半はゴールレスで終えた。
▽後半に入っても変わらずアーセナルがボールを保持するが、国内リーグ最少失点を誇るアトレティコの守備を崩すことができない。それでも61分、アーセナルがついに均衡を破る。
▽ラムジーとの細かいワンツーでボックス左に侵攻したウィルシャー。その折り返しにラカゼットが打点の高いヘディングシュートを突き刺しホームチームが先制した。
▽その後もワンサイドゲームを続けるアーセナル。69分にラカゼットが獲得した右CKの場面では、エジルのクロスに自らヘディングシュートを合わせるが枠を捉えられず。
▽厳しい戦いを強いられているアトレティコだが、ここで千載一遇のチャンスが訪れる。82分、自陣右サイドでウェルベックからボールを奪ったアトレティコはすぐさま前線にロングボールを供給。これを受けたグリーズマンがコシエルニーと競りながらゴール前まで上がると、そのままシュートを流し込み、10人のアトレティコが試合を振り出しに戻した。
▽恐れていた展開となったアーセナル。87分には、右サイド深くからラカゼットが上げたクロスをラムジーが頭で合わせるがGKオブラクがビッグセーブで死守。試合はこのまま終了し、早々に10人となってしまったアトレティコがワンチャンスをものにし、アウェイゴールを奪ってホームでの2ndレグに臨むことになった。
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