【CLプレビュー】欧州の覇権かけ最高級の名門が火花を散らす《バイエルンvsレアル・マドリー》
2018.04.25 18:00 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、バイエルンvsレアル・マドリーが日本時間25日27:45にアリアンツ・アレーナでキックオフされる。優勝候補筆頭にも挙げられるバイエルンが、連覇中の王者レアル・マドリーに歯止めをかけるべく立ちはだかる、世界屈指の歴史と格を誇る両クラブがキエフ行きの切符を奪い合うビッグマッチだ。
▽バイエルンは、マンチェスター・ユナイテッドを撃破して勝ち上がってきたセビージャを2戦合計2-1で下し、2年ぶりに準決勝進出を果たした。とはいえ、昨シーズンに準々決勝でマドリーに敗れる以前は5シーズン連続でベスト4以上。勢いに歯止めをかけた因縁の相手に、リベンジを果たしたいところだ。バイエルンは、準々決勝以降の国内リーグではボルシアMGに5-1でハノーファーに3-0で快勝を収めた。また、DFBポカール準決勝レバークーゼン戦ではエースFWロベルト・レヴァンドフスキが2ゴールにFWトーマス・ミュラーがハットトリックを達成。6-2の大勝で決勝へと駒を進め、既に獲得しているブンデスリーガのタイトルと合わせて欧州クラブで唯一3冠の可能性を残すチームとなった。
▽一方、準々決勝1stレグでユベントスと対戦して3-0の勝利を収めながらも2ndレグで敗退間近まで追い込まれたマドリー。試合終了間際にFWクリスティアーノ・ロナウドがPKを決め、2戦合計4-3で辛くも大会史上最多となる8シーズン連続での準決勝進出を果たした。準々決勝後の国内リーグでは、2戦1勝1分けかつ総得点は3得点とやや低調な結果に。しかしながら、2-1で勝利したマラガ戦ではMFトニ・クロースやMFルカ・モドリッチら主力に休養を与え、1-1で引き分けた直近のビルバオ戦ではスタメンに復帰したFWクリスティアーノ・ロナウドがネットを揺らし好調をアピールするなど、CL準決勝に照準を合わせてきた印象だ。
▽両クラブはこれまで欧州の舞台で通算24度対戦。大会最多でもある顔合わせの戦績は、バイエルンが11勝2分け11敗で互角だ。しかし、決勝トーナメント1回戦では4度対戦しバイエルンの1勝1分け2敗(勝率25%)、準々決勝では6度対戦し2勝4敗(勝率33%)、準決勝では12度対戦し7勝1分け4敗(勝率58%)と、バイエルンの勝負強さが際立っている。また、決勝での頂上対決は未だ実現しておらず、今回も優勝への道半ばでのぶつかり合いとなった。
▽バイエルン予想スタメン
DF:キミッヒ、J・ボアテング、フンメルス、アラバ
MF:ハビ・マルティネス、チアゴ
MF:ロッベン、ハメス・ロドリゲス、リベリ
FW:レヴァンドフスキ
負傷者:MFビダル、FWコマン
出場停止者:なし
▽フォーメーションは攻撃的な[4-1-4-1]も考えられるが、バランスを重視した[4-2-3-1]と予想。DFアラバの出場が難しい場合、左サイドバックにはDFベルナトが入る可能性もある。また、MFロッベンではなくFWミュラーを中央で起用してMFハメス・ロドリゲスを右サイドに配置するパターンや、[4-1-4-1]で中盤の底にMFチアゴ、2シャドーにMFハメス・ロドリゲス、FWミュラーを併用するなど豊富な選択肢が用意されている。
▽レアル・マドリー予想スタメン
DF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース、イスコ
FW:ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド
負傷者:なし
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはDFナチョが回復し切っておらず、ポジション的にも強行出場の可能性はないだろう。
▽フォーメーションは、MFイスコをトップ下に配す[4-3-1-2]やBBCを最前線に据える[4-3-3]ではなく、ユベントス戦同様の[4-4-2]を予想。バイエルンが有する豊富な得点パターンの中でもMFリベリやMFロッベンらが躍動するサイド攻撃には特に警戒が求められ、よりサイドの厚みを持たせられる選択をする必要がある。
★注目選手
◆バイエルン:MFハメス・ロドリゲス
◆レアル・マドリー:MFトニ・クロース
▽バイエルンは、マンチェスター・ユナイテッドを撃破して勝ち上がってきたセビージャを2戦合計2-1で下し、2年ぶりに準決勝進出を果たした。とはいえ、昨シーズンに準々決勝でマドリーに敗れる以前は5シーズン連続でベスト4以上。勢いに歯止めをかけた因縁の相手に、リベンジを果たしたいところだ。バイエルンは、準々決勝以降の国内リーグではボルシアMGに5-1でハノーファーに3-0で快勝を収めた。また、DFBポカール準決勝レバークーゼン戦ではエースFWロベルト・レヴァンドフスキが2ゴールにFWトーマス・ミュラーがハットトリックを達成。6-2の大勝で決勝へと駒を進め、既に獲得しているブンデスリーガのタイトルと合わせて欧州クラブで唯一3冠の可能性を残すチームとなった。
▽両クラブはこれまで欧州の舞台で通算24度対戦。大会最多でもある顔合わせの戦績は、バイエルンが11勝2分け11敗で互角だ。しかし、決勝トーナメント1回戦では4度対戦しバイエルンの1勝1分け2敗(勝率25%)、準々決勝では6度対戦し2勝4敗(勝率33%)、準決勝では12度対戦し7勝1分け4敗(勝率58%)と、バイエルンの勝負強さが際立っている。また、決勝での頂上対決は未だ実現しておらず、今回も優勝への道半ばでのぶつかり合いとなった。
◆バイエルン◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽バイエルン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ウルライヒDF:キミッヒ、J・ボアテング、フンメルス、アラバ
MF:ハビ・マルティネス、チアゴ
MF:ロッベン、ハメス・ロドリゲス、リベリ
FW:レヴァンドフスキ
負傷者:MFビダル、FWコマン
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては、MFビダル、FWコマンが離脱中だ。また、GKノイアーは負傷から回復しつつあるものの月曜日のトレーニングは回避。DFアラバとMFトリッソは出場不透明と伝えられているが、マドリー戦に向けた練習に参加。両選手について、ハインケス監督は「水曜日の朝に判断する」と慎重な姿勢を保ったが、DFアラバの場合はコンディションさえ許せば出場の可能性は高いだろう。
▽フォーメーションは攻撃的な[4-1-4-1]も考えられるが、バランスを重視した[4-2-3-1]と予想。DFアラバの出場が難しい場合、左サイドバックにはDFベルナトが入る可能性もある。また、MFロッベンではなくFWミュラーを中央で起用してMFハメス・ロドリゲスを右サイドに配置するパターンや、[4-1-4-1]で中盤の底にMFチアゴ、2シャドーにMFハメス・ロドリゲス、FWミュラーを併用するなど豊富な選択肢が用意されている。
◆レアル・マドリー◆
【4-4-2】
【4-4-2】
▽レアル・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ケイロル・ナバスDF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース、イスコ
FW:ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド
負傷者:なし
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関してはDFナチョが回復し切っておらず、ポジション的にも強行出場の可能性はないだろう。
▽フォーメーションは、MFイスコをトップ下に配す[4-3-1-2]やBBCを最前線に据える[4-3-3]ではなく、ユベントス戦同様の[4-4-2]を予想。バイエルンが有する豊富な得点パターンの中でもMFリベリやMFロッベンらが躍動するサイド攻撃には特に警戒が求められ、よりサイドの厚みを持たせられる選択をする必要がある。
★注目選手
◆バイエルン:MFハメス・ロドリゲス
Getty Images
▽バイエルンの注目プレーヤーはマドリーからレンタルで加入中のハメス・ロドリゲスだ。昨シーズンまで3年間プレーしていたマドリーでは、公式戦111試合36ゴール41アシストの数字を記録していたにもかかわらず、ジダン監督の信頼を得られず放出に。バイエルンで輝きを取り戻した今、放出を後悔させることはできるのだろうか。◆レアル・マドリー:MFトニ・クロース
Getty Images
▽マドリーの注目プレーヤーは、精密なパスでチームを操る古巣対戦のクロースだ。クロースは2014年にマドリーに移籍するまでジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)の下で重要な役割を担った。しかし、元レバークーゼンのシュテファン・ライナルツ氏が明かしたところでは、ルンメニゲ会長に「ワールドクラスでない選手に1000万ユーロ以上の給与は払わない」と告げられ、相応の評価が得られなかったことが理由で退団を決意。MFハメス・ロドリゲス同様、古巣に真のワールドクラスであることを示すべく臨む一戦だ。
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