ギリシャ最古クラブが債務未払いで3年間欧州舞台から追放

2018.04.25 17:45 Wed
Getty Images
▽欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、ギリシャのパナシナイコスを債務未払いのため今後3年間、欧州大会出場停止処分を下した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

▽パナシナイコスは昨年12月、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)を管轄するUEFAのクラブ財務管理機関から、未払いとなっている債務を今年3月1日までに支払うよう執行猶予を受けていた。
▽しかし、財政難に陥っているパナシナイコスはこれを納入することができず、UEFAは今回の処分に踏み切ったようだ。

▽以前から財政難に陥ってたパナシナイコスは今シーズン、選手への給与未払いが原因で勝ち点3をはく奪、さらには選手たちがストライキを起こすなど問題が多発していた。

▽ギリシャ最古クラブとして知られるパナシナイコスは、国内リーグ優勝20回を誇る名門中の名門だ。1908年の創設から実に「42」ものタイトルを獲得してきたが、ここ7シーズンはオリンピアコスに7連覇を許し、今季も7位とクラブの歴史から鑑みると、低迷している状況だった。
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