【J1ピックアッププレビュー】オズの魔法使い再降臨…不調の太陽王は転機を掴めるか《柏vs浦和》
2018.04.24 20:45 Tue
▽連戦真っ只中の明治安田生命J1リーグ。25日に行われる第10節の注目カードは、柏レイソルが新生浦和レッズを三協フロンテア柏スタジアムに迎え撃つ一戦だ。
▽公式戦3連敗中の10位柏と、6戦負けなしで息を吹き返した9位浦和のゲーム。勝ち点1差でひしめく両雄の対戦ということもあり、熱戦が期待できる。
◆オズワルド・オリヴェイラ初陣
▽勝敗が気になるところだが、今節から浦和の指揮を執るオズワルド・オリヴェイラ監督の存在が否が応でも、もう1つの見どころになる。オズワルド・オリヴェイラ監督は過去、鹿島アントラーズでリーグ3連覇を含む6つのタイトルを獲得した実績十分の名将。浦和での初陣となる今節、オズの魔法使いと評されたブラジル人名将の一挙手一投足からも目が離せない。
◆上昇気流に乗る転機を〜柏レイソル〜
▽状態は良くない。前節のV・ファーレン長崎戦でも相手の5倍以上となる15本の総シュート数を記録するなど主導権を握り続けたものの、完封負け。シーズンを通じて目立つ決定力不足や、あっさり失点を許す軽い守備など、依然として課題を残す。だが、今週からDF鎌田次郎やFW山崎亮平が全体練習に復帰。調子を上げる浦和を叩き、上昇気流に乗る転機を掴みたいところだ。
◆狙うは新体制白星発進〜浦和レッズ〜
▽対する浦和は、一時17位まで落ち込んだものの、前節の北海道コンサドーレ札幌戦まで指揮した大槻毅暫定監督の下で復調。公式戦4勝2分け無敗で切り抜け、新監督にバトンを繋いだ。だが、就任間もないこともあり、劇的な変化を避け、大槻暫定監督が築き上げた戦いを踏襲する方針。ヘッドコーチとしてチームに残留した大槻氏のサポートを受け、まずは新体制の白星発進を狙う。
◆柏レイソル[4-2-3-1]
DF:小池龍太、中谷進之介、パク・ジョンス、中山雄太
MF:キム・ボギョン、小泉慶、伊東純也、中川寛斗、ハモン・ロペス
FW:クリスティアーノ
監督:下平隆宏
▽前節から相手より1日少ない中2日のゲームということもあり、下平隆宏監督はローテーションの採用を示唆。悪い流れが続いていることを踏まえれば、サイドバックが本職のDF亀川諒史を一列前で起用した前節のように思い切った采配を振るってくる可能性も考えられる。
◆浦和レッズ[3-4-1-2]
DF:遠藤航、岩波拓也、槙野智章
MF:橋岡大樹、長澤和輝、青木拓矢、宇賀神友弥、柏木陽介
FW:武藤雄樹、興梠慎三
監督:オズワルド・オリヴェイラ
▽上述のとおり、戦術を浸透させる時間が少ないため、大槻体制時の戦いが継続される見込み。また、システムにおいても、鹿島時代に4バックの愛好者として知られたオズワルド・オリヴェイラ監督だが、22日の就任会見で現在の3バックを引き継ぐ考えを明かしている。
【注目選手】
◆FW伊東純也(柏レイソル)
◆FW興梠慎三(浦和レッズ)
▽公式戦3連敗中の10位柏と、6戦負けなしで息を吹き返した9位浦和のゲーム。勝ち点1差でひしめく両雄の対戦ということもあり、熱戦が期待できる。
▽勝敗が気になるところだが、今節から浦和の指揮を執るオズワルド・オリヴェイラ監督の存在が否が応でも、もう1つの見どころになる。オズワルド・オリヴェイラ監督は過去、鹿島アントラーズでリーグ3連覇を含む6つのタイトルを獲得した実績十分の名将。浦和での初陣となる今節、オズの魔法使いと評されたブラジル人名将の一挙手一投足からも目が離せない。
◆上昇気流に乗る転機を〜柏レイソル〜
▽状態は良くない。前節のV・ファーレン長崎戦でも相手の5倍以上となる15本の総シュート数を記録するなど主導権を握り続けたものの、完封負け。シーズンを通じて目立つ決定力不足や、あっさり失点を許す軽い守備など、依然として課題を残す。だが、今週からDF鎌田次郎やFW山崎亮平が全体練習に復帰。調子を上げる浦和を叩き、上昇気流に乗る転機を掴みたいところだ。
◆狙うは新体制白星発進〜浦和レッズ〜
▽対する浦和は、一時17位まで落ち込んだものの、前節の北海道コンサドーレ札幌戦まで指揮した大槻毅暫定監督の下で復調。公式戦4勝2分け無敗で切り抜け、新監督にバトンを繋いだ。だが、就任間もないこともあり、劇的な変化を避け、大槻暫定監督が築き上げた戦いを踏襲する方針。ヘッドコーチとしてチームに残留した大槻氏のサポートを受け、まずは新体制の白星発進を狙う。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆柏レイソル[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:中村航輔DF:小池龍太、中谷進之介、パク・ジョンス、中山雄太
MF:キム・ボギョン、小泉慶、伊東純也、中川寛斗、ハモン・ロペス
FW:クリスティアーノ
監督:下平隆宏
▽前節から相手より1日少ない中2日のゲームということもあり、下平隆宏監督はローテーションの採用を示唆。悪い流れが続いていることを踏まえれば、サイドバックが本職のDF亀川諒史を一列前で起用した前節のように思い切った采配を振るってくる可能性も考えられる。
◆浦和レッズ[3-4-1-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:西川周作DF:遠藤航、岩波拓也、槙野智章
MF:橋岡大樹、長澤和輝、青木拓矢、宇賀神友弥、柏木陽介
FW:武藤雄樹、興梠慎三
監督:オズワルド・オリヴェイラ
▽上述のとおり、戦術を浸透させる時間が少ないため、大槻体制時の戦いが継続される見込み。また、システムにおいても、鹿島時代に4バックの愛好者として知られたオズワルド・オリヴェイラ監督だが、22日の就任会見で現在の3バックを引き継ぐ考えを明かしている。
【注目選手】
◆FW伊東純也(柏レイソル)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽柏の注目選手は、やはりFW伊東純也だ。迫力抜群のサイドからの攻撃が魅力なスピードスターは、今シーズンもチームの突破口として不可欠な存在。高い位置に陣取ることで攻撃に厚みをもたらす浦和のウィングバックを機能不全に陥らすためにも、この男の活躍度合いが柏の1つのバロメーターになるだろう。◆FW興梠慎三(浦和レッズ)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽一方、浦和のキーマンは、今シーズンもここまでチームトップの4得点を記録しているエースのFW興梠慎三だ。その興梠にとって、新任のオズワルド・オリヴェイラ監督は、鹿島時代の恩師。今の浦和において、最もオズワルド・オリヴェイラ監督を知るひとりであることは間違いない。再共闘を祝う一発で勝利を呼び込みたい。
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