熾烈なCL出場権争いは続く! ローマが4戦ぶり勝利、ラツィオはヴィオラとの10人同士の殴り合い制す《セリエA》
2018.04.19 06:06 Thu
▽セリエA第33節、ローマvsジェノアがスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-1で勝利した。
▽立ち上がりから押し気味に試合を運ぶローマはフロレンツィとジェンギズの右サイドで攻撃を組み立てて、中央のゼコ、左サイドのエル・シャーラウィのところで仕留めにかかる。ジェンギズやエル・シャーラウィが積極的にフィニッシュに絡んでいく中、早い時間帯に先制点を奪う。
▽17分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのコラロフがゴール右のスペースへ絶妙なボールを落とす。これに反応したジェンギズが身体ごとネットに飛び込む左足のワンタッチシュートで流し込んだ。
▽ジェンギズのゴールでリードを手にしたローマはその後も球際の勝負で優位性を保ちながらやや前に重心を置いたジェノアに対して、ゼコのキープ力を生かしたカウンターから追加点のチャンスを窺う。25分にはボックス手前右でジェルソンからパスを受けたゼコがシュートを狙うが、これはGKペリンの正面を突く。その後は相手のカウンターから幾度か背後を取られかかるが、GKアリソンを中心とした粘り強い守備で凌いだ。
▽この2点目で勝利に近づくローマだが、メデイロス、ロッシと攻撃的なカードを切ってきたジェノアに対して受けに回る。すると61分、ジェルソンの中盤でのボールロストからパンデフのスルーパスに抜け出したラパドゥーラに1点を返される。
▽この失点をキッカケにバタ付き始めるローマはジェルソンを下げてマノラスを投入し、3バックに変更。さらにジェンギズとエル・シャーラウィを下げてシック、ストロートマンの投入で高さと中盤の守備を強化する。この交代で流れを取り戻したホームチームは試合終盤にフロレンツィとゼコに3点目の絶好機が訪れるも、これを決め切れない。それでも、何とかリードを守り切って2-1の勝利。苦しみながらも4戦ぶりの勝利を収めたローマが3位キープに成功した。
▽また、同日行われた第33節、フィオレンティーナvsラツィオは、アウェイのラツィオが4-3で逆転勝利した。
▽ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得を目指す7位フィオレンティーナ(勝ち点51)と、CL出場権獲得を目指す4位ラツィオ(勝ち点61)の上位対決。前節、格下SPAL相手のゴールレスドローで連勝が「6」でストップしたフィオレンティーナは先発2人を変更。サポナーラ、ベナッシに代わってジウ・ディアス、エイセリックが起用された。一方、前節のローマ戦を同じくゴールレスドローで終えたラツィオは先発2人を変更。出場停止のラドゥに代わってカセレス、ルリッチに代わってジョルダン・ルカクが入った。
▽試合は立ち上がりから波乱の展開に。開始7分にインモービレのシュートをボックス外で手を使って防いだフィオレンティーナGKスポルティエッロがいきなり一発退場。だが、14分にはキエーザに裏抜けを許したラツィオMFムルジャが後方から倒してしまい、決定機阻止でこちらも一発退場。試合開始15分あまりで10人ずつの戦いを強いられた。
▽すると、ムルジャのファウルで得たFKの場面でキッカーのヴェレトゥが見事な右足シュートで決め切り、フィオレンティーナが先制。さらに31分にも再びヴェレトゥがPKを決めてドッピエッタを達成。だが、負けられないラツィオも39分にボックス手前で得たFKをL・アルベルトが壁を越える鋭いシュートで決めると、前半終了間際の45分にはL・アルベルトの右CKをニアに飛び込んだカセレスが頭で合わせ、前半のうちに2点差を追いついた。
▽前半同様に後半も激しさを増す試合は54分にフィオレンティーナが勝ち越す。高い位置でボールを奪ったヴェレトゥが鮮やかなドリブルでゴール左に持ち込んで左足のシュートをファーに流し込んでトリプレッタ達成。しかし、諦めないラツィオは70分、3失点目に絡んだフェリペ・アンデルソンがペナルティアーク付近からのミドルシュートで同点ゴールを奪取。さらに、その3分後の73分にはショートカウンターから右サイドでマルシッチが斜めに入れたグラウンダークロスをゴール前に飛び込んだL・アルベルトがスライディングで流し込み、この試合初めて試合を引っくり返した。
▽その後も激しい攻防が続いた試合だったが、ラツィオの4-3でタイムアップ。10人同士の壮絶な打ち合いを制したラツィオがCL出場権争いに踏みとどまった。
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▽前節、宿敵ラツィオとの“デルビー・デッラ・カピターレ”をゴールレスドローで終えた3位ローマ(勝ち点61)は、リーグ戦3戦未勝利と足踏みが続く。前日に行われた試合でインテル(勝ち点63)が勝利したため、暫定4位に転落したディ・フランチェスコ監督率いるチームは4戦ぶりの勝利を目指して12位ジェノア(勝ち点38)をホームで迎え撃った。ラツィオ戦からは6選手を変更。負傷のマノラスに代えてフロレンツィが復帰したほか、中盤はゴナロン、ジェルソン、ペッレグリーニと控えメンバーが並び、前線はゼコとジェンギズ・ユンデル、エル・シャーラウィが起用され、システムは[4-3-3]となった。▽17分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのコラロフがゴール右のスペースへ絶妙なボールを落とす。これに反応したジェンギズが身体ごとネットに飛び込む左足のワンタッチシュートで流し込んだ。
▽ジェンギズのゴールでリードを手にしたローマはその後も球際の勝負で優位性を保ちながらやや前に重心を置いたジェノアに対して、ゼコのキープ力を生かしたカウンターから追加点のチャンスを窺う。25分にはボックス手前右でジェルソンからパスを受けたゼコがシュートを狙うが、これはGKペリンの正面を突く。その後は相手のカウンターから幾度か背後を取られかかるが、GKアリソンを中心とした粘り強い守備で凌いだ。
▽ローマの1点リードで折り返した試合は、後半も早い時間帯に動く。52分、右CKの場面でキッカーのコラロフが左足インスウィングの鋭いボールを入れると、これをニアサイドでクリアを試みたDFズカノビッチのオウンゴールを誘った。
▽この2点目で勝利に近づくローマだが、メデイロス、ロッシと攻撃的なカードを切ってきたジェノアに対して受けに回る。すると61分、ジェルソンの中盤でのボールロストからパンデフのスルーパスに抜け出したラパドゥーラに1点を返される。
▽この失点をキッカケにバタ付き始めるローマはジェルソンを下げてマノラスを投入し、3バックに変更。さらにジェンギズとエル・シャーラウィを下げてシック、ストロートマンの投入で高さと中盤の守備を強化する。この交代で流れを取り戻したホームチームは試合終盤にフロレンツィとゼコに3点目の絶好機が訪れるも、これを決め切れない。それでも、何とかリードを守り切って2-1の勝利。苦しみながらも4戦ぶりの勝利を収めたローマが3位キープに成功した。
▽また、同日行われた第33節、フィオレンティーナvsラツィオは、アウェイのラツィオが4-3で逆転勝利した。
▽ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得を目指す7位フィオレンティーナ(勝ち点51)と、CL出場権獲得を目指す4位ラツィオ(勝ち点61)の上位対決。前節、格下SPAL相手のゴールレスドローで連勝が「6」でストップしたフィオレンティーナは先発2人を変更。サポナーラ、ベナッシに代わってジウ・ディアス、エイセリックが起用された。一方、前節のローマ戦を同じくゴールレスドローで終えたラツィオは先発2人を変更。出場停止のラドゥに代わってカセレス、ルリッチに代わってジョルダン・ルカクが入った。
▽試合は立ち上がりから波乱の展開に。開始7分にインモービレのシュートをボックス外で手を使って防いだフィオレンティーナGKスポルティエッロがいきなり一発退場。だが、14分にはキエーザに裏抜けを許したラツィオMFムルジャが後方から倒してしまい、決定機阻止でこちらも一発退場。試合開始15分あまりで10人ずつの戦いを強いられた。
▽すると、ムルジャのファウルで得たFKの場面でキッカーのヴェレトゥが見事な右足シュートで決め切り、フィオレンティーナが先制。さらに31分にも再びヴェレトゥがPKを決めてドッピエッタを達成。だが、負けられないラツィオも39分にボックス手前で得たFKをL・アルベルトが壁を越える鋭いシュートで決めると、前半終了間際の45分にはL・アルベルトの右CKをニアに飛び込んだカセレスが頭で合わせ、前半のうちに2点差を追いついた。
▽前半同様に後半も激しさを増す試合は54分にフィオレンティーナが勝ち越す。高い位置でボールを奪ったヴェレトゥが鮮やかなドリブルでゴール左に持ち込んで左足のシュートをファーに流し込んでトリプレッタ達成。しかし、諦めないラツィオは70分、3失点目に絡んだフェリペ・アンデルソンがペナルティアーク付近からのミドルシュートで同点ゴールを奪取。さらに、その3分後の73分にはショートカウンターから右サイドでマルシッチが斜めに入れたグラウンダークロスをゴール前に飛び込んだL・アルベルトがスライディングで流し込み、この試合初めて試合を引っくり返した。
▽その後も激しい攻防が続いた試合だったが、ラツィオの4-3でタイムアップ。10人同士の壮絶な打ち合いを制したラツィオがCL出場権争いに踏みとどまった。
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