レーティング:ラツィオ 0-0 ローマ《セリエA》

2018.04.16 05:52 Mon
Getty Images
▽セリエA第32節、ラツィオvsローマによる“デルビー・デッラ・カピターレ”が15日にスタディオ・オリンピコで行われ、。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。
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▽ラツィオ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ストラコシャ 6.0
的確なポジショニングでシュートコースを切り、最後にゼコのヘディングシュートを阻止
DF
27 ルイス・フェリペ 6.5
前に出ていく攻撃的な守備でゼコらに食らいついた

3 デ・フライ 6.0
周囲の味方をうまく使いながら自身は危険なスペースを的確に埋めた

26 ラドゥ 4.5
気迫の守備を続けたが、幾度も裏を取られた挙句に退場…
MF
77 マルシッチ 5.5
周囲を押し出す後方支援を担ったが、試合終盤に果敢な攻撃参加で決定機に絡んだ

16 パローロ 6.0
球際で戦う姿勢を前面に押し出し得意の飛び出しで攻撃のアクセントにもなった

6 ルーカス・レイバ 5.5
早い時間帯のカードによってボールホルダーに対して、タイトに行き切れず。それでも、経験を生かした守備で相手のプレーを限定した

21 ミリンコビッチ=サビッチ 6.5
前半はやや守備に重きを置いたが、後半は空中戦の競り合いや収めるプレーで決定機に絡んだ

19 ルリッチ 5.5
キャプテンとして戦う姿勢を見せたが、徐々にサイドの争いで劣勢に

(→J・ルカク 5.5)
前回対戦に続いて積極的な仕掛けでアクセントに

FW
10 フェリペ・アンデルソン 6.0
体幹の強さと姿勢の良いドリブルでチームに推進力を与えた

(→L・アルベルト 5.5)
アンデルソンとは異なるラストパスやキープ力で攻撃に変化を付けた

17 インモービレ 5.0
裏への意識を見せたが、相手の屈強なセンターバック相手に潰される場面が目立った

(→バストス -)

監督
S・インザーギ 6.0
中2日の難しいコンディションの中で勇敢に戦い、数的不利を背負いながらも最低限の結果を手にした

▽ローマ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 アリソン 6.0
冷静に背後のスペースをケア。ビルドアップにも積極的に絡んだ

DF
20 ファシオ 6.5
ミリンコビッチ=サビッチとの空中戦やインモービレやアンデルソンとの地上戦でも互角以上に対応

44 マノラス 6.0
読みを利かせた好守備で幾度もチームを救った。筋肉系のトラブルで負傷交代

(→フロレンツィ 5.5)
体調不良を抱えた中、ややいつもに比べて精度を欠いた

5 ファン・ジェズス 6.0
早い時間帯にカードをもらったものの、身体の強さを生かして粘りの対応を続けた

MF
25 ブルーノ・ペレス 6.0
前半の絶好機は決めたかった。ただ、爆発的な走力で幾度か良い攻撃参加を見せた

(→エル・シャーラウィ -)

6 ストロートマン 6.5
攻守の切り替えの意識が高く中盤でうまく相手の攻撃を遅らせた

16 デ・ロッシ 6.0
中盤で攻守に難しい仕事を危なげなくこなした。悪癖の癇癪を起さず、冷静な対応が光った

11 コラロフ 6.0
押し込まれて守備の時間が続くも堅実な守備で貢献

FW
14 シック 5.5
バルセロナ戦同様にハードワークで貢献。しかし、またしても移籍後初のセリエAゴールはならず

(→ジェンギズ・ユンデル 5.5)
勝負を決めることはできなかったが、ジョーカー役としてはまずまずの出来

9 ゼコ 6.0
相手の徹底マークにあった中、ポストプレーで周囲を生かす。惜しむらくは終盤の3連発のいずれかを決めたかった

4 ナインゴラン 6.0
中盤でのバトルで躍動。また、正確なラストパスで幾つかの決定機も創出

監督
ディ・フランチェスコ 5.5
相手の出足の鋭さに苦しむも粘りの守備やアクシデントによる4バック変更など臨機応変に対応

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ファシオ(ローマ)
▽両チームを通じて飛びぬけたパフォーマンスを見せた選手はいなかったが、相手の多彩な攻めを受け切り、攻撃の場面でも貢献を見せたジャッロロッソのコマンダンテをMOMに選出。

ラツィオ 0-0 ローマ

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