PSG、モナコ相手に大量7得点を奪い2シーズンぶり7度目のリーグ制覇!《リーグ・アン》

2018.04.16 05:59 Mon
Getty Images
▽リーグ・アン第33節パリ・サンジェルマン(PSG)vsモナコが15日に行われ、7-1でPSGが勝利した。
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▽勝ち点差「14」の首位PSG(勝ち点84)と2位のモナコ(勝ち点70)が激突したリーグ・アン頂上決戦。
▽勝てば 2シーズンぶり7度目のリーグ優勝が決まるPSG。前節は後半アディショナルタイムのオウンゴールで辛くもサンテチェンヌと引き分けリーグ連勝は9でストップ。クープ・ドゥ・ラ・リーグに続く今季2冠目を獲得すべく、前節から5選手を変更。チアゴ・シウバやダニエウ・アウベス、カバーニ、ドラクスラーらが先発に起用された。

▽一方、逆転優勝はほぼ不可能となったモナコにとって、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得のために少しでも勝ち点を重ねておきたい一戦。前節の勝利でリーグ戦17試合無敗を維持。今節はそのナント戦から3選手を変更。A・トゥーレやラッジ、レマルらがスタメンに入った。

▽試合は優勝が懸かったPSGが積極的な入りを見せる。まずは左サイドのユーリの攻め上がりから、ディ・マリアがボックス内でクロスを受けるがトラップが大きくなってしまいチャンスを逸失。10分には、右サイドのダニエウ・アウベスのクロスのこぼれ球をファーサイドに構えていたカバーニがダイレクトで狙うが惜しくも右に逸れる。
▽徐々にギアを上げていくPSGは14分、ボックス手前でボールを受けたカバーニのヒールパスでモナコの守備陣を置き去りにすると、パスを受けたダニエウ・アウベスのクロスをロ・セルソが押し込んで先制。さらに3分後の17分には、ドラクスラーのスルーパスに抜け出したユーリのクロスからカバーニが打点の高いヘディングシュートを叩き込み追加点を挙げた。

▽立て続けの2失点で集中力が切れかかったモナコ陣営を横目に、PSGは決定的な3点目を奪う。20分、敵陣中央でパスを受けたカバーニがゴールを背に、ディフェンスラインの裏を取るディ・マリアにノールックスルーパス。ディ・マリアはそのままGKとの一対一をループシュートで制し、優勝を一気に手繰り寄せた。

▽止まらないPSGは27分、バイタルエリアでの細かいパス回しからパストーレがボックス左に抜け出すと、右足アウトサイドの見事なクロスでロ・セルソの2点目をアシスト。首位と2位の対決とは思えない点差が開いてしまった。

▽だが、このままでは終われないモナコも38分に反撃。右サイドのA・トゥーレのクロスをR・ロペスがファーで押し込んで1点を返す。

▽PSGの3点リードで迎えた後半、モナコが2点目のチャンスを迎える。50分のPSGが攻め込まれた場面、自陣深くでボールを持ったパストーレがピンチを回避しようとゴール前にパス。しかしこれが更なるピンチに。ゴール前に張っていたR・ロペスがこのボールを奪い、絶好の機会を迎える。DF2人にマークに付かれながらも放ったシュートはGKアレオラの正面に飛んでしまいゴールとはならなかった。

▽その後PSGはモナコの微かな闘志を消滅させる展開を見せる。58分、ダニエウ・アウベスのミドルパスをパストーレが見事なタッチで収めると、ボックス左に侵入してきたディ・マリアにプレゼントパス。ディ・マリアはこれを冷静に沈めてPSGが大量5点目を奪った。

▽76分にはPSGの左CKをファルカオがオウンゴール献上で6点目。さらに87分には、途中出場のエンクンクとパストーレが右サイドを突破すると、パストーレのグラウンダーのクロスをファーでドラクスラーが合わせ7点目をマーク。

▽そして、PSGの大量得点劇はここで幕切れ。ロ・セルソやディ・マリアの2得点の活躍などでPSGが7得点を奪いモナコに大勝。この結果、2シーズンぶり7度目のリーグ優勝を決めた。

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