【J1ピックアッププレビュー】3連勝か5戦ぶりの白星か…“攻”と“守”のデュエルがカギ《浦和vs清水》

2018.04.14 14:15 Sat
©︎J.LEAGUE
▽15日、明治安田生命J1リーグ第8節が行われる。埼玉スタジアム2002では浦和レッズvs清水エスパルスが行われる。

◆対照的な両者
▽勝ち点8で11位につけるホームの浦和は成績不振により堀孝史監督を解任。ユースで指揮を執っていた大槻毅監督を暫定監督に就任。リーグ戦では第6節のベガルタ仙台戦(1-0)、第7節のヴィッセル神戸戦(2-3)と連勝。新指揮官就任後は無敗と復調傾向にある。
▽一方の清水は勝ち点9の8位に位置。開幕から4戦無敗と良いスタートを切ったものの、ここ4試合は白星から遠ざかっている。ゴールが遠い展開が結果に影響しているが、今節は果たして。

◆闘争心と自信を取り戻す~浦和レッズ~
▽前述の通りリーグ戦2連勝中。大槻監督就任以降は、YBCルヴァンカップ第3節のサンフレッチェ広島戦(0-0)を含めて3戦無敗。チームとして復調傾向にある。

▽連戦の中でメンバー変更を行っている状況だが、チームには競争とファイティングスピリッツが復活。新指揮官は、良い意味で選手たちには刺激が強かったように思う。
▽90分間を通して安定した戦いができていないことは事実だが、結果が出ていることで自信も取り戻しているはず。ホームサポーターの前で3連勝を目指す。

◆攻撃陣のテコ入れが急務~清水エスパルス~
▽好スタートを切ったシーズンも、現在は4戦未勝利と下降気味。その要因は、攻撃陣が結果を残せていないところにある。

▽勝利がない4試合はいずれも1失点以下。リーグ戦では第2節で2失点を喫するも、無失点が2試合、1失点が4試合と守備陣は良い働きを見せている。

▽一方の攻撃陣は、第2節のヴィッセル神戸戦で4得点、第3節の北海道コンサドーレ札幌戦で3得点と結果を残すも、ここ4試合で1得点。直近3試合は無得点と絶不調だ。

クリスラン、鄭大世、ミッチェル・デュークと体の強い3人、金子翔太、北川航也とキレとスピードがある2人とバリエーションは豊富。ヤン・ヨンソン監督がどういった組み合わせで得点力不足を補うかに注目だ。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆浦和レッズ[3-4-1-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:西川周作
DF:マウリシオ、岩波拓也、槙野智章
MF:橋岡大樹、青木拓矢、長澤和輝、武藤雄樹
MF:山田直輝
FW:アンドリュー・ナバウト、興梠慎三
監督:大槻毅

▽過密日程を考慮し、前節からのメンバー変更は考えられる。神戸戦を完全休養となった槙野智章は先発に復帰するだろう。また、3バックを継続。岩波拓也とマウリシオと並ぶと予想。両ワイドが難しいところだが、神戸戦で好パフォーマンスだった橋岡大樹を継続起用。左は疲れがみられる菊池大介に代えて、武藤雄樹が入り、アンドリュー・ナバウトが興梠慎三と2トップを組むと予想する。

◆清水エスパルス[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:六反勇治
DF:立田悠悟、ファン・ソッコ、フレイレ、松原后
MF:金子翔太、河井陽介、竹内涼、石毛秀樹
FW:クリスラン、ミッチェル・デューク
監督:ヤン・ヨンソン

▽久々に勝利が欲しい清水。こちらもスタメンを予想するのは難しいが、前線を変更すると予想。2トップは鄭大世、金子翔太に代えて、クリスランとミッチェル・デュークのコンビになると予想。金子は右サイドに戻ると見る。後ろのメンバーも変更したいところだが、守備自体は悪くないだけに前節同様のメンバーで臨むと予想する。

【注目選手】
◆FW興梠慎三(浦和レッズ)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽連勝中の浦和の注目選手は興梠慎三だ。今シーズンはなかなか得点が奪えていない興梠だが、直近3試合で2得点と復調気味。さらに、清水相手にはゴールを量産。昨シーズンのホームゲームではハットトリックの活躍でチームに勝利をもたらせていた。チームが連勝街道に入ろうとしているだけに、ここでエースが復活すれば一気に混戦を抜け出し上位を窺えるだろう。

◆FWクリスラン(清水エスパルス)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽清水の注目選手はクリスランだ。ベガルタ仙台から期限付き移籍で加入したクリスランは、鄭大世とのポジション争いに勝ち先発の座を勝ち取った。第2節、第3節とゴールを奪うも、その後はリーグ戦4試合で無得点。得点力不足に陥っているチームとしては、助っ人FWの復調で勝利を手にしたい。

◆好調を維持か、不調を断ち切るか
▽前述の通り、指揮官交代後は無敗&連勝と復調した浦和に対し、4戦未勝利の清水がどのように戦うかがこの試合のポイントとなるだろう。

▽勝つことを取り戻した浦和だが、まだまだピッチ内では不安定さを露呈。前節の神戸戦も一時は逆転を許す展開となっていた。迷いが見られるプレーも散見されているが、前節の土壇場での勝ち点3は自信となるはず。疲労が出てくる中だが、結果が出ていることをプラスに働かせたい。

▽一方、勝利が遠い清水の要因は攻撃陣の不発だ。決定機がないわけではないが、ゴールにボールが入らない。守備陣は最少失点に留めているだけに、前線がしっかりと働けるかだ。

▽試合のポイントは互いの攻守のマッチアップだ。日本代表クラスの守護神がゴールを守る両チームだけに、ボックス付近でのデュエルが勝負となる。どちらの攻守が相手を上回るか。試合は15日(日)の16時にキックオフを迎える。
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