【会見&質疑応答】関塚隆氏が技術委員長就任! ハリル解任後の動向について理事会では「特に発言なかった」
2018.04.13 18:00 Fri
▽Jリーグは13日、第5回理事会のブリーフィングを開いた。報告会では、関塚隆氏の技術委員長就任をはじめとした12日の理事会で決議された事項を須原清貴専務理事が伝え、質疑応答に応じた。
◆須原清貴専務理事
「本来なら理事会の直後にブリーフィングを開いておりますが、昨日は日本代表新監督の会見等ございまして、翌日にさせていただきました」
「私自身、外部の理事として2年間ほど活動させていただきました。その前は審判委員会、あるいは世田谷区を中心とした草の根の少年サッカーの活動をして参りました。そういった観点を踏まえつつ、ビジネスの世界での経験も活かしつつ、日本サッカー協会の経営にしっかりと貢献していきたいと思っておりますので、ぜひご指導いただければと思います。よろしくお願いします」
「それでは、理事会の内容を説明いたします。決議事項は今回8本ございます。まずは、指導者に関する規則の改正について、これは手続き的な問題です。『公益財団法人日本体育協会』という名称は、4月1日を以って『 公益財団法人日本スポーツ協会』に変更となっております。それに合わせて我々の方での名称の変更をさせていただきました。それ以外の部分について本質的な変更はございません」
「2つ目は競技会規則改正についてです。こちらもある意味手続き的な問題でございます。昨年、日本協会の方でブランディングの見直しをさせていただきました。その中で大会の名称、あるいは大会のカテゴリー、グループ分けを整理させていただいております。そこで決めたことに則り、既に大会で実際に行われていることに規則を則していくというような部分でいくつかの変更・修正をさせていただきました。実体的なところには一切変更がございません」
「4つ目の決議事項は、副会長の会長職務代行順位決定についてです。理事及び監事の職務権限規則に基づきまして、会長に何かがあった場合の代行順位を第1、第2と決めさせていただきました。第1順位が、Jリーグチェアマンでもある村井満副会長、第2順位が今期から新しく就任しました岩上和道副会長です。この順番で代行の順位を決めさせていただきました」
「5つ目は、学校部活動に関する検討委員会を設置したい、というものです。日本の学校教育における部活動というのは、非常に重要な意味を持ち、役割を果たしております。その一方で、担当の先生方の負担ですとか、そういった問題で現場が色々と苦労しているというのが実態です。そういった中で、特にサッカーに関わる部分に関して、日本サッカー協会としてどのような問題を整理し、それに対してどのような打ち手を実行できるのか。それを検討し、前に進めるというような目的で新たに設置したいというところでございます。委員長には鳥取県サッカー協会会長の池田さんにお願いしたいと。池田さんは学校の教育現場で非常に長く教育そのものに携わると同時に、サッカーの指導もしっかりとされてこられた、豊富な経験をお持ちの方です。池田さんを中心に委員の方々で部活動の問題解決に少しでもお役に立ちたいということで、この委員会の設置を承認いたしました」
「続いて、6番目の決議事項はシニア・アドバイザーを委嘱したいということで、昨年度までの副会長である岡田武史さんにお願いしました。もう岡田さんのバックグラウンドについて説明する必要はないと思いますが、具体的な職務としては、常務理事会にアドバイザーとして出席してもらい、色々なご意見をいただくというもの。それから、アドバイザリーボードの統括及び取りまとめをしていただくというもの。その他諸々、本協会の運営全般に関し、会長及びその他の理事へのアドバイスを頂戴したいというものです。期間については2018年4月12日から 2020年3月までということで決議をしました」
「7番目は、ユニバーシアード日本女子代表コーチングスタッフの件です。2019年にイタリアで開催される、第30回のユニバーシアード。そこに出場します日本女子代表の監督として、望月聡さんを推挙させていただき、決議を頂戴しました」
「最後になりますが、各種委員会の委員選任をしております。この委員会ですが、4月と5月の理事会で全委員会を選任しております。5月の方で承認されるものも残っておりますので、選出の際にはまたご説明いたします」
「決議事項の報告については、以上でございます。加えて、今週の月曜日、昨日の記者会見では既にご案内しておりますが、西野朗理事の解任及びサムライブルー(日本代表)監督の交代、及び日本代表のコーチングスタッフの件が報告事項として列挙されております」
「最後にアカデミーに関してのご説明があります。JFAアカデミー福島に関して、東日本が起きた後、静岡県で継続させていただいておりました。福島県側の受け入れ態勢が整いつつあるということで、その判断の下、順次活動を福島に戻して参ります。
「男子と女子で戻り方が若干変わります。男子につきましては、2021年の4月を皮切りに中学1年生から1学年ずつ入校して活動を福島で再開します。2026年4月を以って福島で6学年全てが揃います。男子の静岡県での活動につきましては、2019年、2020年に入校する14期、15期生には3年間のみのプログラムを実施。その学年が中学校を卒業するタイミングで、卒高していただこうと考えています」
「女子につきましては、2024年4月を以ってスタートします。全学年、中学3学年、高校3学年の活動を2024年4月から福島で再開していきたいと考えています」
「今回、このような形で静岡県及び静岡県のサッカー関係者、帝人さんには多大なるご支援をいただいております。そういったご支援に対して、我々は本当に感謝をしております。今後とも、静岡県協会、静岡県のサッカーファミリーとは、いい関係を築きながらご恩を忘れずに何か追加で新しいことができるように頑張っていければと。現時点では、このような形で福島での活動を再開したいということで、理事会でも承認をいただいております」
――JFAアカデミー福島の再開について男子女子ともに拠点は震災前のJビレッジでということでしょうか
「Jビレッジを中心に活動をさせていただきます」
――福島での再開が2021年4月からになる理由は?
「練習等の活動拠点ということでもありますが、中学生高校生なので受け入れの学校であったりそういった部分の調整を、今後自治体として参ります。方向性としては同意を頂いているので、後は詳しいことをしっかりと丁寧に議論して、しっかりとした万全の状態を整えるためにお時間を頂戴いたしました」
――学校側とはこれから直接お会いして交渉するということに?
「はい。今後最終調整をさせていただきます。いくつか候補は挙がっていまして、その最終調整ということです」
――福島に戻る意義とは?
「福島に戻す意義について、先ほど静岡県に対するご恩を申し上げましたが、それと同じくらい、それ以上に福島県からの大きなサポートを頂き、その中でアカデミー福島というものをスタートさせていただきました。アカデミー活動の一番の拠点でございます。日本サッカー協会としては、東日本大震災の後に静岡県に移らざるを得ませんでした。やはりどこかで自分たちのホームである福島に戻るべきだという考え方は常々持っておりました。そういった流れの中で、再開をさせていただきたいと、そういう意義だと捉えております」
――2019年9月にJFAアカデミー福島再開に向けた環境の最終確認をすることになっていますが、具体的に教えてください
「今からタイムラインを引いていくと、2019年9月にはどういったスケジュールで意思決定をしていくのかということを確実に決める必要があります。内容につきましては、色々な環境が全て整ったということを、我々として確実に自信を持った状況であると決めていきたいと思っています。方向性については、ここで変わることがないようにということです」
――地元の自治体との将来的なビジョンは?
「福島県及び福島県の各種自治体とは、このアカデミーの活動はもちろんのこと、Jビレッジの活動でも多大なるご協力を頂いております。我々としても、Jビレッジ、福島に対しては思い入れがございます。そういった中で、今後具体的に何をしていくのかということについては、色々なディスカッション、相談事だと思います。やはり色々なところで多面的に一緒に手を携えてやっていきたいと思いますので、ぜひご指導いただければと思います」
――岡田氏は強化方針についてもアドバイスを行うか
「強化方針につきましては、技術委員会が中心になって参ります。そこは何ら変更はございません。ただ、岡田さんは強化のところもそうかもしれませんが、経営全般、今治でクラブを運営されているとおり、幅広い知見をお持ちです。ですので、フットボールに関することはもちろんとして、広い知見から色々なアドバイスを頂きたいと思います」
――強化についてもアドバイスは求めるという意味か
「常務理事会にご参加いただいて、そこでの議論に参加してもらうことになります。ですので、常務理事会で議論した場合には、そういった知見が出てくるということもあるかと。ただあくまで、常務理事会で一緒に議論をしてもらうということです」
――男子と女子でアカデミーのやり方が違う理由は?
「男子と女子の違いで一番大きいポイントは、女子の1学年の人数が少ないということです。1学年6名なので、学年ごとに階段式に持っていくとチームが組成できないという状況がございます。ですので、女子の場合はまとめて動かざるを得ないということです」
――男子の場合は空白ができる学年があるが
「これは再開についての1つのリスクかもしれません。ただ、費用面であったり可能な限り早いタイミングで福島に戻っていくということを考慮しますと、こういった形でやるのが与えられた環境の中ではベターではないかといことで、この判断になりました」
――監督交代について理事会でどのような意見が出たか
「監督交代については担当の田嶋からしっかりと説明させていただきました。その上で、理事の方全員に納得いただいております。さらに、数名の理事の方はこれは良い機会だと。サッカー界全体として機運を盛り上げて、新しい代表監督、その下のチームをしっかりとサポートしていこう、という言葉を頂いております。そういった非常に前向きな言葉で本件の報告を終わらせていただきました」
――技術委員長だった西野氏が新監督となり、関塚氏が新技術委員長となった経緯は?
「強化の件、技術の件は会長に一任しております。色々な候補の方がいらっしゃったとは思います。その中から総合的に選んだという判断だったと理解しております」
――今回は会長が代表監督を決めたが、ワールドカップ後は技術委員会が中心に戻るのか
「代表監督の選任プロセスについては、技術委員会が議論した上で、その候補者を理事会に推挙し、理事会で議論しながら決めるというのがあるべき姿です。今回につきましては、緊急性があったということで例外的に会長専権事項として、そういう規定に則り今回はこのようなプロセスを取らせていただきました。しかし、基本的には技術委員会が中心になって議論していく。これがあるべき姿ですので、今後もそういった形でやっていきたいと思います
――福島県にアカデミーが帰還するということで静岡県に対する思いは?
「静岡県の関係者の方には本当にお世話になりました。東日本大震災が起きた後、極めてスピーディーにご準備をいただいております。活動の中における空白期間が本当に短かったです。これはグラウンド整備、あるいは帝人さんを含む各種企業、学校を含む自治体、あるいは宿舎等々でお世話になりました。なので、このご恩は本当に我々は忘れることができません。今後、活動については福島に戻させていただきますが、静岡県、静岡のサッカーファミリーとは何らかの追加の新しいことができればと思っております。お金の面とかも色々ありますが、お互いにどこまでできるのか。これは、今後しっかりと話し合いをさせていただきたいと思っております」
――ヴァイッド・ハリルホジッチ前日本代表監督が海外で色々なことを主張していますが
「その件に関しては、理事の方からのご質問、発言はございませんでした」
◆須原清貴専務理事
「本来なら理事会の直後にブリーフィングを開いておりますが、昨日は日本代表新監督の会見等ございまして、翌日にさせていただきました」
「それでは、理事会の内容を説明いたします。決議事項は今回8本ございます。まずは、指導者に関する規則の改正について、これは手続き的な問題です。『公益財団法人日本体育協会』という名称は、4月1日を以って『 公益財団法人日本スポーツ協会』に変更となっております。それに合わせて我々の方での名称の変更をさせていただきました。それ以外の部分について本質的な変更はございません」
「2つ目は競技会規則改正についてです。こちらもある意味手続き的な問題でございます。昨年、日本協会の方でブランディングの見直しをさせていただきました。その中で大会の名称、あるいは大会のカテゴリー、グループ分けを整理させていただいております。そこで決めたことに則り、既に大会で実際に行われていることに規則を則していくというような部分でいくつかの変更・修正をさせていただきました。実体的なところには一切変更がございません」
「3つ目、日本人指導者海外派遣について。アジア貢献事業の一環として指導者等を派遣し、派遣先連盟との新規契約を締結するといった内容です。島田信幸さんはタジキスタンサッカー連盟への派遣で、築舘範男さんは東ティモールサッカー連盟への派遣となりました」
「4つ目の決議事項は、副会長の会長職務代行順位決定についてです。理事及び監事の職務権限規則に基づきまして、会長に何かがあった場合の代行順位を第1、第2と決めさせていただきました。第1順位が、Jリーグチェアマンでもある村井満副会長、第2順位が今期から新しく就任しました岩上和道副会長です。この順番で代行の順位を決めさせていただきました」
「5つ目は、学校部活動に関する検討委員会を設置したい、というものです。日本の学校教育における部活動というのは、非常に重要な意味を持ち、役割を果たしております。その一方で、担当の先生方の負担ですとか、そういった問題で現場が色々と苦労しているというのが実態です。そういった中で、特にサッカーに関わる部分に関して、日本サッカー協会としてどのような問題を整理し、それに対してどのような打ち手を実行できるのか。それを検討し、前に進めるというような目的で新たに設置したいというところでございます。委員長には鳥取県サッカー協会会長の池田さんにお願いしたいと。池田さんは学校の教育現場で非常に長く教育そのものに携わると同時に、サッカーの指導もしっかりとされてこられた、豊富な経験をお持ちの方です。池田さんを中心に委員の方々で部活動の問題解決に少しでもお役に立ちたいということで、この委員会の設置を承認いたしました」
「続いて、6番目の決議事項はシニア・アドバイザーを委嘱したいということで、昨年度までの副会長である岡田武史さんにお願いしました。もう岡田さんのバックグラウンドについて説明する必要はないと思いますが、具体的な職務としては、常務理事会にアドバイザーとして出席してもらい、色々なご意見をいただくというもの。それから、アドバイザリーボードの統括及び取りまとめをしていただくというもの。その他諸々、本協会の運営全般に関し、会長及びその他の理事へのアドバイスを頂戴したいというものです。期間については2018年4月12日から 2020年3月までということで決議をしました」
「7番目は、ユニバーシアード日本女子代表コーチングスタッフの件です。2019年にイタリアで開催される、第30回のユニバーシアード。そこに出場します日本女子代表の監督として、望月聡さんを推挙させていただき、決議を頂戴しました」
「最後になりますが、各種委員会の委員選任をしております。この委員会ですが、4月と5月の理事会で全委員会を選任しております。5月の方で承認されるものも残っておりますので、選出の際にはまたご説明いたします」
「決議事項の報告については、以上でございます。加えて、今週の月曜日、昨日の記者会見では既にご案内しておりますが、西野朗理事の解任及びサムライブルー(日本代表)監督の交代、及び日本代表のコーチングスタッフの件が報告事項として列挙されております」
「最後にアカデミーに関してのご説明があります。JFAアカデミー福島に関して、東日本が起きた後、静岡県で継続させていただいておりました。福島県側の受け入れ態勢が整いつつあるということで、その判断の下、順次活動を福島に戻して参ります。
「男子と女子で戻り方が若干変わります。男子につきましては、2021年の4月を皮切りに中学1年生から1学年ずつ入校して活動を福島で再開します。2026年4月を以って福島で6学年全てが揃います。男子の静岡県での活動につきましては、2019年、2020年に入校する14期、15期生には3年間のみのプログラムを実施。その学年が中学校を卒業するタイミングで、卒高していただこうと考えています」
「女子につきましては、2024年4月を以ってスタートします。全学年、中学3学年、高校3学年の活動を2024年4月から福島で再開していきたいと考えています」
「今回、このような形で静岡県及び静岡県のサッカー関係者、帝人さんには多大なるご支援をいただいております。そういったご支援に対して、我々は本当に感謝をしております。今後とも、静岡県協会、静岡県のサッカーファミリーとは、いい関係を築きながらご恩を忘れずに何か追加で新しいことができるように頑張っていければと。現時点では、このような形で福島での活動を再開したいということで、理事会でも承認をいただいております」
――JFAアカデミー福島の再開について男子女子ともに拠点は震災前のJビレッジでということでしょうか
「Jビレッジを中心に活動をさせていただきます」
――福島での再開が2021年4月からになる理由は?
「練習等の活動拠点ということでもありますが、中学生高校生なので受け入れの学校であったりそういった部分の調整を、今後自治体として参ります。方向性としては同意を頂いているので、後は詳しいことをしっかりと丁寧に議論して、しっかりとした万全の状態を整えるためにお時間を頂戴いたしました」
――学校側とはこれから直接お会いして交渉するということに?
「はい。今後最終調整をさせていただきます。いくつか候補は挙がっていまして、その最終調整ということです」
――福島に戻る意義とは?
「福島に戻す意義について、先ほど静岡県に対するご恩を申し上げましたが、それと同じくらい、それ以上に福島県からの大きなサポートを頂き、その中でアカデミー福島というものをスタートさせていただきました。アカデミー活動の一番の拠点でございます。日本サッカー協会としては、東日本大震災の後に静岡県に移らざるを得ませんでした。やはりどこかで自分たちのホームである福島に戻るべきだという考え方は常々持っておりました。そういった流れの中で、再開をさせていただきたいと、そういう意義だと捉えております」
――2019年9月にJFAアカデミー福島再開に向けた環境の最終確認をすることになっていますが、具体的に教えてください
「今からタイムラインを引いていくと、2019年9月にはどういったスケジュールで意思決定をしていくのかということを確実に決める必要があります。内容につきましては、色々な環境が全て整ったということを、我々として確実に自信を持った状況であると決めていきたいと思っています。方向性については、ここで変わることがないようにということです」
――地元の自治体との将来的なビジョンは?
「福島県及び福島県の各種自治体とは、このアカデミーの活動はもちろんのこと、Jビレッジの活動でも多大なるご協力を頂いております。我々としても、Jビレッジ、福島に対しては思い入れがございます。そういった中で、今後具体的に何をしていくのかということについては、色々なディスカッション、相談事だと思います。やはり色々なところで多面的に一緒に手を携えてやっていきたいと思いますので、ぜひご指導いただければと思います」
――岡田氏は強化方針についてもアドバイスを行うか
「強化方針につきましては、技術委員会が中心になって参ります。そこは何ら変更はございません。ただ、岡田さんは強化のところもそうかもしれませんが、経営全般、今治でクラブを運営されているとおり、幅広い知見をお持ちです。ですので、フットボールに関することはもちろんとして、広い知見から色々なアドバイスを頂きたいと思います」
――強化についてもアドバイスは求めるという意味か
「常務理事会にご参加いただいて、そこでの議論に参加してもらうことになります。ですので、常務理事会で議論した場合には、そういった知見が出てくるということもあるかと。ただあくまで、常務理事会で一緒に議論をしてもらうということです」
――男子と女子でアカデミーのやり方が違う理由は?
「男子と女子の違いで一番大きいポイントは、女子の1学年の人数が少ないということです。1学年6名なので、学年ごとに階段式に持っていくとチームが組成できないという状況がございます。ですので、女子の場合はまとめて動かざるを得ないということです」
――男子の場合は空白ができる学年があるが
「これは再開についての1つのリスクかもしれません。ただ、費用面であったり可能な限り早いタイミングで福島に戻っていくということを考慮しますと、こういった形でやるのが与えられた環境の中ではベターではないかといことで、この判断になりました」
――監督交代について理事会でどのような意見が出たか
「監督交代については担当の田嶋からしっかりと説明させていただきました。その上で、理事の方全員に納得いただいております。さらに、数名の理事の方はこれは良い機会だと。サッカー界全体として機運を盛り上げて、新しい代表監督、その下のチームをしっかりとサポートしていこう、という言葉を頂いております。そういった非常に前向きな言葉で本件の報告を終わらせていただきました」
――技術委員長だった西野氏が新監督となり、関塚氏が新技術委員長となった経緯は?
「強化の件、技術の件は会長に一任しております。色々な候補の方がいらっしゃったとは思います。その中から総合的に選んだという判断だったと理解しております」
――今回は会長が代表監督を決めたが、ワールドカップ後は技術委員会が中心に戻るのか
「代表監督の選任プロセスについては、技術委員会が議論した上で、その候補者を理事会に推挙し、理事会で議論しながら決めるというのがあるべき姿です。今回につきましては、緊急性があったということで例外的に会長専権事項として、そういう規定に則り今回はこのようなプロセスを取らせていただきました。しかし、基本的には技術委員会が中心になって議論していく。これがあるべき姿ですので、今後もそういった形でやっていきたいと思います
――福島県にアカデミーが帰還するということで静岡県に対する思いは?
「静岡県の関係者の方には本当にお世話になりました。東日本大震災が起きた後、極めてスピーディーにご準備をいただいております。活動の中における空白期間が本当に短かったです。これはグラウンド整備、あるいは帝人さんを含む各種企業、学校を含む自治体、あるいは宿舎等々でお世話になりました。なので、このご恩は本当に我々は忘れることができません。今後、活動については福島に戻させていただきますが、静岡県、静岡のサッカーファミリーとは何らかの追加の新しいことができればと思っております。お金の面とかも色々ありますが、お互いにどこまでできるのか。これは、今後しっかりと話し合いをさせていただきたいと思っております」
――ヴァイッド・ハリルホジッチ前日本代表監督が海外で色々なことを主張していますが
「その件に関しては、理事の方からのご質問、発言はございませんでした」
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