白熱の日韓戦はドロー! なでしこは後半盛り返すもW杯出場権は最終節オーストラリア戦に持ち越し《AFC女子アジアカップヨルダン2018》
2018.04.11 00:43 Wed
▽なでしこジャパン(女子日本代表)は10日、AFC女子アジアカップヨルダン2018のグループB第2節の韓国女子代表戦に臨み、0-0で引き分けた。
▽FIFA女子ワールドカップ(W杯)・フランス2019の出場権と大会連覇を目指す前大会王者のなでしこは、7日に行われたベトナム女子代表との重要な初戦を岩渕真奈の全ゴールに絡む活躍などで4-0の大勝スタートを飾った。
▽勝利でW杯出場権獲得が決定する第2戦ではオーストラリア女子代表との初戦を0-0のドローで終えた韓国と激突。高倉監督はこの重要な日韓戦に向けてベトナム戦から先発5人を変更。猶本光や横山久美、中島依美らに代わって清水梨紗、長谷川唯、隅田凜、田中美南の日テレ・ベレーザ所属の4選手に川澄奈穂美が先発入り。引き続き[4-4-2]の布陣を採用した中、GKに山下杏也加、4バックは右から清水、熊谷紗希、市瀬菜々、鮫島彩。中盤は右から川澄、阪口夢穂、隅田、長谷川、2トップに岩渕真奈、田中が入った。
▽立ち上がりから拮抗した展開が続く中、開始7分になでしこはピンチを招く。ロングフィードに抜け出したイ・ミナにボックス内へ進入されるも、INAC神戸所属の相手MFのシュートは飛び出したGK山下が身体を張ったセーブで阻む。
▽その後も相手の強靭なフィジカルを前に苦戦が続くなでしこは要所でプレスを剥がされて縦に早い攻撃を受けるなど、耐える状況が続く。22分にはボックス手前の川澄からゴール前に飛び出す岩渕へスルーパスが出るが、ここは飛び出したGKに処理される。
▽迎えた後半、流れを変えたい高倉監督はハーフタイム明けに田中を下げて菅澤優衣香を投入。より前線でターゲットになれるセンターフォワードの投入で修正を図る。しかし、後半立ち上がりも守勢に回る場面が目立つが、54分にボックス内でイ・ミナに与えた決定機を隅田の好カバーで凌ぐなど、我慢強い守備で失点を許さない。
▽時間の経過と共に相手の運動量の低下、菅澤のポストプレーの機能で反撃に出始めたなでしこ。62分には川澄の左CKをニアに飛び込んだ菅澤が強烈なヘディングシュートで合わすが、これはわずかに枠の左。それでも、ようやくファーストシュートを放って勢い付くと、66分に川澄のミドルシュート、70分にはボックス内で菅澤と続けてフィニッシュのシーンを作り出す。
▽後半も半ばを過ぎると、試合の流れは完全になでしこへと傾く。前半に比べて岩渕や川澄、長谷川といった前線のプレーヤーのボールタッチが増え、個での仕掛けや連係での崩しも見られるようになる。その流れの中で長谷川や隅田にチャンスも相手守備に阻まれる。
▽その後、86分に川澄を下げて横山をピッチに送り出したなでしこは最後まで果敢にゴールを目指す。試合終了間際の92分には右サイド深くでボールを受けた岩渕が鋭いカットインでボックス内に持ち込んで左足を振り抜く。しかし、ニア上を狙ったシュートは相手GKの好守に阻まれ、劇的な決勝点とはならず。前後半で主導権が入れ替わる白熱の日韓戦はゴールレスドローで決着。勝ち点4で暫定首位をキープしたなでしこは、13日に行われるオーストラリアとのグループ最終節でW杯出場権獲得及びグループステージ突破を目指すことになった。
▽FIFA女子ワールドカップ(W杯)・フランス2019の出場権と大会連覇を目指す前大会王者のなでしこは、7日に行われたベトナム女子代表との重要な初戦を岩渕真奈の全ゴールに絡む活躍などで4-0の大勝スタートを飾った。
▽立ち上がりから拮抗した展開が続く中、開始7分になでしこはピンチを招く。ロングフィードに抜け出したイ・ミナにボックス内へ進入されるも、INAC神戸所属の相手MFのシュートは飛び出したGK山下が身体を張ったセーブで阻む。
▽その後も相手の強靭なフィジカルを前に苦戦が続くなでしこは要所でプレスを剥がされて縦に早い攻撃を受けるなど、耐える状況が続く。22分にはボックス手前の川澄からゴール前に飛び出す岩渕へスルーパスが出るが、ここは飛び出したGKに処理される。
▽前半半ばを過ぎても試合展開に変化はなし。球際のところで劣勢を強いられるなでしこはなかなか良い形でボールを奪えず、ボールを持った場面でも前線でタメを作れず、フィニッシュに持ち込めない。39分には相手との競り合いで鼻の頭を切った岩渕が流血してベンチで治療を受けるアクシデントにも見舞われたが、日本のエースは不屈の闘志でプレーに復帰。前半終了間際には相手陣内深くで良い場面も作ったなでしこだったが、シュート0本で前半を終えた。
▽迎えた後半、流れを変えたい高倉監督はハーフタイム明けに田中を下げて菅澤優衣香を投入。より前線でターゲットになれるセンターフォワードの投入で修正を図る。しかし、後半立ち上がりも守勢に回る場面が目立つが、54分にボックス内でイ・ミナに与えた決定機を隅田の好カバーで凌ぐなど、我慢強い守備で失点を許さない。
▽時間の経過と共に相手の運動量の低下、菅澤のポストプレーの機能で反撃に出始めたなでしこ。62分には川澄の左CKをニアに飛び込んだ菅澤が強烈なヘディングシュートで合わすが、これはわずかに枠の左。それでも、ようやくファーストシュートを放って勢い付くと、66分に川澄のミドルシュート、70分にはボックス内で菅澤と続けてフィニッシュのシーンを作り出す。
▽後半も半ばを過ぎると、試合の流れは完全になでしこへと傾く。前半に比べて岩渕や川澄、長谷川といった前線のプレーヤーのボールタッチが増え、個での仕掛けや連係での崩しも見られるようになる。その流れの中で長谷川や隅田にチャンスも相手守備に阻まれる。
▽その後、86分に川澄を下げて横山をピッチに送り出したなでしこは最後まで果敢にゴールを目指す。試合終了間際の92分には右サイド深くでボールを受けた岩渕が鋭いカットインでボックス内に持ち込んで左足を振り抜く。しかし、ニア上を狙ったシュートは相手GKの好守に阻まれ、劇的な決勝点とはならず。前後半で主導権が入れ替わる白熱の日韓戦はゴールレスドローで決着。勝ち点4で暫定首位をキープしたなでしこは、13日に行われるオーストラリアとのグループ最終節でW杯出場権獲得及びグループステージ突破を目指すことになった。
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